某鎮守府、夜ーー
◇敷地内・長官官舎の玄関前◇
ワフー「浮気者〜、is die〜♪ 信じてたのに〜、
〜奥様は魚雷管で手を軽く叩きながらビートを刻む〜
ドラム「これどういう状況? 軽くホラーなんだけど?」
スキャンプ「見たまんま、としか言いようがない……あたいはもう諦めた」
ドラム「あんたに言われてしかたなーく来てあげたのに、状況説明も不十分とかナメてんの?」オ?
スキャンプ「Admiralのせいだ」
ドラム「What? Admiralは今日、泊地本部で定例会議に行ったんだろ?」
スキャンプ「それが予定より早く終わって、同期たちで久々に飲みに行ったそうだ」
ドラム「……Uh-huh……つまりそういう店に行っちまったってワケか」
〜状況を察するドラム〜
ドラム「でも付き合いってならしゃーなくね?」
スキャンプ「あ」
ワフー「おい」
ドラム「ん?」
ワフー「もう一度言ってみろ」ゴゴゴゴゴ
ドラム「付き合いで行く分には裏切りでもなんでもないだろ? つか、それを知ってるってことはAdmiralからそうやって連絡があったんだろ?」
ワフー「連絡は大事だ」
ドラム「連絡寄越さず行ったならキレていいけど、連絡寄越したのにキレる意味があたいにはわかんねー」
スキャンプ「お前、もう喋るな」
ドラム「どーしてさ? だって連絡をしたなら付き合いで行くからっていうことなんだから、裏切りでもないだろ。それでお持ち帰りだなんだってなれば話は別だけどさ」
ワフー「そうかそうか。つまりお前はMeと同じ状況になっても平然としていられるんだな?」
ドラム「平然とってのは語弊があるけど、少なくともあんたのように感情的にはならないね」
ワフー「ほぅ……」
ドラム「そもそもさ」
ワフー「ん?」
ドラム「あんたのダンナがそういう店に行ったとして、どんな話をするか分かりきってるじゃん?」
ワフー「何?」
ドラム「あんたの自慢だよ。しかも聞いてて呆れるような甘ったるーい惚気話。あたいもそうだけど、艦隊のみんなはAdmiralからされるあんたの惚気話は飽き飽きしてるんだからね?」
ワフー「……そう、だったのか……////」テレリ
ドラム「その手の店のcastにAdmiralはあんたが如何に可愛いか、如何に美しいかばっか話してると思うんだー。聞かされてるcastが気の毒だよー」
ワフー「…………♡」ムフッ
ドラム「キモい笑い方すんな。てかそういうことだから、キレんな。連絡してる時点で裏切り行為じゃないんだから」
スキャンプ「そこはあたいもドラムと同意見だ。確かに愛する人がそういう店に行くのは心穏やかではないにしても、行く旨を伝えているならその気持ちを汲んでやるのも妻だとあたいは思う」
ワフー「…………了解した」
〜了承した奥様を見て、スキャンプたちは自分たちの宿舎へ戻って行った〜
ーーーーーー
それから少ししてーー
◇長官官舎・居間◇
提督「ただいま」
〜ほろ酔いで提督が帰宅〜
ワフー「……おかえり」
〜冷静に努めつつ返す奥様〜
提督「ああ、すまなかったな。お前を置いて、俺だけ酒盛りなんてして」
ワフー「いいさ。同期たちとの交流も大切だろう?」
提督「理解してくれて嬉しいよ。でも出来る事ならもう行きたくないな」
ワフー「Why?」
提督「みんな俺の話を聞いてくれないから」
ワフー「……How come?」
提督「口の中がジャムを放り込んだみたいに甘くなるからもう話すなって」
ワフー「……Wow♡」
提督「俺の好きなことや趣味を聞いてきたのはあっちなのに、話したらそうやって文句言った挙げ句には話すなって酷くないか?」
ワフー「そうだな♡」←ご満悦
提督「俺はただ自分の妻がどれだけ世界一か知ってほしいだけなのに……」
ワフー「そうかそうか♡」ニヘヘヘ
提督「てことで、俺はもう行かない」
ワフー「そうだな♡ 今後は普通の店に行こうと提案した方がいいな♡」
提督「ああ、そうするよ」
ワフー「いい心掛けだ♡」
ワフー「で、honeyはmeのどういうことをみんなに教えたかったんだ?♡」
提督「勿論、どれだけ俺が君を愛しているかだ。可愛さや美しさ、勇ましさに頼もしさ……全てだ」
ワフー「そうかそうかそうか〜♡」
提督「世界一素晴らしい女性だからな!」
ワフー「褒めても何も出ねーぞ♡」
提督「君が俺の側にいるだけでそれ以上の褒美はない」
ワフー「〜〜〜〜♡」ムギュー
提督「最高の気分だ」ナデナデ
ワフー(裏切り者とか言っていた過去の自分が愚かだった……honeyは最高の男だ♡ 絶対に離れてなんてやるもんか!♡)
こうしてワフーはより一層提督から離れず、夫婦はますます糖度が増したそうーー。
ワフー 完
Back stabber:スラング的な表現で「裏切り者」を意味します。
てことでワフー終わりです!
お粗末様でした!