奥様は艦娘! 艦これSS   作:室賀小史郎

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輸送艦第百一号がお嫁さん。

呼び方が分からないのでそのままにしてます。
また作中では『百一』で表記しています。


第百一号輸送艦とケッコンしました。

 

 鎮守府近辺の繁華街、昼―――

 

 ◇レストラン◇

 

百一「………………」

提督「緊張し過ぎだ」ニガワライ

 

 〜今日は二人のケッコン記念日なので、提督が第百一号輸送艦を連れてバイキングレストランへ連れてきた〜

 

百一「あの、本当にどれだけ食べても同じお値段しか取られませんか?」

提督「うん。さっきコースを頼んだだろ? このタッチパネル内からなら何をどれだけ飲み食いしても、コース料金しか取られないよ」

百一「な、なるほど……」

提督「ほらほら、時間無制限ではあるけど、品切れになることもあるから早く頼もう。お腹空いてるだろ?」

百一「は、はい……では、その、えっと……おにぎりとたくあん……いやここは贅沢にめざしを」

提督「取り敢えず丼飯にハンバーグ、エビフライ、牛ヒレステーキを頼むね」

百一「…………」

 

 〜第百一号輸送艦はまるで宇宙の猫みたいなポカン顔をしている〜

 

提督「飲み物はお茶でいい?」

百一「……はい」

提督「はい、これおしぼり」

百一「……ありがとうございます」

 

 〜そうこうしている間に頼んだ物がテーブルに並べられていった〜

 

百一「おぉ……!」キラキラ

提督「一年、あっという間だったな。また来年も俺たちの記念日を祝えるよう頑張ろう。愛してるよ、第百一号輸送艦」

百一「はい! 私も旦那様を心から愛しています!」

 

 〜すると周りから拍手が聞こえた〜

 

百一「え、あ、あれ? どうして?」

提督「いや、あれだけ大声なら聞こえるって」

百一「あ……うぅ……////」

 

 〜提督は拍手してくれた周りの人々に軽くお辞儀をし、妻に食事をするよう促した〜

 

百一「ど、どれから食べたらいいのか……」オロオロ

提督「好きな物からどうぞ」

百一「…………決められません」ガックリ

提督「ならステーキはどうだ? ほら、こんなに簡単にナイフで切れる」

 

 〜特製ステーキソースをつけて、提督は甲斐甲斐しくひと切れを妻の口へ〜

 

提督「ほら、あーん」

百一「あ〜……むっ、んんっ!?」

提督「美味しいか?」

百一「んっんっ!」コクコク

提督「噛まなくても蕩けていくだろ?」

百一「!」コクコクコクコク

 

 〜感動で首を激しく縦に振る妻を見て、提督は目を細めた〜

 

提督「同期たちに教えてもらった甲斐があるよ。あむ……うんっ、美味い!」

百一「あの、これ本当におかわり出来るんですか?」

提督「いくらでも出来るぞ」

百一「……おかわりほしいです////」

提督「了解。なら待ってる間に他の料理も楽しんでくれ」

百一「は、はい!」

 

 〜こうして夫婦は豪華なランチに舌鼓を打つのだった〜

 

 某公園、昼下り―――

 

 ◇噴水広場のベンチ◇

 

提督「いやぁ、美味しかったな。また今度予約して行こう」

百一「えぇ! だ、ダメですよ! せめて半年に一回……いえ、一年に一回とかで……」

提督「たまにの贅沢は悪いことじゃない。今は艦娘たちみんなのおかげでこうした生活が送れているんだから」

百一「でも……」

提督「確かにまだまだ深海棲艦との戦いは終わってないが、当初よりは以前の生活と変わらない生活水準に戻った。怠けるんじゃなくて、たまにはこうして英気を養ったって罰は当たらないさ」

百一「そう、ですね……」ニコッ

提督「それに俺たちのケッコン記念日なんだからどう過ごしたっていいだろ?」ナデナデ

百一「う……もう♡」テレリ

 

 〜提督の優しい言葉に返す言葉がなくなってしまう第百一号輸送艦〜

 

提督「記念日だから頑張って仕事を片付けた甲斐があった。こんなにゆっくり共に過ごせるんだからな」

百一「いつも忙しいですものね」ニガワライ

提督「まあ忙しい日常も嫌いではないんだけどな。でもこうしてゆっくり共に過ごせる時間があるのは幸せだろう? いつもは夜しかゆっくり過ごせないんだから」

百一「……私は夜もあまりゆっくり過ごしたことがないのですが……」

提督「あ、ごめんごめん。イチャイチャの間違いだな」

百一「イチャイチャ、なのでしょうか……?////」

提督「イチャイチャだろ。あれだけ俺にしがみついてきて――」

百一「わーわー!//// 言わないでください!////」

 

 〜夫婦の夜戦(意味深)は毎回提督の圧勝なのだ〜

 

提督「でもなんだかんだ言って、拒まないじゃん」ニヤニヤ

百一「それは……その……♡////」モジモジ

提督「毎回キスも強請ってくるし、いつも腰を脚でガッチリロックしてくるし」

百一「だ、だって……♡////」

提督「だって?」

百一「旦那様に求められると幸せですから……♡////」

提督「…………帰ろう」

百一「え?」

提督「急いで帰ろう」

百一「え、えっと……?」

提督「嫁が可愛過ぎて一刻も早く抱きたい」

百一「ひぇ……♡////」

提督「激しい記念日にしよう」ニコッ

百一「は、はい……♡////」

 

 その後、めちゃくちゃry―――。

 

             第百一号輸送艦 完




第百一号輸送艦終わりです!

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