奥様は艦娘! 艦これSS   作:室賀小史郎

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重巡洋艦タスカルーサがお嫁さん。

作中は『タス』で表記しています。


タスカルーサとケッコンしました。

 

 某鎮守府、夜―――

 

 ◇執務室◇

 

タス「ハニー、流石にもう切り上げないか?」

 

提督「いや待ってくれ。あと少しなんだ」

 

タス「……それは一時間前にも聞いたんだけどね?」

 

提督「いや、本当に。本当にあと少しなんだ」

 

タス「ちょっと化粧直し行ってくる」

 

提督「ん、いってら」

 

 ―――

 

タス「はぁ、本当に真面目。あたしじゃなかったらすぐに愛想尽かされるよ」プンプン

 

タス「でもま、これも惚れた弱みかな♡」

 

 〜タスカルーサは軽い足取りで執務室から離れていった〜

 

 そして―――

 

 ガチャリ

 

タス「ただいまー」

 

提督「りー(おかえりの意)」

 

タス「終わった?」

 

提督「……」

 

タス「夜食食べない? ホットサンド作ってきたよ」

 

提督「流石俺のヴィーナス……」

 

タス「あたしはハニーの奥様だよ♡」ニコッ

 

 〜提督はやっとペンを置いて、タスカルーサがいるソファーテーブルへ〜

 

タス「はい、どうぞ。火傷しないようにね。こっちはトマトレタスサラダとインスタントだけどコーンスープね」

提督「いただきます!」人

 

 サクッ

 

提督「うん! うまい!」

タス「ふふっ、簡単な物なのにハニーはいつも美味しそうに食べてくれるから、好き♡」

提督「本当にうまいからな! モグモグ……」

タス「♡」

提督「ん? これは妙に甘いな……」

タス「ああ、今夜のはkitchinetteの冷蔵庫にある物でパッと作ったから……その甘いのはpuddingだね」

提督「へぇ、こうやってホットプレスサンドにするとフレンチトーストみたいになるのか」

タス「お口に合ったのならよかった♡ まああとのはいつものハムチーズとツナマヨとさっき食べたコンビーフエッグだけどね」

提督「十分だよ。ほら、ルー(愛称)も食べなよ」

タス「ああ、勿論だ」パクン

 

 ――――――

 

提督「ん〜、これでもうひと頑張り出来るな!」

タス「……ダメだ」

提督「え?」

 

 グイッ

 

 〜タスカルーサは提督の肩を強引に引っ張って、提督を膝枕した〜

 

提督「お、おい、まだ執務が……」

タス「明日やればいい。そもそもハニーはどうしてそんなに急いで執務をやりたがる?」

提督「そうすれば後々楽だから……」

タス「ウソだね」

提督「嘘じゃないって……」

タス「ならどうしていつも執務してるんだろうね? 今の執務を終わらせても、執務はなくならない。また次の執務が送られてくるだけだ」

提督「…………」

タス「少しくらい休んでも誰も何も言わない。その内ハニーの体が壊れてしまうよ。そうなったら、あたしはハニーを止めなかった自分を責める」

提督「……ルー」

タス「もういいだろ。十分やった。今日はお終い。ね?」

提督「……分かった」

タス「うん、偉い偉い♡」ナデナデ

 

 〜満面の笑みで提督の頭を撫でるタスカルーサ〜

 

タス「このまま眠っちゃってもいいからね?」

提督「いや、流石に眠ったりはしないよ」

タス「えー」

提督「なんで不満そうなの?」ニガワライ

タス「だって起きてたらまた仕事しそうなんだもん」

提督「…………」

タス「当たりだよね?」

提督「モウシゴトシナイヨ?」

タス「そんなわざとらしいカタコトで騙されるほど子どもじゃないんだよねー」

 

 〜タスカルーサは提督の頭を少し強めにぐりぐりする〜

 

提督「イタッ! やめてくれ!」

タス「あたしの膝枕を受けても仕事のこと考えてるハニーが悪いと思うなー」グリグリ

提督「しない! 今日はもう帰るから!」

タス「はじめからそう言えばいいのに……。ほらほら、だったら戸締まり確認して帰るよ?」

提督「あ、でもその前に少しだけ――」

タス「久々にグーでいこうか?」ニコニコ

提督「――なーんて、嘘だよ! 早く戸締まり確認して帰ろう!」

タス「ん、いい子いい子♡」ナデナデ

 

 〜その後二人は仲良く長官官舎へと引き上げた〜

 

 ◇長官官舎◇

 

タス「お風呂どうする?」

提督「遅いしシャワーで済ませる」

タス「ならあたしもー」

提督「じゃあ先どうぞ」

タス「やだ」

提督「なぜ?」

タス「あたしがシャワー浴びてる間に仕事しそうだから」

提督「なら俺が先に入ってくるよ」

タス「よろしい。あ、先に浴びたとしても仕事したらグーでいくよ。グーで」

提督「しませんとも」ニガワライ

 

 そして―――

 

タス「さっぱりしたー♪」

提督「おかえり。じゃあ髪乾かすよ」

タス「お願ーい♡」

 

 〜タスカルーサは提督に髪を乾かしてもらうが好き〜

 

提督「ほんと、いつ見ても綺麗な金髪だな」

タス「提督の髪だって綺麗な黒髪だよー♡」

提督「そりゃどうも」

タス「あたしもアイオワくらい長くしようかなー」

提督「ルーは伸ばしても短くしても似合うと思うよ」

タス「それはあたしがハニーの好みだからでしょ?♡」

提督「そりゃあね……」

タス「あはは、嬉しいなぁ♡」

 

タス「ねぇ、ハニー」

提督「んー?」

タス「これからもずっと愛してる♡」

提督「俺も愛してるよ」

タス「うん♡」

 

タス(You are an important person in my life♡)

訳)あなたはあたしの人生においてとても大切な存在だよ♡

 

 こうして夫婦の夜は穏やかに更けていった―――。

 

              タスカルーサ 完




タスカルーサ終わりです!

お粗末様でしたー!
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