ポタッ
ポタッ
「……ん、んんん……」
(なんだ……?)
ドドドドドドドドドドド!!!!!!……
(爆発か……)
パキン
(なんの音だ?)チラッ
…………
「あ゛あ゛っ、久々の外の空気だー」ボキボキ
「しっかしあれだなぁ、《永年》とか言ってる割に爆発で結界外れるってなんだよ……何年封印してたか知らねぇけども、」
(脆すぎるにも程があるだろうが……)
(しかし、何も無いな。)
見渡すと周り一面''焼け野原''であった。動植物の一切が無い、風景を作るものが土しかない。どうやらこの爆発はかなり大きなものらしい。少なくともこの爆発が''天然のものではない''と直感的に把握出来た。
振り返ると二つの石でできた大きな箱のようなものがあった。
「……とりあえず動こうか」スタスタ
…………
スタスタ……
「おっ、やっと草が生えてるところ見つけた。」
(ずっと歩いてきたからなぁ……、時間めっちゃたってるなぁ……)
「でも動物はいないのか……なんでだ?」
草木は生えているのに動物はいないなんてあきらかにおかしい。それも彼があの爆発が''天然のものではない''と思う理由の一つである。
(何が爆発した?あんな大規模な爆発…動植物がない…?燃えた…?ような……)
(こっちはまだ植物は……)
少なくとも植物が生えていれば草食動物の1匹はいてもおかしくはない。草木があるなら虫もいるはずだ。虫がいれば鳥が来るはずだ。その一切の動物がいないのだ。''そう思う''のは当然のことであると言える。
(つーか、あれ?俺空飛べたよな?)
今更後悔しても遅いのではないのか
…………
彼の身体に異変を感じたのは行動してから二日後のことであった。
(腹が減りすぎて……動けねぇ……)
彼はこれまで何も食べずに、何も飲まずに来ていた。
(くっそ、今までなんだったんだ……腹も減らなかったし、一体何が起こってるんだ……?)
(あ、やばい、意識、が……)
…………
彼女は彼が持つ''なにか''を感じた。それは遠くからでも確認できるほどであった。
…………
「……っ!」パチッ
「…………」キョロキョロ
「?」
(……どこ?)
(俺は、意識を失ってたのか……だが、俺が倒れた場所はこんなにふかふかではなかった。)
(さっきの腹の減り具合と倒れたところからして、まずふかふかの布団に寝ているわけがない。それとそもそもあそこに動物はいなかったではないか。人も例外ではなく……
……少年思考中……
(これらのことを考えると……もしかして)
「え?俺死んだn…」
「失礼するぞ」スーッ
「……」
(えええええー?人いるじゃーん?しかもちっちゃい、子供か?他にもいるのか?いやいや、そもそもさっきの柄にもなく俺の頭フル回転させた時間返して……)
「え、えっと?」
「安心せい、お主は死んどらんぞ。」
「あ、それはわかるんだけどね?」
「ん?だったらなんだと言うのじゃ?…ああ!そうかそうか!儂が持ってきたこの粥のことを言っておるのじゃな!?そうならそうと先に「そうじゃなくて!」むぅ、だったら一体なんなのじゃ!」
「えっと、君は誰かな?」
「ん?儂のことか?」
(いや、他に誰がいるんだよ)
「そうそう。あ、でもまだ''子供''だもんな。それなら家の人はいるかな?」
「……お主、今なんと言った?」
「え?いや、家の人は「その前じゃ!」子供だもんな?」
「儂は子供なんかじゃなーい!!!!」
「子供なんかじゃないのじゃ!!!!!!」ブンブン
「うお!落ち着けって、背伸びしたい気持ちはわかるけどs「うるさい!」ヒエェー……」
その後彼女を止めるために頭を撫でたらさらに怒ったのは言うまでもない。
少しだけ顔が赤くなってはいたが
…………
「儂の名は八条酔蓮《やじょう すいれん》じゃ。ここの山を統括しておる。」
「俺の名前は……」
「名前は?」
(あれ?な、なんだっけ……名前が思い出せない……?)
「え、えっとー……」
(めっちゃ見られてる!と、とりあえずなんか適当に言っておけば……
……脳内……
「あいつの名前は八条酔蓮っていったな、」
「できるだけ変な名前は避けて置くとして、」
「……思い浮かばないぞ!?」
「なんかを参考にしよう……」
「なら酔蓮の名前を参考にしよう!八条なら数字を変えよう……一条ならちょうど良さそうだな!そしたら一条にしておこう。酔蓮の蓮をとって、れん、れん、蓮舫?いやいや、2位じゃだめでしょ!そしたら……
蓮司、蓮司でいこう!!」
…………
「俺の名前は一条蓮司《いちじょう れんじ》だ、」
「一条……蓮司。ほう、いい名じゃな!ところで
なぜ一条のものがこの地におるのじゃ」
ズ ド ン ! ! !
(な、なんだ……いきなり空気が重く、)
「ち、ちょっt「なんてな」え?」
「一条のやつらならこの空気に耐えられずに逃げておるわ。なぜお主が一条の名など名乗っておるかは知らぬがまあ良い、ゆっくりしていくが良い。」スッ
スタスタ……
「な、なんだったんだ、あいつ」