SAO〜かけがえのないモノ〜   作:岡田たおか

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プロローグ

とある駅前、今話題沸騰中のゲームを運良く手に入れてから帰宅するところ騒がしくも鬱陶しい怒声に青年は囲まれていた。青年の名前は神崎 優。とある事情から児童養護施設で幼少期を過ごしていた青年だ、容姿端麗、運動センス抜群。しかし頭はそれほどよろしくはない

 

そんな彼が怒声を放つ男たちに囲まれている理由は簡単である。目にかかる前髪から見える鋭い目つき、肩にかかるほどの髪はさながら不良のようだ。そして、身長が高いから。そうただそれだけである

ボーッと立っているだけの優に一人の男が背中を蹴り飛ばす。しかし、優は少し前のめりになる程度で何もなかったかのように振り替える

 

「やんのかコラァ!」

 

優は心の中でボソッと呟く。やったのはお前だろうと

優はなんの初動もなく、右拳を男の顔に叩き込む。一撃で失神した男を仲間は呆然と見尽くす。ハッと正気に戻る男達は一斉に殴りかかるが、優はその一つ一つを冷静にかわし、時には防ぎながら周りの仲間を次々に打ち倒していく

5分程度で決着はついた

 

「あー・・・また、やっちまったよ」

 

優は苦笑いしながらその場から離れ家へと帰った

 

冷たい空気に満ち、しんと静まり帰った家に帰宅し。ベッドの用意された部屋に入る、出迎えてくれる人はいない

それが優のいつもの日常だ

 

「ったく。人にはやれって言ったくせに・・」

 

悪態をつき、友人のショックに潰されたような顔を思い出す。買うことのできなかった友人を哀れに思い譲ろうかと声をかけたが、お前の戦利品だー!と、後は理解不能な言葉を吐きながら走り去って行ったのだ。自他ともに認めるゲーム下手な優にとって普通のゲームなら持て余しそうだが、そのゲームはフルダイブとやらを実現させ、実際にゲームの世界に入り込めるという画期的な物らしい

 

流石の自分でもそれならできるだろうと、物置に投げ込む事はせず、今自室でゲームを装着しベッドに仰向けに寝ているのだ

 

あと、30秒

 

なぜだろう。何かに期待している自分がいる

両親を事故で無くし、この第一印象怖い奴というレッテルが貼られる外見から敬遠され、親しい友人も少なく。喧嘩の毎日が繰り返される退屈な日々

両親をなくしてからは、友人との間。というよりも人との間に距離を作るようになった、親しい人を失う恐怖が未だに離れないのだ

現実では無い世界。仮想空間、現実と架空の狭間にある世界

 

きっとこのSAOはそれを取り払う事のできる。新しい世界の扉なんだろう

 

気づけば優は笑っていた

 

ゲームでこんなに胸が踊る事があるだろうか。希望を抱き、言葉を口にする

 

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新しい扉が今、開かれた




どうも筆者の岡田田岡です。拙い文書ではありますが完走に向けて、なるべくはやく更新していきますので宜しくお願いいたします。
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