プリキュアオールスターズ 地球滅亡の危機と月の都を救え!   作:夢原光一

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第10話 救出と奪還

月光城・??階

 

その頃、フローラ達は、月光城に入って、豊姫が監禁されている部屋を探していたが、それらしい部屋はまだ見つかっていなかった。

 

スカーレット「全然、それらしい部屋がありませんね」

 

フローラ「おかしいな~。見張り兵が立っている部屋が監禁部屋のはずなのに、全然ないよ~」

 

フローラがそう言う。

 

トゥインクル「別に監禁されている部屋だからって、見張り兵がいるということはないわよフローラ」

 

マーメイド「そうよ。最新のサキュリティーなら入口のそばで見張り兵がいらないからね」

 

トゥインクルとマーメイドがそう言った時だった。

 

レイセン「あ!皆さん、隠れてください!」

 

レイセンがそう言うとフローラ達は、慌てて角に隠れた。

 

コツンコツンコツンコツン

 

足音がどんどん近づいてくる。

そして、フローラ達の前に現れたのは、あかつき兵2人だった。どうやら、見回りしているらしい。

 

あかつき兵A「なあ、どうして、こんなところを見回りする必要があるんだ?」

 

あかつき兵B「そう言うな。エリドリー様の命令だから」

 

あかつき兵A「まあ、いいけれど。それより、あの利用している女の姉の部屋、見張らなくっていいのか?」

 

あかつき兵B「心配するな。あの部屋には、窓はないし、それに扉は頑丈だ。内側から出ることは不可能だし、外側はパスワードも必要だからね」

 

あかつき兵A「そういえば、そうだったな。それより、パスワードって、なんだったけ?」

 

あかつき兵B「お前と言う奴は・・・。パスワードは「Defeat yukari」だぜ」

 

あかつき兵A「あ、そうだったそうだった。これで、あとで食事を持っていく時にパスワードが打てるぜ」

 

あかつき兵B「まったく・・・。さあ、早く終えたら、この階の赤い扉にいるあの姉のところに食事を持っていくぞ」

 

そう言うとあかつき兵は、去って行った。

 

フローラ「今の話、聞いた?」

 

トゥィンクル「聞いた聞いた。親切に部屋の場所やパスワードまで教えてくれたわ」

 

スカーレット「じゃあ、その部屋を探しに行きましょう」

 

レイセン「はい!」

 

そう言って、フローラ達は、その部屋を探しに行く。

 

マーメイド「(さっき兵達が行っていたパスワード。ローマ字読みしていたけれど、英語読みすると「Defeat yukari」。ゆかり倒す?どういう意味かしら?)」

 

マーメイドが心の中でそう言う。

 

トゥィンクル「マーメイド。どうしたの?」

 

マーメイド「なんでもないわ。さあ、豊姫のいる部屋を探しましょう」

 

そう言うとマーメイドは、考えるのをやめて、部屋を探しに行く。

そして、数分後。その赤い部屋にフローラ達が到着する。

 

スカーレット「ここですわね」

 

トゥインクル「そうだね。で、パスワードを入れる機械は、何処かな?」

 

フローラ「これじゃあないですか?」

 

フローラがそう言う。

そこに入力ボタンがあった。これは、間違いなくパスワードを入れるものである。

 

マーメイド「じゃあ、早速打ち込みましょう」

 

マーメイドがそう言うと、パスワードを打ち始める。

 

「Defeat yukari」

 

ピンポーン

 

「パスワード解除しました」

 

音声がそう言う

 

フローラ「開いたわ」

 

トゥィンクル「とりあえず、中へ入ろう」

 

そう言うとフローラ達は、部屋の中へ入る。

そこに、腰ほどもある長さの金髪で、帽子をかぶっている女性の姿があった。

 

レイセン「と、豊姫様!」

 

レイセンがそう言う。

そう彼女こそ人質になられていた豊姫である。

 

豊姫「あ、レイセン!?」

 

レイセン「豊姫様!ご無事で何よりです!」

 

レイセンが抱き着きながらそう言う。

 

豊姫「レイセン。あなたは、一体どうやって来たのです?」

 

レイセン「この方々のおかげで、ここまで来られたんです」

 

レイセンがそう言う。

豊姫は、レイセンの後ろに控えているフローラ達を見た。

 

豊姫「あなた達は?」

 

フローラ「は、初めまして!わ、私!プリンセスプリキュアの、きゅ、キュアフローラと言います!」

 

マーメイド「キュアマーメイドと申します」

 

トゥインクル「キュアトゥインクルです」

 

スカーレット「キュアスカーレットと申しますわ」

 

フローラ達が豊姫にそう挨拶する。

 

豊姫「プリキュア・・・。あの伝説の戦士?」

 

スカーレット「そうです」

 

豊姫「そう。宇宙で戦っている姿を何回か見たけれど、こうして対面するの初めてね」

 

豊姫がそう言う。

 

フローラ「これで、豊姫さんを助け出したから、あとは妹さんの方だけね」

 

豊姫「依姫も助けてくれるの?」

 

マーメイド「はい!私達は、プリキュアです。困ったことは、見て見ぬふりはしませんから」

 

マーメイドがそう言う。

 

豊姫「なら、お願いするわ。私が助け出すことが出来たなら、依姫を縛るものはないわ」

 

スカーレット「で、肝心な依姫は何処にいるのかしら?」

 

豊姫「依姫なら、多分あのあかつきとか言う奴のそばにいると思うわ。そして、奴らは、最上階手前の階にいると思うわ」

 

豊姫がそう言う。

 

レイセン「豊姫様は、どうなさるのてすか?」

 

豊姫「私も依姫を助けに行きたいのですが、それはプリキュアがやってくれますし、私は、都にいる玉兎達を助けに行きます」

 

フローラ「捕まっている玉兎をですか?」

 

豊姫「ええ。玉兎達を解放すれば、敵の兵隊を足止めできます。玉兎は、これでも月の兵隊ですから」

 

豊姫がそう言う。

 

トゥインクル「それじゃあ、早速その階へレッツゴー!」

 

そう言うとトゥインクル達は、その階を目指して向かった。

 

豊姫「レイセン。あなたは、プリキュアのそばでサポートしてください」

 

レイセン「さ、サポートですか?でも、プリキュアなら私のサポートなどいらないはず・・・」

 

豊姫「確かにね。けれど、彼女達は、手を汚すことはけしてしないでしょう。その時は、レイセン。あなたが、敵兵を殺(や)ってください」

 

レイセン「わかりました豊姫様!」

 

レイセンは、そう返事するとフローラ達のあとを追っていった。

 

豊姫「さて、私も行きますか。こんな仕打ちをしたのですから、倍にして返してあげますよ♪」

 

そう言うと豊姫は、瞬時に消えたのであった。

 

 

 

 

その頃、ホワイト達は、岩だらけの場所を通り、無事に都の付近まで戻ってこられた。

 

ホワイト「ようやく、着いたわ」

 

ハート「でも、ここからだよね。問題は」

 

ハートがそう言う。

 

フォーチュン「ええ。ここから、武装兵士との戦いが始まるわ」

 

ブロッサム「でも、私達は決して人を殺めたりはしません!」

 

マリン「そうよ!それが、プリキュアの精神よ!」

 

マリンがそう言う。

 

ラブリー「みんな、行くよ」

 

19人「おーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

 

そう叫ぶとホワイト達は、都へ再び進撃を始めた。

 

 

 

 

アールドール「えええい!まだ、プリキュアは見つからないのか!」

 

アールドールがイライラしながらそう言う。

 

指令兵A「は、はい!兵士達が懸命に捜索するも、罠にかかる一方とのこと!このままでは、兵士の被害拡大が予想されます」

 

指令兵がそう言う。

 

アールドール「奴らは、諦めない精神の持ち主だ!プリキュア達の態勢が立て直す前に、一気に仕留めないといけないければ・・・」

 

アールドールがそう言った時だった。

 

 

ドカーーーーーーン

 

 

アールドール「なんだ!今の音は!」

 

指令兵B「アールドール様、大変です!都の近郊付近にプリキュアの攻撃と思われる反応が!」

 

アールドール「なんだと!?」

 

 

 

 

月の都・近郊付近

 

ハート「ハートダイナマイト!」

 

ブロッサム「ブロッサムインパクト!」

 

あかつき兵達「うわわわわわ!!!!!」

 

ハート、ブロッサムの攻撃にやられるあかつき兵達。

 

サンシャイン「さっきより手薄だわ」

 

ムーンライト「どうやら、兵士達は、まだ森の方ね。その兵士が戻ってくる前に、私達は、一気に都内部へ進むわよ」

 

ラブリー「了解です、ムーンライト!」

 

エース「流石、プリキュア最年長ですわ」

 

そう言うとホワイト達は、都の方面へと進む。

 

 

 

 

指令兵C「守備に就いていた兵士らが全員戦闘不能にされました!」

 

指令兵がそう言う。

 

アールドール「森にいる兵士らを速やかに呼び戻せ!それと、捜索隊に駆り出した兵士が戻るまで、城にいる兵士らで、足止めをして、時間を稼ぐんだ!」

 

指令兵C「りょ、了解しました!」

 

アールドール「それで、今プリキュアの位置は!」

 

指令兵A「はい。プリキュア達20名は、現在都の方面へ進んでいるとのことです」

 

アールドール「20名だと!?奴らは、41人のはずだ!」

 

指令兵B「確かにその通りです。しかし、先ほど負傷に追い込んだ17名との報告を受けていますので、人数的には・・・」

 

アールドール「そのメンバーを外しても、37人だ!あと4人は、何処へ行った!」

 

指令兵B「そう言われましても、プリキュアは人数が多いので、誰がいなくなったかは、わからないので・・・」

 

指令兵がそう言う。

 

あかつき兵A「アールドール様、大変です!」

 

そこに兵士が入って来た。

 

アールドール「どうした!」

 

あかつき兵A「先ほど、監禁されていた豊姫が脱走しました!」

 

アールドール「何、豊姫が脱走しただと?!」

 

あかつき兵A「はい。で、監禁されていた部屋に赤い髪の毛が落ちていたと・・・」

 

アールドール「赤い毛だと!?」

 

アールドールがそう言う。

そして、モニターを見ると、そこにパッションとエースが映っていた。

 

アールドール「そうか!豊姫を助け出したのは、プリンセスプリキュアの連中だな!」

 

指令兵B「え、プリンセスプリキュア?!」

 

アールドール「赤いプリキュアは、キュアエース、キュアパッション、キュアスカーレットだ。それで、今はパッションとエースはあそこにいる。そして、先ほどからプリンセスプリキュアの姿を見た奴はいない。だから、豊姫を助けたのは、プリンセスプリキュアと言うことになる」

 

アールドールがそう言う。

 

指令兵C「流石、アールドール様。賢将と呼ばれる司令官です!」

 

指令兵がそう言う。

 

アールドール「なら、森にいる兵の半分を速やかに月光城へ向かわせろ。そして、このことを陛下に報告するだ!」

 

アールドールがそう指示を出した時だった。

 

あかつき兵B「アールドール様!一大事です!牢屋に入れられていた玉兎兵らが脱走、武装をして、宮殿内で暴れています!」

 

アールドール「な、なんだと!?」

 

 

 

 

月の宮殿・牢屋

 

ここは、宮殿の地下にいる牢屋。そこには、たくさんの玉兎達が捕らえられていた。

強制労働されて、ボロボロで、目が死んでいる者もいた。

そんな時だった。

 

「やっぱり、ここに閉じ込めれていたね」

 

牢屋の近くで女性の声がする。

 

玉兎A「と、豊姫様!?」

 

玉兎の声に他の玉兎も反応する。

 

豊姫「今、助けるからね♪」

 

そう言うと豊姫は、扇子で牢屋のカギを壊す。

 

玉兎B「ありがとうございます豊姫様!」

 

玉兎C「ご無事で何よりです豊姫様!」

 

玉兎達がそう言う。

 

豊姫「そんなことないわ。私は、プリキュアに助けられて、今ここにいるのよ」

 

玉兎A「ぷ、プリキュアですか!」

 

玉兎C「プリキュアって、あのプリキュアですよね」

 

玉兎D「プリキュアが助けに来た!」

 

玉兎E「僕達もプリキュアに負けてられないわ!」

 

玉兎達がそう言う。

 

豊姫「さあ、みんな。武器を取って、月の都を奪い返すわよ!」

 

玉兎達「おーーーーーー!!!!!!!!!!!!!!!」

 

玉兎達は、プリキュアという言葉に触発されて、豊姫が持ってきた武器を持って、あかつき兵を襲い始めた。突然のことにあかつき兵は、抵抗もできず、殺されていった。

 

 

 

 

アールドール「く・・・。豊姫の仕業だな!」

 

アールドールは、苦々しい顔をしながらそう言う。

 

あかつき兵A「このままでは、持ちませんし、いずれ玉兎らがここにも攻めてきます」

 

指令兵B「それだけではなく、月光城にあるロケットの作業に当たっている玉兎達が知ったら、ロケットを破壊されてしまいます!」

 

指令兵C「それに、月光城に兵を向ける状況ではありません!そんなことをすれば、玉兎達はおろかプリキュアの両方面から攻められて、我々はお陀仏です!」

 

指令兵達がそう言う。

 

アールドール「く・・・。仕方がない、苦渋の決断だが、陛下に報告し、指示をもらおう」

 

アールドールがそう言うとあかつきに連絡を取った。

 

 

 

月光城・最上階手前の階

 

あかつきは、地球が見える位置で見ていた。

 

あかつき「もうすぐだ。もうすぐで、地球では核戦争が起きる。そして、疲弊した人類らの抵抗もなく、世界を統一できる。そのためには、依姫。君のその力が必要さ。安心しな、仕事を終えたら月の都から撤退する、そして、お前の姉を解放してやろう」

 

依姫「・・・・・」

 

あかつきの問いに依姫は何も答えずにらむだけだった。

そんな時だった。

 

エリドリー「陛下。ちょっと、こっちへ来てください」

 

エリドリーが冷静さを装いながら、あかつきを依姫が聞こえない位置まで移動する。

 

エリドリー「陛下、緊急事態が発生しました!プリンセスプリキュアが月光城内に進入し、豊姫を解放されまして、その豊姫が玉兎らを解放して、あかつき兵が射殺されてしまい、アールドールも八方塞がりな状況です」

 

小声でそう言うエリドリー。

 

あかつき「では、都内に侵入したプリキュアは・・・」

 

エリドリー「はい。完全な囮です。しかも、陽動らしく・・・」

 

あかつき「なめられたものだ。しかし、となるとこのままじゃあ、まずいな。豊姫が解放されたと知れば、依姫が・・・」

 

エリドリー「ええ。ですから、陛下。プリンセスプリキュアの連中を何とかしなければ、状況がまずいです」

 

あかつき「なら、都にいる兵は、全力でプリキュアと玉兎らを射殺、鎮圧させろとそう命じろ」

 

エリドリー「わかりました。しかし、そうなるとプリンセスプリキュア4人組は・・・」

 

あかつき「プリンセスプリキュアなら、カメレオン部隊を出して、射殺するように命じろ」

 

エリドリー「か、カメレオンですか!?」

 

あかつき「そうだ。奴らなら、確実に4人の息の根を止めてくれる。それに、プリキュアだ。兵は、けして殺すことはない。態勢を立て直すことも確実にできる」

 

あかつきがそう言う。

 

エリドリー「わかりました。そのように通達しておきます」

 

そう言うとエリドリーは、去って行った。

 

あかつき「(姉をうまく救出したようが、妹の方は無理だなプリンセスプリキュア。お前達は、カメレオン部隊によって、殺される運命だからな。アハハハハハハハハ)」

 

心の中でそう言うあかつきだった。




東方縁起図鑑

綿月豊姫(読み:わたつきのとよひめ) CV:小林眞紀(ふし幻)

月の都の防衛と地上の監視などを請け負う「月の使者」のリーダーの一人であり、依姫の姉。
主に、地上から「神隠し」的に月の都に迷い込んだ生き物を能力を用いて地上に帰したり、月の使者の地上と月の行き来を担ったり、月に蔓延る穢れを感知したりする役目である。ただ普段はやる事がない。その為、普段は桃を食べたり本を読んだり、玉兎達に面白い話をしたり桃やお菓子を依姫に内緒で差し入れたりと自由気ままに過ごしているようだ。その代わり、天性の運と中々の頭の回転や学を持ち、有事にはそれらを活かして活動する。また、森を一瞬で素粒子レベルで浄化する風を起こす扇子を所持しているが、使ったことは1度もない。また、天真爛漫な性格で、見た目とは裏腹にかなりお転婆。こんな性格だが、永琳の師匠であり尊敬していて、教えをきちんと守っている。
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