プリキュアオールスターズ 地球滅亡の危機と月の都を救え! 作:夢原光一
フローラ達が、依姫を助けるために月光城を登っている頃。
ホワイト達は、宮殿内に残っていたあかつき兵と市街戦を繰り広げていた。
あかつき隊長「撃て、休むまず撃ち続けろ!」
あかつき軍の隊長がそう言いながら機関銃、ライフル、バルカン砲などをプリキュアに向けて撃ち続けていた。
ブロッサム「なかなか、攻撃できないです」
ムーンライト「下手に攻撃すれば、銃弾の餌食ね」
ムーンライトがそう言う。
ホワイト「けれど、このまま留まっていたら、森にいた兵士達が戻ってくるのも時間の問題よ」
フォーチュン「それだけは、何とか避けながら、宮殿内に・・・」
フォーチュンがそう言った時だった。
ビュー
ドカーーーン
ドカーーーン
ドカーーーーン
あかつき兵達「うわわわわわわわわわわわ!!!!!!!!!!!!!!!」
突然の爆音が起きると同時に、あかつき兵の数十名が吹き飛んだ。
あかつき副隊長「な、何事だ!」
あかつき兵B「た、隊長!月面戦車が・・・」
あかつき隊長A「なんだと!?」
あかつき軍の隊長が驚いてそう言う。
マリン「今の、爆発音なんなの!」
遠くにいたプリキュア達は、何が起きたのかさっぱりわからない。
その時、プリキュアの視覚から戦車が登場する。
リズム「あ、あの戦車は、あの時の!」
リズムがそう言う。
ビューティ「けれど、あの時と様子がおかしいですわ」
ダイヤモンド「そうね。向こうの兵隊達が、慌てている感じね」
ビューティとダイヤモンドがそう言ったその時。
戦車の後ろからウサミミの銃剣を持った女性達が姿を現した。
ダーン
ダーン
ダーン
ダーン
ダーン
あかつき兵A「ぎゃあ!」
あかつき兵B「うわ!?」
あかつき兵D「ぎゃ!」
あかつき兵E「あ!」
あかつき兵F「うぎゃあ!?」
ウサミミの女性達が撃った銃弾が兵士らを射殺していく。
あかつき副隊長「こら、撃ち返すんだ!」
副隊長がそう言うとあかつき兵らは、撃つがウサミミの女性達がすぐに戦車の後ろに隠れる。
ブロッサム「とうなっているのですか一体?」
サンシャイン「わからないわ」
フォーチュン「ただ、わかったことは、ただ1つ。あのウサミミの子達は、あかつきの敵ってことだけね」
フォーチュンがそう言う。
あかつき隊長「く、玉兎らが、ここまで武装するとは予想外だ・・・。あの戦車の後ろにいる随伴兵を何とかしろ!」
あかつき兵C「と言いましても隊長。我々には、対戦車兵器は保有していません!それに、向こうには、プリキュアがいます。二方面からの攻撃を防ぐのは無理です!」
あかつき隊長「前門に虎、後門に狼か・・・。仕方がない、この場は、一旦後退する!全軍、速やかに後退だ、急げ!」
隊長の命令に兵士らは、速やかに後退するが、ウサミミらは、戦車の後ろから攻撃し、あかつき兵の何名かを射殺した。
ホワイト「敵が引いたわ」
アクア「それより、あの子たち。レイセンと同じウサミミをした子達だわ」
ミント「そういえば、そうね」
パッション「味方だといいのだけれど・・・」
パッションがそう言う。
すると、ウサミミの子達のうち、1人がプリキュアに気づく。
「そこにいるのは、誰ですか!」
銃をホワイト達の方に向ける。
マリン「あ、いや、あたし達、怪しい者じゃないです!」
マリンがそう言う。
「怪しい。ますます、怪しいです」
ウサミミ達から、さらに疑いをもたれるホワイト達。
ブロッサム「い、一体、どうしたら・・・」
ブロッサムは、誤解を解こうと考える。
すると・・・。
「銃を下ろしなさい。その子達は、敵じゃなく私達の味方よ」
ウサミミの前に突如、腰ほどもある長さの金髪の女性が現れた。
「豊姫様!」
ウサミミの女性がそう言う。
サンシャイン「え!豊姫!」
ラブリー「もしかして、綿月豊姫さんですか?」
豊姫「ええ、そうですよ。プリキュアの皆さん」
豊姫がそう答える。
「え、プリキュア!?」
「プリキュアって、あの伝説の戦士!」
「この人達がですか!」
「これは、大変失礼しました!」
ウサミミ達がそう言う。
豊姫「玉兎のみんな。急いで、敵を追うのよ♪無理せずに、ケガをしない程度にね♪」
「りょ、了解しました豊姫様!」
そう言うとウサミミの女性達――玉兎達は、あかつき兵を追っていった。
ラブリー「豊姫さんがここにいるってことは、フローラ達がやってくれたのね」
ブロッサム「よかったです」
ラブリーとブロッサムがそう言う。
パッション「それより、あのウサミミの人達だけを行かせていいのですか?」
豊姫「彼女たちは、玉兎よ。玉兎は、この月の都を守る兵隊よ。よくサボるけれど、相手が強敵でない限り、倒れることはないわ。それに、敵兵も射殺してくれるしね」
豊姫がそう言う。
サンシャイン「射殺って、そんな簡単に人の命を――」
豊姫「言いましたよね。彼女達は、兵隊と。兵隊は、都を守るのが使命なの。抵抗する敵は、射殺していく。それは、地上の連中とさほど変わらないわ。綺麗事で何でも片付けようとしないのよプリキュア」
豊姫がそう言う。
ラブリー「綺麗事・・・ですか・・・」
マリン「あんたも永琳と同じことを言うのね」
マリンがそう言う。
豊姫「ん?永琳?」
豊姫がマリンの言った言葉に反応する。
ブロッサム「ま、マリン!」
マリン「あ!」
マリンは、慌てて口を塞ぐ。
豊姫「永琳って、八意永琳のことかしら?」
ソード「あ、いや、その・・・」
豊姫「心配しないで、師匠を捕まえたりしないから」
ダイヤモンド「それって、どういう意味ですか?」
ダイヤモンドがそうたずねる。
豊姫「八意永琳様は、私の師匠であり尊敬する人でもあるの。それに、師匠のの言葉や教えは非常に大事にしているの。それに、時々師匠のところに遊びに行くから」
豊姫がそう言う。
ラブリー「そ、そうなんですか・・・」
豊姫「ええ。それで、師匠は何処に?」
ハート「永琳さんなら、サグメさんの家で、私達の仲間を治療しています」
豊姫「そう」
豊姫が安堵した顔をする。
豊姫「さて、プリキュアの皆さん。これからどうします?」
ホワイト「私達は、これまで通りあかつきを倒しに向かいます」
豊姫「そう。なら、前線は、玉兎に任せて、あなた達は、森の方から来る敵兵を防いでくれるかしら?挟み撃ちにされることを避けたいから」
豊姫がそう言う。
ムーンライト「つまり、後ろから来る敵兵を私達が抑えているうちに、前線の兵士である玉兎達が宮殿を奪還、制圧ということかしら?」
豊姫「ええ。お願いできるかしら?」
ホワイト「わかりました。後ろの兵達は、任せてください」
豊姫「よかったわ、話がわかるプリキュアで」
豊姫がそう言う。
フォーチュン「二兎を追う者は一兎をも得ずって、ことわざがありますから」
ハート「そうだね。欲を張ると、得るものはないしね」
豊姫「じゃあ、お願いするわ。私は、前線の方に行くから、あとはよろしくね♪」
そう言い残すと豊姫は、前線の方へ向かった。
マリン「ムーンライト。本当に良かったのこれで?」
ムーンライト「いいのよ。都を取り戻したい月に住む人達がああいうんだから」
ビューティ「それに、プロの戦闘は、プロに任した方がいいかもしれせんわ。皮肉ですが・・・」
ダイヤモンド「そうだね」
ムーンライト、ビューティ、ダイヤモンドがそう言う。
ラブリー「それじゃあ、後方から攻めて来る敵兵を抑えに行きましょう」
サンシャイン「ええ」
ブロッサム「はい!」
そう言って、ホワイト達は、後方から攻めて来る敵を抑えにいった。
■
サグメの屋敷・治療室(仮)
みゆき「え!輝夜さんがあのかぐや姫の!?」
輝夜「そうよ。あの時は、本当に愉快だったわ~。私に嫁にしたいと申す貴族がわんさかいたわ」
輝夜がそう言う。
なぎさ「まさか、かぐや姫が輝夜さんだったとは・・・」
祈里「驚きました」
なぎさと祈里がそう言う。
ラブ「そういえば、輝夜さんは、たくさんの貴族にの人達に無理難題を押し付けたんですよね。なんで、そんな無理難題を出したんですか?」
輝夜「そうね~、かなり私に求婚をしつこく求めて来てね。それで、嫌気がさして、無理難題を出して、諦めさせようとしたのよ」
美希「けど、求婚を求めた5人は、その無理難題を達成しようとした」
輝夜「そうよ。笑っちゃうわよね、実在しないものを探そうだなんて。でも、一番面白かったのは、藤原不比等っていう男ね」
輝夜がクスクスと笑いをしながらそう言う。
ゆうこ「あ、その人なら知っているわ。確か、蓬莱の玉の枝だったわね」
舞「で、藤原不比等は、職人達に蓬莱の玉の枝を大金つぎ込んで作らせて、提出したんですよね」
輝夜「そうよ。あの時は、贋作と見抜けなかったわ。そのせいで、一度は結婚を承諾せざるを得なかったわ。私、あの男のことあまり好きになれかたっしね。どうやって、断ろうか昆明したわ」
みゆき「でも、確か職人達が押し掛けて来て、それが偽物だと分かったんですよね」
輝夜「そうそう。それで、断る口実が出来て、もう嬉しくってたまんなかったわ。で、作った職人達に私は褒美を与えたわ。ところが、あの男は、職人達を殺してしまったわ。自業自得のなのに、逆上するなんて、ホント最低な男だわ」
輝夜がそう言う。
それほど嫌いな男だったんだろうと、なぎさ達はそう思った。
輝夜「ちなみに、あの男の娘は、幻想郷で今でも生きて暮らしているわ」
美希「え!?藤原不比等の娘が!」
のぞみ「なんで!なんで!その娘さんは、妖怪!それとも宇宙人なの!」
のぞみがそう言う。
輝夜「フフ、何を言っているのかしら?私は、逃亡前に不老不死の薬をある人に渡したわ。その薬が、あの男の娘に渡って、それを飲んで、今も生きているのよ」
輝夜がそう言う。
咲「そ、そうナリか・・・」
うらら「ビックリしました」
舞「ちなみに、その娘さんの名前って何て言うんですか?」
輝夜「藤原妹紅よ。あいつは、父親に恥をかかせたことを妬んで、薬を飲んだのよ。今でも、よく死ぬほど戦うけれど、不死身だから無意味なんだけどね」
輝夜がそう言う。
輝夜「あ、そうだ。おとぎ話で、もう1つあるわ。あなた達は、瑞江浦嶋子って知っているかしら?」
輝夜がそう言うとなぎさ達は、首を横に振る。
輝夜「この子は、浦島太郎と言うおとぎ話に出てきたモデルとなった子よ」
みゆき「え!浦島太郎って、実在して、しかも女の人だったんですか!」
輝夜「ええ。何処で、ねじ曲がったかは、知らないけれど。ちなみに、月の都の存在を隠すために、豊姫が竜宮城と教えたわ」
ひめ「そうなんだ・・・」
輝夜「その子は、月の都にかなり興味を持ったらしく、豊姫自身も地上人に興味を持って、永琳に内緒で匿ったのよ。で、3年ほどして、浦嶋子が帰りたいと言い出し、豊姫はかなり悩んだらしいわ。で、永琳に全て打ち明けて話した。で、永琳は何って答えたかと思う?永琳は即断で「殺すのが良い」って言ったわ。それもそうよね。話を聞いた地上人が竜宮城、つまり月の都の存在に興味を持つ事を危惧したんだろうね」
輝夜が他人事のようにそう言う。
輝夜「でも、豊姫が、自分が匿ったせいもある事から豊姫がそれ以外の方法を求め、永琳が「300年の冷凍睡眠の後、玉手箱を持たせて地上に帰す」事を提案して、300年後に冷凍睡眠から目覚めさせられて地上に帰らされたが、周りに知る者の居ない悲しみから開けてはいけないと言われていた玉手箱をすぐに開け、中に入っていた物質の影響で老人になったって、言う話よ。これが、浦島太郎の本当の真実よ」
やよい「そうだったんですか・・・」
響「知っていたおとぎ話の裏にそんな真実があったなんて・・・」
やよいと響がそう言った時だった。
「ただいま戻りました姫様~」
治療室にうどんげが入って来た。見るとうどんげがすごくボロボロな格好になっていた。
エレン「うどんげさん!どうしたのですかその恰好は!」
うどんげ「あ、いや、これは、いろいろとあって・・・」
うどんげがどう話そうか迷う。
永琳「あら、優曇華。帰って来たのね」
そこに永琳が現れる。
輝夜「その恰好と言うことは、結構派手にやられたのねイナバ」
永琳「で、ちゃんと言われた通りやって来たわよ優曇華?」
うどんげ「もう、師匠も姫様も他人事のように言わないでくださいよ。こっちは、命がけだったのに・・・」
うどんげがそう言う。
りん「命がけ?それは、どういう意味ですか?」
永琳「実は、優曇華にはあることをしてもらったのさ」
響「あること?」
永琳「話すと、長くなるけれど・・・」
■
宮殿・仮指令室
アールドール「これは、一体どうなっている!兵士が同士討ちを始めるなんて!」
指令兵A「私に言われても困りますアールドール様」
指令兵B「報告では、突如兵士達がご乱心となり、同士討ちを始めたと・・・」
指令兵がそう言う。
アールドール「兵士達の同士討ちで、多数の死傷者を出して、都へ戻る兵数が予想より減ってしまったではないか!何故、こんな大誤算が生じたんだ!!!!!」
怒りをあらわにするアールドールだった。
■
サグメの屋敷・治療室(仮)
響「狂気を操る程度の能力?」
永琳「そうよ。で、優曇華にその能力を使って、兵士達の狂気を操り、兵士達の一部を混乱させて、同士討ちにさせるのよ。そうすれば、敵兵に多数の死傷者が出るし、都に戻る兵力や士気も格段と落ちる。そうなれば、玉兎達やプリキュアが一段と都を奪還しやすくなるわ」
永琳がそう言う。
うらら「でも、うどんげさんに万一なことがあったら、どうする気だったんですか!」
永琳「それはないわ。私は、優曇華のことを信頼ているし、私の医術があれば腕や足を失っても再生させることもできるしね」
永琳がそう言う。
なぎさ「そ、そんなことで来ちゃうの!」
輝夜「できるわ。少なくともこの世で、こんな芸当ができるのは永琳だけよ」
輝夜がそう言う。
祈里「将来医者や獣医になりたい私とかれんさん、六花さん、みなみさんが聞いたら、弟子に志願しそうです」
永琳「ふふ。でも、地上の子達が私の医術を取得できるかは、難しいだろうね」
永琳がそう言うのであった。
■
月の都・某所
「結構、反転交戦しているわね」
女性がこの戦いを傍観していた。
「でも、あの男の野望は決して打ち砕く決定打には、もう少し時間がかかるだろうね。まずは・・・」
女性は、カラス数匹を召還するとあるものをくわえさせて、飛ばした。
「フフ。これで、あかつき軍団の土台を崩さるでしょうね。あとは、けど、やっぱり、あの男を倒さなければ、何も意味がないわ。もう少し、傍観する必要があるわね。フフフ」
女性はクスクスと笑いながらそう言うのであった・・・。
東方縁起図鑑
蓬莱山輝夜 (読み:ほうらいさんかぐや) CV:桜咲千依(ふし幻)
永遠亭に隠れ住んでいる月人。元々は、月の都のお姫様だったが、禁忌とされる蓬莱の薬を飲んで不老不死になってしまい、その罰として処刑されるが、不死のため処刑が出来ないと判ると地上への流刑となった。また、おとぎ話のかぐや姫は、輝夜本人で、地上に流刑されたあと、かぐや姫の話通りの生活を過ごす。しかし、月へ帰るところだけは、話が違い、永琳とともに使者を殺して、逃亡し、迷いの竹林に隠れのであった。
性格は人見知りせず、天真爛漫。また、好奇心は旺盛であるが、ゲームやパソコンなどとやっているため、ニートと呼ばれている。
ちなみに、藤原妹紅とは、ケンカするほど仲がいいらしい。