プリキュアオールスターズ 地球滅亡の危機と月の都を救え!   作:夢原光一

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今回で、物語がクライマックスです。


第15話 一騎打ちと百鬼夜行

あかつきを追いかけたフローラは、穢れの浄化装置が置いてある最上階へたどり着いた。

 

フローラ「ここが、浄化装置がある最上階だよね」

 

フローラが階段を登り切った後、周りを見渡すと、部屋の中央部分に玉らしいものを見つける。

 

フローラ「あれが、もしかして、暴走寸前で、人々を失踪の原因となった浄化装置。これを壊せば、全てが終わるのね」

 

フローラが意気込んで、クリスタルプリンセスロッドを玉に向けた。

 

「おっと、キュアフローラ。それを壊してもらっちゃあ困るわね~」

 

柱の影から、フローラに向けて銃を構えるあかつきの姿が現れた。

 

フローラ「あかつき!」

 

あかつき「どうやら、あんた1人だけのようだな」

 

フローラ「あかつき!ロケットも打ち上げる計画も阻止したわ!もう、これ以上の悪あがきはよしなさい!」

 

あかつき「悪あがき?アハハハハハハ、何を言うか、キュアフローラ。ワシは、まだ諦めておらん」

 

フローラ「だ、だけれど、ロケットは・・・」

 

あかつき「ああ。確かに、ロケットの打ち上げはお前達によって崩されたわい。だが、幹部すら知らない。まだ奥の手を残してあったのさ。この浄化装置を使ってな」

 

あかつきが不気味な顔でそう言う。

 

フローラ「でも、その玉は、穢れを浄化するための装置。切り札とは、とうてい・・・」

 

あかつき「なるのさ。この装置がね」

 

フローラ「ど、どういう意味!?」

 

あかつき「この玉は、穢れを浄化するための装置でもあるが、実は、物を複製化する機能もあるのさ」

 

フローラ「複製化!?」

 

あかつき「そうさ。月は、地球よりはるかに上回る文明と技術がある。だが、資源がとても乏しく、そのため、物は全て、この装置が物を複製して、支えていたのさ。まあ、のちに、この建物は、穢れが溜まるようになり、複製化する装置は、別に作られた。だが、その初号機には、他の複製化する装置にはないあるものが仕込まれているのさ。それを使って、別の方法で地球を征服するのさ!」

 

あかつきがそう言う。

 

フローラ「だったら、なおさら、その玉を壊すだけよ!やああああああ!!!!!!!!」

 

フローラが玉へ向かって飛び出す。

その時!

 

キーン

 

突然目の前に剣を持った少女が突然現れて、玉を壊すことを阻止されてしまう。

 

フローラ「ど、どういうこと!?さっきまで、私とあかつきしかいなかったのに?!」

 

あかつき「フフフフフフ。そうさ、これが初号機だけに仕込まれた装置、物以外にも、人間や神、妖怪ですら複製化できるんだよ!」

 

あかつきがそう言う。

 

フローラ「な、なんですって!?」

 

あかつき「さあ、始めようかキュアフローラ」

 

あかつきが不気味に喋り出すと同時に大量の人物達がフローラの周りに現れて、囲む。

 

あかつき「百鬼夜行を!!!!!!!!」

 

 

 

 

ブルースカイ王国大使館

 

ゆい「はるかちゃん達、大丈夫かな?」

 

心配そうに月を見ながらそう言うゆい。

 

アロマ「大丈夫ロマ。きっと、フローラ達なら謎の組織を壊滅してくれるロマ」

 

ハミィ「そうニャ!」

 

タルト「せいや、41人もプリキュアがいるんやで絶対に負けへんって」

 

リボン「そうです。信じましょうゆいさん」

 

妖精達がゆいにそう言う。

 

ゆい「(はるかちゃん。私、嫌な予感がするわ。無理をしないで、出来るだけ早く帰ってきてね)」

 

ゆいが心の中でそう言う。

だが、ゆいの嫌な予感は、的中してしまっていることは、ゆい自身知る由もなかった。

 

 

 

 

フローラ「っ!?」

 

フローラは、数が数え切れないほどの複製化した妖怪達を相手にしていた。

 

あかつき「ずいぶん、苦戦しているようだね。それも、そうだな、何しろ、あの女が作った幻想郷に住む妖怪達が相手だもんな。苦戦して当然だ」

 

傍観者気取りでそう言うあかつき。

フローラは、クリスタルプリンセスロッドで少女が振り下ろした刀を防いでいるが、反撃する隙があまりなく防戦一方の状態である。

すると少女が思いっきり刀を振り下ろした時

 

フローラ「たああああああああああ!!!!!!!!」

 

フローラは、けりを一発お見舞いし、少女を吹き飛ばした。

すると、そこに数人の妖怪がフローラの前方に現れて、襲い掛かろうとする。

 

フローラ「リリィ!」

 

フローラがキーをはめる。

 

フローラ「舞え、ユリよ!プリキュア・リィストルビヨン!」

 

ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーン

 

必殺技を放ち、前方にいた妖怪達を一掃した。

 

フローラ「アハアハアハ・・・。一体、何人いるのよ・・・。それに妖怪なのに、さっきから女性の姿ばかり・・・」

 

キリのない数にフローラが、言葉を漏らす。

 

あかつき「そりゃあそうさ。幻想郷に住む妖怪のほとんどは、女性の姿をしたやつばかりだからな」

 

あかつきがそう言うのと同時に、フローラの後ろから大きな鎌を持った少女が襲い掛かろうとする。

 

フローラ「うわ!?」

 

フローラは、イナバウワで何とか避けた。

 

あかつき「ち、死神でも無理だったか」

 

フローラ「し、死神!?」

 

フローラは、大きな鎌を持つ少女を見てそう言う。

そして、死神が再び襲い掛かろうとしたが・・・

 

フローラ「たああああ!!!!!!!!」

 

フローラがこんしんの回し蹴りで、死神を蹴り飛ばした。

すると、今度は、さっきより少し小さな少女が、フローラを襲う。

フローラは、すぐに反応できず、その子の攻撃を受けるが、かすり傷程度で済む。

 

あかつき「(( ̄ー ̄)ニヤリ)」

 

あかつきが何故かニヤリするが、フローラは、そのことに気づかずに、少女がまた、襲い掛かる。

 

フローラ「とりゃあ」

 

フローラは、少女をたき倒した。

 

あかつき「なんだなんだ。妖怪なのに、手洗い真似はしないんだな」

 

フローラ「当たり前よ。いくら妖怪とはいえ、こんな子を本気をするなんて、プリキュアの美学に反するわ!」

 

フローラがそう言う。

 

あかつき「美学か。だが、それは、命取りになるだろうな」

 

あかつきがそう言うと、またしても不気味な笑みを見せる。

フローラは、後ろを振り向くと、そこに黒い翼をはやし、多角柱の制御棒をつけた少女が、フローラに向けていた。すると、何かを発射し、フローラは、速やかによけた。

 

あかつき「流石、八咫烏の力を得た、地獄烏だな。だが、核融合を操る程度の能力を持つ彼女にまともに当たれば、キュアフローラはおしまいだな」

 

あかつきがそう言う。

 

フローラ「か、核融合!?」

 

フローラがあかつきの言葉を聞いて驚く。

フローラは、ピンクチームの中では、勉強力は普通な方である。(まあ、名門に入学できたから、そのぐらいの学力は、あって当然だが・・・)

フローラは、核がどれだけ恐ろしいかは、ピンクの中では、よく知っている方である。

すると、その地獄烏が、フローラに向けて、強力なエネルギーを発射する。

 

フローラ「ローズ!」

 

フローラは、速やかにローズキーを差し込む。

 

フローラ「舞え バラよ!プリキュア・ローズトルビヨン!」

 

フローラが、必殺技を放ち、地獄烏が放った強力なエネルギーとぶつかり合う。

 

フローラ「はああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!」

 

フローラは、懸命に押そうとする。

そして・・・

 

 

ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

 

 

ついに、お互いのエネルギーが限界を達し、爆発を起こす。

フローラは、爆風で吹き飛ばされるも、なんとか態勢を立て直す。

そして、辺り一面、炎上していた。

 

フローラ「これで、片付いたのかな?」

 

フローラが一瞬、安堵したその時!

 

ダーン

 

突如、銃声が鳴り響くと、フローラの左肩から血があふれ出した。

 

あかつき「油断したな、キュアフローラ」

 

フローラが後ろを振り向くと、そこに銃を持ったあかつきがいた。銃口からは、煙が出ていた。

 

フローラ「あ、あかつき!」

 

フローラは、クリスタルプリンセスロッドをあかつきに向けようとした。だが・・・

 

フローラ「あれ?」

 

フローラは、突如体がふらつき、さらに力が抜けていき、その場で倒れてしまう。

 

あかつき「どうやら、効果が現れたようだな」

 

あかつきがそう言う。

 

フローラ「い、一体。一体何をしたの・・・」

 

あかつき「さっき、お前に攻撃した小さな少女の妖怪、あれは、土蜘蛛という妖怪で、病気を操る程度の能力を持っているのさ。見た目は、可愛いが、能力は、とても恐ろしい子だ」

 

あかつきがそう言う。

 

あかつき「どんな病気が、感染したかは、俺にはわからないが、奴のウィルスは、強力だ。主にインフルエンザ系の病原菌だが、病原菌は強力なものになると空気感染もし、感染者は正体不明の高熱にうなされ、致死性も高いさ。人間のお前らにとっては、天敵同然だな」

 

あかつきがそう言う。

フローラは、クリスタルプリンセスロッドを握りたいが、高熱で、体が思うように動かない。さらに、目がしょぼしょぼし、あかつきが2人に見えていた。

 

あかつき「さてと、止めを刺す・・・前に、お前に1つ冥途の土産に教えてやろう。最終手段とは、この浄化装置を奪って、複製化させた兵士と妖怪達を使って、地球を征服する計画さ。そして、他にもう1つ。それは、あのスキマ女の理想郷と言う幻想郷を破壊するためさ!あのスキマは、俺に屈辱を与えた奴だ!地球征服同時にあの女の復讐させて、この世から抹殺させるんだ!」

 

あかつきがそう言う。その言葉には、よほどの屈辱感と殺意感をフローラは感じた。

 

あかつき「さて、話は、ここまでだ。すぐに、楽にしてやる」

 

そう言うとあかつきが銃口をフローラに向ける。

 

フローラ「(な、なんとか、なんとかして、この状況を・・・)」

 

フローラは、クリスタルプリンセスロッドに持とうとする。

 

あかつき「サヨナラ、キュアフローラ」

 

あかつきがそう言うと引き金を引こうとした、その時

 

 

ピカッ

 

 

突然光が立ち込めた。

 

あかつき「な、なんだ!この光は!?」

 

光のおかげで、あかつきがひるむ。

フローラは、光の発信源に手を伸ばす。

 

フローラ「これって・・・」

 

フローラが手にしたのは、あの時落ちていた白紙のカードであった。

そのカードは、紅白のドレスアップキーになった。

と同時に、フローラに力が戻ってくる。

 

フローラ「エクスチェンジ、モードエレガント!」

 

そして、プリンセスパフュームに、そのキーを差し込んだ。

すると、いつものドレスではなく、紅白で巫女の服装をドレスにしたような感じの物に変化した。

 

フローラ「この世に顕現せし邪悪な妖怪よ。永久の眠りにつきなさい」

 

フローラがそう言うとあかつきに視線を向ける。

 

フローラ「プリキュア・霊符・ムソウフウイン!」

 

フローラが必殺技を放った。

 

あかつき「なんで!なんで!!なんで!!!貴様が、博麗の巫女の技を使えるんだーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

 

あかつきがそう叫ぶと同時に、必殺技があかつきに命中する。

 

 

ドカーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーン

 

 

あかつき「き、消えたくない!俺は、俺は・・・。世界の王になる男なんだぞ!なんで、こんなところで、消えなきゃあいけないんだーーーーーーーーー!!!!!!!!!!!」

 

 

パリーン

 

 

あかつきが消滅すると同時に、浄化装置を壊れた。

フローラは、元の姿に戻っていたが、ウィルスの影響で再びその場で倒れ、さらに、板がフローラの体の上に落ちてしまい、動くこともできなかった。

 

フローラ「アハアハアハ・・・。これで、失踪した人達が戻ってきて、月も平和になったわね・・・」

 

そうつぶやくとフローラは、そのまま意識を失う。

このままでは・・・。と、思った時、大きな穴が開き、フローラは、その穴――隙間へと入っていった。

 

 

 

 

「よくやってくれたわフローラ。彼の野望を打ち砕いて。これは、幻想郷を守ってくれたお礼よ。あの月の医者のところまで、届けてあげるわ」

 

傘をさした女性は、そうつぶやくと同時に、満月の月がきれいに輝いていた・・・。




東方縁起図鑑

綿月依姫 読み:わたつきのよりひめ CV:春李めぐみ(ふし幻)

月の都の防衛と地上の監視などを請け負う「月の使者」のリーダーの一人であり、綿月豊姫の妹。神霊の依代となる程度の能力を持ち、神の力を借りて、戦う。月の使者となる玉兎の戦術指南と、戦闘力を生かした侵入者の捕縛などが仕事している。天真爛漫な姉とは対照的に、非常に生真面目。プライドも高いようだ。戦いの際には油断せず余裕を持つ事を心がけている。
自分にも厳しいようだが他人にも厳しいようで、彼女の訓練を受けている玉兎達から鬼軍曹的な存在である。
一方で、喋り方は、丁寧な口調である。


※次回は、最終回です。
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