照-Teru- テルーの大冒険   作:夜斗

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照の昔の話が気になり衝動的に書きました。
この作品が初めての作品なので、おかしい所があるかと思いますが、温かい目で見ていただけたらとかw

オリジナル設定があると思いますが、この咲の世界ではこうなんだと思っといてださいw


第1局 出会い

 東京に来る前の頃の夢を見ていた....。

 

「東京か、ちょっと遠いな....」

「ここから見る景色、次に見れるのはいつになるんだろう」

 

 ある所で1人の少女、宮永照(みやながてる)が感情深く、山の景色を見ている。東京に行く事が決まったからだ。東京に行ったらいつこっちに帰ってくるかも分からない。だからしっかりとこの景色を目に焼き付けておかないといけないな、と思いながら。

 

「お姉ちゃん?」

「ん?」

 

 と、其処に妹の(さき)が来た。なんでこの場所にいる事が分かったのかな?と言う思いを胸にしまいながら、答える。

 

「探したよ。でも、やっぱりここだったんだね。呼んでるよ、お母さんが」

「うん」

 

 こんな場所に一人で来れたんだ。よく迷子にならなかったね。お母さんは1人で咲を来させたのか。多分、自分が行く、とか咲が言ったんだろうな。と言う思いが次々と浮かび上がってきたけど、これもまた、胸にしまいこむ。

 

「ねぇ、お姉ちゃん」

「ん?」

「お父さんとお母さん、昨日何かおかしくなかった?」

 

(うっ、お父さんとお母さん.....。私が咲に東京に行くって言うから、2人は私が言うまで普段通りに過ごして、と言ったのに、もう怪しまれてる....。やっぱり、帰ったら言ったほうがいいのかな。でも、やっぱり。もうちょっと待ってから...。いや、やっぱり....)

 

 と無限ループに入りそう。と思っていたら、いきなり照が無言になったのを不思議がった咲に声をかけられた。そのおかげか、照は我に帰った。そして、この話をこれ以上追求されたくないという思いが出たので、話を逸らそうと別の話を切り出した。

 

「お姉ちゃん?」

「嶺上開花って知ってるよね?」

「うん、麻雀の役の名前だよね」

 

 流石、私の妹。と照は思った。

 

「意味、知ってる?」

「カンをした時に引く、嶺上牌で上がること?」

 

 そう言う意味で、言ったんじゃないんだよね。と照は笑いながら、咲に自分が言いたかった事を教える。

 

「うふふ、そうじゃなくて嶺上開花は、頂の上に開く花、山の上で花が咲くって意味なんだ」

「ふわぁぁ、山の上で花が咲く。咲く。同じだ私の名前と」

「そうだね、咲」

「森林限界を超えた高い山の上。そこに花が咲くこともある」

 

 と、ここで照は少し溜めてから。1番伝えたかった言葉を咲に伝える。そして、その言葉にいろいろな思いを込めて。

 

「どしたの、お姉ちゃん?」

「お前も、その花のように強く」

 

 

 

 *****

 

 

 

 という所で目が覚めた。照はまず最初に、時計を見た。時計には、

 

 『4月2日 P.M.6:30』

 

 という数字が出ており、起きるには少し早く。二度寝するには少し遅いな。と思いながら眠い目を擦り起きた。そして、洗面所に行き、冷たい水を出し、顔を洗う。それで完全に目が覚めた照は、またベットに戻り横になる。そして、今の状況を思い出す。

 

(あぁ、そっか昨日、白糸台の入学式があったのか。それで、その後寮に入ったのか。だからさっき目が覚めた時、自分の部屋とは違う違和感があったのか。多分これから3年間この部屋だと思うから、早く慣れないと。それで、今朝の夢は....。高校入学で、不安だったからあんな夢を見たのかな?)

 

 と、照は思った。そして、また時計を見るとさっき見た時からそんなに経っていなかった。その事を知った照は、近くにあった本を読んで時間を潰すことにした。そして、その本を丁度、読み終えた所で、お腹からぐーと可愛らしい音が鳴った。それを聞いた照は簡易冷蔵庫がある所に行き、それを開け。牛乳と、近くに置いてあった食パンとジャムを取り、近くにある机の上に置いてそれから朝食を取り始めた。食べ終えて、一息ついた所で、スマホのアラームが鳴った。照は慌てて、スマホを取り、あたふたと苦戦しながら、何とかアラーム止めた。

 

 そして、スマホの時計を見ると、もう少しで寮を出たほうがいいという時間だったので、急いで制服に着替え、洗面所で身だしなみを整え、急いで部屋を出た。そして寮に入る前にお母さんに「照、学校に行く時はしっかりと部屋の鍵を閉めてね」と言われてたのを思い出して、言われた通りしっかりと鍵を閉め、寮から出ることが出来た。

 鍵はさしたままの状態で....。

 

 

 

 *****

 

 

 

 一昨日、お母さんに寮から学校までの道をしっかりと教えてもらったお陰か、照は迷わずしっかりと、学校に着くことができた。

 

 そして学校に入るなりいきなり迷子になってしまった。

 

 下駄箱は何とか探し出して、上履きを履いたが、その後が大変だった。そして、どんどん時間が経過していき、本格的にやばいと思ってあたふたとしていた所で声をかけられた。

 

「あの....宮永照さん?何でこんな所にいるんですか。もうすぐで遅刻になりますよ」

「す、すみません先生。ちょっと迷ってしまって」

「あ、そうなんですか、じゃあ、私に着いて来てください」

「分かりました。ありがとうございます」

 

 そして、先生に着いて行ったおかげで何とか自分の教室に着くことができた。照は、教室に入り、黒板に貼られてあった、座席表を見て自分の席に着いた。と、丁度その時チャイムが鳴った。そしてHRが始まった。先生の軽い自己紹介と、この高校の校風などを話していた。HRが終わったら、休憩が入った。そして休憩が終わり、1時間目は、入学したらまず最初にやる自己紹介が始まった。

 

 皆、名前と入りたい部活などを言っていた。照は自己紹介をぼーっと聞きながら、部活は何にしようか考えていた。中学の頃は部活に入らず、学校が終わったらすぐ帰っていた照だが、お母さんに高校になったら、部活に入りなさい。と言われたのを思い出したのだ。お母さんには麻雀部を勧められていた。何故と聞いたら、貴方は家でしか麻雀をやった事はないけれど、それは勿体無い。貴方はプロでも通用するぐらい強いのよ。と言われた。流石に、プロは言い過ぎなんじゃ、と思った照だが、特に入りたい部活があるわけでもないし、と思ってたら、あ、そう言えば今、自己紹介じゃん。と、いう事を思い出した。。今どの辺りまで行ってるのかな。と考えてたら前の人が自己紹介をしていた所だった。

 

「えっと、弘世菫です。中学の頃は麻雀部でした。インターミドルでもそれなりの結果を残せれたので、高校も麻雀部に入ろうと思ってます。1年間よろしくお願いします」

 

 周りの人が少しざわついている。耳をすませてみると、あの弘世さん?という声が聞こえてきた。それなりに有名な人なのかな、と思っていたら。自分の番が来た。照は、椅子を音が出さないようゆっくりと後ろに下げてから立った。そして、自己紹介を始めた。

 

「宮永照です。部活は麻雀部に入ろうと思ってます。1年間よろしくお願いします」

 

 と、無難に済ませ、椅子に座った。そして全員の自己紹介が終わったあと、2時間目からは通常の授業が始まった。通常の授業といっても、まだ入学してすぐだから先生の自己紹介とほんの少し、高校ではこんな感じなのをやりますよ。という、簡単なやつだった。それの繰り返しで、気がつくと、お昼になっていた。昼は持ってきたパンを食べた。午後も同じような授業が始まり、気がつくと放課後になっていた。そして、これからどうしようかな。と考えていたら、前の席の人が後ろに振り返り照に声をかけてきた。

 

「宮永だよね、確か麻雀部に入るとか言ってたな、一緒に行こう」

「弘世さん、いいよ」

 

 照はそう答えた。そして、弘世さんが、インターミドルに出ていたという事を思い出してた。麻雀、どれくらい強いのかな?と照は思った。

 

「菫でいいぞ、じゃ行くか」

「あ、じゃあこっちも照でいいよ」

「分かった」

 

 そう答え、2人は教室を出て、麻雀部の部室に向かって歩き始めた。

 

「えっと、菫。部室の場所は知ってるの?」

「場所か?それは、担任の先生に聞いておいたから大丈夫だ。私達の教室からは少し遠くて、少し複雑だが、まぁ大丈夫だろ」

「複雑.....。分かった。ならいい」

 

 照は少し、不安になったけど、多分大丈夫だろう、と思い考えるのをやめた。

 

 この数日後、麻雀部の部員でよく迷子になって遅刻していたという新入生が居たそうだが、今は関係ない話だろう。

 

 

 *****

 

 

 

 麻雀部に行く途中にいろいろなことを話した。例えば、麻雀の話もした。自己紹介で言った通りならそれなりに有名なはずだ、なのに何で、この白糸台高校にしたのか。例えば東東京の去年インターハイで団体1位だった臨海女子とか、西東京でも、去年は確か、白糸台は全国を逃していたはずだ。去年、優勝した所には行かなかったのかな。と思っていたら。白糸台もそれなりに強いということだ。それに、去年は優勝した所に、去年の個人戦の3位と4位の人が居たから大将で捲られて負けたということだ。今年は4位の人が卒業したから大丈夫だという事だ。他にもいろいろなことを話した。家族の話とか。照は、菫はどんな感じ?と聞いたら、

 

「私?私は一人っ子だ」

 

 菫は一人っ子だと答えた。今度は、照は?と聞かれたので、

 

「妹はいない」

 

 と照は答えたが、菫に笑われた。何でだろうと思ってたら、理由を言われた。普通は、一人っ子や姉妹はいる、いない、とかなのに、妹ははいない。それを聞いた菫は、

 

「何だそれ、変な勘ぐりをしてしまうぞ。本当は妹がいるとか」

「そ、そんなわけない。妹なんていない。咲なんているわけがない」

 

 菫は、溜息をついた。そして、頭を抱えた。何でだろうと、思ってたら

 

「まだ少ししか話してないけど、お前の性格が何となく分かってきた」

「むっ、私だって菫の性格が分かってきたよ」

「なんだ?言ってみろ」

「男っぽい言葉使ってる」

 

 それを聞いた菫は照のほっぺを摘まみ横にうにょーんと伸ばした。そしてムニムニと、照のほっぺたで遊びはじめた。照は菫に文句を言ったが、ほっぺを摘まれているせいか変な言葉を言った。

 

「にゃにすりゅの」

「ぷぷっ、変な顔。なんでと言われたら、失礼なことを言われたからだ。」

 

 菫は小さい声でやっぱり、といい。そして、1人で納得したような顔をした。

 

「さっきの会話で確信したよ。お前、ポンコツだな」

「ポ、ポンコツだなんて、酷い。訴えれば勝てるレベルの悪口を言われた」

「アホか。悪口で訴えるのを考えるとかやっぱりバカだな」

「バカじゃない」

 

 照はムッとした表情になったが、ハッと何か思い出した表情になると、突然制服のポケットを漁り、中に入ってた飴を見つけ手に取ったかと思うと、早速包装紙を開けて口に放り込んだ。すぐさま飴の甘い味が口の中に広がったようで、照は幸せそうな顔をした。菫は、それを見て何か感じたのかこんなことを言った。

 

「はぁ、何となくだけど、これからもお前と一緒にいるような気がしてきたな」

「運命の相手って事?」

「違う!あ、この階段を上ってから、突き当たりを右に曲がった所が麻雀部らしいぞ」

「分かった」

 

 と、照は言ったが、何故か階段を下に降りようとする。菫はそれを見て慌てて止めた。

 

「お、おい。上に登るんだぞ。なんで、下に行こうとしてるんだ」

「わ、分かってる。菫を試しただけ」

「はぁ?試すって何を」

「な、なんでもない。ほら、早く行こう」

 

 と言いながらまたまた階段を下に降りようとする。流石に見かねた菫は、急いで照の腕を掴み引っ張って上に連れて行った。

 

「おい、照。お前は方向音痴ってレベルじゃないぞ。人の域を超えてるとしか言いようがないくらいやばい」

「そんなに褒めても、飴しかでないよ」

 

 と、照はいい、菫に雨を持っている手を突き出した。が、菫はその手を叩いた。

 

「褒めてない!ったく、見えてきたぞ。あれが麻雀部の部室だ。」

 

 菫が言った通り、部室の扉見えてきた。見た感じ、流石強豪校と行った所だ。そして、まだ少し先に照達はいるのに、もうこちらまで麻雀の牌を置く音やジャラジャラと牌が当たる音が聞こえてきた。




てるるんポンコツ可愛い(唐突)
照の家にいる時が、某うまるんだったらどうなんだろう、と思って想像したら吹いた。

白糸台の寮は、食事はバイキング方式。特に朝食や夕食の時間指定はなく、絶対に食事はバイキングでという訳でもなく、部屋で1人で食べててもokということでw

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