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「おはようございます。」
「おお、おはようさん。」
先輩の清水さんに挨拶を済ませ、私は店内へゆったり入っていく。客席側を見渡せば……ふむ、若いカップルが一組か。まぁ時間が時間だし、打倒かね。
時刻は0時ジャスト。今ちょうど日付が変わったところだ。私の働くアルバイト先の飲食店では、ピーク時(飯時のこと)はどこまでも忙しく大変なのだが、それが過ぎると一気に客達が引いていき、この通り店内ががらがらの静かな状態となるのだ。
しかしながら、この時間になって客が全く来ないというわけでもない。若者の集団が、夜食を食べにちらほらと出現する。それにこの時間に来る若者のほとんどは男性で、大喰らいばかりなので非常に面倒。結果として言えば、普段から気を緩め過ぎず、適度に仕事をこなしましょう……てな感じです、はい。
「じゃ、俺はあがるぞ。」
「はい、お疲れさまでした~。」
私とのシフトの引継ぎをこなした先輩はそそくさと裏口から出ていった。さて、一人となったわけだが、無難に掃除でしながら時間を潰そうかね。
ててててててーんて、てててててーん♪
と思っていた矢先に早速お客様が来られたようだ。裏方にいた私はカウンター側に向かって、挨拶と共に最高の笑顔をお客様にプレゼント。
「いらっしゃいませ~☆。」
そこにはとびっきりの美女がいましたとさ。