Metal Sonic:とある夜の作戦(初投稿) 作:高機動ちくわ
とある荒れ地の真ん中に大きな施設が建っている。それは世界征服を目論む悪の天才科学者、Dr.エッグマンに対抗すべく立ち上げられた組織、GUNの軍事施設である。上空から見ると戦闘機がいつでも発進できるよう滑走路に並んでいたり、人型のロボットが施設周辺をパトロールしている様子が分かる。そのはるか上空に、一機の奇妙なステルス機がやってきた...。
メタル「コチラ、メタルソニック、目的地ニ到着シタ。」
Dr.エッグマンの発明したロボット、メタルソニックは彼の宿敵であるソニック・ザ・ヘッジホッグに対抗すべくつくられた超高性能戦闘ロボットである。
エッグマン『うむ、予定の時間ぴったりじゃな。メタル、今回の作戦の目的は分かっておるな?』
メタル「...今回ノ目的ハ、GUNノ所持スル[カオスエメラルド]ヲ奪取スルコトダ。」
エッグマン『ん、まあその通りじゃな。』
だがメタルは少し戸惑いを感じていた。今回の作戦、GUNの施設からカオスエメラルドを奪取するためにエッグマンが投入したのは一機のステルス機、パイロットのロボット一体、そしてメタルソニックのみであった。ステルス機には武装が施されておらず、作戦を実行できるのは実質メタルただ一人なのだ。何故エッグマンは自分一人に作戦を行わせようと思ったのか、ひょっとするとエッグマンは自分を放棄するつもりでいるのではないかとメタルは疑心暗鬼に陥っていた。
エッグマン『じゃがな、もうひとつこの作戦には目的がある。』
エッグマンは続けてこう言った。
エッグマン『それはな、ワシの技術力をGUNの奴らに思い知らせてやることじゃ。見てみろ、あの警備ロボ、なんという出来損ないじゃ。奴らはあれでワシらをやっつけるつもりでいるんじゃ。』
メタルはモニターに映し出された映像を見た。GUNのロボットはしきりに左右を見渡しているがそのはるか上空にいるステルス機に全く気づく様子がない。
エッグマン『今回、お前が一人で作戦を実行するのもその為じゃ。作戦が成功すればGUNはたった一機のロボットに施設を滅茶苦茶にされたことになる。ワシと奴らの力の差を世界に見せつけてやるのじゃよ。』
メタルはそれを聞いてやっと納得した。それと同時に戦闘意欲が高まった。自分はDr.エッグマンの技術力の象徴としてこの作戦に赴くのだ。ならば全力でこの作戦に取り組むのみだ。
メタル「Dr、準備ハ整ッタ。イツデモイイゾ。」
エッグマン『ホッホッ、よかろう。それでは作戦を開始する。...行け!メタル!』
ステルス機の後部ハッチが開き、外気が勢いよく吹き込む。メタルは駆け出し、施設を目指しハッチから飛び降りた。
メタル「了解、作戦ヲ開始スル!」
読んでいただいてありがとうございます。いかがだったでしょうか。評価がよければ続きの話も書いていきたいと思っています。
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