IS インフィニット・ストラトス~ツインドライブの使い手~Ver1.02 作:Thalys954R
入学初日
俺のクラスには重苦しいというか異様な雰囲気が漂っていた
それもそうだ。
だって、俺ともう一人織斑一夏は世界で一番不似合いな場所に居るのだから。
ここは世界で唯一のIS操縦者育成用特殊国立高等学校。操縦者に限らず専門のメカニックなど、ISに関連する人材はほぼこの学園で育成されるらしい。
前にも言ったがISを操縦できるのは女性のみという事になっている中、1年1組には男子生徒が居るのである・・・それも2人
でも・・・メカニック課程には男子生徒が居てもおかしくはないよね?
後で織斑先生に聞いてみるか。
ため息が出そう・・・いやもう出てるというかか・・・。
「きつい・・・」
「だるい・・・」
上は織斑君、下が俺
しばらくして副担任の・・・あ、あの人俺が撃墜した人だ
「皆さん入学おめでとう、私は副担任の山田 真野です」
入ってくるときに俺を見て一瞬硬直したような気がするがまあいいか。
クラスの雰囲気?そりゃあ明るく挨拶をしてくれた山田先生には悪いけど重いままだよ俺は珍獣じゃねえ・・・
「きょっ今日から皆さんはこのIS学園の生徒です、この学園は全寮制。学校でも放課後も一緒です。仲良く助け合って楽しい3年間にしましょうね」
さっきからずっとだけどさ、俺と織斑君に視線が集中・・・痛い、視線で痛みを感じるとは・・・
「じゃあ自己紹介をお願いします、えっと出席番号順で・・・」
出席番号順!?
読者の皆さん、俺の名前をご存じだろうか?と言うか覚えてるよね?覚えてもらえてないと泣くよ俺・・・。
俺の名前、赤城=ポルシェ・翔。
ア行の上に次はカ行なので相原とかそう言う名字が来ない限りは90%の確率で出席番1番となる。その状況が今である。
「では、赤城君・・・お願いします」
起立して
「赤城 翔です、よろしくお願いします。趣味は読書です、人見知りはしないタイプなんで気軽に話しかけてくださいね」
当たり障り無いだろ?普通に済ませたつもりだけど無駄に注目はされてるな・・・仕方ないけどね。
織斑君は上の空だな
というかこの状況で上の空は危ないぞ、織斑君、甘いよ、甘すぎる、世界一甘いというトルコデザートよりも認識が甘い!
「織斑一夏君?」
山田先生が織斑君の番になったことを教えてくれてるんだけど気がつて無いみたい。
「はっはい!」
飛び上がるように驚くとは・・・
「大声だしちゃってごめんなさい、でも「ア」から始まってもう「オ」なんだけど、自己紹介してくれるかなぁ?だめかなぁ?」
うわー・・・山田先生の顔ちけー
「いやっ・・・そんなに謝らなくても・・・」
居心地悪そうと言うか言葉に困るというか・・・あの状況なら俺もだけど
[私が居ることをお忘れではないですよね?]
「そりゃあね・・・でも今はしゃべらないこと」
超小声でバックスに命じた
「えー・・・・えっと、織斑一夏ですよろしくお願いします。・・・・」
俺以上に注目されてるな、経験からしてそこでそれ以外何か言わないと後が大変なことになるぞ、
織斑君は俺を挟んで反対側の女子を見て助けを求めるような目をしているが・・・そっぽ向かれてる。
なにか自身の中で結論に達したのか深呼吸のあと・・・
「・・・・以上です!」
言い切った!?
俺は机に突っ伏したしほかのクラスメイトはズッコケた。
「え?あっあれ?ダメでした?」
戸惑う織斑君に近づいたのは俺の試験監督をしていた織斑先生・・・あれ?織斑?
バコン!
鋭い出席簿攻撃?・・・アレは痛そうだ
「げっ!?千冬姉!」
さらにもう1発追加
「学校では織斑先生だ」
あー家族というかお姉さんなんだ
「諸君、私が担任の織斑千冬だ。君たちヒヨッコを1年で使い物にするのが仕事だ」
担任の挨拶のあとは黄色い歓声・・・
「お姉さま!もっと叱って!罵って!!」
前途多難だし・・・あとはご想像にお任せするとして・・・中略!
「諸君らにはこれからISの基礎知識を半年で覚えてもらう、その後実習だが基本動作は半月で体にしみこませろ、いいか?いいなら返事をしろ、良くなくても返事をしろ!」
まるでどこかの鬼軍曹だな
もちろん一同(俺は適当にだけど)気合いの入った返事が帰った。
IS、正式名称「インフィニット・ストラトス」。宇宙空間での活動を想定し、開発されたマルチフォーム・スーツ。ISは核となるコアと腕や脚などの部分的な装甲であるISアーマーから形成されている。その攻撃力、防御力、機動力は非常に高い究極の機動兵器。特に防御機能は突出して優れており、シールドエネルギーによるバリアーや「絶対防御」などによってあらゆる攻撃に対処でき、操縦者が生命の危機にさらされることはほとんどない。ISには武器を量子化させて保存できる特殊なデータ領域があり、操縦者の意志で自由に保存してある武器を呼び出せる。ハイパーセンサーの採用によって、コンピューターよりも早く思考と判断ができ、実行へと移せる。
そしてISは女性にしか動かせない。
休み時間・・・
「織斑君だよね?」
しかし周りの視線を見ると注目度は抜群だな
「あ・・・あぁ、えっと・・・」
やっぱり自己紹介は聞いてなかったか
「赤城 翔です、よろしくね。織斑君」
「一夏で良いよ、えっと赤城さん?」
さん付けかできれば君付けにしてほしい
「翔で良いよ。名字で呼ばれるのは好きじゃないから。にしても大変なところに来きたね・・・俺もだけど」
俺はともかく一夏は才能だろうけど
「まあ、少ない男だし、仲良くしようぜ」
そしてもう一人黒髪のポニーテールの女子が
「ちょっと良いか?」
さっき自己紹介の時に一夏から目をそらした人だった
「え?」
俺は居ない方が良さそう・・・俺も流れ的にというか一夏に連れ出されたんだけど、屋上に呼び出された
俺としては気まずいよ?
「何のようだよ?」
やっぱり知り合いだったのか
「うん・・・」
言葉が詰まってるのは俺を意識してか?
「邪魔者は消えようか?積もる話とかあるだろうし。その辺で油を売ってくるよ」
そう言って俺は屋上の端っこに急いだ
「いや、私と一夏はそう言う関係では・・・」
そう言う・・・誰だっけ・・・えーっと篠ノ之さんだったな、篠ノ之さんを振り切った。
二人から離れて声が聞こえない程度の距離まで来てから俺は待機状態のバックスに話しかけた
「バックス、異常は?」
[ありません、空間受動レーダー共に静かです]
特に変わった様子は無いようだけど・・・いや、建物の陰に多数の女子が居ることをのぞいてはね
「分かった、監視モードのまま続けろ」
[了解しました、マスター]
マスターって・・・あんまり響き的に嫌いだ・・・マスターとスレイブみたいな主従関係的だからかな?
「バックス、俺を呼ぶときに何が一番適正だと思う?」
[マスターが適正だと思いますが、変更されたいのですか?]
「名前で呼んでくれ。堅苦しいのは嫌いだ」
昔からそうだったからな・・・
[了解です、翔]
こっちの方がしっくり来るね
「にしても、あの二人は何だ・・・まるで数年ぶりに元恋人にあったような・・・」
[翔、それ以上は・・・]
バックスに止められた
キーンコーンカーンコーン・キンコーンカーンコーン
1時間目 教科:IS基礎理論
とりあえずまだ例の必読書に乗っている内容からしか出ないのか・・・いや待てよ教科書は暗記しておいた方が良いな。
「ではここまでで質問がある人?分からないところはどこかありますか?」
一夏は・・・顔が青白いぞ?
「織斑君?何か質問はありますか?」
山田先生は優しい人だな・・・ぶっちゃけ一夏にとってはどうか分からないけど俺にとってはわかりやすく解説してくれて良い先生だとは思うよ。
まあ一夏の答えは恐らく先生の予想の斜め上を行く答えだったけどね
「ほとんど全然分かりません・・・」
まあ調べによると男と女ではISに関して全くと言って良いほどカリキュラムの作り方が違うのだそうだ。
確かに十数年間分の差は大きいよな。
「ほとんど全部ですか!?・・・今の段階で分からないって言う人はどのくらいいますか?」
山田先生は唖然
まあ俺は基本的にあの本に書いてあったことなら答えられるけど・・・。
手は上がらない
教室の入り口の方で静観していた織斑先生に近寄って
「織斑、入学前の参考書は読んだか?」
参考書=例の必読書ね
「えーっと、電話帳と間違えて捨てました」
バコン!
織斑先生の強烈な一撃
アレは痛いぞ、絶対に痛いだって角だもんあの「黒くて平たい以下略」の角だから
「あとで再発行してやるから、1週間以内に覚えろ、いいな」
さては俺に一夏のフォローをさせるためにあの神様は俺を送ったな・・・
第3話へ続く
とりあえず、コツコツ修正ながら書いておりますが・・・前途多難です
まあ修正過程で削除することも出てくるかと思いますので話数が少し削減されるかもしれません。