IS インフィニット・ストラトス~ツインドライブの使い手~Ver1.02 作:Thalys954R
次の休み時間
俺は一夏のフォローとすべてのテキストを暗記するために俺と一夏の机に本の山を作っていた
「そう、だからシステムのこの部分を使用してPICやMARを制御するわけ、モーショントレーサーは独自のシステムを持っている場合があるね」
俺?即席教師って所かな
「じゃあこれは・・・えーっと」
早速基礎知識で転びそう・・・
そこに現れたのは金髪のクラスメイト・・・まあ俺も髪の色は銀だけどさ、珍しいよね日本だとあんまり見ないし
「ちょっとよろしくて?」
この状況を見ろ・・・・と言いたいけど
「よろしくないので後にしていただけますか?」
誰だか知らないけど・・・お偉いさんところの人だったらやだなあ・・・
「この私が話しかけているというのに・・・それ相応の態度という物があるのではないかしら?」
貴方が誰なのか知らないし
「ごらんの通りこの山をどうにかしないと一夏が織斑先生からどんな仕打ちに合うか分かったものではないので・・・無礼を承知の上でこのような態度を取っているのです、申し訳ありません」
あー、思い出した、セシリア・オルコットだなイギリス代表候補生の人だ。
「まあ、その無礼は許して差し上げましょう」
とりあえず例文通りの謝罪をしておいて
「一夏、この人知ってる?」
オルコットさんに聞こえないように一夏に効いてみると
「俺は知らない、翔は?」
自己紹介をちゃんと聞いていなかった証拠だな
「名前だけは・・・」
俺はとりあえずこの人を追っ払わないと一夏の勉強に支障が出ると判断したんでさっさと話を済ませてもらいます。
「では、少々勉強の時間を変更します。ええっとオルコットさん・・・でしたよね?赤城=ポルシェ・翔と申します、以後お見知りおきを。」
「あれ?翔ってミドルネーム持ってるの?」
そうだ俺、自己紹介で説明はスルーしてたね。
「そうだ、説明してなかったね俺は、多分ハーフだから。イギリスと日本の・・・でも今自分がどっちの国籍なのか分かってないというか、記憶もない、身内もない、戸籍も見つかんない、無い無いづくしなんだ。知ってるのは自分の名前と所属だけ」
苦笑しつつ両手を挙げる。
「そうなのか・・・悪いこと、聞いちまったな」
二人は申し訳なさそうにしている・・・というか俺としてはここでこんな話をしてしまうとは・・・。
「申し訳ありません・・・」
暗いよちょっと?俺の身の上話を聞かせたから?
「気にするなって、俺が自分の意志で話したんだ」
とりあえず言っては見た物のフィクションのように場の空気が適当に変わることがなかったのだ・・・
キンコーン・キンコーン
授業が始まりそうなので山を片付けてオルコットさんにはご自分の席に行っていただいた
[良かったのですか?]
「良いんじゃない?別に隠せとは言われてないぜ、それにお前だってしゃべりたいだろ?」
「オルコットさんのデータを出してくれ」
[公表されているデータのみですか?]
「それ以外も出せる物はすべてだ」
あの人に言わせれば「ISが使える人間で自分を知らないなんてモグリ」っていいそうだしな。
◇
次の休み時間一夏に拝み倒され勉強は寮に行ってからと言うことになった
というか・・・寮は2人一組の部屋だけど俺は一夏と同室か?
その日のLHRの時間に
「これより再来週に行われるクラス対抗戦に出る代表者を決める」
クラス代表を選定し、ISで戦う。リーグマッチである。
「クラス代表とは、そのほか委員会への参加や生徒会への参加、まあクラス委員と思ってもらって良い。自薦他薦は問わない、誰か居ないか?」
俺はどうするかな。自薦は・・・ないな。
「赤城君を推薦します」
はい?今俺の名前が聞こえたような・・・
「織斑君を推薦します!」
「赤城君を!」
「織斑君を!」
幻聴じゃなかった・・・無かった・・・
冗談じゃない目立たずには無理でも自分から目立つようなところに入りたくないから仕方ない
「オルコットさんを推薦します」
俺がそう言った瞬間、クラス全員がこっちを向いた
「代表候補生ならば素人同然の一夏や自分より断然・・・適任かと」
少しの間が開いて
「ほかには居ないか?居ないのなら赤城、織斑、オルコットの3名を候補とする」
織斑先生・・・そりゃ無いぜ・・・
さっき追っ払おうとしたのがあまり良い印象を与えていなかったのかオルコットさんの怒りが爆発した。
「決闘ですわ!誰が代表にふさわしいかどうか決闘です!」
一夏の場合は売り言葉に買い言葉だろうな
「いいぜ、四の五の言うよりわかりやすい。翔も良いだろ?」
はぁ・・・とため息をついて頷いた
正直クラス代表なんて重荷は背負いたくないんだが、一夏はやる気満々、意外と好戦的な性格だな
「ハンデはどのくらいつける?」
予想外の一夏の行動に全員が一夏の方に振り向いた
「あら、早速お願いですの?」
当然の如く優位なオルコットさんが一夏に問いかける
「いや、俺がハンデをつけるためなんだが・・・」
一夏よこの世界のパワーバランス考えてみると良いと言っておくべきか悩んだ
「織斑君それ本気?」
「女が男より弱いなんてISができる前の話だよ?」
「女が男と戦争になったら3日で女が勝つって言われてるんだよー」
笑い声に混じってこんな声が聞こえた
「一夏、俺はハンデ無しでお願いしようとおもうけ・・・」(バコッ!)
織斑先生の出席簿攻撃・・・痛いです・・・と言うか目が怖いよ
「お前にはどっちにしろハンデ有りだ。それから後で職員室に来い、連絡事項がある」
ちょっ正気?ハンデ無しじゃなくてで戦わせるわけ?俺は一応攻撃パターンとか知恵袋には入ってるけどもISは初心者だよ?
「なっ!?何故ですか織斑先生!」
オルコットさんも不満げだ
「何を言っている。いくらテクニックが五分だとしてもコイツの試作機にかなうわけがない。何せコイツはあの篠ノ之束の秘蔵っ子だからな」
篠ノ之 束。そう、この世界での俺の雇い主というか保護者の名前が出たとたん教室が水を打ったように静まりかえったと思ったら一気に騒がしくなる
「篠ノ之束ってあの・・・」
「ISの生みの親の!?」
そんな言葉が聞こえつつ俺には視線が集中。
「とにかく!」
教室に響く織斑先生の声、一発で静まりかえる教室。オルコットさんが何か言いたげだったけど織斑先生は
「勝負は次の月曜日に第3アリーナで行う3人は準備をしておくように」
決定事項を告げるのみだった
キーンコーンカーンコーン
LHR終了を告げるチャイムが鳴った。
納得がいかない・・・ハンデ有りでか・・・ハンデ有り?
「赤城、やはり今で良い職員室まで来い」
気がついたら先生に連行されてました
職員室
「お前のハンデだが、ブラックバードを使用するな、ミラージュ ランサーF1を使用しろ、それだけだ」
「それだけですね?たしかにフォーマットやフィッティングもカットしてテストしてましたけど相手は代表候補生ですよ?」
そんな事だろうとは思ったけど
[私としては不本意ではありますが仕方ありませんね]
ほら。バックスだって不満そうじゃないか。でも使用するなと言われたんだから仕方がない
「本来ならに量産機でも乗せてやりたいところだ」
と言われてしまった
「ではこれだけなら自分は教室に戻りますが」
職員室の空気って好きじゃないし
「あー・・・まてお前に荷物が届いていることを忘れていた」
「荷物ですか?」
誰から?何か荷物が届く予定とか無かったし
「放課後引き取りに来い、これが荷物の概要だ」
荷物区分:大型荷物
重量:250㎏以下
寸法:2300×800×1250(㎜)
「でかい・・・IS使って運べとでも言うんですか?先生・・・」
差出人は束さんだった。
「自分で考えろ」
マジ!?
まあ呼び出しの後教室に戻って終礼。長い入学初日が幕を閉じた・・・。
「これが寮の鍵です」
放課後、山田先生に渡されたのが寮の鍵
1024号室と書かれていた
「一夏の部屋は・・・・1025か」
もっとカードキーとかレーザーキーとかだと思ってたけど普通の鍵だね・・・
「お隣さんだな」
そうだね、でもね俺は元々IS学園に居たわけでその間済んでいたのが1024号室で今日の朝に移動するかもしれないからって理由でいったん荷物を持って出たんだけど・・orz
さて寮に行こう
「待て赤城、お前まさか・・・さっきの話を忘れたわけではあるまいな?」
織斑先生・・・あんたどっから現れた!?
「例の荷物ですか・・・了解です、ごめん一夏。ちょっと時間かかりそうだ」
「気にすんなって、何なら手伝おうか?」
ありがたい申し出だけど
「いや、大丈夫だ。多分何とかなる」
学園本校舎裏に置いてあった荷物
木のカバーを外すと・・・チタンカラーのバイクだった
「CBR1100XX?・・・これはもしかして・・・」
俺の愛車だったバイクじゃないか?
オドメーター(総合距離計)は00005.3㎞=5.3㎞=新車である。
違うか?
「あと2日でお前の戸籍と運転免許証が発行される、それはお前の身元引受人から来たお前の荷物だ」
なんというか、連絡が来た身元引受人が束さんだってことにびっくりだ、神様のアフターサービスが何とかと言ってたぞ
荷物の中には一応必要な物が揃っている、ヘルメット・グローブ・対衝撃用ジャッケット・・・etc.
「これは・・・」
販売証明書
受け渡し:1998/04/05
輸入:ドイツ仕様
購入者:Akagi=Porsche・Kakeru
「俺なのか・・・?」
戸惑っていると
「とにかく寮の駐車場に駐めておけ」
そう言って織斑先生は駐車場の場所を書いた紙を渡して行ってしまった。
と言うか駐車場るんだ・・・
キーをひねると残念なことに始動するのに必要最低限の燃料しか入っていないようで燃料系の針は力なく下にへばりつき赤いランプが点灯した
「押してくか・・・」
エンジンはかかるけど何処まで燃料が入っているのか分からない以上押していくしかないな。
思ったより重いよこれ。転生するまでは重いなんて思ったこと無かったのに・・・筋力が変わったのかな?
「重いよ、乾燥重量(オイルやガソリンなど液体が入っていない重量のこと)で223㎏もあるんだもん・・・そりゃあ重いさ」
と俺は絶賛涙目だ。
バイクを置いて寮の部屋に行くために廊下を歩いていると、一夏が部屋から飛び出してきた。
「あれ?一夏じゃん、どうしたの?顔色が悪いけ・・・ど・・・」
僕が言葉を詰まらせた理由?
ドアを突き破る木刀が見えたから
「一夏、君はいったい何をやらかしたんだ?」
そう言いつつ俺はカメラを取り出してシャッターを切った
カメラを何処で手に入れたかって?
さっきの荷物に入ってたデジタル一眼レフカメラだよ?
「頼む翔、助けてくれ!」
「涙目だね・・・」
「ちょっと待ってね」
問いあえず自分の部屋に行って荷物を置かないと
5分後
「さて、話を聞こうじゃないか」
問題の二人を僕の部屋に呼び間に僕が入った
要点だけ順を追ってまとめると
・一夏は部屋に行ったらルームメイトが居た
・そのルームメイトは幼なじみの篠ノ之 箒さんだった
・彼女はシャワールームから出てきてバスタオル姿だった
・箒さんは一夏と分かって木刀で襲ってきた
・一夏の部屋のドアは穴だらけ
と言うことになる
「まあ一概に一夏が悪いとは言わないけどね」
正直どっちもどっちだな
「一夏の真っ直ぐなその性格はかうとして、一夏も男なら適当なところで折れても良いと思うけどね」
もちろん一夏だけ話悪いとは言わないので
「篠ノ之さん貴方も貴方です。確かにショックでしょう、その心中はお察しいたしますが、見ず知らずの暴漢ならまだしも幼なじみでしょう篠ノ之さん?居合わせたのが僕ならばまだしも幼なじみの一夏ですよ?」
「だがそれでも限度という物が!」
「もちろん羞恥心を捨てろとは言いませんが、貴方が使ったのは木刀ですよ?一歩間違えば一夏が再起不能になるかもしれない傷を負わせてしまうかもしれない武器です。それをよく考えてくださいね」
「・・・・」
二人とも黙り込んでしまった
「じゃあ寮監に直談判に行きます」
「「へ?」」
間の抜けた声だなおい・・・
「今後このようなニアミスがないように織斑先生に直談判しましょう。まあ元々俺も会いに行かなければいけない用事があったからそのついでさ」
で、結局
「無理だな、開いている部屋がない」
職員室で寮監を聞くと織斑先生だと言うことで聞いてみたのだが・・・
「それは、部屋の都合がつくまで待っていろと言うことでしょうか?この場合しかるべき措置としては自分と織斑君を同室にするべきではないでしょうか?何かあってからでは遅いですよ」
普通に考えればそうだ、部屋割りで二人一組になるにしても男同士の方が良いはずだ。
「お前に部屋にもは諸般の事情により遅れていたルームメイトが明日来る。だから当分の間は無理だ」
「自分も織斑君と同じようなの生活と言うことでしょうか?」
それはそれで良いか・・・じゃなくて・・・それはあまり好ましくない
「いや、男だ。フランスから来るそうだ。データは渡しておいたはずだ」
男?3人目!?
「部屋にあったクリアファイルですか?」
「そうだ」
見てなかった・・・というか一夏の騒動の仲裁でそんなの読んでる暇なかったし。
「時間的余裕が無く見ていませんでした・・・」
ガンッ
出席簿って堅いんだよ?知ってる?でも一夏の時よりは少し軽い気がする。
「ところでお前のプロフィールは書けているのか?足りない部分を補充しておけと言っておいたはずだが」
「こちらになります」
赤城=ポルシェ・翔の公式プロフィール
年齢16歳
身長168cm
体重55kg
生年月日 2010/04/02
出身 日本
住所 日本国IS学園 学園寮1024号室
所属 超大天才篠ノ之ラボ テストパイロット
IS ミラージュ ランサーF1(FX/G2/CR-200)
第3世代IS
「こっちがISの詳細ですね、篠ノ之博士からデータが届きました」
IS名:ミラージュ ランサーF1(FX/G2/CR-200)
タイプ:電子戦対応型マルチロールタイプ
専用装備:Vランス(槍)
その他拡張装備:可変出力レーザー砲2連装
イプシロンMk.7:レールマシンピストル。単射もしくはフルオート。
RCSバーストシステム:スーパーストール状態(縦スピン)を起こして急旋回を行うシステム。
「ふざけているのか・・・あいつは」
そう言って僕のプロフィールにある「超大天才篠ノ之ラボ」の「超大天才」に2本線を引いて消していた。
ちなみにそこは篠ノ之博士が書いたんであって俺じゃないぞ。
部屋に戻ってきて
「申し訳ありません・・・・」
俺の部屋は二人で使用することが判明、部屋の用意ができるまではやはり一夏は篠ノ之さんといっしょになると言うことを俺は頭を下げながら伝えた
「いや、俺たちのためにそこまでしてくれただけで十分だ、俺の方こそ人任せにしちまってすまん」
「そうだぞ、むしろそこまでしてくれて私としてはうれしい」
とにかく僕は明日来る転校生?の受け入れのために荷物をまとめて整理しなければ
とりあえず感漂うやっつけ仕事です。
まあ気になったところをちょこまか変えてるだけなので大筋は変わらないかと思います。