IS インフィニット・ストラトス~ツインドライブの使い手~Ver1.02   作:Thalys954R

6 / 9
ACT.04「3人目の男子」

荷物を片付けると言うか着替えとか神様が送ってくれなかったら買わないといけなかったな。

今はとりあえず学園が用意してくれた服と最初から着てたジャージにハーフパンツというラフなスタイルに着替えたよ、だって制服のままだとだるいから。

 

「バックス。とりあえずシャルル・デュノア君のデータを出してくれ」

[了解しました]

 

デュノアって事はフランスのデュノア社と何か関係が?

「学園に通知されたデュノア君のデータはこれだけ?」

データがあからさまに少なかった、もう少しデータがあっても良いはずだ

 

[はい、それ以外のデータは見あたりません]

 

ちょっと彼のことを調べてみる必要がありそうだ。

「バックス・・・フランス政府のデータベースにアクセスしてこの子のデータを出してくれ」

 

[はい、ただいま]

調べることには罪悪感はなかったけど、むしろ事実を知ってからは罪悪感が僕を支配していた。

 

「これは・・・」

本名:シャルロット・デュノア、性別:女性。

フランス政府ではなくデュノア社のデータベースで行き着いた答えが「極秘」とされた資料の中にあった日本に出現した特異ケースの2名に近づくためにIS学園に男として潜入させるとの資料だった。

 

[織斑先生に報告いたしますか?]

「いや、ちょっと様子を見るよ、親が社長だからってここまでするとは思えない」

[了解です]

 

バイクと一緒に送られた段ボールには様々な物が入っていて

荷物の中にあの俺をここに飛ばした狂気の神様からの手紙が入っていた

 

 

「親愛なる翔君へやっほー!どーだいIS学園は?楽しんでるかな?楽しめるよね?君なら!

さてと、今回この手紙を出したのには訳があるんだぜ。

 

翔をこの世界に送るときに話さなかったその世界に起きている問題についての話なんだぜ!

基本的にこの「世界」って言うの物は情報をベースにして構成されていてだな、詰まるところパソコンと同じ2進法でデータの書き換えができるんだ

まあ基本的には干渉できないはずなんだが誰かが干渉を始めてしまったようなんだ。

 

そこで君たち2人の出番て分けなんだぜ!ブラックバードには「インフォメーションダイバー」って言う機能があって軽微な改ざんなら修復する能力を持たせてあるから使うと良いぜ。

 

もし大規模な改ざんの場合は待機状態で「インフォメーションリカバリ」って言う機能を使用してくれ。早くて数ヶ月、遅くても数年で修正はできると思うから。ダメなら連絡くれ、あたしが干渉して直す。翔の友人 神さま より」

 

 

と言うことらしい。

 

「俺にはさっぱりだ」

分からないぞ、つまり俺は一夏のフォローじゃなくて情報修正のために転生したのか。その前に数年って・・・。

 

[翔は記憶できていないのですか?]

 

「いや、もう文面は覚えた。俺は記憶できて理解に苦しんでるんだ」

 

[私としては理解しかねます]

 

君は機械だからね・・・。

 

[お疲れのようですね、シャワーを浴びることをオススメいたしますが]

「うん、そうしようかな」

 

ここのシャワーはいわゆるユニットバス的な物。

「今日は疲れた・・・」

学園の中で男子なんてパンダと同じくらい興味を引かれる対象らしく・・・プライベート空間が恋しくなりそうだ。

それにしても伊達メガネって結構邪魔だな・・・髪乾かすときくらい外しても良いよな・・・

 

シャワーを浴びた後、髪を乾かしていると

 

-コンコン

「はい?」

扉の向こうから聞こえたのは

「翔?飯に行こうぜ」

一夏が飯に誘いに来てくれたようだった

もう良い時間なんだね

 

「分かった、今行くよ」

 

 

 

一夏side

「翔?飯に行こうぜ」

もう一人の男子である翔は意外とつきあいやすい性格で良かったよ。

 

「分かった、今行くよ」

出てきた翔は・・・何というか昼間とは別人だった。

 

「どうかした?」

学校だとメガネをかけていたはずなのに今はかけてない・・・

 

「いや、なんつーか・・・メガネ・・・」

してないと女みたいだな

 

「メガネ?今はコンタクトしてるんだ。メガネは度が強くて疲れるからコンタクトなんだ」

メガネにコンタクトって結構金かかってると思うんだけど・・・流石はテストパイロットだな

 

「そうなのか」

気まずいぞ、この空気は

 

「もし、女みたいって言ったら・・・」

かわいいけど目が怖いぞ!

 

「いっ・・・言ったら?」

何かを持つまねをして

 

「投げる・・・」

何を!?何を投げるんだ?

 

「そっ・・・そうか・・・」

言ったらヤられる・・・

 

「まあ、そんな非常識な人はいないと思うけど・・・ね」

俺の一日目は恐怖という言葉で締めくくられたのだった。

 

一夏side end

 

 

 

 

翔side

 

翌朝、僕は篠ノ之さんと一夏と朝食を摂っていた。

「箒、これ旨いな!」

 

篠ノ之さんとコミュニケーションを取ろうとする一夏だけど

「…」

完全無視の篠ノ之さん

 

「翔、これ旨いよな?」

俺に意見求める気ですかこの人!?

「旨いんじゃないか?もっとも俺は別メニューだけどね」

 

朝食がバイキングだったため俺はパンにしていた。

メニュー:パン(食パン・菓子パンなど)×4・紅茶(ミルクティー)・サラダ・フルーツ(バナナなど)・ハム・ウィンナー・目玉焼き。

 

一夏たち?和食メニューでメインは焼き鮭だな

「そうだった・・・」

今更気がついた!?ダメだ、俺の中で一夏の注意力がストップ安・・・。

 

「ねえねえ、あの子たちが例の子かな?」

「一人は篠ノ之束さんのところのテストパイロットでもう一人は織斑先生の弟さんだって、強いのかな?」

「いいなー篠ノ之さんだけ一緒に食べられて」

「私も声かけてみれば良かった・・・」

 

など外野がつぶやいているんだけど一つ言いたい、こっちに聞こえてるよ。

 

「織斑君、隣良いかな?」

座席?あーそっか言ってなかったね

俺・篠ノ之さん・一夏(窓側から見て)

の順に並んでるんだ

 

声をかけてきたのは同じクラスの仲良し3人組、おい・・・一人制服じゃないのが居るぞ。

「へ?別に良いけど?」

 

「「よしっ!」」

 

3人は嬉々として座るけど、僕の隣はどんどん不機嫌に・・・。

篠ノ之さん、早食いは体に毒ですよ?

 

「わー織斑君て朝すっごいたべるんだー」

「男の子だね」

 

「そうか?翔だって変わらないし・・・」

そう言って一夏は俺の方を・・・その視線の先にいる篠ノ之さんを気にしてあげて!

 

「俺はパンだけどな・・・低血圧の性ってやつで朝食べないと動けないから」

俺の平均血圧?同年代の男性より結構低いらしい、詳しいことは説明されたけど気にしてなかった。

 

カタ・・・

「私は先に行くぞ」

篠ノ之さんはソソクサと食べ終わって席を立った

「ああ、また後でな」

 

「じゃあ俺も食べ終わったから行くわ」

最後のフルーツを食べきり俺も席を立った

 

気になることの真相を確かめるために

 

「篠ノ之さん!」

 

「ああ・・・赤城・・・か」

 

言葉に詰まりまくりだな

 

「呼びにくかったら翔で良いよ、まあ赤城でもポルシェでも翔でも好きに呼んでもらえればいいよ」

 

篠ノ之さんて歩くの早いよ

 

「篠ノ之さんは・・・一夏のことが好きなんですか?」

まあ定番ですよね。

「なっばっばばばばばばばばば・・・・」

なに!?地雷?これが地雷なの?いや待てむしろこれは照れ隠し!

 

「そーか♪やっぱり好きなんだ」

 

「ぐっ・・・・」

 

真っ赤になって下を向く篠ノ之さん

 

「手伝いましょうか?」

 

「え?・・・・どうして・・・」

 

間の抜けた返事をする篠ノ之さん

 

「俺が手伝おうという結論を出したの理由は3つ。1、篠ノ之さんは一夏がほかの女子と話すと機嫌が悪い。2、篠ノ之さんは一夏の前で挙動不審である。3、それを見抜けない一夏は恋愛に鈍い可能性がある。結論、手伝うのが妥当」

 

まあ原作を分かって居るというのもそうだけどね

 

「あの人の差し金ですか?」

あの人・・・ああ束さんか

 

「どうでしょうね。業務命令でないことは確かですけど、あの人は一度も俺に箒ちゃんを手伝ってなんて言いませんからね」

さっきまで険しい顔だったのだが・・・ふらふらと顔を真っ赤にしてどんどん早足になる篠ノ之さん・・・

暴走した蒸気機関車か?あの人は・・・と言うか競歩なら絶対に優勝できるぞ。

 

朝のSHL

山田先生が 

「今日は皆さんに新しいお友達を紹介します」

昨日の人か・・・シャルル君だったかな?

 

ちなみに今日は入学2日目である

「シャルル・デュノアです。フランスから来ました。諸事情により1日遅れてしまいましたがよろしくお願いします」

 

男子だった。

それも

「男子!3人目の男子!」

「しかもウチのクラス!」

「しかも美形!守ってあげたくなる系の!」

 

騒ぐね・・・そんなにはしゃぐと

「騒ぐな、静かにしろ」

 

教室は織斑先生の一声で静まった。まさに鶴の一声だな

「今日はIS実習を行う、各人はすぐに着替えて第2グラウンドに集合」

 

「それから、織斑、赤城・・・」

ん?やけに尻すぼみだな

「「はい」」

 

「赤城、お前・・・本当に赤城か?眼鏡はどうした?」

あ、忘れた

「寮に忘れてきました。コンタクトがあるので支障はありません」

 

ほら、暴走した篠ノ之さんを直してたら時間が無くて・・・

「そうか、まあいい。お前たち二人はデュノアノ面倒を見てやれ、同じ男子同士だ。解散!」

 

さて一夏の時間もないだろうし急ぐか

「君が織斑君で君が赤城君?初めましてぼく・・・」

 

律儀にも挨拶してくれるのか・・・品が良いところの人は違うね心に余裕が・・・思ってて自分が悲しくなった

「ごめんね、この時間は挨拶どころじゃないんだ、男子は移動しないといけない、女子が着替え始めてしまうからね」

 

そう言って僕はデュノア君の手をつかんだ

「こう言うときに男だって事を残念だと思うよ、俺は」

 

一夏・・・君は女の子の方が良かったのか?

「聞かなかったことにしておく、それより急ごう」

 

廊下を出て真っ直ぐアリーナへ

「俺たちはアリーナの更衣室で着替えるんだ実習のたびにこの移動らしい」

ちなみに聞かされたのは今日の朝、SHLが始まる前だった・・・

 

「う・・・うん」

顔が赤いよ?デュノア君

「どうかしたか?そわそわしてるけど」

落ち着きがない・・・いやあれだけの男女比だと正常か?

「トイレか?」

 

一夏・・・

「それはデリカシーがないぞ・・・男子でもだ」

できれば更衣室まで一直線に行きたかったが・・・

 

「噂の男子発見!」

「しかも3人!」

 

マズイ、これはマズイ。実習までの時間がないって言うのに

「一夏、デュノア君、突っ切るよ!!」

ここは人が集まらないうちに突っ切る方が吉だ

 

「いた!こっちよ!!」

「者ども、であえ、であえ!」

 

ここはいったいいつから武家屋敷に改装したんだよ

「見てみて、赤城君とデュノア君が手をつないでる!」

「赤城君の銀髪も良いけど、金髪も良いわねぇ」

 

勘弁してくれ・・・俺たちは授業に遅れる=生命の危機になるんだ。

「あと2秒で右の通路に入る」

 

一夏が頷く

「行くぞ・・・」

デュノア君の手を取って走り出す

廊下は走るなと書いてあるが気にしないで走る

 

「あ、逃げた!」

「追いかけるのよ!」

 

ふと昔テレビでやっていた「逃走何とか」という番組、タイトルが思い出せないな。

ハンターから逃げるやつを思い出した。

「なんで、みんな騒いでるの?」

 

走りながらデュノア君の疑問

「そりゃあ、3人だけだからね、IS男が・・・」

 

自分の体を見てハッとするデュノア君、男としての自覚あるよね?

「あ・・・ああ、そうだね」

 

嘆くように一夏が

「ここじゃ何処に行ってもウーパールーパー状態だ」

「何それ?」

わかりにくいたとえをするな一夏は・・・デュノア君が分かってないぞ

 

「昔に流行った珍獣?って所」

3人で全力疾走して逃げ切ることには成功したけどかなり時間をロスしてしまった。




やっぱり何話かくっつけてます。結構手抜きで話数削ってます。
因みに作者が多忙で更新スピードが遅いので相撲し訳ありません。

なので次回更新は未定!ですw
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。