FAIRY TAIL 紅の戦鬼   作:黒衣の男

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フェアリーテイルへ

フィオーレ王国……人口1700万の永世中立国。

 

 

そこは…魔法の世界。

 

 

魔法は普通に売り買いされ、人々の生活に根付いていた。そしてその魔法を駆使して生業とする者達が居る。人々は彼らを〝魔導士〟と呼んだ。

 

魔導士たちは様々なギルドに属し、依頼に応じて仕事をする。そのギルド、国内に多数。そのフィオーレ王国にある街マグノリア。その街で1人の青年が居た。

 

その青年の名は、 レーヴェ。

「疲れた。急にこんな場所に行けって、舐めてんのか。あのアホ師匠」

 

レーヴェは、頭を掻きながら椅子で体を伸ばしていた。何故こんなに人が多いのかと考えていると、足元にあった一枚のビラを拾い上げる 。そのビラを見た後、何故人がこんなに多いのかということに納得した。

 

「収穫祭か……なるほど。とりあえず目的地を探すか」

 

「さてと……」と思い椅子から立ち上がり歩こうとすると前から、「家賃ーーー‼︎」と言いながら女性が走ってきて、突然の事だったのでレーヴェは避けれず、飛ばされてしまった。

 

「ゴ、ゴメン。大丈夫だった!?」

 

ブロンドの髪の女性がレーヴェの元に駆け寄り手を差し出す。レーヴェはその手を取ってから立ち上がった。

 

 

「一応な」

 

「なら、いいんだけど……本当にゴメンね」

 

「気にすんな」

 

すると、レーヴェは女性の手の甲に紋章があるのに気づいた。

 

「なぁ、あんた妖精の尻尾(フェアリーテイル)の人間か?」

 

「えっ、うん。そうだけど」

 

「悪いけど、案内してくれないか?」

 

「いいけど……ギルドに何か用事?」

 

「あぁ」

 

面倒くさいけど、と呟いて溜息を吐いた。

 

「あんた、名前は?」

 

「……レーヴェだ」

 

「私はルーシィ。よろしくね、レーヴェ」

 

「よろしく」

 

 

笑顔で握手の為に手を出すルーシィに対して、レーヴェも手を伸ばし握手して、そのあと二人とも歩き出した。

 

「……ちなみにあんたが向かってた方向はギルドと逆よ」

 

「何⁉︎」

 

移動後

 

「……昔見たのと変わってるな」

 

 

それもそのはずだった。なにせ、レーヴェが来る前に見たギルドは、魔導士ギルド幽鬼の支配者(ファトムロード)との抗争によって潰れてしまったからだ。

 

「いろいろあって建て替えたのよね……ってやば⁉︎ミスコンが始まる‼︎」

 

そして、ルーシィはまたも「家賃ーー‼︎」と言って走って行った。取り残されたレーヴェは頭を掻きながら入り口の前で立ち止まっていた。

 

 

(前に来たのはいつだっけな……)

 

レーヴェはギルドの人間ではなかった。ならなぜ、前にきたことがあるのかというと自分の師匠の付き添いだ。レーヴェの師匠は前にこのギルドに居たらしい。

 

「おや、お前さんは……」

 

すると、レーヴェは突然、後ろから話しかけられた。

 

「久しぶり爺さん」

 

「レーヴェか。久しぶりじゃのう。元気にしとったか」

 

「一応な」

 

 

レーヴェが爺さんと呼んだ人物は、マスターマカロフ……つまり、妖精の尻尾(フェアリーテイル)の長だった。

 

「そうか。所であの人はどうしたんじゃ?」

 

「知るか、あんなアホ。朝起きたら手紙があって『妖精の尻尾(フェアリーテイル)で仕事をしなさい♡』ってあったんだよ。んで、探したけどいなかったからここに来た」

 

「苦労しておるの、相変わらず」

 

「全くだ」

 

「それで、お主はうちで仕事をするのか?」

 

「あぁ。あれでも、師匠のアドバイスは外れたことがないからな」

 

そこがムカつく所だ、とレーヴェが付け足して、マカロフは苦笑した。

 

「ま、どっちにしろ今日は無理じゃろ。さぁ、ワシはミスコン見に行くぞ〜〜‼︎」

 

そう言って、マカロフは意気揚々とギルドの中に入っていった。

 

「やれやれ」

 

実は、レーヴェの師匠の手紙には続きがあった。

 

妖精の尻尾(フェアリーテイル)で仕事をしていれば、君の初恋の女の子に会えますよ』と

 

 

「……初恋じゃないっての」

 

そう言って、レーヴェはギルドに足を踏み入れた。

 

to be continued

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