銀時の原チャリに銀時と新八が乗り、眞銀はその後をローラースケートで猛然と追う。
「絶景の夕陽を見ながら天国へ、第一便午後四時出航。まずいです!もうすぐ出ちゃいますよ!もっとスピード出ないんですか!?」
新八は銀時に叫ぶ
「イヤ、こないだスピード違反で罰金取られたばっかだから。」
「んな事言ってる場合じゃないんですって!!姉上がノーパンの危機なんスよ!!」
「ノーパンぐらいでやかましーんだよ!世の中にはなァ新聞をパンツと呼んでくらす侍もいんだよ!!」
「でも、ノーパンで済むとは限らないよ。もしかしたら貞操の危機になる可能性もあるし」
眞銀の言う通り、ノーパンだけで済むとは限らない。
かといって、今からどれだけ急いでも間に合わない。
そんな時、銀時たちの背後を一台のパトカーが追う。
「そこのノーヘル止まれコノヤロー。道路交通違反だコノヤロー」
「大丈夫ですぅ、頭硬いんで」
「いや、でも規則だし。それに転ぶと痛いよ」
「うっせえな。大丈夫っつってんだろ」
銀時はパトカーの窓から顔を出すうるさい役人の鼻目掛け頭突きをかます。
「ギャアアア!鼻血が!!いい歳して鼻血出しちゃった!!」
海の方を見るとノーパンしゃぶしゃぶ天国が出航していた。
「ああー!!ノーパン天国が!姉上があんなに高く!」
すると眞銀は後ろに下がり、パトカーと並走するとそのまま扉を駆り壊す。
「「ぎゃあああああああ!!」」
「すみませーん。このパトカー貸して下さい」
そう言ってパトカーから役人二人を無理やり降ろし銀時に声をかける。
「銀兄、車ゲットしたよ」
銀時は眞銀に向かって親指を立てて、原チャリを止め、新八と共にパトカーに乗り込む。
「銀兄、新八。しっかり捕まってて」
「あれ?眞銀、お前免許取ってたっけ?」
「え?」
「…………」
「「無言はやめて!!」」
「行くよー」
銀時と新八は叫び声を上げて、パトカーは反重力システムだがそんな感じの技術を使って飛び上がり、ノーパン天国へと向かって行く。
そして、眞銀は自慢の目で妙がいる場所を見つけ、パトカーでその部屋に突っ込む。
「な、なんやー!!?」
キノコヘアー天人は慌てるが突っ込んできたのがパトカーだと知ると驚く。
「しもうた!?役人が嗅ぎ付けおった!」
「安心しな、こいつはレンタカーだ」
銀時がそういいながらパトカーから降りる。
「どーもー、万事屋でーす」
「殴り込み来ましたー」
「姉上!まだパンツは穿いてますか!」
「新ちゃん!」
「おのれら何さらしてくれとんじゃー!!」
「姉上返してもらいに来た。」
新八は妙の手を握る。
「アホかァァ!どいつもこいつももう遅いゆーのがわからんかァ!!新八、お前こんな真似さらして道場タダですまんで!!」
「道場なんてしったこっちゃないね。俺は姉上がいつも笑ってる道場が好きなんだ。姉上の泣き顔見るくらいならあんな道場いらない」
「新ちゃん…」
そうしてる間に四人は天人の大群に囲まれる
「ボケがァァ!たった三人で何できるゆーねん!!いてもうたらァ!!」
「オイ、俺らがひきつけといてやるからてめーは脱出ポットでも探して逃げろ」
「あんたらは!?」
「君は君のお姉ちゃんを守りな」
「俺らは俺らの守りてぇもん守る」
そう言って二人は木刀と特殊警棒を構える。
「何をごちゃごちゃぬかしとんじゃ!死ねェェ!!」
天人が銃を構えるきのこ
その瞬間、天人がいきなり吹っ飛んだ。
「はイイイイ次ィィィ!!」
「どんどん来いやー!!」
銀時は木刀を振り回し天人を薙ぎ倒し、眞銀は二本の特殊警棒を手に相手を殴りつけ意識を奪う。
「な、何!?」
「デタラメだけど!」
「あの二人、強い!」
「新一いいいいいいいいい!いけえええええええええ!」
「新八じゃぼけええええええええ!」
新八はそう言うと、妙の手を握り走り出す。
「新ちゃん!いいの、あの人たち………それにどうしてあそこまで私たちを………」
「知らないよ!でも、あいつらは戻ってくる。だって、あいつらの中にはアレがある気がするんだ。父上の言っていたあの「あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!」「わああああああああああ!!」本当に戻ってきた!!?」
「きつかった!意外ときつかったんだ!」
「やばい!これ死ぬ!死ねるレベルのきつさ!」
「ちょっと!300文字も行ってませんよ!せめて500文字分は頑張って下さいよ!」
「馬鹿ヤロー!作者にとって文字数300文字ですら大変なんだぞ!」
「いいから早く逃げるよ!」
四人は全力疾走しながら船の中を逃げ回り、とうとう逃げ場のない場所に追い込まれた。
「行き止まりや。追いかけっこはしまいやでェ。」
銃を構えながら天人が近づいてくる
「哀れやの~、女の侍は始めてみたが、昔は国を守護する剣だった侍が、娘っ子一人護ることもできへんとは。おたくらに護れるもんなんてもうなんもないで。この国も…空も、わしら天人のもんやさかい。」
「国だ空だァ?くれてやるよんなもん、こちとら目の前のもん護るのに手一杯だ。それでさえ護りきれずによォ、今まで幾つ取り零してきたかしれねェ」
「私たちにはもう何もないけど、せめて目の前で落ちるものがあるなら拾ってあげたいの」
「しみったれた武士道やの。もうええわ。死ね」
銃を向け引き金を引こうとするがそれを隣の天人が止める。
「ちょっあきまへんまて社長!アレに弾あたったらどないするんですか!!」
「そ、そやった・・・・・・って!」
「よいしょ、よいしょ」
「銀兄、ファイトー」
「って…登っちゃってるよアイツ!!おいィィ!」
銀時は船の動力源と思われる機械に眞銀を背負いながらよじ登っていた。
「ちょっ待ちィィ!アカンでそれ!!この船の心臓…」
「客の大事な物は私たちの大事な物でもある」
「そいつを護るためなら俺らァなんでもやるぜ!!」
そう言って二人は木刀と特殊警棒を動力部に叩き付ける。
動力部にヒビが入り壊れ、船は動かなくなり落下し始める。
「きいやァァァァァ!!ホンマにやりよったァァ!」
「何この浮遊感、気持ち悪っ!!」
「あ、やばい。肉まんとあんまんと蕎麦がリバースしそう……」
「落ちてんのコレ!!落ちてんの!?」
そして、船はそのまま海へと落下した。
「海に落ちたから良かったものの、町に落ちてたら大変な騒ぎになってたよ。あんな無茶苦茶な侍、見たことない」
「でも、助けられたわね」
「んだよ!江戸の風紀を乱す輩をとっ捕まえてやったんだぞ!パトカー借りたぐらい水に流せって!」
「後ついでに、このエチケット袋も捨てといて」
「いや、パトカーぼろぼろなんだけど!俺もぼろぼろだし!てか、人に何を押し付けてるの!」
新八は役人と大声で言い合いをしてる三人を見る。
「……姉上、僕」
「行きなさい」
「え?」
「あの二人の中に何かを見つけたんでしょ。行って見つけてくるといいわ。貴方の剣を。私は私のやり方で探す。……大丈夫!もう無茶はしないわ。私だって、新ちゃんの泣き顔見たくないからね」
そう言って去って行く妙の背中を見つめ、新八は銀時と眞銀を見つめる。
(父上、この二人の魂、如何なる物か酷く分かり辛いですが、それは鈍く確かに光ってる様に思うのです。今しばらく、その光をその傍らで眺めで見ようと思います)
新八は父に言うかのように心で言い、銀時と眞銀のもとへと走った。