島リセした主人公はムカデを一撃で倒すウッドソードを手に入れました。   作:フラン可愛い

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森で出会う人はだいたいおかしい人達でした。

 魔物が吹っ飛ばされて静かになった森に、風が吹き抜ける。

 まるでオヤジギャグを言い放って、なおかつ滑ってしまったのうな寒さも感じられる。

 その原因は間違いなくこの異常な攻撃力を持ったウッドソードだ。

 

「……と、とりあえず先に進むでござる!」

「そ、そうだな! あの猫も気になるし、追いかけるのがベストだ」

「う、うん」

 

 視線の奥に見えるのはお座り状態をしていて、青いリボンを巻いた白い猫。

 どうやらキャトラは魔物を倒すことも待っていてくれたようだ。

 

 こちらが一通り落ち着いたことを確認すると、彼女はひらりと身を翻して森の奥の方へと消えていく。

 目的の場所まではまだ少し距離があるようだ。

 

「……」

「……」

 

 先程と同じように猫を追いかけているが、違うのは何一つとして会話がないこと。

 草木がこすれる音だけが森の中に響き、空気は凄まじく重い。カイル達はチラチラと僕の持つウッドソードを見ているため、初期装備として配布されるはずの武器に恐怖を抱いているとも感じ取れる。

 

「……ふ、フラン? また誰かストーキングされてないかな? 僕ちょっと鈍いからさ……」

「……一応大丈夫そうでござるよ」

「ならいま俺がフランを襲っても……やっぱ何でもない」

「蹴る手間が省けたでござるな」

 

 なんとか会話をしようと試みたが、やはりこの状況で自分ひとりでは難しかった。

 しかし、カイルの痴話発言のおかげでほんの少しだけ空気が和んだため、今回ばかりは彼に感謝である。

 

 思えばなんでレベル一桁代のジャガーを倒しただけでこんな雰囲気になってしまうのだろう。……やっぱりウッドソードが怖くなってるんだよねきっと。あんまりこの武器は使わないようにしておこう。武闘家へ転職する日も近いかもしれない。

 

 ――ふと気がつくと、樹林は開けた場所に出る。そこにいたのは追いかけていた白い猫と銀髪の女の子。

 普通なら、魔物がわんさかいるこの場所で人が倒れているのは普遍的なことでは無かった。

 

「! 人が倒れてるでござる!!」

「! 人口呼吸で名を馳せたのカイル様の出番――」

「とりあえず安否確認が先ね!?」

 

 女の子と確認出来て行動が一番早かったのはカイルである。もう変態のレッテルを貼り付けてもいいんじゃないのだろうか。

 

「まぁ冗談は置いといて……今度は逃げないんだな。ここなのか? 俺達を案内したかったのは」

 

 カイルは倒れているの女の子の脈を確認して安心したような表情を作ると、猫に向かって話しかける。

 

 しかし白い猫の表情は徐々に暗くなる一方で何も返事は来ない。

 

「えっと、どうしよう」

「……ちょっとアンタたち。早くなんとかしてよ!」

「!?」

 

 僕の話し声に割り込むように一言助けを求めるような声を上げたのは、間違いようもなく白い猫。

 魔物が多くいるこの森に猫がいるのも違和感があるのだが、さらに驚くことに喋ったのである。

 

 ――まぁ、本当は僕達、彼女達のことを知ってるんだけどね。

 島リセのルーンのおかげで、僕達は過去の出来事をやり直しているらしい。

 

 そんな効果があるルーンは聞いたことはないけど、森羅万象を覆すルーンもあるらしいのであるという事にしておこう。

 

 彼女達はギルドオファーを受ける前に会話した白い猫と女の子と同一人物、もとい同一猫である。ただ、このようすをみると、僕たちの記憶は完全に消えていると見える。

 

「お前……喋れるのか!?」

 

 カイルが飛び跳ねるように驚き、信じられないといいたげな視線をぶつける。……が、キャトラは相変わらず無愛想な表情のまま言葉を投げかける。

「そんなのどうでもいいから、アイリス、を早く!」

 

 どうやら、銀髪の女の子はアイリスという名前らしい。付近には杖が転がっていることもあり、彼女のクラスは魔術師であることが考えられる。

 

 言葉を言い終えるとキャトラは徐々に焦燥の表情、声へと変えていき、彼女の安否への心配が積もっていることがよく分かった。

 

「アイリス殿、大丈夫でござるか!? 洋梨を食べられるでござるか!?」

「……っ……」

「こうなったら俺が口移し――」

「やめろバカっ」

 

 カイルが割と本気で暴挙に出る既であっため、彼を羽交い締めして抑える。

 抑えているのにも関わらずもがいているのでやはりアイリスはターゲッティングされたようだ。

 

 フランの洋梨はアイリスの身体に吸い込まれるように消えていくと、ピクン、と彼女の身体が跳ねる。恐らく。回復効果が出たようだ。

 そして、ゆっくりと目を開く彼女の様子が見て取れた。

 

「きゃ……と……ら……」

「アイリス!!」

「アイリス殿!」

 

 サファイア色の虚ろな目をしているが、どうやら命に別状はなさそうだ。

 彼女はフランの介護に礼をいった後、キャトラをを見据えて現在の状況を確認するかのように困惑した声を上げる。

 

「この……方々は……?」

「良かった……アイリスは目を覚まさないし、どうしていいか分からなくてね。そしたら、この人たちをたまたまた森で見かけてここまで連れてきたの!」

 

 どうやら僕達が彼女に出会う前からキャトラとアイリスは関係を持っていたようで、しゃべる猫に驚く様子は微塵もなかった。

 

「おいおい……お前は俺達をなんだと思ってるんだ?」

「いつものキャトラどのでござろう?」

「うん、いつものキャトラだね」

 

 カイルが猫に道具扱いされたような気分であるようで、少々怒りを含んだ声を発する。

 僕も彼女と初めて出会った時には「なんだこの生意気な猫……」と思ったので流石に突っ込む気にはなれなかった。

 

 その発言を聞いて、アイリスはフォローするかのように謝罪の念を込めてカイルに頭を下げた。

 

「ごめんなさい。この子、悪い子ではないのだけれど少しこういう所があって……あ、申し遅れました。私はアイリス。助けてくれて、ありがとう」

「そうか。アイリスがそういうならそうなんだろう。俺はカイル。こっちはフランと――だ」

「さすがカイル。手のひら返しがぐるんぐるんでござるね。それとアイリス殿。本当に拙者を覚えていないのでござるか?」

「さっきから気になってたんだけど、なんでアンタ私たちの名前を知ってるのよ」

「ふ、フルーツ忍者は直感がすごいから!! 」

 

 やはり、二人には僕達の記憶は全く存在していないようだったが、フランは何となく分かっていたらしく、悲しそうな顔を一瞬だけ見せた後、笑顔で答える。

 

「ふーん。フルーツ忍者ね。胡散臭いわね」

「で、君達はここで一体何を?」

 

 カイルがまるでナンパをするかのように軽い口調で話す。

 昔のカイルだったら緊張しつつも情報を引き出そうとするカッコイイ姿であったのだが、いまはただのチャラ男である。

 

「私は……ええっと……」

「ん?」

「……ごめんなさい。うまく思い出せなくて」

「大丈夫?」

「……そう。そうでした。この先にある遺跡へ向かうところでした。でも、途中で大きな地震があって……気を失ってしまって」

「地震……あったでござるか? 覚えがないでござる」

「何よ、信じられないっていうの?」

 

 どうやら彼女は地震の影響により、気を失ってしまったようだ。

 カイルのいうとおり、僕達は地震を体感していない。なので彼女の言っていることが疑問に思えるのは当然であった。

 

「そういうことではないさ。気を悪くしたのなら謝ろう」

「……」

 

 なぜかウインクをアイリスに向けて送るカイルは今日も平常運転である。キャトラでさえ無言、しらけた表情になってしまったため、彼のスキル二は目配せ攻撃になったのであった。

 

「そうだ。僕達もその遺跡に向かっているところなんだ。良ければ一緒に行かない?」

「オーララ! 安全第一でござる!」

 

 ここで誘わなければ先へは進めないような気がして僕も頑張って大人の階段を一歩踏み出してみる。

 ナンパの類じゃないからねこの誘いは。ほんとに。

 

「よろしいのですか?」

「オーララ!放っておけないでござる!」

「おいおい俺のセリフを奪うなよ。とりあえず、目的地が同じなら好都合さ」

 

 カイルがにやっとした表情を僕に向けて作る。違う。そうじゃないんだ。ナンパなんかじゃなくてだね――

 

「ありがとうございます! 私、こう見えても魔法には自信があるんです。お役に立てるよう、精一杯頑張りますっ!」

 

 そう言って杖を拾って胸の前で抱え込む彼女はやはり懐かし――!?

 

「ぶっ!?」

「シショー? どうしたのでござるか?」

「なんでそんなの持ってるの?!」

 

 彼女が抱え込んでいる杖。呪われし杖 と呼ばれる武器である。その名前の通りその武器は呪われていて、特殊なルーンで精製しなければ装備すらしたくなくなるようなデメリットがある武器だ。

 

 そのデメリットとは被ダメージ五倍という、絶対に装備するんじゃないぞ、といいたげなオートスキルも付与されている。

 

 また、この呪いの杖には様々な人物がかかわり合っているらしく、このたくさんの用語でるので今回は説明を省いておく。

 

「えっと……ギルドのオファーを受けてその報酬でもらいました」

「ん? アイリス。ギルドに所属しているのか?」

 

 ギルドのオファーはなんと言ってもギルドに加盟をしていなければ入れない。

 ちなみに、僕は島リセのルーンを使う前であった時には 百戦錬磨の戦士四段 という称号をもらっていた。ちょっと自慢ものである。

 ……が。いまはどうなってしまっているのかは分からない。もしかしたらギルドに所属していたことも消えているのかもしれない。

 

「はい。入っていますよ。流石に身分証明ぐらいは欲しかったので」

「浮浪者だと怪しまれるからねー。ふふん、アイリスの段位、聞きたいでしょ?」

「聞きたいでござる!ちなみに拙者は 空の英雄九段 でござるよ!」

「嘘だろ! 俺でさえ伝説の勇者八段だぞ!?」

「あらら。みんな高いわね。でもまぁアイリスには及ばないかしら!」

 

 段位は数字が高いほど実力が高い事になっている。

 僕とフランの場合、五つのランクの差があるということだが、これから放つ彼女らの発言で僕は世界を駆けて逃げ出したい思いを抱え込むことになる。

 

「私は、希望の先導者十四段 です。とりあえず、遺跡に急ぎましょう?」

「「…………うっそやろおまえ」」

 




ダンジョン内のストーリーが全く思い出せない上、見るこすら出来ないのでここで切ります。申し訳ない……っ

では話は変わりまして最近の話題を。

いやーアーモンド姉妹の勢力が凄まじいですね。ランダムマッチで
「「「アーモンドピークよorプレミオだ」」」

なんてよくあるパターンです。いつかのシャルロット時代を彷彿とさせますね。シャルロットかわいい。

黒猫コラボに関してはもうどれもこれも最高なので課金してしまおうか迷ってます。
墓標にて「タローおっきいね!」という名前でキワムを使って遊んでいた方がいて欲しくなってきたこの頃です。
誰だ オワムなんていったやつ。リアムさんに謝れ()

まぁ一番欲しいのは金髪の彼女なんですが。

アリエッタ持ってない雑魚おる?wwww
……私です。私に究極魔法ドカーンをお恵みください。

ではでは。
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