秋津洲ちゃれんじ   作:秋津洲かも

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設定かも!
秋津洲(あきつしま)チャレンジってなあに?


 

ご存じよ!毎日やってる!という方は次話へお進みください

 

秋津洲?知らない子ですね?という方は読んで頂ければ幸いです

 

 

 

 

秋津洲(あきつしま)はオンラインゲーム、艦隊これくしょんに登場するキャラクターです

 

モデルとなったのは実際に存在した大日本帝国海軍の水上機母艦秋津洲、海の上で離着陸することができる飛行艇(映画紅の豚に登場する飛行機)を運用する一種の空母です。

 

その搭載する飛行機が特徴的で名前は二式大艇(にしきだいてい)、当時、世界最高性能を誇る飛行艇でした。

 

最高速度は450キロ以上、巡航速度はおよそ300キロ、航続距離は最大約6000キロに及びます

 

その分、大きさも巨大で長さ約30メートル、横幅約40メートル

主に『偵察』を任務としていました

 

そう秋津洲はかの有名なゼロ戦などを搭載していた空母である赤城や加賀とは違い、前線で戦うための船ではありませんでした

 

 

 

お話をゲーム、艦隊これくしょんに戻します

 

艦隊これくしょんでは戦艦であれば砲撃、空母であればゼロ戦など、艦載機による爆弾攻撃、駆逐艦では砲撃・魚雷攻撃を両方とも行えます

 

とにかく敵、深海棲艦を攻撃してやられる前にやっつけるゲームなのです

 

では水上機母艦 秋津洲はどうやって敵と戦うのか

 

偵察用の二式大艇しか積めない秋津洲は困りました

 

そこで小さい「砲」とも呼べないような「機銃」を手に取り戦うことにしました

 

それがゲームの中で反映され、秋津洲(あきつしま)はとてもステータスの低い、弱いキャラクターとして誕生しました

 

ところがこの秋津洲、ゲーム内ではとても手に入りづらく、イベントが行われたとき限定でとてもとても苦労に苦労を重ね、やっと手に入れることができるような希少なキャラクターなのです

 

入手手段はそのイベント1回きりで、2015年12月現在は入手する方法がありません

皆さんそうして血と汗と涙を流してようやく手に入れた秋津洲

 

期待を大きく大きく上回り、非常に貧弱だったのです

 

最弱だったのです

 

RPGに例えると最初の町・お城などの周囲の敵にボロボロにやられてしまう

 

それではレベルをあげることも叶いません

 

でも何か特殊能力を持っているんじゃないか、そう期待した方も多いですが、見事に期待をやぶり、特殊能力どころか他のキャラクターが持っている最低限の能力さえ有して、持っていませんでした

 

これは苦労をして手に入れたプレイヤーの怒り、反感を買い、やがていじめられるようになりました

 

そのいじめのうちの1つが『秋津洲チャレンジ』だったのです(中には愛しているが故に行う方もいます)

 

最弱の秋津洲(あきつしま)を他のキャラクターと1対1、つまりタイマンで戦わせ、どちらが勝つだろうかと予想し、それを楽しむものです

 

結果はもちろん、最弱の秋津洲は相手にまずほとんど勝利することはできません

 

けれども最弱とされているキャラクターがけなげに巨大な敵、戦艦大和などに立ち向かう姿は見る者に大きな感動を与えます

 

 

これが『秋津洲チャレンジ』です

 

この物語は偵察だけが唯一の取り柄の、彼女のゆっくりした成長を描くものです

 

 

 

(次話より本編になります)

 




そっかー、あんまり知られてなかったかも!

次回、秋津洲登場!『見捨てないで欲しいかも』

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