【GE作者合同投稿企画】聖なる夜だよ、神喰さん!   作:GE二次作者一同

7 / 9

題名・作者名:極東のクリスマス トメィト

投稿作品名:神様死すべし慈悲はない

登場キャラ:アナグラ勢、第一部隊、ブラッド隊、フライア勢、オリ主

ジャンル:ギャグ、カオス



極東のクリスマス(作:トメィト)

 

 

 

 

 クリスマス。

 それは、町中がきらびやかなイルミネーションで彩られ、小さい子どもをつれた家族が笑顔で店を回ったり幸せ絶頂期のカップルたちが入り乱れ盛り上がったりするという独り身には少々……というか割とつらいイベントである。本当は誰かの誕生日を祝うとかそんなものだった気もするが定かではない。だってあんまりクリスマスとか祝ったことないし。興味もないし。

 

 

 さて、簡単に俺自身の主観を混ぜつつクリスマスについて説明したが、それは過去の世界での話である。現在俺が居る世界にそんなのんきにクリスマスを楽しんでいる余裕なんてない。というか、そもそもクリスマス自体を知らないのではないだろうか。特に世紀末な世界でも飛びぬけてアレな極東ならばなおさらそうだろう。

 

 

 12月24日。過去ではクリスマス・イヴとして、当日に負けないくらいに盛り上がるその日に俺は今日の分のアラガミを狩りながらそんな事を考えていた。

 

 

 

 

 「これからクリスマスパーティーの準備を始めます!」

 

 

 

 

 極東支部に帰ってラケル博士のこの宣言を聞くまではな!

 ラウンジの真ん中で車椅子に座りながらも片腕を天に突き上げながら宣言するラケル博士を見ながらそう俺は心の中で絶叫する。もう最近では俺が思っていること全てがフラグに変貌していっている気がするぜ……。

 というかラケル博士クリスマスとか知ってるのか?あの人がクリスマスを祝うとかあんまり想像できないんだが。

 

 

 「ふっふっふ……仁慈、どうやら貴方は私を甘く見ているようですね」

 

 

 俺の表情で考えていることを察したのか不敵な笑みをこちらに向ける。どうしたんだ一体。今日は一段とテンションがおかしいぞ。

 

 

 「クリスマスが何たるか……そんなことくらい私も把握済みです。抜かりはありません」

 

 

 もうこの時点で嫌な予感しかしないんですけど。不安しか感じ取れないんですけど。

 こういう台詞の後には予測不能な事態が起きるということが、お約束もしくは大宇宙の意思によって決定付けられている。人それをフラグという。

 どんなオチがつくか大まかに当たりを付けつつ、話を進めるために「早く聞いて」という意思を込めてこちらに視線を向けるラケル博士に問いかける。

 

 

 「だったらどういうイベントなのですか?クリスマス」

 

 

 「それはですね――――――――一年に一度だけその姿を現す『サタン・クロス』と接触して力を示すことで、彼が持っている財宝を分けてもらえるというイベントです」

 「お前は何を言っているんだ」

 

 

 あぁ、やっぱり駄目だったよ。

というかサタン・クロスて何だ。何処の悪魔だ。

 

 

 そんな俺のツッコミをよそに、ドヤ顔で言い切ったといわんばかりに満足げな雰囲気を放つラケル博士。周囲では各々が思い描くクリスマス使用にするために勝手にラウンジを着飾り始めるブラッド。不敵な笑みを浮かべて機械を操作し始めるサカキ支部長。料理に挑もうとするアミエーラさんにソレを必死に止める藤木さんとシックザールさん。紅茶の変わりにシャンパンを用意し、髪をいじるエミールさんに『サタン・クロス』の話を聞いて目を光らせるムツミちゃん。最後に俺と同じく死んだ魚のような目でみんなの様子を見るエリナ。

 

 

 ……もうなんというかすごいカオスである。

 

 

 

ハァ、と溜息ひとつついて俺はとりあえずハイになっている馬鹿共を放置することに決めた。視界の隅っこでエリナが俺に向かって助けを求めるように手を伸ばしていた様子が見えてが気のせいということにしてラウンジを後にする。

 逃げじゃナイヨ?誰かがフリーの状態をキープしておかないとアラガミが現れたり新たな任務が発注されたときに対処できなくなってしまうからダヨ?いや、マジで。その証拠に、エントランスには何時ものように竹田さんとフランさんが機械を操作して周囲の情報やら何やらを色々見ているのだから。本当にいつも何時もお疲れ様です。他の連中が仕事しなくて大変申し訳ありません。

 

 

 そんなことを考えつつ、俺はいつでも出撃できるように任務の際には必ず持っていくポーチの中身を確認する。基本スタングレネードしか入ってないけど。

 回復錠?知らんな。あたらなければどうということはない。

 

 

 ポーチの中身を確認し終え、本格的にやることがなく手持無沙汰になってしまったので適当にターミナルで何かを見て時間を潰そうと階段を上がる。

 しかし、俺が階段の一段目に足をかけたときカウンターにいる竹田さんとフランさんの様子があわただしいものになっていることに気付いた。

 オペレーターとして常に冷静であることを日頃から心がけている彼女たちにしては珍しい光景だったので何か対応に困ることでも起きたのではないかと思い彼女たちに近づく。アラガミが現れましたとかいう話だったら俺でも力になれるしね。

 

 

 「どうかしましたか?」

 

 

 「あ、仁慈さんですか。それが……観測班からの報告なんですが、驚かないで聞いてくださいね」

 

 

 「そういう覚悟が必要な話なんですか?」

 

 

 「いえ、覚悟というか……その………」

 

 

 なんというか、悪い情報とかそういう類のものではないらしい。隣にいるフランさんも焦った様子でない。困惑の表情は浮かべているが。

 

 

 「………観測班が、極東支部に向けて移動するサンタクロースの姿を発見したそうです」

 

 

 「………は?」

 

 

 聞き間違いかな?

 

 

 「観測班が、極東支部に向けて移動するサンタクロースの姿を発見したそうです」

 

 

 「聞き間違いじゃなかったか……」

 

 

 そりゃ困惑しますわ。

 竹田さんもフランさんもそんな表情を浮かべるわけですよ。いきなりサンタクロースが接近してきていますとか言われてもどんな対応をすればいいのかさっぱりだもの。

 

 

 「ほうほうそれ実に興味深い報告だね」

 

 

 「………いつも言ってますけど、いきなり会話に入ってこないで下さいよ」

 

 

 なんとも微妙な空気を醸し出していた俺、竹田さん、フランさんだったがそんな中に先ほどまでラウンジでばかやっていたサカキ支部長が俺たちの話を聞いていたらしく、俺の背後からにゅっと顔を突き出していた。

 ……赤鼻とトナカイの耳付きで。おい、仕事しろよ支部長。

 

 

 「そんな細かいことはいいじゃないか。それにしても、サンタクロースが出現か……真偽はともかく、とても興味をそそられる情報だとは思わないかい?仁慈君」

 

 

 「興味ないです」

 

 

 「そうかそうか。だったら君にこのサンタクロースの捕獲任務を与えよう。いい報告、期待しているよ」

 

 

 おかしい。同じ言語で話しているはずなのに会話が成立していない。いくら受け取り手によって感じ方が違うとはいえ、これはないだろ。

 そんな意味を込めて視線をサカキ支部長に送ってみれば、

 

 

 「大丈夫、何も一人でサンタクロースの捕獲に行けなんて言っているわけではないんだ。同行者は好きに決めていいよ」

 

 

 違うそうじゃない。

 見ても通じないとなれば睨むしかないと、いっそ親の敵を睨むかのごとき視線をサカキ支部長向けるが……駄目。何時ものごとく怪しい笑みで流されてしまった。これはあえて無視していますわぁ……。

 

 

 ハァ、とサカキ支部長に見せ付けるように大きな溜息をひとつ吐いて、観念して彼の任務とも言えない頼みごとを引き受ける。もし俺が居ない間にアラガミが出現しても知らないからな。そうなった場合、頑張ってラウンジに居る馬鹿共を説得してくれ。

 なんて考えながらサカキ支部長に許可された同行者を確保するために、再びカオスなラウンジに足を踏み入れた。

 

 

 

 

                   ―――――――――――――――――――

 

 

 

 

 「え?何で私呼ばれたの?」

 

 

 「もしかしてあの空間にまだ居たかったりした?もしそうだったら悪いことをしたかな。……よし、今からヘリを呼び戻そうか」

 「滅相もありません。本当にありがとうございました」

 

 

 角度はきっちり90度、無駄のない速さで美しさすら感じるお辞儀を見せたのは俺がサカキ支部長からもらった同行者好きに決めていいですよ権を使用し連れて来たエリナである。

 理由はもちろんあの場で俺に協力してくれそうなのが彼女しか居なかったからという事と、あの空間に一人だけ置いてけぼりだとかわいそうだなという同情から連れて来た。

 

 

 「………で、今回は何を倒すの?接触禁忌種?それともハンニバル系統のアラガミ?」

 

 

 「発言が完全に極東人だよなぁ……」

 

 

 知ってるか?弱冠14歳のこの子が上げたアラガミ、普通はこんな軽い感じで狩りにいけないんだぜ?他の支部では、持てる戦力を全て投入しても勝てるか分からないくらいの相手が接触禁忌種やハンニバル系統のアラガミなのだ。極東では関係ないけど。

 

 

 「エリナが日に日に極東に染まりつつあることがよく分かる発言は置いておくとして、今回俺たちが行う任務の内容を発表します」

 

 

 「なんか釈然としない言い方だけど、今はスルーを決め込むとして……その内容は?」

 

 

 「サンタクロースの捕獲」

 

 

 「………ふぁ?」

 

 

 あらやだ可愛い……じゃない。

 俺が竹田さんから話を聞いたときと同じように呆然とした反応を見せるエリナ。そりゃそうだよ。サンタクロースを捕獲しようぜなんてこの歳で言われたら、宇宙人や未来人や超能力者、なんちゃって一般人と毎日お城おかしく迷惑に過ごしている人の同類なんじゃないかと思うだろう。俺は思ったね。

 

 

 「うん。言いたいこと考えていることは分かる。でも、ほら……これ言い出したのサカキ支部長だから……」

 

 

 「納得」

 

 

 さすがサカキ支部長。名前を出しただけでこの納得のされようよ。

 うんうんと先程とは打って変わり、しきりに頷いているエリナを放置して耳元にある通信機を起動させて今回オペレーターを担当してくれているフランさんに連絡を入れる。目的はもちろん周辺状況の確認だ。

 

 

 

 「フランさーん。サンタクロース見つかりましたか?」

 

 

 『すいません。サンタクロースを発見したといっていた観測班からの連絡はいまだ入っていません。私たちのほうでも探してみたいのですが……サンタクロースの反応がどういうものかわからないので、こちらの計器を使って探すことは現実的ではありませんね』

 

 

 「そうですよね」

 

 

 フランさんと話をしつつ、エリナの肩を叩いて正気に戻しその辺を適当にグルグル歩き回ってみる。その場に居るだけだと暇だし、もしかしたらばったり出くわすことができるかもしれないしね。

 そう考えて歩くこと十数分。そろそろ観測班からの連絡があってもいい頃なのではと、再びフランさんに通信機をつなげようとしたとき、俺がつなぐよりも先にフランさんから俺個人ではなく部隊全体ようの通信が入った。

 

 

 『仁慈さん。正体不明のアラガミはそちらに接近中です!三十秒後に接触予定!』

 

 

 「了解です」

 

 

 『的は未知数です。こちらの計器でも反応は赤と緑が入り混じった奇妙なものとなっております。充分に気を引き締めてください』

 

 

 

 フランさんの報告を聞いて、俺とエリナは思考を戦闘用のものに切り替える。

 極東にはイカれた(優れた)技術者たちが様々なものを開発、改良している。それは任務の際に使用する機械も例外ではない。通常、アラガミが俺たちに気付いていない場合は青、気付いた場合は赤色にアラガミ反応が変化するのだが、極東の技術者の手が加わったその機械ですら正確な情報を読み解くことができないとなるとかなり厄介な相手だろう。

 

 

 『あ、それさっき私がクリスマス仕様にしたからだね。別に計器の異常とかではないから安心していいよ』

 

 

 『「「何してくれちゃってんの!?(何てことしてくれるんですか!?)」」』

 

 

 通信に割り込み、衝撃の一言を放つサカキ支部長。それに全力でツッコミを入れる俺、フランさん、エリナ。狂はこんなのばっかりだな。クリスマス・イヴだらかテンション上がりまくってるのだろうか……。

 

 

 『観測班より連絡が入りました!サンタクロースが仁慈さんに急接近しているとのことです』

 

 

 そして、追加で入るこの情報よ。

 どうしてアラガミとサンタクロースがダブルでこっちに来るんですかねぇ。

 

 

 「神機使いとして、アラガミの討伐を優先します」

 

 

 『わかりました。ご武運を』

 

 

 「エリナ。準備はいい?」

 

 

 「大丈夫」

 

 

 通信を切って、こちらに来ているというアラガミを向かいいれる準備をする。

 そうして戦闘態勢に移行したした瞬間に、フランさんから報告が入ったアラガミが俺たちの前に姿を現した。

 

 

 「………」

 

 

 「………」

 

 

 どうやらフランさんが観測したアラガミはサリエル系統のアラガミであるアイテールであったようだ。スカートのような部位をひらひらと宙に遊ばせながら優雅に近づいてくる。

 しかし、その様を見た俺とエリナは無言である。その理由は今対峙しているアイテールに原因があった。

 

 

 

 

 通常のアイテールは全体的に灰色に似た色なのだが、俺たちの目の前にいるアイテールは全身的に濃い赤色であった。しかもただ赤いだけではなく胸の中央から下に一列、白い丸のようないろが連なっており、足の先端は黒くなっていた。

 サリエル種の特徴である昆虫のように膨らんだ部位は、通常よりも大きくなっており色は白色になっていた。

 

 

 さて、今の説明では分かりずらいかもしれないが想像してみてほしい。

 言った通りのカラーリングをしたアイテールの姿を。

 

 

 

 『Merry Christmas』

 

 

 「「お前がサンタかよ!」」

 

 

 

 つまりはこういうことである。

 無駄に流暢な英語でクリスマスを祝いやがったアイテールVerサンタが俺たちの目の前に現れたのだ。無言になり、その後にエリナと同時にツッコミをかましても誰も責められないと思う。 

 というか、そりゃサンタとアラガミがダブルで来るはずだよ!同一人物だもの!

 

 

 「くそ!こんなカオスなクリスマス初めてだぞ!本当に極東は魔窟だな……ッ!」

 

 

 「アラガミも神機使いも技術者も、おかしなやつしか居ないのっ!?」

 

 

 通常よりも大きな部分はプレゼント袋の代わりかコンチクショウ。

 俺とエリナは今日一日のカオス具合に若干自棄になりつつアイテールVerサンタを討伐するために駈け出した。サカキ支部長についてはこいつのコアで我慢してもらおう。ここはモン〇ンじゃないので捕獲はできないしね。

 

 

 

 

 

 

                 ――――――――――――――――――――――

 

 

 

 

 アイテールVerサンタの討伐は無事に終わった。カラーリングがおかしかっただけで攻撃方法は通常のアイテールと変わらなかったことが大きな要因である。

 適当にプレゼント袋を思わせる部分を捕食すると、このアイテールVerサンタのコアとは別に、普通ならばアバドンを倒さなければ手に入らない、どんな素材にもなれる万能コアを三つほど確保できた。どうやら俺が思っていたよりもサンタしていたようで、微妙に罪悪感が沸いた。

 

 

 極東支部に帰還し、光の速さでやってきたサカキ支部長にアイテールVerサンタのコアを奪取された俺はこの珍妙な任務のオペレーターをやってくれた竹田さんとフランさんにお礼を言って、クリスマスパーティーの準備をしているであろうラウンジに入る。

 俺とエリナというストッパーが不在の状況でどうなったのか、その様子を見るためである。扉の前でエリナとともに息を整えると意を決して入室した。

 

 

 『メリークリスマス!』

 

 

 扉を開けた瞬間俺とエリナを迎えてくれたのはラケル博士やブラッド、極東の人達によってカオスに彩られたラウンジではなく彼らが構えていたクラッカーの音と火薬の匂い、そして俺の予想とはまったく反対の綺麗に飾り付けがされたラウンジであった。

 

 

 「おぉー……綺麗に飾りつけされてるな……意外にも」

 

 

 「ホントに、綺麗に飾りつけされてるわね。意外にも」

 

 

 「失礼ね。私だって真面目にやればこのくらいのこと、余裕でできます」

 

 

 思ったことを素直に口にすると、心外だと言わんばかりの表情を浮かべてこちらにラケル博士がやってきた。よく見れば周囲に居たブラッドや極東の人達もラケル博士の言葉に頷いている。

 しかし、俺とエリナの向ける視線は先程よりも冷ややかなものとなっている。

 

 

 『仕事をさぼって準備して、真面目ねぇ……』

 

 

 『うぐっ!?』

 

 

 本来の仕事ほっぽって真面目に準備とかないわー。

 ちゃっかり、この世界では貴重なお肉とか使ってるとか、おいしそうな料理に混ざって紫色のオーラ出している食べ物とか作っておきながらないわー。

 ……今からパーティーする気満々じゃないか。

 

 

 自分たちの旗色が悪いと悟ったのか、これ以上俺たちに何も言われないように第一部隊の人達がエリナを無理矢理拉致して、料理のあるテーブルへと連れて行く。

 元々明日のパーティー準備だったというのに、そのことは何処行っちゃったんですかねぇ……。

 

 

 「まぁ、気にしても仕方がないよ。こういうことは楽しんだもの勝ちだ」

 

 

 「時と場合を考えましょうよ……ここ、世界でも指折りの激戦地でしょう?」

 

 

 それに一番初めにトナカイのコスプレしてクリスマス満喫していた人に言われましても説得力がまるでありませんね。

 

 

 「それを言われると痛いね。けれど、今日のようなイベントごとのときくらいはいいじゃないか。ストレスを溜め込むのもよくないからね」

 

 

 「そうですけど」

 

 

 「それに、アラガミの方は二日くらいなら問題はないよ。私とラケル博士共同で開発した新神機兵Verカスタムくんが警戒に当たってくれるからね。まぁ、色々と都合があって短期間しか機動できないのが難点だがね」

 

 

 なにそれすごい。

 神機兵という言葉にいい思いではまったくといっていいほどないが、サカキ支部長とラケル博士が共同で作った神機兵とか超強そう。

 

 

 「だから君も楽しんでくるといい。クリスマスが終わればまた何時ものように仕事詰めの日常が始まるのだから」

 

 

 「うわぁ。嫌なこときいたなぁ」

 

 

 サカキ支部長と別れ俺もフライング気味で行われているクリスマスパーティーに参加することにした。

 俺としてはアラガミに対しての策があれば特に文句はないしね。むしろ、複数人でのクリスマスとか超楽しみだぜ。

 

 

 「グホァ!?だ、誰だ!?クリスマス用の料理にバイオハザード(アリサの料理)を混ぜた奴はぁああああ!!……ガク」

 

 

 「コウタぁああああ!誰か早くマヨネーズもってこい!」

 

 

 「ははっ、コウタさんもソーマさんも料理くらいで大げさだなぁ……(パク)。……ガク」

 

 

 「いくなぁぁぁぁああ!!」

 

 

 「シエルちゃーん!これ私が作ったのー!食べて食べて!」

 

 

 「あの、ナナさん?この料理、お皿溶かしてますけど……」

 

 

 ごめん。前言撤回するわ。

 やっぱり一人でのクリスマスのほうがいいかも。身の安全的な意味で。

 

 

 「あ!仁慈が来た!仁慈も私の料理食べて食べて!」

 

 

 「本当ですね。では私の分ともあわせて食べてください」

 

 

 「さらっと押し付けんな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 クリスマス。

 それは、町中がきらびやかなイルミネーションで彩られ、小さい子どもをつれた家族が笑顔で店を回ったり幸せ絶頂期のカップルたちが入り乱れ盛り上がったりするという独り身には少々……というか割とつらいイベントである。

 

 

 しかし、極東で行われるクリスマスは何時もよりも不思議なことが起こる素敵に危険な行事であった。

 

 

 

 





なんかいいオチじゃなくてすいません。
まぁ、なんにせよメリークリスマス。皆様のクリスマスが良いものとなることを祈っております。




  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。