ドラゴンクエストⅤ パパスと優秀な軍師   作:寅好き

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テリーはDQMのテリー並みに強化されていますが許してください。レベル23のテリーが多分軽くレベル40超えのパピンと戦うなら強化しないと、ということです。


イケメンテリーがまさか、まさかのアレ装備。

天空城の玉座の間に剣と剣のぶつかり合う音が響き渡る。

パピンとテリーのともに洗練された剣が音を奏でている。テリーの剣は[雷鳴の剣]といい、とある国の国宝であった剣である。雷を纏った雷鳴の剣がバチバチと音をたてながらパピンに襲いかかる、

「おっと!」

最初は剣で捌いていたパピンだが、剣と剣が交わる度に、メタルキングの剣から伝導した雷によってすこしばかりのダメージを受けていたので、パピンはやむなく、避けることにした。

「なかなかの剣技であるが、私もグランバニアの兵士長であり、剣王と訓練してきた。そこから言えばまだまだだ。もう見切ってしまったぞ。」

テリーの剣筋を見切ったパピンは全てあっさりとかわす、テリーはその現実を受け入れられずに焦り始める。

「なぜ俺の攻撃が当たらないんだ。」

焦りから剣筋が乱れる。

テリーは破れかぶれで付きを繰り出す。

「甘い!」

テリーの付き出した剣をパピンは剣で円を描くように巻きこみテリーの剣をはねあげた。テリーの剣は宙にうき、すこしばかり離れた床に突き刺さる。パピンは剣をテリーの喉元に当てた。

「勝負あったな。」

「まさか、テリーから一本取るとはな。テリーよ、奴はやるぞ。出し惜しみはやめたらどうだ。」

「カッコ悪いからしたくはなかったんだが。しょうがない。」

テリーはそう言うと、バックステップで距離を取る。そして懐から何かを取り出す。金色に輝く牙のようなものでおもむろに口に装着した。

「ほえはおいはうほんほひはほひふ。ほえはえふへへはおへははへん。」

「こいつなにいってんだ?」

 

 

「イケメンがだいなしですね。」

「ああそうだが、雰囲気が変わった。少し危険かもな。」

 

 

場が和むというか、しらけていたところで、デュランが

「テリーはこの本気の状態では話せない。ということで私が翻訳しよう。」

「お願いする。」

パピンも正直にデュランに頼む。

「うむ、『これはオリハルコンの牙という、これさえ付ければ俺は負けん。』と言っている。」

「オリハルコンの牙?」

「伝説の金属オリハルコンでできた牙だ。世界中さがしても、この牙を装備できるのはテリーだけであろう。選ばれし者なのだ。ハッハッハ。」

『………』

「カッコいいな。」

「例え誰か装備できる人がいたとしても人には装備できないと言いますよね。」

「いてえやつだな。ブフッ」

「坊っちゃんは見てはいけません。」

パパス、パピンは何も言えず、レイシアは可哀想なものを見るように見ながら呟き、バルバルーは笑いを堪えながら、サンチョは呆れながらそのように言った。

 

「私はこんなやつと戦わなくてはいけないのか。はあ、恥になりそうだから早く終わらせよう。」

というや否やパピンは斬りかかる。テリーは床に突き刺さった雷鳴の剣を抜きパピンを迎え撃つ。

テリーの降り下ろす剣を下からはねあげ、がら空きになったところを袈裟懸けにきりつける。

ガキン

「なに!?」

テリーをとらえたと思った剣はテリー、いや、オリハルコンの牙で噛みつかれ止められていた。

パピンは引き抜こうとしたがびくともしない。テリーの顎の力は想像以上に強く全く動かない。

テリーはメタルキングの剣を噛んだまま、雷鳴の剣でパピンに斬りつける。

「クッ。」

パピンはなんとかバックステップで後ろに後退する。

テリーは追い討ちを掛けると思ったがかけない、何故だと皆が思っていると、テリーは左手を後方に引き魔力を溜める。

「不味い。」

パピンは回避に移るが遅かった。

テリーが左手をつき出す。

「ひはへひん」『ギガデイン』デュランの通訳と同時にテリーの左手から凄まじい雷以前ブオーンが放ったそれとは桁違いのものが放たれパピンに襲い掛かった。

「――――」

叫び声もあげる事ができない。雷がやむころにはパピンは黒く焼けただれて地に伏していた。

「ぷっ。終わったか。俺にオリハルコンの牙だけでなく、ギガデインまで撃たせるとは正直恐れ入ったぜ。」テリーは噛んでいたメタルキングの剣を吐き出し、オリハルコンの牙を外しながら感想をもらす。

 

「まさかギガデインを使えるとは。」

「ギガデインとは?」

「勇者のみが使えるという強力な雷の魔法です。何故あの者が使えるのかは分かりませんが。」

「私が教えた。ついでにジゴスパークも遊び感覚でな。」ドヤッ顔

「…。いやいい。レイシアよパピンの回復を頼む。私がパピンの敵をうつ。」「待ってください。パパス様。」

『!!!』

ふらふらでありながらも立ち上がるパピン。

「なぜ俺のギガデインを受けながら立ち上がれる。」

「もう使い物にならないが、魔法の鎧が踏ん張ってくれたからな。」

パピンが身に付けていた魔法の鎧が崩れ去った。

「もう目の前はオレンジ色になっていますが、まだやれます。」

「分かった。だが無理はするな。」

「はい。」

パピンはパパスにまだ戦うと了承をとる。

パピンは剣も鎧もない状態で勝てるのか。次回決着。

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