ドラゴンクエストⅤ パパスと優秀な軍師   作:寅好き

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さあ、ボブルの塔へ。

天空城がボブルの塔を目指して1週間、パパス達は、思い思いに過ごした。

パパスはグランバニアにいた頃と同様にバルバルーと訓練を、ただグランバニアと違うことと言えば、

「キャー、パパス様頑張って~」

「パパス様、渋くてカッコイイ~。」

「バルバルーさんも頑張って~。」

等々、デュランが倒れ2日ほどたつと、封印されていた天空城の人々、天空人の封印が解け、目を覚ましたことにより、このような事態になっている。

「パパス、お前観客が増える度に弱くなっていないか?」

「ああ、ああまで応援されると逆に力が入ってしまって。」

「嘘つけ、顔がにやけてるぞ。」

「うっ……。」

「まあいいが、天空人の女にだけは手を出すなよ。」

「私にはマーサがいる…。」

「少しの間が気になるが、まあ聞け、昔天空人の女と結ばれた木こりの男が神の怒りに触れ、雷に撃たれて死んだことが昔あった。まあそういうことで禁忌であるということだ。」

「分かった。」このようなやり取りなども行われていた。それを遠く離れた所で、羨ましそうにパピンが見ていたのは、また別の話である。

別の場所では、「プオーンちゃんとリュカちゃん可愛い~。」

とプオーンとリュカが天空人の女性に囲まれていた。

「皆さん坊っちゃんの相手をしてくださってありがとうございます。」

「いえいえ、可愛いですし、いい子だから大丈夫ですよ。」

とサンチョも天空人とは良好な関係を築いていた。

レイシアは、あれこれボブルの塔への潜入の準備をしていた。そしてついにボブルの塔への潜入の日がやってきた。

 

ボブルの塔

ボブルの塔の前に、パパス、レイシア、パピン、サンチョが見上げる。リュカは危険だということで天空城に残してきた。

「大きな塔ですね。我々はつくづく大きな塔に縁がありますね。」

新しい魔法の鎧を着たパピンが気だるそうに呟く。

「まあそういうな。高所恐怖症は分かるが、我慢してくれ。」

パパスが励ます。

「皆さん、やはりというか、あの塔の門は鍵が掛けられていますから、頂上から潜入しましょう。」

レイシアは潜入方法を皆に伝えるが、それを納得しない者が1人、

「あのゲマのことだ頂上には罠があるかもしれん。この扉から入る。」

「しょうがねえな。俺も手伝ってやる。」

「私も登るのは嫌なので手伝います。」

「わたくしめも壊すのは得意です。」

パパスの一言によりレイシア以外のメンバーが各々の武器を持ち扉の前にたつ。

「待ってください。扉を―「ぬあ―。」「食らえや。」「ふん。」「はあ。」「がんばれ~」ああ~。」

皆が武器で扉を破壊する。

扉は大きな音を立てて破壊される。

レイシアは頭を抱えていた。

「こんな大きな音を立てたら、気づかれてしまいますよ。」

「ゲマへの挨拶がわりだ行くぞ。」

『おう!』

「おじいさんにもらった縄必要なくなってしまったな…。」皆はボブルの塔に入っていった。

 

「はっ。」

「ふん。」

「くらえ。」

「ベギラゴン。」

扉の破壊音を聞き付けてやってきた魔物達を皆で速やかに一掃した。

「たいしたことないな。これからどうするんだレイシア?」

「はい。まずは地下に潜りそこからゲマの元へ向かいます。」

「なぜこの塔の構造を知っているのだ。」

「はい。ある人にボブルの塔の地図を頂き、構造は全て頭にはいっていますので。」

「…。そうか。では案内頼むぞ。」

「はい。こちらです。」

レイシアが先頭を歩き皆がそれに続く。

出てくる魔物を倒しながら、迷路のような塔の内部を歩くこと約二時間、分かれ道にたどり着く。

「すいません。私もゲマと戦いたいのですが、少しやることがありますので、ここで私は別行動させてもらいます。終わり次第すぐに向かいます。あとこれを。」

レイシアは袋から何かが入った小瓶をパパスに渡す。

「これは?」

「世界樹の雫です。一滴垂らすことにより我々の傷を完全に治してくれます。ただし、一回限りですが。私がつくまでなんとか耐えてください。」

「お前がつく頃にはゲマはもう死んでいるかもしれんぞ。」

「頼もしいですが、しっかり聞くことは聞いてくださいね。」

「ああ。」

「あとサンチョさんを同行させてもらっていいですか。私1人では流石にきついので。」

「ああわかった。サンチョ頼むぞ。」

「はい。分かりました。」

パパス、バルバルー、パピン、プオーンはレイシアからゲマへの道を聞きゲマの元へ向かい、レイシア、サンチョは逆方向へ向かって行った。

 

レイシアサイド

「レイシアさん、私達は何をするのですか?」

「1つ手に入れないといけないものがありまして、そこで戦闘があるのでサンチョさんに着いてきてもらったということです。」

「そうですか。」

レイシア、サンチョがあるくこと一時間、

「あれは!?」

サンチョは突き当たりにいる魔物を見て驚きの表情をする。

宝箱の前に巨大な黒いドラゴンが佇んでいる。

「あの魔物はブラックドラゴンですね。あの魔物が守っている宝箱に私の目的とする1つのものがあります。少し手強そうですが行きましょう。」

レイシアはそのように言うと、サンチョにバイキルト、フバーハ、ピオリム、をかける。

「これは!!」

サンチョは自分の体の変化に驚く。

「サンチョさんの攻撃力、素早さ、ブレス攻撃への耐性を上げさせてもらいました。」

とにこりと笑顔で説明し、行きますよ。と言い、サンチョと共にブラックドラゴンに突っ込んでいく。




ゴンズはもうこの物語ではお亡くなりになっているので、ボブルの塔で苦戦したブラックドラゴンをゴンズの代わりにもってきました。
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