魔法少女リリカルなのは〜夜天に浮かぶ月〜   作:すこすこノ助

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第5話 緊急連絡

 

小学校に通い始めて数ヶ月。

はやての影響か最近は料理に興味を持ち始め、知らない事を知るのが楽しい知的好奇心旺盛な月代(つきしろ)カイトは料理の腕もメキメキと上達しており料理の苦手な母エレナも助かっている。

 

授業が終わると、入院する事が多くなり小学校を休学する様になったはやてのお見舞いや、母親の代わりに料理をする為にすぐに帰宅するので学校帰りに友達と遊ぶ事はほとんど無い。

 

 

月代(つきしろ)君!今お母さんから連絡があって…とりあえず今すぐ帰りなさい!」

 

午後の授業が始まろうかという時に担任の先生が慌てた様子で教室に入ってきた。

先生が入ってきたと同時に告げられた言葉にカイトは不安になる。

 

「…え?何だろう…?」

「と、とりあえず急いだ方がいいと思うの!」

 

前の席の高町なのはに急かされカイトは荷物を持って急いで教室を出た。

小学校から自宅まで帰る途中に何があったのか色々考えてみるが何も思い付かず、分からないとなると一掃不安になってくる。

 

「あっカイト!早く!早く!」

「母さん!何があったの?」

 

家の前で待っていたエレナはカイトの姿を確認すると待機させていたタクシーに、カイトを放り込むと運転手に頼みんで出発してもらった。

未だにエレナは不安そうな表情を浮かべるだけで何があったのか、どこに向かっているのか教えてくれない。

 

 

タクシーの窓から見える景色はどこか見覚えがある。

 

近付いていく建物にも見覚えがある。

 

「…病院?」

 

タクシーが停まり車から降りて見上げた建物は、はやての付き添いで何度も来た事がある「海鳴大学病院」だった。

 

まさか、はやての身に何かあったのかとカイトは不安を募らせる。

 

タクシーを降り病院に入るとエレナは受付で何かを確認するとカイトの腕を引っ張ってどこかに向かう。

相変わらずエレナは不安そうな表情を浮かべたままで何を聞いても何も答えてくれない。

 

「ICU?」

 

引っ張られながら辿り着いた場所は集中治療室だった。

その中のベッドに横たわる人を見てカイトは思わず大声で叫んだ。

 

 

 

「父さんっ!?」

 

そこには包帯を巻き人工呼吸器を付けて微動だにしない父ソウジの姿があった。

 

「御臨終です…」

 

 

今、何て言った?

 

御臨終?

 

その言葉は知っている。人が亡くなった時に使う言葉だ。

 

じゃあ、誰が死んだ?

 

誰が?

 

…父さん?

 

…父さんが…死んだ?

 

 

知的好奇心が旺盛過ぎた為に医者の言う言葉の意味を理解してしまいカイトは目の前が真っ暗になった気がした。

 

 





またまた文字数足りませんでした…
焦って加筆した結果1000文字ぴったりになりました。

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