紅魔館のクリスマス!   作:ラギアz

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クリスマス「レミリアとフランは雪景色の中」

「じゃあ、行ってきますね。」

俺と咲夜さんは美鈴に挨拶をし、紅魔館をでた。

作者がイチャイチャしてんじゃねーよ!と叫んだので移動シーンカット。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

「・・・このメガネ可愛いわね。」

咲夜さんが抹茶色の眼鏡をかけ、俺に見せてきた。

「和服・・・いや、あえて洋服で・・・?」

「変な計画たてないの!」

しかし直ぐに顔を真っ赤にして眼鏡を戻してしまう。

ここはいつもの人里。

咲夜さんの眼鏡を買いに、ここまで来た。

「あ、これ良くないですか?」

俺も一緒に選んでいたが、一つ良いのがあったので渡してみる。

「綺麗な青色ね・・・。うん、確かに良いわね!」

早速かけた咲夜さんは得意げに俺に見せてくる。

・・・・不覚にもドキッとしたのは内緒だ。

「ふふ、気にいったし、これにしよっと♪」

咲夜さんは眼鏡を外すと、丁寧に畳んだ。

「じゃあ、買ってきますよ。」

「え、あ、ありが・・・とう・・・。」

俺が咲夜さんから眼鏡を受け取り、会計を済ませる。

 

 

 

(ああああ、真にメガネ買って貰っちゃった、プレゼント貰っちゃった・・・・ふへへ・・・)

慌てたり、真っ赤になって悶えたりする咲夜さんでした。

 

 

プレゼント『新しい眼鏡(青)』

 

美鈴・こあ「何でパチュリー様と咲夜さんだけ良い奴なんです!?」

一同   「世界の理・・・輪廻に導かれし答えさ」

美鈴・こあ「ちゃんと説明してくださあああああああいいい!!」

 

 

~五人目 フラン~

 

「はい来やがりましたよ難関!」

「え?何故です?」

「分かって無いわねえ真は!あの子はまだサンタを信じているのよ!」

「な、なんだってーーー!!」

「さあて、どうしましょうか・・・。」

「ぬいぐるみは?」

「去年渡したら一瞬で粉になった。」

「へえ、粉ですか・・・粉!?」

「yes うぃー きゃん」

「何が出来るんです!?」

「某大統りょ(以下自粛」

 

 

「げふん。さあ、何にしましょうか。」

「壊れない物・・・壊れない物・・・あ、創天の鎧は?」

「フランは一撃で破壊するわ」

「うん。知ってました。」

「・・・むう。まあ去年よりかは力を抑えられるようになって来たんだけどねえ。」

「あ、レミリア様の人形とかどうです?」

「・・・な、なるほど。」

「これならフランも大事にしてくれますよ!!」

「そ、そうね!それにしましょう!」

 

プレゼント『レミリアのお人形』

 

フラン「ね、ね、お姉さま。今年もサンタさん来てくれるかな?」

レミリ「ええ、来てくれるわよ。良い子にしてたもんね。」

フラン「うん・・・でも沢山壊しちゃったから来てくれないかも・・・。」

レミリ「その反省する気持ちがあれば大丈夫よ、フラン。さあ、もう寝なさい?」

フラン「うん!お休みー!」

レミリ「ええ、お休みなさい」

 

 

 

レミリ「よし、仕事だ。」

真君 「頑張りましょうね!」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

もうすっかり夜も更け、満月が紅い館を照らす頃。

赤いコートに赤と白のスカート、俗に言うサンタ帽子を被ったレミリア・スカーレットは紅魔館の暗い廊下をじりじりと進んでいた。

後ろには従者、天音 真の姿がある。

こっちはいつも通り黒いスーツに黒いズボンだ。

二人して辺りをキョロキョロ見回し、フランが居ない事を確かめていく。

「バレたら不味いわよ・・・。」

「は、はい・・・。」

レミリアは勿論、真とてフランの純粋な心を打ち砕きたくない。

作者は少し泣いてる顔が見たい。

その後笑顔を拝む。

変態?上等だこちとらクリぼっちだぞ!(´;ω;`)

 

何とか地下に続く階段に降り立ったレミリア&真は、足音を立てない様にゆっくりと降りていく。

咲夜に運んで貰えば楽だが、それを敢えてしないのがレミリアである。

フランは未だに地下に住んでいる。

レミリアは他の部屋はどう?等と良く問いかけているが、フランは一向に頷かない。

その度レミリアは暗い顔をするが、直後には優しい姉になっている。

色んな面を持ちながら、決して弱い訳じゃない。

紅魔館が安定しているのは、一重に彼女への信頼が高いからだろう。

ギイイ…

重い音を立てながら軋むその大きな扉を、レミリアは必要な分だけ開けた。

 

枕元には、一つの手紙。

レミリアがそれに気づいたのは、プレゼントをベッドの上に置いてからだった。

 

(なにかしら、これ)

手を伸ばし、封筒を掴み取る。

幸せそうに眠るフランを起こさない様に、レミリアは静かに封を開けた。

 

『サンタさんへ』

 

こんばんわ、わたしは、フランドール・スカーレットと言います。

わたしより、おねえさまの方が、わるいことを、しなかったから、お姉さまにもプレゼントをとどけて、くれますよね?

そのときに、伝えてほしいことがあります。

さいきん、お姉さまがこの地下のへやを、ひっこさないか?と聞いてきます。

わたしはとても、とーーーってもうれしいのですが、このへやから出たくありません。

 

 

ここで一枚目が途切れていた。

迷惑だったのだろうか。

胸が締め付けられるように痛む。

二枚目を見る勇気が沸かない。

しかし、それを変えたのが一人の従者だった。

レミリアより大きい手が、彼女の手を包み込む。

顔を上げると、真が笑みを浮かべていた。

手から伝わる温もりが、レミリアを一歩、踏み出させる。

彼女はゆっくりと二枚目を広げ、一文字一文字噛みしめるように読み始めた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

なぜかというと、このへやには、思い出がたくさん、つまっているからです!

おねえさまと、初めてあったのも、このへや。

さくや、めいりん、こあ、ぱちゅりーと、初めて話したのもこのへやでした。

たしかに、このへやは暗いです。さむいです。いやな思い出もあります。

でも、それをすべてなかった事にするくらいの、思い出が、このへやにはあります!!

だから、わたしはこのへやを、ひっこしたくありません。

でも、わたしから言うと、お姉さまがきずついて、しまうと思います。

サンタさん、どうかいってくれませんか?

 

わたしはこうまかんが、大好きだってことを。

このへやが、お姉さまと初めてあったばしょだって事。

思い出がたくさん、あるってこと。

それらを、感じていたい。いつまでも。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

これがとどくのなら、もしとどけてくれるのなら、わたしのプレゼントはなくてもいいです。

わるいこって、みんなに言われてもいいです。

 

こうまかんが、だいすきだから!

 

                                       『フラン より』 

 

 

 

 

読み終えたレミリアの紅い瞳から、一粒の滴が零れ落ちる。

何故、今まで忘れていたのかと。

何故、今まで気づいてあげられなかったのかと。

フランはクリスマスを凄く楽しみにしていた。

そのプレゼントが無くなっても、自分の思いをレミリアに知ってもらおうと。

拙い、不揃いの字。

でも、フランは頑張ってこれを書いたのだろう。

手をインクで汚しながら。

寒いこの部屋で、一人で。

数々の思い出に、記憶を馳せながら。

思えば、フランと初めてあったのは確かにここだった。

その些細な事を、フランは大事な記憶だと話した。

495年間閉じ込められようと、紅魔館が大好きだって。

その思い出を、いつまでも覚えていたいと。

レミリアは手紙を丁寧に、ゆっくりと畳む。

その眼からは、絶え間なく涙が零れ落ちていた。

 

 

 

「ありがとう、フラン。確かに、確かに伝わったよ。ごめんね、気づいてあげられなくて・・・。」

レミリアの手が、フランの柔らかい髪を撫でる。

 

 

 

 

「ありがとう。ありがとう。私も、紅魔館の皆が好きだよ。今度、皆でまた、”思い出”を作ろうね。」

気づけば、真の姿は無かった。

レミリアはフランを撫でながら、目元を腕で拭う。

満月のように笑ったレミリアは、また一言呟いた。

 

 

 

 

 

 

 

               『ずっと皆。

                     一緒だからね。』

 

 

 

 

~六人目 レミリア・スカーレット~

 

 

プレゼント『サンタさんへのお手紙』

 

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

 

 

翌朝、フランが目を覚ますと。

ベッドの上に、自身のお姉さまの姿があるのに気づいた。

すー、すーと寝息をたてる彼女に、フランは少し抱き着く。

 

 

「・・・・どうしたの?フラン。」

いつもの、鈴を鳴らすような。

綺麗な声が、フランの耳に吸い込む様にして消えた。

「ううん。何でも。」

フランがそう言うと、レミリアもまたフランを抱きしめた。

少し恥ずかしいな、と思いながらも、フランはその小さな口を動かす。

 

 

 

『メリークリスマス、お姉様。』

 

 

 

レミリアは少し驚いた後、いつもの笑みを浮かべる。

 

 

 

『メリークリスマス、フラン。』

 

地下の上、外では。

その二人を際立たせるかのように。

 

世界は、銀一色に染まっていた。

 

 

 

 

 

 

 




メリークリスマス!
どうも、ラギアです。
いかがでしたか?
今回は、コメディとシリアス(?)を織り交ぜる感じで行きました。
自分の幻想郷は、自分で創造するものです。
小説は、その人の世界を創る物だと考えています。
俺とは考え方が違う人も、絶対に居るはずです。
万者が楽しめる作品何て、ありません。
それでも、この作品で楽しんで頂けたのなら幸いです。

年末年始もだすつもりです。
是非、読んで下さい!
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