姉が勇者として転生してきた為、魔王の右腕になって復讐することにした【凍結中】 作:ベクセルmk. 5
もうこういうのいいから本編はよ?
ごもっとも
「そうか、元勇者が現れたか」
ミストヴェール教国。首都『キシリア』ミスタヴェール大教会、の地下室。そこには5人の男が集まっていた。
「どうするのだ?あやつは危険だぞ?」
枢機卿の一人、ログドム。肥満体の男は眼鏡の奥でほかの四人を睨みつける。
「まあまあ、秩序の光剣が何とかしてくれますよ」
聖星騎士団、騎士団長バルベジ。糸目の男はログドムを宥めながら言う。
「だとしても、根は早急に何とかするべきだ!」
異端審問官、バーニッグ。老年の男は声を荒げる。
「ふーむ、どうしましょうか?」
副王ファルドス。人懐っこい笑顔で野心を隠した男が隣にいる男に聞く。
「・・・・・我々の任は変わらん」
番外の勇者、晴奴・刻。仮面越しに呟く。
「我らの任は信仰を集め、ミスタヴェール神を最高位の神へと昇華させること。そして、我が身に受肉させること」
どんなに強力な存在でも、肉体がない場合は何にも干渉することは出来ない。神であっても、悪魔であっても例外ではない。そのため、依代とされる肉体が必要不可欠だ。
しかし、それが必要なのはミスタヴェール神のみだ。何故か。それは、ミスタヴェール神はただの信仰の塊が力を持っただけなのだ。はっきりと存在が確立してある者は自らの力で肉体を調達できる。
「まあ、この話はおいおいしましょう。我々は敵の将軍を一人討ち取ってるのですから」
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「レナード死んだか」
ブルームハート王国。
玉座の間にて、二人が話をしていた。一人がナハト。魔族の女王。二人目がレンリ。壮年の悪魔で、元魔王。
「はい。どのような手段でウルグとパンドラの国境を越えたのか解りませぬが、パンドラの動きを探っていたところを」
「・・・・・・代わりの将軍を募れ。ただし、竜、人間、人狼、神獣、魚人、植物以外の人種だ」
王国は様々な種族の魔族や亜人族が住んでいる。その中で一つの種族が活躍することを、吉としない。
「フェーリン海域周辺の飛龍空母が沈められた件に関しては・・・・・・」
ミストヴェール教国への侵略ルートは瘴気の大峡谷以外にも存在する。それがフェーリン海域。
「レパルタ島に駐屯中の兵を動員しても構わん。それからラウルと、修羅にも行かせろ」
「は!直ちに」
レンリが立ち去った瞬間、玉座の肘掛に拳を叩きつけた。
「ど畜生どもが!あいつをあそこまでするのに、どれだけ時間がかかったと思う!私の目的の為に、奴がどれだけ重要だったかわかっているのか!」
暴れまわった後の玉座の間から立ち去り、カベロニまで転移した。