姉が勇者として転生してきた為、魔王の右腕になって復讐することにした【凍結中】   作:ベクセルmk. 5

3 / 30
3話 ● 剣と蛇

「圧巻ですね」

クロムウェルとカノンが見下ろしているのは瘴気の大峡谷の第二ライン。瘴気の大峡谷は瘴気の濃さが三段階に分かれており、入口から入る第一ラインが一番薄く、そこから徐々い濃くなってゆくのである。クロムウェルとカノン、竜人強襲部隊はそこから50m上から見下ろしていた。

「ええ。第二ラインは唯一軍勢が待機できる場所です。ざっと見て1500程はいるでしょう」

そこには、純白の鎧を纏った騎士と粗末な鎧を纏った民兵が隊列を組んでいた。

「カノン、あいつら練度が高いですよ?」

「ええ。これほどの規模の結界を十人で維持しているんですから」

第二ラインを白い膜が覆っていた。白系統上位段階神聖属性防御魔法<浄化結界>。第二ラインの道幅は約10km。それほどの範囲を瘴気を浄化する結界を貼ろうと思えば、本来ならば100人程必要なのだ。

「では始めましょうか。閣下の為に」

「ええ、主の為に仕事をしましょう」

お互いにそう言うと、クロムウェルは刀剣管理ケース(ソードホルスター)から二本の刀を取り出す。

「妖刀・空割。万里の霊刀」

距離を無視して相手を切り裂く妖刀と、距離ごと切り裂く霊刀を同時に横に薙ぐ。瞬間、結界を張っていた十人の首が飛んだ。

「な、なんだ!?」

「お、おい!結界が消えたぞ!?」

「くそ!瘴気が流れ込んできた!」

急に結界が消え、パニックに陥っている間に竜人強襲部隊が突入する。

竜人。通常の人間よりも頑丈かつ、強靭な肉体を持っており、毒、病気、魔法などに高い耐性を持つ種族だ。

「て、敵襲だぁ!」

「竜人が攻めてきたぞぉ!?」

「バカ野郎!正面じゃねえ!左側だ!?」

「何言ってる!右からだ!」

混乱しすぎていてどこから来ているのかも分からなくなっている。

「カノンの能力ですか?」

「はい。私のスキル【魔眼の蛇】ですよ」

スキル。魔法とは別に存在する特殊な能力の事を言う。カノンの持っているスキル、【魔眼の蛇】は睨んだ相手が格下ならどんな命令でも付与ができる、スキルだ。

「貴方の【神具十刃流】みたいに戦闘能力は高くありませんが、こういった使い方があるんですよ」

クロムウェルが先ほど出した妖刀、霊刀はスキル【神具十刃流】を使って所持している宝具の類だ。他にも竜殺しの魔剣と聖剣、神殺しの魔剣と聖剣を含めた計十本の宝具神具を所持している。

「因みにどんな効果を?」

「『敵の居場所を特定できなくなる』だけで・・・・・・」

「カノン!やばい空気が第一ラインから来ています!」

カノンの言葉を遮り、クロムウェルが叫ぶ。

「了解。【魔眼の蛇】『貴方たちは第一ラインから来る敵を排除する』」

と命令しただけだった。

 

 




間に合った。そして勝った!スプラトゥーンの誘惑に勝った!
あ、あとたまに手直ししてます(気づいたかな?)
コメント、感想、批判、提案、質問、注意、称賛、お待ちしております
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。