「メガ・ラッキィィイイ!!」
「ギガ・クゥール!!」
降り立った《世紀末》ステージ。
そこの大きな交差点に当たる位置で対戦相手と接敵したテルヨシ達は、その対戦相手の異常なほど高いテンションにドン引き。
どうしてこいつらなのかと本気で思ってしまうが、そんなハイテンションの2人の近くには、もう1人の対戦相手がいて、そちらも頭に手を当ててやれやれとやってる辺り、不本意な選出だったことがなんとなくわかる。
リュウジの急な申し出によって組まれた領土戦に参加すべく、わざわざ渋谷区まで赴いて緑のレギオン《グレート・ウォール》の領土に攻め込んだテルヨシ、マリア、リュウジ。
しかしいざ攻め込んだ先で待ち構えていたのは、グレウォ、ひいては加速世界でも『騒音』とか色々と言われている2人がいるチーム。
1人はマリアとほぼ同時期にバーストリンカーとなった《スノー・イーター》の子である《パンジー・スティング》。
対戦中は常にうるさいスティングは、先週末にその身をグレウォに置いたことは聞いていたが、その理由が隣にいるもう1人のうるさいバーストリンカーだ。
昔に流行ったガソリンで動くタイプの内燃機関バイク型のいかつい強化外装にまたがる、世紀末ライダー風ガイコツフェイスのM型アバター《アッシュ・ローラー》。
彼は《シルバー・クロウ》ことハルユキとほぼ同時期にバーストリンカーとなり、そのハルユキが初めて対戦し敗北。すぐにリベンジして勝利した相手で、それ以降もライバル関係にある現在レベル4のバーストリンカー。
またがるバイクで戦うその姿は加速世界ではなかなかレア――バイクの強化外装自体が珍しい――で派手好きなためにその平均対戦数も多く、テルヨシもたまに見かけていたが、それよりも彼独特の無理矢理使う英語――通称アッシュ語――が印象強い。
スティングもその影響を受けて真似し始めたために、ガストが呆れて何も言わなくなったのは記憶に新しい。
スティングもスティングで《フロスト・ホーン》のような誰彼構わずの対戦を繰り返し、対戦自体の絶対数も多いため、マリアより早くレベル3へと上がっていた。
そして最後の1人はグレウォの誇る《六層装甲》。その第3席に座する《鉄拳》《アイアン・パウンド》。
加速世界でも珍しい《完全一致》のボクシングを得意とするレベル7のハイランカーであるパウンドは、テルヨシもバトロワ祭りの際に何度か拳を交えているが、純粋な対戦経験は1度もなかったりする底の見えていない相手。
リュウジは現役時代にそのパウンドよりも上の席。第2席に座していたというのだから嘘臭さがハンパないが、目の前のパウンドから伝わってくる緊張感は、明らかにリュウジとテルヨシを最大限警戒しているために発せられている。
「《蒼き閃光》! あんたとは1回リアルガチンコでバトってみたかったんだぜ!」
「テイルの兄貴には悪いっすけど、今日はアッシュの兄貴のビクトリーを信じてるぜヒャッハー!」
その緊張感を出すパウンドとは裏腹に、緊張感とはかけ離れたテンションの2人。
それにテルヨシは空気読めと言わんばかりの視線を浴びせつつ、左手を上げてすぐにサッと下げるという動作をすると、ワイワイ騒ぐスティングの側頭部に何かが当たり盛大にぶっ倒れ、アッシュは「どうしたブラザー!?」などと叫んでいたが、それを行なったのはすでに臨戦態勢でテルヨシ達が見える離れた位置に隠れていたマリア。
「とりあえずご指名受けたからあれとスティングはオレとアンで相手するけど、相性的にはお前があいつの相手する方が楽だぞ」
「ん? あのガイコツのバイクは初期からある強化外装か。それならさっさと片付けようか。と言いたいところだけど、拳ちゃんがさせてくれないだろうね」
「拳ちゃんって……」
黙らせたつもりなのにまだうるさいアッシュとスティングを見ながらに誰を狙うか話すテルヨシとリュウジだったが、その決定権を譲るまいと絶好のタイミングで前へと出てきた拳ちゃんことパウンドによって2人は分断され、パウンドはリュウジの言った通りアッシュと戦わせまいとリュウジと相対し、テルヨシもようやく臨戦態勢になったアッシュとスティングの相手をしていった。
「オレ様のギガ・クゥールなマッシーンとぉ!」
「オレの攻撃が合わさればぁ!」
「「ベストストローング!!」」
意味わからん。
おそらく『最強』と言いたいのだろうが、テルヨシですらそれが間違いであることがわかり苦笑しつつ、アッシュのバイクに2人乗りして突っ込んでくる意外に理に叶った攻防一体の戦術にちょっとどうしようか考える。
バイクによる突進力と、その弱点である側面と上をスティングの針状の腕がカバー。
カウンターを狙うのも少しリスクがあるため、とりあえず最初は大きく横っ飛びして突進を回避し、ほとんど移動せずに交差点の真ん中をキープしておく。
ここで狭い路地などに入ってもマリアの援護が困難になるために開けたところでの戦線維持だが、オブジェクトも何もないところではテルヨシもいつもの《テイル・ウィップ》を使った三次元的な動きができないので、ここはチーム戦らしくマリアの力に頼ることにした。
「兄貴! どっかから《生意気ガール》が狙ってますから注意っす!」
「んなことはスタンダってんぜブラザー! だからずっとムービーング!」
ファーストアタックからUターンしてすぐさま再発進したアッシュは、マリアに狙われないように常にバイクで動き回るようで、アクセルも全開。
内燃機関独特の環境に悪そうな煙と爆音を発生させながらテルヨシを狙う。
が、マリアの狙撃銃型強化外装《シャープネス》から放たれる銃弾はその動きすら問題にならないほどの速度を誇るため、テルヨシとの2度目の激突の直前にまたもスティングがその側頭部を狙い撃ちされバイクから落っこちてしまう。
おそらくスティングがマリアにつけた生意気ガールの呼び方が心底気に食わないから、その怒りを買った故の一撃だったのだろう。
それが表すように、マリアとスティングの仲は初対戦以降、お世辞にも良いとは言えないギクシャクした関係にある。
マリアもマリアで明らかに嫌いと口に出して言うほどなので相当なものだが、それでライバル意識がちゃんとあるのだから不思議なところだとテルヨシは思う。
アッシュのバイクから転げ落ちたスティングは、勢いそのままに地面を転がってテルヨシの横を通り抜けて倒れると、ダメージの影響かすぐには立てずにいたので、そこをテルヨシがテイル・ウィップを腰に巻き付けて持ち上げ
「うぇっへっへっ。こいつがどうなってもいいのかぁ!」
「うぉぉおーい! ブラザーを人質に取るたぁヒィィール! ギガ・ヒィィールだぜ尻尾ヤロウ!」
「兄貴! オレに構わずこのヒィィールヤロウをぶっ倒……ぶっ!!」
そうやってテルヨシを悪人扱いするアッシュとスティングだったが、スティングが口を開けばまたも側頭部をマリアが撃ち昏倒させるため、スティングはもう喋ることもままならない状態に。
マリアもスティングに対しては容赦ないため、アッシュもぐぬぬ、といった感じでバイクを発進させられずにいた。
「わっひゃい! 拳ちゃん本気すぎ!」
「本気でやらねば勝てないからな。我が王も勝ちに行けと送り出してくれた」
そうしてテルヨシが硬直状態を作り出した一方で、少し離れた位置で物凄い近接戦闘を繰り広げていたリュウジとパウンド。
とはいってもリュウジはパウンドの隙のないジャブの嵐に防戦一方。
強化外装を出す暇さえ与えられずその体に掠り程度だが当てられ始め、HPゲージもじわりじわりと削られていっていた。
そんな情けないリュウジの声を聞いたテルヨシは、昼前に勘を取り戻したとはいえ、やはりパウンドは荷が重いと判断してその左手を上げて3本指を立てマリアにサインを送ると、それがわからないリュウジには声で合図する。
「モビール! 目を閉じろ!」
そうして声を出したのとほぼ同時に、テルヨシ達のいる交差点一帯をまばゆい閃光が包み込み、視界を奪われたパウンド達の動きが止まる。
そして光が収まった後、パウンドの目の前にはリュウジではなくテルヨシが。
そしてアッシュの正面には不様に地面に転がるリュウジがいて、アッシュはバイクから落っこちてその上にスティングが覆い被さって倒れていた。
今の時間でテルヨシ達がしたことは、マリアがレベル2になったボーナスで取得したアビリティ《バレット・クリエイション》のバリエーション《
それに乗じてテルヨシが持っていたスティングをアッシュへと投げつけ、すぐに棒立ちしていたリュウジを自分の位置へと放り投げてポジションを入れ替わったのだ。
「モビール、アンと上手くやって倒せ。こっちはオレが押さえる」
「拳ちゃんは強いよ、テイル」
「そんなこと知ってるっての!」
直前のテルヨシの声に少し遅れてはだが、パウンドも目を閉じて視界へのダメージを抑えたようで、会話もそれしかできないうちにテルヨシを抜いてリュウジへと迫ろうとしたため、牽制に放ってきたジャブに合わせて飛び蹴りで応戦してパウンドを跳ね返し、後退した直後の硬直を狙ってマリアが援護射撃してくれるが、さすがハイランカー。
しっかりと拳で銃弾を殴ってダメージを最小にする。
メタルカラーの中で物理攻撃にかなりの耐性があるアイアン、鉄の装甲は今のマリアの銃弾でもわずかに傷を残す程度に留まるが、その迎撃に要したわずかな時間で接近しさらに飛び蹴りを食らわせるテルヨシ。
しかしこれも両腕のガードとバックステップで直撃を避けられる。
だがこれでリュウジからは20メートルほどの距離が開いたため、テルヨシはマリアにあとは任せろと伝えてリュウジの援護をするよう指示も出し、パウンドの標的が自分へと向いたことに警戒しつつ仕掛けるタイミングを探る。
「良い連携だな、お前と子は」
「可愛くて優秀な自慢の子だからな。オレが合わせてもらってるよ」
「ふっ。そうは見えなかったがな。今のを見るとお前もやはりモビールの子だと思わされるよ。あれも連携において誰とでも合わせられる才能がある。長い離脱のせいで鈍ってはいるがな」
「誉めてくれてるってことでKかな? 拳ちゃん」
「お前に拳ちゃんと言われる筋合いはない!」
テルヨシをもう簡単に抜けないと判断したのか、1度会話に入ったパウンドだったが、テルヨシに拳ちゃんと呼ばれたことは気に食わなかったらしく、会話もそれで終了させて拳を胸の前で構えたファイティングポーズで前進。磨き抜かれた鋭い拳をテルヨシへと放つ。
当然、パウンドの完全一致による拳を完全に避けるなどテルヨシにはできないが、ある意味で『型にはまった戦い方』をするパウンドに対してやり合う術はある。
パウンドの連続ジャブに対して、テルヨシはテイル・ウィップで地面との接点を作って、そこを土台に体を浮かせてパウンドの頭上を取り、そこからかかと落としを振り下ろして両腕でのガードをさせると、間髪入れずにその場で後方宙返りして左足で上がった両腕を蹴り上げて正面を完全に開けさせると、パウンドの首を両足の側面で挟んでもう1回転後方宙返り。
パウンドが宙に浮き後ろへと来たところで地面に叩きつけるように足を離すと、最後にテイル・ウィップをバネのように使って跳躍。
仰向けに倒れるパウンドの真上から垂直に足から落ちるが、横に反転されて避けられる。
だが、素早くテイル・ウィップでパウンドの両手首を絡め取って後ろ手にし、うつ伏せ状態の体に乗っかり足首を持って完全に動きを封じた。
「ぐっ……お前との対戦経験のなさが災いしたか」
「いやいや、超ギリギリの綱渡りだったよ。1手でも遅れたら手痛いカウンターもらって倒されてたろうし」
今の攻防はほとんど初見のパウンドが、超三次元的な動きをしたテルヨシに型にはまった戦い方で対処しようとした時の隙を利用した反撃もさせない連続攻撃。
ただし、言ったようにどこかで少しでも手間取れば、決して速かったわけではない動きにパウンドがカウンターを食らわせていたのは間違いない。
おそらく次に同じことをしてもパウンドには通用しないことは十分にわかっていたが、この場をしのげればテルヨシにはそれで十分。
このままパウンドとやり合ってもテルヨシの勝率は低いので、拘束したままリュウジ達の戦況を見ておくことにする。
リュウジとマリアがアッシュとスティングを倒せば、3対1。
テルヨシ1人でパウンドを倒すよりも勝率は跳ね上がるからだ。
テルヨシがパウンドを拘束しリュウジ達の戦況に目を向けると、そこではすでに《ドンキー・ライダー》を足に装備したリュウジが、完全迎撃体制でアッシュの駆るバイクを正面から待ち構えていた。
「リアリー? まさかオレ様のマッシーンを止める気かよロボヤロウ!」
「さぁ? どうでしょうか」
「兄貴! あんなのただのストロングソウルっす! 1発デカいのお見舞いしてやりましょう!」
「オーケーブラザー! しっかりホールドオンしとけよヒャッハー!」
もはや意味不明なアッシュ語にはツッコまないとして、再びバイクにまたがったアッシュとスティングは、何をたくらんでいるかわからないリュウジに躊躇なく突進を開始し、前輪を持ち上げて後輪だけで走るウィーリー走行からリュウジを押し潰そうと勢いよく前輪を振り下ろす。
だがリュウジはそれを冷静に見極めて瞬時にアッシュのバイクと同じ速度でドンキー・ライダーを後ろへと動かしてプレス攻撃から難を逃れると、そのままバック走行でアッシュのバイクと並走。そのハンドルに右手を触れてみせる。
「おいおい……アンビリーバブルだぜ……」
それを目の前でやられたアッシュは、思わずそんな言葉を漏らすが、驚きはそこで収まらない。
テルヨシにはもうリュウジがやろうとしていることがわかってるだけに、今から起きることにちょっとワクワクする。
「《ブレイク・グラトニー》」
アッシュのバイクに触れた状態で、リュウジは必殺技発声。
ゲージが2割減少したのをテルヨシが確認すると、次の瞬間、アッシュの乗っていたバイクが光の粒子となって消えていき、素早くターンして切り返したリュウジに対して、乗り物を失ったアッシュとスティングはそのまま慣性に従って地面を盛大に滑って転がってその先にあった建物へと激突。
2人ともがHPゲージを残り4割にまで減らした。
「やっぱアレ、反則級だよな。パウンドもそう思うでしょ?」
「一概には言い切れんがな。ちゃんと制約はあるしディスアドバンテージにもなりにくい」
「そりゃ確かにそうだわな」
そんな今の出来事を見てテルヨシが感想を漏らせば、逆方向を向いていたにも関わらず何が起きたか理解していたパウンドは、素っ気なく返すとテルヨシもそれには同意。
今リュウジが使った必殺技は、リュウジのただ1つにして最高の必殺技、ブレイク・グラトニー。
その効果はゲージを2割消費して『右手で触れている強化外装を破壊し、それに注ぎ込まれていたポテンシャルを持ち主の別の性能に振り直す』という規格外のもので、その対象は自分だけでなく対戦相手にまで及ぶのだからぶっ飛んでいる。
ただし、その必殺技の対象になり得るのは『初期、あるいはレベルアップボーナスによって獲得した強化外装』に限り、外部から入手した強化外装はその対象にはならない。
リュウジの持つ6つの強化外装は全て初期装備とレベルアップボーナスによって獲得したもので、1つないし2つ以上の強化外装を破壊して別の強化外装を強化して使用したり、今のように相手の強化外装を破壊して戦術を根本から崩したりといった具合に使うが、1度壊した強化外装はその対戦中に復活することはないという制限もあるため、使いどころを間違えればチャンスがピンチになったりも十分にあり得る使用者の力量が問われる必殺技。
先のガスト戦においてもリュウジはこの必殺技を使用して自動防御強化外装《スコル・スカル》と重槍型強化外装《ユニコーン・ランス》、ドンキー・ライダーを1段階ずつ強化していたが、その時は《月光》ステージの姿見えぬ暗い影の中で使用したため、マリアと他のリュウジを知らないギャラリーには何をしたか不明なままだった。
そしてこれこそがリュウジが《複合兵器》と言う2つ名を与えられた最大の理由。
必殺技を使わなければ、6つの強化外装を駆使した臨機応変な戦術・戦略で柔軟な戦い方ができるが、それは悪く言えば器用貧乏。
他にアビリティも必殺技も持っていないリュウジでは高水準の能力は発揮できない。
しかしひとたび必殺技を使えば、アバター本体、あるいは強化外装にポテンシャルを一極集中させて特化させることができる。
つまりリュウジの操るデュエルアバター《レイズン・モビール》はゼネラリストでありながら真の意味でプロフェッショナルとなり得るアバターでもあるため『複数の強化外装を合理的に扱えるアバター』という意味で付けられたのだ。
もっとも、それは古参のバーストリンカーから後から聞いて知ったことで、テルヨシ自身はそれを聞くまで昼前のマリアと一緒の意味だと勘違いしてたのは胸の内に秘めておくのだった。
「おおぉぉおおおおお!! テラ・エネルギィィイイイイーッシュ!!」
それで改めてリュウジのアバターの凄さを考えていたら、盛大に地面を転がったアッシュが、勢いよく立ち上がり高々とその両拳を突き上げてこの上なくハイテンションになっていたので何事かと思えば、幻覚だろうがそのアッシュから何かオーラのようなものが迸っている気がしてちょっと恐怖する。
しかしそれはリュウジの必殺技による影響なのがすぐ理解でき納得。
破壊された強化外装のポテンシャルの振り直しは、その持ち主に決定権があるため、バイク以外に選択肢がなかったのだろうアッシュはおそらく、自分自身にポテンシャルを振り直したため、その結果全ポテンシャルがアバター本体に注力されて力が溢れているのだ。
「オレ様のハイパーマッシーンを壊してくれやがったリバースをしてやんぜ!」
「あ、兄貴が今までにないくらいバーニンッ! 伝わってくる熱もリアルだぜ!」
と、意気込んでいた2人だが、スティングが口にしたバーニンッ! は、決して比喩表現ではなく、いま現在リバース。
おそらく仕返ししてやると言ったアッシュが炎に包まれているのだ。
当然それを行っているのはリュウジで、今その手には無骨な角張ったデザインの火炎放射器型強化外装《フォックス・ファイア》が収まり、その銃口からソフトボールほどの炎の弾が1秒間隔くらいでアッシュへと放たれてその身を焼いていた。
「うわっち! あぢぢぢぢぢッ! ファック! ファーーーック!」
「あ、兄貴ー! 兄貴をこれ以上バーニンッさせんじゃ……うぼぁ!!」
遅れて本当に燃えていることに気付いたスティングは、火炎放射器で焼かれるアッシュを助けようとリュウジに攻撃を仕掛けようとしたが、再三のマリアによる狙撃がスティングの側頭部を撃ち抜きそれを妨害。
端から見たら攻撃される2人がどこか滑稽な光景でテルヨシは2人が為す術なく倒れるのを笑いながら見届けるのであった。
そのあとはテルヨシがパウンドの拘束を解除して1度距離を開くが、この時点でもう3対1。
残念ながらパウンドに勝ち目はなく、しかしバーストリンカーらしく最後まで諦めずに立ち向かってきたのを全力で倒しにいったテルヨシ達が勝利を納めたのはわずか25秒後のことだった。