アクセル・ワールド~蒼き閃光~   作:ダブルマジック

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ヘルメス・コード編
Acceleration54


「今日は売り上げ時である」

 

 新学期シーズンも過ぎてしまえば慣れがきて、時というものはそれだけ早く感じられる。

 今日。6月5日の水曜日は、ここ数日続いた梅雨前線による雨天が嘘のように止んで、朝から晴天に恵まれていた。

 故に雨になると客足が減少傾向にある洋菓子屋としては、この時期に貴重な晴れ日は頑張り時に当たるのは明白。

 だからこそテルヨシはバイト先での着替えの最中にそんなことを口にし、ちょっとした気合いを自らに注入して店に入っていった。

 だからといってテルヨシが気合いを入れたところで客足が増えるわけでもないのだが、そこは気持ちの問題なので気にしない方向で考えないようにして厨房で作業すること30分ほど。

 高校から帰ってきたパドがものの数分で私服に着替えて姿を現したので、今日は非番のパドがどこかへ出かけるのを悟ったテルヨシは、軽く店の様子を見ていたパドに近寄って話をしてみる。

 

「どこかにお出かけ?」

 

「Y。ちょっとした確認」

 

「ふーん。それってあっち関連の何か?」

 

「……隠してもバレるから正直に言うと、それもY」

 

 長い付き合いのテルヨシに比較的表情を読まれにくいパドではあるが、それは単にテルヨシがその気になって見てない時に限ってだということをわかってるパドは、下手な嘘で話が長引いても面倒だと思ったのか素直に肯定。

 加速世界の何かとあっては当然、テルヨシも気になるので手短にどういう確認事項かを尋ねる。

 

「一昨年のこの時期にも同じようなことはあった。それで察する。K?」

 

 しかしやはりというかなんというか、全く以てヒントとしては意味を為さないそれに首を傾げる。

 一昨年とは言っても、この時期は新米バーストリンカーだったテルヨシにとっては激動の時期だったので、色々ありすぎて何を指すかは到底特定できそうもなかった。

 

「……ニュースくらいは観るべき」

 

 そんなテルヨシに珍しく優しさを見せたパドは追加で情報をくれて、それによると、低軌道型宇宙エレベータ『ヘルメス・コード』なる人工衛星にソーシャルカメラが導入されたとかなんとかで、今日のこれから数時間後にマッハ10の速度でこの日本の近くを初めて通過するらしい。

 ソーシャルカメラ・ネットは日本のみに導入されている治安維持システムにして、テルヨシ達バーストリンカーの加速世界を支える根幹部分と言っても過言ではない。

 それが世界初で日本の外に持ち出されて、もしもそのソーシャルカメラがブレイン・バーストに適応されるのであれば、宇宙に行けたりなどということも可能かもしれない。

 そんな話を1分ほどでされてから、テルヨシも一昨年の何を指すかは特定できた。

 つまりはそのヘルメス・コードにソーシャルカメラが運用されたことで《グランキャッスル攻略レース》のようなイベントが発生するかもしれない。

 その準備段階として今日、どこかでイベント用のステージの開放とその参加権が配られているかもしれないということだ。

 

「……ずりーよミャア。だったらオレも連れてってよぉ」

 

「確実に何かあるとは言ってない。あとテルはバイト。サボると減給飛び越えて解雇」

 

「オーナー厳しすぎませんかね……」

 

「当然の対応」

 

 それを聞いてはイベント好きなテルヨシとしては見過ごせないので、無理を承知で頼んでみるも、見事に残酷な返しで却下されてしまいガックリ。

 ならばともし参加権を取れたらチームに入れてくれと頼めば、そちらも「レギマス命令で却下済み」とすでに手を打たれていた。

 おのれニコたん……などとテルヨシの怒りの矛先が姿見えぬユニコに向いたところで、話は以上と言うように店裏の車庫に向かうパド。

 このままでは貴重なイベント参加を逃すかもしれない。

 そうなったら今や子のいるテルヨシが一昨年のような頭を下げる直前交渉をするわけにもいかないため、どうにかして参加権を獲得しなければと頭をフル回転させかける。

 そんなタイミングで奇跡が起き、ぐぬぬと声を漏らしたテルヨシの前にマリアが姿を現してパドとも挨拶を交わし、そこで閃いたテルヨシは非常に悪い笑顔を浮かべてから話をする2人に近付き話をする。

 

「なぁマリア。今日これからミャアがドライブに行くって言ってんだけど、どうせだからマリアも一緒に連れてってもらったらどうだ?」

 

「えっ! ドライブ!? ミャアさんのバイクでですか!? 行きたいです!」

 

 春先のテルヨシ不在の頃にパドに登下校をバイクでしてもらっていたマリアは、それ以降すっかりパドのバイクの後ろが気に入ってしまい、何かきっかけさえあれば乗せてもらいたいと何度も言っていたため、チャンスとばかりにそのきっかけ作りを強引にやると、案の定テンションが上がったマリアは、キラキラした目でパドを見てソワソワしだし、そんなマリアの前でテルヨシの言葉が嘘であるなどと言えなくなったパドは、マリアの頭にそっと手を置き「K。準備して」とマリアの同行を許可し、ランドセルなどを置きに休憩室に引っ込んでいったマリアを見ながら、

 

「減給モノの悪知恵」

 

「いやいや、オレはミャアのバイクが好きなマリアに連れてってもらったら? って言っただけで、許可したのはミャアだし」

 

「不自由な二択を迫るのは良くない」

 

 結果として連れて行かざるを得なくされたパドは、そんな文句をテルヨシに言ってから、荷物を置いてきたルンルン気分のマリアと一緒に車庫へと向かってお出かけしていったのだった。

 パドの目的地がどこであれ、好奇心旺盛なマリアはほぼ確実にそこで何で来たのかを問い、純粋なマリアには嘘を付きづらいパドなら、その目的を正直に話し爪弾きせずに一緒に行動するはず。

 そしてマリアが持ち帰った参加権で自分もイベントに参加。

 そこまでをマリアが来た瞬間に思考しパドが有無を言うよりも早く行動に移したテルヨシに今回は軍配が上がった形となるが、帰ってきてから本当にイベント関連の土産話があったらと考えたら、後のパドの店での対応がちょっと怖くなってしまい、今からその事に体を震わせることとなってしまった。

 パドとマリアが帰ってきたのは、約2時間後の午後6時30分頃。

 気を利かせてハンバーガーショップで夕食を食べて帰ってきたとのパドの報告を聞いたテルヨシは、夕食は自分の分だけでいいかと考えながら、静かな闘志のようなものをぶつけてくるパドに冷や汗を流すが、その理由についてはニヤニヤが表情に出てしまってるマリアで察しがついてしまっていた。

 

「…………当たり引いたのか」

 

「Y。マリアも参加権を取ってきたから、テルの思惑通り。だから今日のこれは一昨年の借りと一緒に返させてもらう」

 

「いや待って。一昨年のは直接的にオレ関係ないよね? 恨むならホーンのやつだし、オレも結果的に勝ってないし」

 

「問答無用。マリアも手加減はしない」

 

「はい。負けません」

 

 予想通りイベントに関しては開催されるらしいのだが、今日のマリア同行の件にかこつけて一昨年のイベントのあれこれまで持ち出して借りを返すと言うパドに若干の理不尽さを感じるも、何か言い返すより早く引っ込んでしまったのと、マリアがやる気に満ち溢れていることで当日を覚悟するしかなかった。

 それからバイトを終えて帰宅してから、改めてイベントに関しての話をマリアから聞き出す。

 それによるとイベント会場へのポータルは東京スカイツリーの展望台に出現したらしく、その先の会場には遥か彼方の高さまで続いて伸びる直径100メートルはありそうな巨大な円柱があって、その柱に10台の5人乗りのオープンカーのようなマシンが2メートル間隔で設置されていたらしく、パド予測ではそのマシンで柱を垂直に登ってゴールを目指すレースではないかとのこと。

 《ヘルメス・コード縦走レース》と命名したそのイベントの開始時刻は、4日後の日曜日午後12時ジャスト。

 参加権となるマシンの登録を済ませたマリアは、同時に《トランスポーター》アイテムを貰えたので、一昨年のようにわざわざポータルを経由しなくても良くて安心するが、イベントの方は一昨年同様にアバターのHPゲージが固定らしいので、イベントの性質をある程度予測ができたテルヨシはさすがに2人で挑むのは愚策であると考え至る。

 

「そうなるとあと3人集める必要があるか。トランスポーターの関係上、見知った顔じゃないとダメだから……チユチユとか誘って……」

 

 と、とりあえずリアルが互いに割れているチユリの名前を出すが、そこで思い出したようにちょっと間抜けな声を出したマリアは、テルヨシの言葉に割り込んで口を開いた。

 

「私とパドさんより早く、ハルユキさんが1番マシンのドライバーに登録したから、チユリさんは《ネガビュ》のメンバーに入ると思う」

 

「…………あー、そうなのね。そうなるともうトランスポーターの活用は諦めて、いつもの2人に参加してもらうか」

 

 予想外なことに、あのせっかちなパドよりも早くイベント会場に入ったというハルユキがドライバー登録をしたことを知り、現在の《ネガ・ネビュラス》のメンバーが春先に『2人』加わって総勢5人になったこともあり、ハルユキのマシンはそのメンバーで参加してくることを予想して潔くチユリの勧誘は諦めたテルヨシが、もはや流れのようにあの2人を誘うかと言えば、マリアも異議なしと嬉しそうに答えて、今週の領土戦の時にでもそちらは誘ってみることとして話は終了。

 夜も遅くなりそうだったので、そそくさとお風呂へと向かったマリアを横目にソファーに寝転んだテルヨシは、どうにも気になることがあったので確認のためにある人物にボイスコールを繋ぐと、心底面倒臭そうな声で応じた相手が挨拶も一言で用件を尋ねてきたので早速話を切り出した。

 

「あのさぁ、ハルユキ君からもうイベントの話は聞いてるよね?」

 

『無論だ。そちらのマリアとプロミのレパードが参加権を獲得していることも聞き及んでいるよ』

 

「でもさぁ、言い方はあれだけど、ハルユキ君が自力でイベント会場に向かうポータルの場所と出現時間を特定できたとは思えないんですよね」

 

『本当に失礼な言い方だな。ハルユキ君だって勘が冴え渡る時くらいある。子を侮辱されたのは気分が良くない。切るぞ』

 

「切ってもいいけど、明日学校で話を再開するから、あまり得策とは思いませんなぁ」

 

 そう話したテルヨシに対して、はっきり聞こえる舌打ちをしてきた黒雪姫にそこまで機嫌悪くしなくてもと思いつつ、ボイスコールを切らなかったことで話を続けろと暗に言われたので、これ以上機嫌を損ねると明日が怖いのでさっさと話を再開。

 

「姫がハルユキ君を大事にしてるのはもうわかってるんでそういう回答は予測してました。だからそういうことにしてもいいんだけど、正直なところ知恵くらいは貸したんじゃないですかね?」

 

『……言っておくが、ヘルメス・コードへのソーシャルカメラ輸出と、それに伴う戦域拡大の可能性の話を持ち込んできたのはハルユキ君だ。私はそれに対して知恵を与えてあげただけで、本当に称賛すべきはハルユキ君なのだよ』

 

 結局のところでテルヨシの質問には肯定で答えた黒雪姫だが、ハルユキの手柄であることは譲らないところにちょっと苦笑。

 誰もそこを指摘してないのにと思うが口には出さないテルヨシは、その確認ができた上で本題を切り出す。

 

「ってことはだ。イベントの可能性に姫は気付いててオレに教えなかったってことでいいかな?」

 

『ああ、そういうことになるのか。すまんな、確証のないことは口にしない質でね』

 

「一昨年もおんなじようなこと聞いたんだよなぁ。前科あるから今の言葉も悪意を感じるんだけど……」

 

『悪意はないさ。ただ一昨年にちゃっかりイベントに参加したお前なら、今回はハルユキ君のように可能性に気付いていると思ったのだが、そうではなかったのかな?』

 

「ぬぐっ……そうくるか……」

 

 ハルユキに知恵を与えたということは、少なくとも今日の段階ではもうイベントの可能性には気付いていただろう黒雪姫なのだが、そんなことは一言も言わなかったことに対して文句みたいなものを言ってみたはいいが、痛いところを突いて返してきたので逆にダメージを負ってしまう。

 これ以上の糾弾は不利になると悟ったので、向こうでクスクス笑う黒雪姫の勝ち誇った顔を思い浮かべながらボイスコールを切ったのだった。

 ヘルメス・コード縦走レース開催が決定して数日。

 いよいよ明日の正午に開始となった土曜日の夕方。

 いつものように極小レギオン《メテオライト》で領土戦に臨んでいたテルヨシは、その対戦の終了後に協力者となる《エピナール・ガスト》と《スノー・イーター》に自分とマリアがヘルメス・コード縦走レースに参加することを伝えて、まだチームに枠があることも言う。

 

「ふーん。それって私とスノーにチームに入ってほしいって取っていいのかしら?」

 

「そだね。アンも反対しなかったから優先して話を回したんだけど、どう?」

 

「一昨年はリアルで都合悪くてイベント参加を逃したからねぇ。参加させてくれるなら嬉しいけど……っていうかスティングのやつがあの骸骨ライダーのチームで参加するって自慢してきたから、正直あいつを真っ先に潰したい」

 

「それは素晴らしい私怨で……」

 

 それでどうやら参加してくれるようなことを言うガストなのだが、《パンジー・スティング》のやつが参加権を取ったらしい《アッシュ・ローラー》のチームで参加することを自慢されたとかでメラメラと黒い何かを噴出するので、テルヨシもスノーもその様子に戦慄。

 貴重なイベントとあってスティングも浮かれていたのか、こうなるガストに配慮ができなかったことを明日後悔するのかと、他人事ながらに身を案じてしまった。

 

「じゃ、じゃあ2人とも参加ってことでオッケーね。それで当日の移動方法なんだけど、オレとアンはトランスポーターで行くけど、2人はどうする?」

 

「どうするって、直接ポータルを潜ってくるしかないでしょ。確か場所はスカイツリーの展望台だったわよね」

 

「東京に住んでると案外行かないところだから、僕もガスト姉も初めてだよね」

 

「そうね。ついでに日本一高い電波塔の展望台から世界を見下していくか」

 

「ガスト姉……言い方……」

 

 当日はポータルを潜ってくると話してからの親子漫才に笑いが出てしまうテルヨシだったが、その回答は予想していたため、漫才を中断させてわざわざそんなことを聞いた本当の目的を珍しく控え目に話す。

 

「盛り上がってるとこあれなんだけどさ、オレとしては2人がポータルを潜ってくる必要はないかなぁって思ってたりするんだけど……」

 

 そう言うテルヨシに対して、その言葉を吟味したガストとスノーは、ほぼ同時にその意味について理解が及んだようで驚きの雰囲気を醸し出す。

 

「ほら、なんだかんだで長い付き合いなのにさ、未だにこういう大事な話とか会議は領土戦の終わりとか観戦時なわけじゃん。テキストメールもできるけど、それもお互いに本アドレスじゃないし。だからそっちさえ良ければ、いいかなって」

 

「テイルさん……それってつまり……」

 

 2人が理解してくれたと踏んで、それに踏み切った理由を述べたテルヨシに、スノーはあえて言葉にしようとしたが、それをガストが制して言葉を切り、真剣な雰囲気で口を開く。

 

「…………あのね、テイル。そう言ってくれるってことは、私とスノーのことを信頼してくれてるってことだから、凄く嬉しいよ。正直、私も時々だけどテイルとならって考える夜があったりする。でもね、やっぱりそれはダメ。それをやっちゃうと、きっと『悲しみが大きくなる』から」

 

 最後の方はガストに似合わず若干俯き気味に話した内容は、テルヨシもすぐに理解できる。

 テルヨシは今回、このイベントを機にガストとスノーの2人とリアルで知り合ってもいいと思っていた。

 もちろん《リアル割れ》はバーストリンカーにとって相当なリスクがあるが、それもこの2人ならと本気で考えて話を持ち出した。

 だが、ガストはそれを拒んだ。

 話からすればテルヨシと会いたくないわけでは決してない。

 むしろ会いたいとさえ言ってくれたが、だからこそガストは会うべきではないと、自分の気持ちを押し殺して返答をした。

 BBをアンインストールした者は、BBに関する記憶を失ってしまう。それをガストも知っていたのだろう。

 それはつまり、BBを通して知り合った自分とテルヨシが、たとえリアルで友人になったとしても、テルヨシ、ガスト、スノーの誰かが全損しアンインストールされれば、その友人関係までも幻のように消えてしまう。

 そうなれば残された者はどうなるか想像するに容易い。

 テルヨシ自身の話で言えば、黒雪姫との出会いやハルユキ達後輩との出会い。パドやユニコとの邂逅すら曖昧なものへと変貌してしまうかもしれず、最悪人間関係すらそれまでとは違ったものに変わってしまうかもしれない。

 

「だからごめん。その話はなし」

 

「…………そっか。あー、愛しのガッちゃんと会えるかもって思ったんだけどなぁ。ついでにスノーも」

 

「つ、ついでなんですか僕は……」

 

「もちのろん。野郎の顔見て喜ぶ趣味はしとらんからな」

 

「……フフッ。確かにそんな趣味あったらガチで引いてるわね」

 

 そんなガストの気持ちを汲み取ったテルヨシは、食い下がったりはせずに明るい調子で残念がりつつ、スノーとくだらないやり取りをして微妙な空気を拭い去り、それを察したガストもいつもの調子に戻って混ざってきたので、また変な空気になる前に話を進めておく。

 

「んじゃ明日はよろしくね、ガッちゃん、スノー。特にスノーには期待している」

 

「おいコラ。私はおまけか?」

 

「そーんなわけないじゃん。ガッちゃんはオレだけのアイドルとして隣にいてくれればそれだけで……ああ違います冗談ですメチャクチャ頼りになる超戦力として期待していますよろしくお願いします」

 

 それで話は締める方向に持っていって、最後にふざけたら案の定《ブレード・ファン》を振りかぶられたので速攻で訂正しつつ頭を下げると、向こうも退散ムードを出してからスノーが先に離脱。

 それを追うようにガストも抜けようとし、テルヨシが手を振って見送っていたら、少しだけテルヨシに顔を向けたガストは、最後にボソッと口を開いた。

 

「…………お互いにバーストリンカーになる前に出会えてたら……私達は、もう少し違った関係になれてたのかもね……」

 

 返事を待つような言葉ではなかったのか、ガストはそれだけ言うとすぐに離脱してしまい、意味深な今の言葉に頭が整理できなくなったテルヨシは、1人残されたフィールドで制限時間いっぱいを使って悶々と考えさせられてしまうのだった。

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