DIGIMON・STRATOS   作:龍気

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太一も一応は戦闘に参加・・・していると言えるかなこれ?


第4話『戦闘開始』

Side・???

 

何これ?

 

私こんな事指示してないし・・・それにこの出力・・・限界以上の出力が出ている。

 

何よりどうして私のコントロールを受け付けないの!?

 

この天才の私の・・・生みの親である私のコントロールを・・・。

 

何なの・・・一体何なのよ!!

 

やめて!!やめてやめてやめてよ!!他の人間は如何なってもいいけど、箒ちゃんとちーちゃん、いっ君には手を出さないで!!

 

如何して・・・如何して如何して如何して・・・如何して私の思い通りにならないの!?

 

誰もこれも・・・この世界すらも・・・私の物の筈なのに・・・。

 

 

Side・太一

 

ガキイイイイィィィィンッ!!

 

「うわっ!!」

 

 

あのISが俺に向けてビームを放ち、眼前まで迫ってきて、走馬灯が過ろうとした瞬間、何かに弾かれる音と共に、ビームが拡散した。

 

 

「無事か八神!?」

 

 

声のする方を見ると、打鉄を纏った主任・・・恵姉がいた。

 

 

「恵・・・姉・・・」

 

「主任って呼べっての」

 

 

今のビームを防いだのは恵姉が・・・でも如何やって?

 

辺りを見渡すと、壁に突き刺さった打鉄用の刀型ブレードがあった・・・まさか・・・。

 

位置的に恵姉とブレードは直線で結ばれていて・・・さらに言うとそれは俺の顔すれすれを通っている・・・。

 

 

「危なかったな俺が“アレ”投げてなかったらお前死んでいたぞ」

 

「その前にアナタに殺されるところだったわ!!」

 

「生きていれば問題なし」

 

「アンタって人は!!」

 

『ギギ・・・』

 

「さてと・・・テメエの相手は・・・この俺だ!!」

 

『ギュルオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!』

 

 

恵姉・・・主任は謎のISに殴り掛かり、アリーナの会場まで飛び出して行った。

 

俺はそれにつられる様に会場内がよく見える所まで移動した。

 

 

「これは・・・」

 

 

其処で俺が見た光景は・・・まさに戦場と言って過言ではなかった。

 

至る所が破壊され火の手が上がり、逃げ遅れた生徒達の悲鳴が飛び交う。

 

 

「管制室が・・・千冬さん達は無事なのか?」

 

「うっ・・うぅ・・・」

 

「織斑!?」

 

 

すぐ近くに織斑が倒れていたので俺は急いで駆け寄った。

 

 

「おい織斑!大丈夫か?」

 

「やっ・・・八神?」

 

「ああ俺だ、大丈夫か?」

 

「うぅ・・・すまない」

 

「ん?」

 

「せっかくお前が整備してくれたってのに・・・こんな・・・」

 

「そんな事気にするな、仕方の無い事だ」

 

「でも・・・」

 

「それよりもう1人・・・凰は?」

 

「そうだ鈴!鈴何処だ!!」

 

 

俺達は凰を探した。

 

織斑から少し離れた所で瓦礫に埋もれてはいたが、幸いにも外傷もなく無事だった。

 

 

「鈴・・・良かった無事だったか・・・」

 

「い・・ちか?アンタも無事な様ね・・・」

 

「2人とも互いの無事を喜ぶのは構わないが・・・今の状況を何とかするのが先決だ」

 

 

俺達は主任と謎のISの戦いの方へと視線を移した。

 

 

「でりゃあああああああああああああああああああっ!!」

 

ガシャンッ!!

 

『ギュルル!?』

 

「もういっちょう!!」

 

『ギュルッ!!』

 

ガションッ!!

 

「チッ!」

 

バシュウウウウウウウウウンッ!!

 

「出力ばっかりデカくっても!!」

 

ガッ!!ガキンッ!!

 

『ギッ!?ガギッ!!』

 

「狙いが甘けりゃ意味が無いんだよ!!」

 

バッゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオンッ!!

 

『ギュルガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッ!!』

 

 

状況は主任の優勢・・・主任が得意とする体術メインでの接近戦オンリーのヒット&ウェイ、さらに柔術による受け流しや返しにより、

謎のISを劣勢に追い込んでいく。

 

それにしてもあの謎のISは・・・信じられない事だがおそらく無人機・・・AIによる自動操縦か、

もしくは遠方のパイロットの動きを感知しての遠隔操作のどちらか・・・。

 

だが動きを見る限り、あれはAIの暴走によるものだ・・・。

 

あのISのビーム兵器は厄介だ・・・真面に直撃すれば防御力が高い打鉄でも一溜りも無いが、暴走した相手の攻撃に当たる主任じゃない。

 

 

「すっ・・・すげえ・・・」

 

「あの人って・・・整備部の主任よね?何なのよあの強さ!?量産機であの動きって・・・代表候補生どころか・・・各国の代表クラスじゃない」

 

「そりゃそうだ・・・主任は事戦闘に関しては織斑先生と学生時代からのライバルだったからな」

 

「「・・・えっ!?」」

 

「まあその殆どがIS無しでの素手と素手、もしくは素手対竹刀と生身での喧嘩ではあるがな・・・まあ何度かはISを使ってはあるが、

ちゃんとした決着は未だについていない」

 

「「う・・そっ・・・」」

 

 

千冬さんはあまり昔の事を話さない人だからな・・・弟の織斑が知らないのは無理もないか。

 

 

「何でそんな事お前が知って「そんな事より」えっ?」

 

「まだ2人とも動けるよな?」

 

「あっ・・・あぁ・・・」

 

「いけるわよ」

 

「ISの方も・・・エネルギーが残り少ないが動けないわけじゃない・・・2人とも俺が指示を出すまで・・・つっても後2分位だけだが、

休んでいてくれ」

 

「えっ?でも織田主任に任せれば・・・」

 

「それに何で私達がアンタの指示に従わなきゃいけないのよ!!」

 

「まあ待て、ちゃんと説明するから・・・休みながら聞け、まず織斑から、織田主任は昔負った怪我が原因で、

良くても後3分位しか真面に戦えない」

 

「何だって!?」

 

 

長くは戦えない、主任もそれを理解している・・・だから抑え抑えで戦ってはいるが、量産機の・・・それも調整していないISでは、

主任や千冬さんクラスの人では、その力を発揮しきれない・・・枷にも等しい。

 

5分しか真面に戦えないのも・・・その為だ。

 

 

「そして凰、俺の指示に従ってもらのは、勝つ為だ」

 

「アンタ何言ってんの?ISも動かせない様な奴の指示に従えられるわけないじゃない!!」

 

 

ISも動かせないか・・・確かに今俺がISを動かせたなら、真っ先に主任の援護に向かっているな。

 

でも主任も5分であのISを倒せるとは思っても居ない筈、その5分は時間稼ぎ、この状況を打開する為の準備をさせる為の・・・。

 

だからあの時主任は千冬さんからの要請を受けたんだ・・・状況は大分と変わってしまったけど、

今主任が稼いでくれている間、俺にできる事をする・・・只それだけだ。

 

 

「・・・確かに俺はISを動かせない、だがISを観察し、知る事はできる」

 

「はあ?それが何だって「鈴!」って何よ一夏?私は今こいつと・・・」

 

「八神の事信じてやってくれ」

 

「はあ?アンタも何言って・・・」

 

「八神は・・・確かにISを動かせない・・・でも、俺達よりISの事を知って、如何すればいいのかは俺達より知っている!」

 

「織斑・・・」

 

「それに・・・」

 

「それに・・・何よ?」

 

「俺達の頭じゃ良い作戦何て浮かばないだろ?」

 

 

何じゃそれ?

 

 

「うっ・・・確かにそうだけど・・・」

 

 

お前も認めんのかい・・・。

 

 

「ならさ・・・役割分担って事で・・・それで良いだろ?」

 

「うぅ・・・分かったわよ!じゃあ私達は休んでいるからとっとと作戦を考えてなさい!!」

 

 

こいつは・・・まあいい・・・俺はやる事するか、あっそうそう。

 

 

「織斑」

 

「何だ?」

 

「ありがとよ・・・」

 

「・・・・おっ・・おぉ・・・」

 

 

たくっ・・・恥ずかしい事言わせんなよな・・・まっ、信じてやれって言われて事は・・・嬉しかったけどな。

 

 

Side・恵

 

ズキ・・ズキ・・・

 

「ちっ・・・痛みだしてきやがったか・・・」

 

 

やっぱり急場で調整してない打鉄じゃあこんなものか・・・負担がかかって予想より早く胸が痛みだした。

 

こいつ専用のブレードも八神を助けるのに手放したからな。

 

だけど別に俺はこいつを倒すのが目的じゃない。

 

今の俺・・・ましてや量産機でこのガラクタを倒せるとは思ってはいない。

 

俺の役割は時間稼ぎ・・・たとえ5分が限界だとしても、その5分の間に千冬か、若しくは誰かがこの状況を打開する為の切っ掛けだ。

 

ん?

 

ふっ・・・早速1人・・・いや、正確には3人か・・・その為の行動に移ったか。

 

 

「ならしっかり見ておけよ八神!!後は任せっからよお!!」

 

ガキッ!!

 

『ギュルル!!』

 

 

八神の観察力は俺以上だ・・・そしてそれを基に最適で的確な整備手順や方法を思いつく発想力も有る。

 

それはISの整備だけでなく、幼い頃から俺が教えた空手等の格闘技の経験から、如何戦うか等の作戦を建てるのにも活かされている。

 

だから俺の役目は、こいつに攻撃させて、少しでもこいつの行動パターンを・・・。

 

しかし・・・欲を言えば、あいつが戦う姿を・・・いや、ISを纏う姿を見たかった。

 

 

Side・千冬

 

くっ・・・何と言う事だ・・・。

 

 

「大丈夫か山田先生?」

 

「なっ・・・何とか・・・」

 

 

あの侵入して来た所属不明のISが突如暴走したかのような動きをした途端・・・この管制室に向けて高出力のビームを・・・。

 

 

「はっ!篠ノ之!オルコット!2人共大丈夫か?」

 

 

辺りを見渡しても篠ノ之とオルコットの姿が見当たらなかった。

 

私と山田先生は手分けして2人を探した・・・そして瓦礫が動いた気がして、その辺りの瓦礫を退かすと、

頭から血を流すオルコットの姿があった。

 

 

「オルコット!!オルコット!!」

 

「うっ・・・うぅ・・・お・・おりむら・・・せん・・せい?」

 

「そうだ私だ、オルコット・・・私の指が何本か分かるか?」

 

「・・・さん・・ほん・・・ですわ・・・」

 

 

良かった・・・意識はハッキリしている様だ・・・しかし頭を強く打っている様だから早く医務室へ。

 

 

「オルコット、篠ノ之は何所だ?お前の近くに居た筈だが?」

 

「しの・・のの・・・さん?・・・・・・すみません・・・わたくし・・きを・・うしな・・ていて・・・」

 

「分かった・・・無理して喋るな」

 

 

しかし・・・篠ノ之は何所に?

 

 

「織斑先生」

 

「如何した山田先生?」

 

「扉に穴が!」

 

 

扉の方に目をやると、確かに山田先生の言った通り扉に穴が開いていた。

 

あのISのビーム兵器によるものだろう・・・だがこれは喜ばしい事態だ。

 

 

「山田先生、オルコットを医務室まで頼みます」

 

「織斑先生は?」

 

「私は篠ノ之を探します・・・ひょっとしたら・・・」

 

 

私はこの時既に嫌な予感がしていた・・・。

 

あいつは近からず遠からず・・・“あいつ”に似ている。

 

1つの事・・・特に“執着”する何かに関する事になると周りが見えなくなり、大事な何かを見落とす・・・そしてその後は・・・。

 

そしてそれが見事に的中するなど・・・この時の私は思いもよらなかった。

 

 

Side・太一

 

主任の動きが明らかに鈍くなってきている・・・そろそろ限界か?

 

だけどおかげで、あのISの動きを掴めた・・・。

 

 

「織斑、凰・・・さっき言った手筈で頼む」

 

「おう!」

 

「そのかわりタイミングミスらないでよね」

 

「分かってる・・・そっちもタイミング聞き逃すなよ」

 

「分かってるわよ」

 

「よし・・・行けえ!!」

 

「「了解!!」」

 

バシュウウウウウウウウウウウンッ!!

 

 

俺の合図と共に、織斑と凰は謎のISへ向かって行った。

 

 

「主任!下がってください!!」

 

「!!」

 

「てやああああああああああああああああ!!」

 

「やあああああああああああああああああ!!」

 

ガキンッ!!

 

『ギュルルルルルル!?』

 

 

織斑と凰は主任の背後に隠れる様にして接近していたから、あのISは反応が遅れて2人の攻撃をあっさりと喰らった。

 

 

どさっ・・・

 

「お疲れ様です主任」

 

「かあ~~~~~つっ・・・・かれたーーーーー!!やっぱ久し振りに真面に動くと疲れるな」

 

「それより胸の傷は大丈夫ですか?かなり傷むはずですよ?」

 

「気になるなら直に見て見るか?」

 

「OK・・・そんだけ無駄口が叩けるのだったら大丈夫ですね」

 

「ちぇっ・・・つまんねえ奴・・・」

 

「・・・でよかった・・・」

 

「ん?何か言ったか?」

 

「いえ、何も・・・」

 

 

無事で良かった・・・父を・・・母を・・・そして・・・。

 

家族を失った俺を、何時も守ってくれた主任・・・恵姉まで失ったら俺は・・・。

 

 

「それよりも策は大丈夫なんだろうな?」

 

「えぇ・・・多分」

 

「何!?」

 

「あの2人には俺が合図したら指示した通りに動けとしか言ってませんからね」

 

「おい・・・そんなので大丈夫なのか?」

 

「奴は恐らくAIの暴走によってあんな見境の無い動きをしていて、視界に映る動くもの全てを標的にしています。

そんな動きにあの2人が対処するのは無理です」

 

「それは分かるが・・・」

 

「だから動き以外で必ず決まったパターンを見つけだし、それを合図に動く様に指示したんです」

 

「・・・それまでは一定の距離を保って避けまくれって事か?」

 

「はい」

 

 

今織斑と凰は無人ISと一定の距離を保ちながら動き回っている。

 

2人のISの性能、そして自身の実力、そしてあの無人ISの攻撃が届くまでの時間等を計算、俺の合図ですぐ動き確実に成功させる為に、

それらを考慮し、あの2人がギリギリで避けきれて、常に指示通りに動ける距離を計算し伝え、

2人はその距離を維持しながら攻撃を避けるように指示した。

 

予想通り、2人はギリギリではあるが無人ISの攻撃を避けている。

 

しかし問題は・・・。

 

 

「何時お前の待っている行動を奴がとるか・・・それまであの2人の体力がとエネルギーが保つかどうか・・・だろ?」

 

「えぇ・・・」

 

 

これは時間との戦いでもある・・・そして俺の合図が少しでも遅れたらそれだけでも失敗するギリギリの作戦だ。

 

俺は神経を研ぎ澄まし、奴がその行動をする前兆を逃さない様、奴を観察する。

 

それからどれくらいの時間が経った?

 

5分?10分?もしかしたら1時間がそれ以上か?

 

時間がどれだけ経ったのか・・・。

 

緊張とプレッシャーで自然と額に汗が溜まり頬を流れる。

 

それに今俺の周りも安全と言う訳ではない、無人ISの流れ弾がこっちに来ないとは限らない・・・実際何発かは来ているかもしれないが、

俺はここを動いてはならない・・・その時が来るまで、俺を信じてこの作戦に乗ってくれて、今も頑張っている2人の為にも。

 

そして・・・。

 

 

ギュウウウウンッ・・・・

 

 

その時は来た!

 

 

「今だ織斑!!」

 

「おおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!!」

 

「凰!!」

 

「待ってました!!」

 

 

俺が待っていたのはこの瞬間、奴が最大の攻撃をする時、奴は必ず動きを止める。

 

そしてその攻撃を放つ為にエネルギーをチャージするのに掛かる時間はおよそ7秒。

 

この瞬間こそが今のあの2人が唯一攻め込める隙だ。

 

 

「でやあああああああああああああああああああああああ!!」

 

『!?』

 

 

まず織斑がチャージ途中の無人ISに向かう、奴は少なからず動いている標的を主に攻撃していた。

 

だから凰にはその場で待機させ、織斑だけに集中させた。

 

しかし白式のスピードと距離からして、織斑の攻撃が無人ISに届くには8秒掛かる。

 

それでは織斑が狙い撃ちされる・・・だから・・・。

 

3・・・2・・・1・・・今だ!!

 

 

ドシュン!!

 

バシュン!!

 

『ギギッ!?』

 

「相手は一夏だけじゃないのよ!!」

 

「ナイス凰!!」

 

 

甲龍の衝撃砲はチャージが早く、威力を無視すればすぐにでも発射が可能な武器だ。

 

まともなダメージを与えられなくても、奴の照準をずらす事はできる。

 

 

「くらええええええええええええええええええええええええええっ!!」

 

ズバッ!!

 

『ギギギッ!!』

 

「「「よし!!」」」

 

 

織斑は零落白夜を一瞬・・・攻撃が当たる瞬間に発動させ、無人ISのシールドバリアーを消滅させて、

そのまま右腕を切り落とした。

 

俺の作戦はまず織斑を先行させ、奴の標的を織斑のみに絞らせる、そうすれば凰がフォローしやすいからな、

そして奴のチャージが終る位のタイミングで衝撃砲を放ち、奴の攻撃を逸らし、その隙に織斑が攻撃の瞬間に零落白夜を発動し奴のシールドバリアーを消滅させ、

左右どちらかの腕を切り落とす。

 

“何か”あるか分からないから、念の為にコアの攻撃はさせさせたが・・・。

 

しかしこれで奴には死角が出来た。

 

 

「織斑!凰!左腕の攻撃に注意しながら、切り落とした右側から集中して攻撃しろ!!」

 

「「了解!!」」

 

『ガギッ・・・ギ・・・』

 

 

死角が一つできた事で攻める手段は増えた。

 

ここからは2人にある程度は任せて、俺は奴の動きを観察し指示を与える事になる。

 

その方が2人にとって戦いやすいだろうからな。

 

2人は指示通りに右側から攻めてはいるが、2人に連携は無く、それでも攻撃がきまっている・・・だけど油断していると・・・。

 

 

「織斑避けろ!凰は攻撃が来ると同時に右に回り込んでアタックだ!!」

 

ズバアアアアアアアアアアアアアンッ!!

 

「おっと!!」

 

「てりゃああああああああああああああああああああああああああああ!!」

 

ズガンッ!!

 

『ガガ・・ギギッ・・・!?』

 

「織斑上手くいっている時こそ浮かれるな」

 

「おっ・・・おう」

 

「凰も無理に前へ出ようとするな」

 

「分かってるわよ!」

 

 

所々危ないところはあるが・・・それでも順調にダメージを与えていく。

 

このままいけば活動停止にまで追い詰められる。

 

 

「喰らいなさい!!」

 

ドシュウウウウウウウウウウウウウウンッ!!

 

『ガッギ!!』

 

 

凰の衝撃砲を至近距離で喰らい、無人ISがその動きを鈍らせた。

 

 

「今だ織斑!!」

 

「おっしゃあ!!止めだあああああああああああああああああああ!!」

 

 

織斑は残ったエネルギーで零落白夜を発動させ、最後の一撃を与えようとした。

 

この一撃がきまれば、活動を停止できる。

 

そう思った時・・・。

 

 

『一夏ぁっ!!』

 

「「「「!?」」」」

 

 

突如アリーナ全体に響く聞き覚えのある声。

 

その声に織斑は動きを止めてしまう。

 

アリーナ全体に声を飛ばせるとしたら管制室と・・・放送室兼実況室!!

 

俺は実況室のある方を見ると、そこには実況で使うマイクを手に、息を切らしながら此方・・・正確には織斑の方を見詰める篠ノ之が居た。

 

 

「あいつは束の・・・」

 

「箒!?」

 

「あの娘何であんな所に居るのよ!?」

 

『男なら・・・男ならそのくらいの敵に勝てなくてなんとする!!』

 

 

織斑を応援に来たのか?

 

 

ヴォン・・・

 

「はっ!?マズイ!!」

 

 

無人ISは篠ノ之がいる方に残った左腕を翳してエネルギーを溜めていた・・・そして。

 

 

ヴァシュンッ!!

 

『!?』

 

 

篠ノ之に向けてビームを放った。

 

 

「箒いいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!」

 

 

To be Continued

 

 




アニメを観てもに原作を読んでも、箒のあの行動でピンチに陥っても仕方がないと思います。

そんな気持ちで原作とは違い、優位に持っていって箒の登場で大ピンチに的な感じにしました。
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