五月雨の時よりはマシだけど、ヤンデレと呼べるかどうかは個人差がありそう。
安心と信頼のヤンデレもどき。
次の子はガッツリ行く子にしよう。そうしよう。
もう一本書けたら連載として一つにまとめます。
「高速戦艦、榛名着任しました。あなたが提督なのね?よろしくお願い致します」
「あぁぁぁぁぁ!?」
「まだ......まだ!」
「艦隊帰投しました......」
「入渠? いいのでしょうか、榛名がお休みしてて......」
「わかりました。榛名、休養に入ります」
「改装......ですか?」
「これは......素敵な装備ですね! お心遣い、ありがとうございます!!」
「提督は優しいのですね、榛名にまで気を遣って頂いて......」
「勝利を! 提督に!!」
「砲撃開始!」
「沈んで! くだ! さいっ!!」
「艦隊が帰投いたしました。報告書をご覧になりますか?」
「損傷? いえ、かすり傷程度ですけど......」
「私の疲れを見抜いたのですね......提督、ありがとうございます。榛名、お休みしますね」
「本当に......提督は凄い方ね」
「ここにいる皆さんにしっかりと目が届いているって、感じで......」
「こんな人の下で働けるなんて、私は幸せ者ね」
「でも、少しだけ......はっ! いけません、いけません。これでは提督を困らせてしまいます」
「特別な評価なんて......榛名には、もったいないです♬」
「嬉しそう? からかわないでくださいよ......もぅ」
「えっ、大規模改修?」
「提督のお役に立てるなら......」
「この迷彩は......あまり、その」
「燃料の心配はいらない? ああ、違うんです!」
「その......砲台としてではなく、船として提督のお役に立ちたいなと」
「同じ? ......そうですね! 言い方を少し変えただけですね......」
「秘書艦ですか?」
「わかりました! 榛名! 精一杯務めさせて頂きます!!」
「あの......提督、もう夜も遅いですし」
「むぅ、そう言われるのでしたら榛名もご一緒させて頂きます」
「そろそろ眠らないと明日の指揮に差し支えますよ?」
「休養を取るのも仕事のうち......です!」
「......む、昔の事ですよ」
「提督に言われた言葉でしたね......」
「ともかく! 後は榛名に任せて、寝てください!」
「え、榛名が疲れてる? ......そうですね、榛名も少しお休みしましょうか」
「でも、この時間に宿舎に行くのは......ここで寝てもいい? え、でも、それは......」
「ダメです! 提督が布団で寝てください!」
「......え、流石にそれは拙いかと......」
「仕方ありません、榛名でよければご一緒致しましょう......」
「......一組では狭いですね、でも榛名......温かいです♬」
「朝ですね、疲れは取れましたでしょうか?」
「朝食ご一緒しても? ......ありがとうございます!」
「お昼ですか? 申し訳ありませんが、金剛姉さま達に呼ばれていまして......ごめんなさい」
「最近、色々と立て込んでいてこうしてゆっくりとお茶を飲むのが久しぶりな気がします」
「え、提督の様子ですか?」
「働き過ぎで、心配になります......忙しいからって夜遅くまで執務しなくても」
「えっ、今日ですか? 今日は......えーと」
「ちがっ、違わないけど......ちょっ、霧島!?」
「......うー」
「......金剛姉さま?」
「姉さまも? ......あ」
「酷い顔......ですか?」
「大丈夫です。さぁ、執務を再開しましょう!」
「本当に大丈夫です! それはそうと提督の方が酷い顔ですよ? 少し仮眠を取ってきた方がよろしいのでは?」
「......」
「......険しい顔」
「夢の中でも、きっと私たちと共に戦っているのでしょうね」
「......誰かしら?」
「金剛姉さま!?」
「提督ですか? ......提督は奥で仮眠を取っていらっしゃいますが......」
「さっきの続きですか? そういえば、急に飛び出してごめんなさい......」
「提督の事をどう思っているか......ですか」
「......提督の事を考えると、なんだか」
「なんだか優しい気持ちが溢れてきて......きっと、これが恋なのかな......って、思えるんです」
「そうですか......」
「えっ?」
「そんな! 私なんかのために!!」
「お目覚めですか?」
「今は......ちょうどイチナナマルマルですね」
「......いえ、よく眠っていらっしゃる様子でしたので」
「もう、榛名も女の子なんですから口酸っぱく言わないでください!」
「報告の整理は、榛名が済ませておきました。確認お願いします」
「いえ、榛名は大丈夫です。日付が変わるまでご一緒させてください」
「そろそろ夕食の時間ですね、根を詰めすぎるのも良くないですから榛名と一緒に食事にしませんか?」
「ゆっくりと食事をするのも任務です! ......なんて」
「提督は夜景をお好きですか?」
「今も大変ですけれど......前の時と比べたら......」
「はいっ! 榛名、この夜景を守るためにも頑張ります!」
「そうですね......交代の時間が来たらゆっくり休むことにします」
「それでは提督、おやすみなさい。提督も早く寝てくださいね?」
「金剛姉さま......起きていらっしゃったのですね」
「姉さま......あの、昼間の事ですけど」
「はい......榛名は、提督の事が好き......です」
「でも、金剛姉さまの事も同じくらい......大切に」
「姉さまを悲しませたくないのです」
「榛名は大丈夫です」
「はい、頑張ってください......姉さま」
「そうです」
「私なんかより、明るい金剛姉さまの方が提督は幸せになれるはずです」
「これでよかったんです」
「これで......」
「最近、損傷が多い......ですか?」
「ちょっと張り切り過ぎちゃってますかね? 早く平和な海にしたいですから!」
「それと、最近ちゃんと寝ていますか? 突然倒れたりして、金剛姉さまを悲しませたら例え提督でも怒りますからね?」
「えっ? あっ? 榛名は大丈夫です!」
「ちょっと何かの破片が刺さってたみたいで......今になって急に痛み始めたんです」
「明石さんに見てもらってくるので失礼します」
「......」
「どうすれば、よかったんだろう......」
「話しているだけで、こんなに、こんなに......胸が苦しくなる」
「榛名は大丈夫です」
「......戦闘に問題はありません」
「ちゃんと休んでいます」
「榛名は大丈夫です......心配をおかけして申し訳ありません」
「金剛姉さま」
「今更ですけど榛名は提督の事を諦め切れないみたいです」
「バカですよね、姉さまに提督を委ねれば諦めがつくと思っていたのに......彼と話せば話すほど後悔が大きくなる」
「二兎を追えば、一羽も手に入れられない......先人の皆様方は偉大ですね」
「これから......ですか? 提督に除隊申請をしに行こうかと」
「ふと気づくと、姉さまがいなくなればいいのにと、考えている私がいるんです」
「恐ろしいんです」
「幸せになって欲しくて、そうなるよう仕向けたのに。姉さまの不幸を望む自分が」
「もっと酷くなって、提督に迷惑を掛けるんじゃないかって......怖いんです」
「だからそうなる前に除隊するんです」
「もう、大丈夫って......自分で自分をごまかせないから......」
「......そろそろ行きます」
「そうだ、姉さま―――
―――ちゃんと提督の事を幸せにしてくださいね?