東京喰種〜ある少年の物語〜   作:fghjkiuyt

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はい、今回で月山編は終わりです!
オリジナル展開多めですがご了承下さい


12.グルメは散る

グルメは散る

 

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陽助「行くぞ…月山…!!」

 

月山「ハハッ…ハハッ…アーハッハハッハ!!」

 

月山は高笑いしながら喋る

 

月山「素晴らしぃよ!陽助君!こんな状況でありながら自分の腕を食べるだなんて、俄然、君を喰べたくなってきたよぉ!」

 

陽助「っるせぇ!俺は、お前を許さないぞ"クソグルメ"!」

 

俺は、腰から出ている2本の鱗赫を前方に構え月山に向かって突っ走っていった

 

陽助「うらぁぁぁあ!」

 

俺の鱗赫は月山の甲赫によって防がれる…だが

 

俺の鱗赫が纏っている"炎が爆発した"

 

月山「なに!?…アハッ!素晴らしいよ!陽助君!」

 

陽助「チッ」

 

あまり手応えがない…

 

あの不意打ちに対応できるとこをみると、やはり喰種としての能力は高いようだ、敵ながら天晴れだ…

 

くっ…このままだと…実力差で負ける…

 

月山「どうしたんだい?もう、おしまいかい?ならばこちらからいかせてもらうよ!!僕の剣を喰らうといい!!」

 

月山が走ってくる…だが、甲赫の喰種は欠点がある

 

甲赫は持久戦に持ち込むタイプの赫子だ

硬い金属にも似た赫子を使い防御しながら高火力の攻撃を叩き込むのだ

そのデメリットとして…スピードが遅い…!

 

陽助「見え見えだ!」

 

俺は、振り下ろされた甲赫をサイドステップで躱し月山の腹部めがけて鱗赫を突き立てた

 

陽助「喰らえ!」

 

だが、その攻撃が当たる前に

月山の拳で吹き飛ばされた

 

陽助「ガハッ…」

 

今のは効いたぁ…

まさか、赫子を使わずに殴りでくるとは…

 

陽助「負けねぇ…」

 

〜カネキside〜

 

カネキ「陽助君!」

 

陽助君は月山に殴り飛ばされ壁に叩きつけられた

 

なんで僕はこんな状況でなにもできないんだ!?

 

…ん?そういえば…

人の肉はガソリン…燃料…!

 

カネキ「トーカちゃん…全力の君と月山、どっちが強い?」

 

トーカ「さあ…昔は互角くらいだったけど…」

 

カネキ「僕に考えがあるんだ…」

 

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〜陽助side〜

 

俺はふらつき、壁に手をつきながら体を起こした

 

陽助「クソッタレが…」

 

俺の体にはかなりダメージが蓄積していたみたいだった

 

 

カネキ「月山!!」

 

 

カネキさんが急に大声をあげて叫んだ為結構驚いた

 

トーカ「いくよ…見んなよ…陽助お前もだ!」

 

 

陽助「え?あ、はい」

 

わけがわからないがとりあえず後ろを向いた

 

 

月山「はァア!?」

 

 

なんだ!?と思い振り返ると

 

カネキさんに後ろから抱きついてるようにしか見えないトーカさんがいた

 

え?なに?この展開?

 

カネキ「うっ…」

 

カネキさんが、首筋あたりから血を流していた

 

そこを、抑えて悶えている

 

 

あぁ、なるほど…

 

トーカさんは、"カネキさんを喰べた"のか

 

月山「僕のだぞっ!!!」

 

 

月山の赫子がトーカさんに向かって伸びていく

 

 

だが…その攻撃が当たる事はなかった

 

 

 

 

 

 

 

トーカ「あんたの?…アホか。ここにテメェのもんなんて一つもねぇんだよ」

 

 

 

 

 

 

 

トーカさんの肩から燃える上がるように綺麗な羽赫が出現する

左側の方が大きく右側は小さい

だけど、とても美しく見えた

 

や、やべー、トーカさんカッケぇッス…

 

伸びてきた甲赫を大きさの違う羽赫で華麗に弾いたのだ

 

 

トーカさんが月山に向かって羽赫ではばたきながら

突進する

 

…あれ?羽赫って甲赫に対して不利じゃなかったっけ!?

 

突っ込んでいったトーカさんを月山は甲赫で受け止める

 

…だが、月山の甲赫にはヒビが入っている

 

トーカさんは少し離れて羽赫特有のガラス片のようなものを飛ばす

 

月山「くっ…」

 

月山はその弾丸の雨を甲赫を使いながらガードする

でも、防ぎきれない

 

甲赫は欠け、体中には切り傷がついている

 

陽助「す、すごい…」

 

不利な甲赫相手に優勢だ

 

月山「ハハッ!素晴らしいよ!霧島さぁん!有利な羽赫相手にここまでダメージを喰らうとは…あの頃の情熱が蘇るようだ!」

 

月山の傷は既に治癒され赫子も再生している…

とんでもないな…

 

月山「カネキくん達の周りに君の臓物を飾りつけてあげよう!」

 

うわぁ…なんか…変態度が増してきている気がするぞ…

 

月山「思わぬオードブルに…感謝…!」

 

月山は先程とは比べものにならないようなスピードでトーカさんに向かって行く

 

 

させるか!!

 

 

俺は、トーカさんの前に回り込み月山の赫子を自分の赫子で受け止めた

 

トーカ「陽助!?」

 

陽助「トーカさん、防御は任せてください!」

 

俺が考えたのは不利な甲赫で攻撃を受けた場合トーカさんにとっては毒のように蝕まれる痛みが生じるという事だ

なら、全ての赫子に対して抵抗がある俺が防御した方がいいという考えだ

 

月山「面白い!実に面白いよ!」

 

月山の攻撃は止みそうになかった…だが、俺たちと月山の違いは"2対1"って事だ!

 

月山の攻撃はことごとく俺の鱗赫を切りつける

 

だが、俺自身に攻撃は当たらず赫子にもそこまでのダメージは入らない

 

俺に集中している月山は後ろからのトーカさんの攻撃を背中で受ける

 

月山「ガハァ…」

 

月山は退避するように協会の二階部分に乗り移った

 

だが、羽赫を出現させているトーカさんは即座に追跡し羽赫で月山を二階からはたき落とした

 

月山「ま、まったく…私の本望ではないが…やむ終えまい…戦略的…咀嚼!!」

 

月山が貴未さんに向かい走って行く

 

いや…"走ってくる"!!

 

俺は月山の前に立ちはだかり鱗赫を構える

 

陽助「通さねぇ!」

 

月山「陽助くん!君を喰べてあげるよぉ!!」

 

しまった…こいつは貴未さんじゃなくて俺を狙ってたんだ…

 

陽助「させるかっ!!」

 

俺は、鱗赫から羽赫に赫子を変更し飛ぶ

 

月山「なっ…ハハハッきみは赫者だったのか!さらにどんな味なのか気になるよ!!」

 

月山はそう叫びながら"そのまま走って行く"

 

陽助「なっ!」

 

月山は俺が避ければ貴未さんを喰うつもりだったのか!

 

陽助「させるかぁ!!」

 

俺は、月山の足めがけ羽赫のガラス片を飛ばす

 

それは見事的中した

 

月山は一度跪くがすぐに立ち上がろうとする

 

…だが、"必要なのはその一瞬"だ!

 

 

 

二階からトーカさんが月山に向かいとんで行く

 

 

月山「はっ…」

 

気づいたのが遅い!

 

月山の右腕は宙を舞った…

 

 

 

……………………

 

 

 

月山「ハハッ…これは大変だぁ!治すのに…ひじょ…に時間がかかる…」

 

月山は俺とカネキさんの方に歩いてくる

 

月山「アハァ…せめて…ひとく」ドサッ

 

月山の背中にトーカさんの羽赫が刺さり月山はそのまま倒れた

 

 

トーカ「自分の肉でも喰ってろよ…"クソグルメ"…」

 

 

月山は倒した…

あとは、貴未さんを解放するだけだ

 

ニシキ「き…み…今…助けてやる」

 

貴未「に、ニシキくん?」

 

ニシキさんが起き上がり貴未さんのもとへ這い上がる

貴未さんも意識を取り戻したみたいだ

 

 

…だが

 

トーカ「ニシキ、そこどきな。」

 

陽助「へ?」

 

 

トーカ「そいつは私らの正体を知ってるんだ…殺さなきゃ」

 

ニシキさんはそれでも、貴未さんの拘束を解こうとする

 

トーカ「くっ…」

 

トーカさんは"ニシキさんごと"殺しに行くようにガラス片を飛ばした

 

ニシキ「あぁぁぁぁ!」

 

貴未「ニシキくん!?」

 

ニシキさんが痛みに悶えている

 

 

陽助「トーカさん!やめて下さい!」

 

俺はトーカさんに飛びつきやめさせる

 

トーカ「やめろ!陽助!」

 

次はカネキさんが叫ぶ

 

カネキ「トーカちゃん!貴未さんはニシキ先輩の僕にとってのヒデやトーカちゃんにとっての依子ちゃんなんだよ!きみは!"依子ちゃんを殺せる"の!?」

 

 

トーカ「っるせぇ!!」

 

トーカさんは俺を振りほどき貴未さん達のもとへ飛んで行く

 

ニシキさんが無言の圧力というのだろうか。

俺にはそうとれるような目でトーカさんを睨んでいた

だが、トーカさんはそんなニシキさんには目もくれずに貴未さんの方に意識を向ける

 

…だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴未「綺麗…」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

貴未さんがトーカさんを見て一言「綺麗」と呟いたのだ

 

トーカ「…」

 

トーカさんは無言で教会の外に飛び出して行った

 

陽助「トーカさん…」

 

 

俺は、何と無く心配になった

 

陽助「カネキさん、あの二人をお願いします、俺はトーカさんを探しにいきます」

 

俺はカネキさんにそう聞くと

カネキさんは、一度軽く頷いて了承してくれた

 

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トーカ「綺麗な…もんか…」

 

 

 

上の方からそんな呟きが聞こえた

 

羽赫で、教会の屋根の上に登りながら俺はトーカさんに向けてこう言った

 

陽助「そんな事ないと思いますよ?トーカさん、とても綺麗です。」

 

トーカさんは教会の上で黄昏ていたそのシチュエーションがより一層トーカさんを引き立てているように見えた

 

トーカ「陽助…?」

 

陽助「なにやってるんですか?早く帰りましょう?」

 

あたりは少しずつ明るくなってきていた

 

トーカ「あんたは、私のこれ綺麗と思うの?」

 

俺は素直に思った事を口にした

 

陽助「はい、思います。でも、それはトーカさんだからです。」

 

トーカ「え?」

 

俺は一拍置いて言葉を続けた

 

陽助「その赫子を引き立て役にしているトーカさんが。それを、あんな華麗に扱えるトーカさんが綺麗だと、俺は思います。」

 

トーカさんは驚いていた

 

トーカ「…そう」

 

トーカさんが俺と目を合わせてくれなかった

あれ?嫌われたかな?

 

陽助「トーカさん帰りましょう、もう日も登ってきていますよ?」

 

 

トーカ「…うん」

 

俺とトーカさんは一緒に教会の屋根から降りた

 

ニシキさんを背負って出てきたカネキさんはさっきまで体中傷だらけだったはずだがもう治ってしまっている

 

すごい治癒力だ

 

貴未さんはなんだか呆然とした状態だ…

 

俺は、カネキさんに二人を任せて俺はトーカさんを送る事になったこれじゃどっちが年上か、分からないな…

 

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陽助「トーカさん?なんで俺たちがあそこにいるってわかったんですか?」

 

トーカ「あんていくに忘れもんしてそれを取りにいったら、ヒナミが店にでていてどうした?って聞いたらあんたらが読んだ紙を渡された」

 

陽助「そうですか、でも、トーカさんがきてくれなかったら俺たち喰われてたかもしれませんね」

 

トーカ「あんたらが弱過ぎるのが悪い」

 

陽助「ははっ…そうですね…」

 

そうやって談笑しながらトーカさんを家まで送った

 

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えっ?じゃあお願いします…

 

ああ、そこに座っときな…

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トーカさんを家まで送った後にあんていくに帰ってきた

 

そこには、本日休業の看板が下がっていた

 

陽助「あ、そっか…窓…」

 

月山からの手紙を見つける時に窓が割れたのだ

 

まあ、しょうがないか…

 

俺は看板が下がった扉を開ける

 

カランッと落ち着いた鐘の音がなる

 

ヒナミ「お兄ちゃん!!おかえり!!」

 

俺が扉を開けると、ヒナミちゃんに抱きつかれた

 

陽助「うん、ただいまヒナミちゃん、ごめんね?こんな時間まで待たせちゃって」

 

ヒナミ「ううん!いいの!ちゃんと帰ってきてくれたもん!」

 

俺はヒナミちゃんをあやしながら奥を見てみると店長がカウンターに立っていた

 

芳村「おかえり、陽助くん」

 

陽助「ただいま、店長」

 

ああ、やっぱりここが一番落ち着く…

さっきはなぁ…ちょっと…///

 

ヒナミ「お兄ちゃんから"お姉ちゃん"の匂いがする!」

 

陽助「トーカさんの家にいったからね。」

 

なんか、ヒナミちゃんが怖いぞ?

 

ヒナミ「へぇー…」

 

怖いぞ?

 

陽助「ほら?体中傷だらけでさトーカさんから応急処置みたいなのしてもらったんだよ」

 

包帯を巻いてもらっただけである

 

ヒナミ「へぇー…?」

 

もう一度言おう包帯を巻いてもらっただけである

 

ヒナミ「お兄ちゃんの用事ってお姉ちゃんのところに行くことだったんだ…」

 

陽助「違うからね!?」

 

こんなやり取りを見て店長がクスクスと笑っている

 

陽助「店長!珈琲一杯もらっていいですか?」

 

芳村「どうぞ、座って」

 

俺は、なんとかヒナミちゃんから逃げることに成功した

 

ヒナミ「あ、ヒナミも!」

 

とりあえず、後で誤解をとかなきゃな

 

 

 

月山 習…

 

あいつには二度と会いたくないな…

そういえば、カネキさん達は大丈夫だったのだろうか?

 

まあ、とりあえず今日は寝よう…うん、そうしよう…

 




はい!ここまで読んでくれてありがとうございます!長かった月山編が終わりましたぁー!

お分かりの通り、ハーレムかもと言うタグはこんな感じですね。

次は、久しぶりの茶番だ!遊んでやる!ほのぼのにしてやるぅ!
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