2.笛口親子
笛口親子
俺があんていくにきてからだいたい一週間が経った。
ある程度は仕事に慣れてきている客を前にしても普段どうりに接している。
まだまだ慣れはしないが…そんな何気なく日常となっていた俺の仕事場にある親子が現れた。
カランカランと鐘がなる。
「いらっしゃいませ!」
「…え」
「?」
俺がなんだ?と思い振り返るとそこには俺の知っている顔があった
「リョーコさん…」
その人は俺の恩人であり名付け親だった。
「お久しぶりです、いつぶりですかね?」
「え?なんであなたがここにいるの?」
「ここで働かせて貰ってるんですよ」
「でも、まだ子供なのに働けるの?」
俺は口に人差し指をあてた
「そこは気にしちゃダメですよ」
「…良かった、無事みたいで何よりよ」
そして俺は隣にいる少女に声をかけた。
「久しぶり、俺は今このあんていくで働いているんだ、ヒナミちゃん今日はどうしたの?」
「…」
「…?」
「…」
「元気ないけどどうしたの?」
「主人が今遠くに居て連絡もあまり取れてないからちょっと落ち込んでるのよ」
アサキさんが…?何があったんだろう…
「そう言うことですか…ヒナミちゃん、寂しい?お父さんと会えなくて」
「うん…」
「お前ら知り合いなのか?」
「俺がまだ一人でいるときにアサキさんに拾われたんですよ」
「そんな関係だったのか」
「そうなんです、そして俺はリョーコさんに名前をもらったんです」
「名前を?」
「この子、幼い頃、ご両親が鳩に…」
「そうだったのか…」
鳩とはCCG…喰種対策局の事だ。俺ら喰種の天敵と言ったところだろう。
「俺は自分の名前すら覚えてなかったんだ、そのときはそこらへんで勝手に飢え死にしたやつを喰ってた…」
何度か死にかけたこともあったんだがな…俺は唇を噛みしめた…
そしてふと思ったことを口にした。
「それで今日はなんであんていくに?」
「笛口さんはアサキさんが忙しくなったらたまにあんていくにきているんだ」
「そっか、じゃあ奥の部屋をつかってるの?」
「いや…お前が今居候してるところだ…だから今どうしようか店長に聞いてくるよ」
「え?俺の部屋に住んでたなら俺の部屋使えばいいじゃないですか?」
「いや、それはダメだ」
「なんで?」
「いや…流石にそれは…」
こんな言い合いをしているとリョーコさんが声をかけてくれた。
「トーカさん大丈夫ですよ昔はずっと一緒に暮らしてたんですから」
「ヒナミはいいのか?」
ヒナミちゃんはコクリと頷いた
「じゃあ案内しますね」
俺は2人を連れて自分の部屋に向かった…
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トーカsaid
「大丈夫か…な」
「心配ならついて行けば?」
私をからかうように入見さんが口にした。
「大丈夫さ陽助くんは純粋だからね」
続いて古間さんが
「トーカちゃん安心していいと思うよ?古間さんの言うとうりだと思うし」
便乗するように眼帯野郎が
「あぁ…」
「陽助くん取られて嫉妬しちゃったかな?」
「違いますよ!」///
そんなことない…絶対ない。
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なんだかお店の方が賑やかだ、何かあったのかな?
「ふふっ」
「どうかしました?」
「いいえ、なんでもないわよ」
リョーコさんがなんだかニヤニヤしている…
俺とヒナミちゃんはキョトンとした表情でリョーコさんを見ていた。
こうして笛口親子と俺の同居生活が始まったのだ
やばい繋げ方が思いつかない(・ω・)
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