上条with絹旗   作:たけんちゅ

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Act.8

 

 

 

当麻の寮へと急ぐ最愛。

兄が比較的無事だったという安心からか、パーソナルリアリティーも確立できている。

服装は、最愛の私服はもう着れない為、病院にいた御坂の妹から制服を一着借りている。

ので今は常盤台の制服。少し胸が苦しい。

『当麻の寮に行く次いでに着替えを持ってくる』

そう言うと御坂の妹が『またここで大きな差がっ』とか言っていた。

ちなみに、御坂みたいに短パンでは無く、

ギリギリ見えそうで見えない短さのスカートと素のパンツである。

その為だろう、道行く人の視線が凄い。そりゃそうだ、風でスカートはたなびいている。

 

 「街の男共から視線集めても全然意味無いです」

 

だからと言って、部屋の中でこんな際どい格好をすると、

 

 「お兄ちゃん怒りますからね…。最近はようやく言わなくなりましたけど」

 

 

兄の鈍感さ故に悩む人は非常に多い。

が、それすらも兄は鈍感な為に気づかない。

救いようがないのではないか?

どうすれば見てくれるのだろうか…。

いっそ奇抜なファッションでも…?

と思っていると、青空を自動遊覧する飛行船のモニターに

 

 『―今年から試験的に開催される行事について―

   学園都市最大の花火大会、彩月花祭が一週間後に開催予定。

    最先端の科学技術を駆使して作られた巨大花火6000万発を打ちあげる予定』

 

と映されているのが見える。

最愛は能力の発現を止めてその場に立ち止まる。

これだ!!最愛はそう思った。

 

 

 

 

 

 

 

 「そういえばお兄ちゃんってば、どこに勉強道具を置いてるんでしょうか…」

 

寮について、部屋に入った途端にふと思う。聞いてこなかった。

 

 「とはいえ、いつもだったらこのベッドの下に滑り込んで提出期限忘れてる…って無いですねぇ・・・」

 

それからカバンやテーブルの下、本棚やタンス、ベランダに出て探してみるが見当たらない。

 

 「…ん~、って発見しました。何故に冷蔵庫の中?」

 

色々と原因を考えていた所にインターフォンが鳴る。

 

 ピンポーン

 

 「上条ー、上条いるかー」

 「はーい」

 

ガチャリと玄関を開けると、そこには清掃ロボに座る少女、土御門舞夏。

彼女も最愛と同じく、この寮にいる事を許された義妹である。

 

 「舞夏、どうかしたんですか?」

 「あれ、最愛が出てきた。まあいいや、うちの馬鹿兄貴を知らないかー?」

 「残念ながらさっき来たので、お役に立てませんね」

 「うーんそっかー。折角兄貴と来週の彩月花祭の事で話そうと思ってたんだがー」

 

先ほど最愛も目にした言葉、彩月花祭。

 

 「彩月花祭…」

 「最愛はもちろん上条当麻と行くのかー?」

 「まだ約束はしてませんが、その予定ですよ」

 「服装どうするんだー?」

 「うーん・・・そうですねー…」

 

 

 




大覇星祭のラストの花火と区別をつけるため、膨大な打ち上げ数にしました。
6000万発って・・・何時間かかるんでしょうか(笑)
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