【~とある二人のクリスマスⅠ~】
白い雪を踏みしめる音が一つ。
「はぁ~・・・寒いし痛いし・・・・不幸だ・・・・」
上条当麻はひそかにため息をついていた。前日のインデックスの噛み付きの痕が残っている頭を触りながら、
御坂美琴の家に向かっていた。
それにしても寒い。地球に氷河期が迫りつつあると言っても過言ではないほどの寒さである。
それでも最低気温は1℃あるが風が冷たくて実質には-1℃に感じる。
[ん?あれは・・・・・(当麻)]
ふと当麻は立ち止まった。何故か自分の学校に美琴がいる。しかも雪だるまを素手で作ってる。
そして雪だるまを作ってる美琴の足元をよく見ると相合傘が白い雪を指で作ってあった。
名前入りで。自分と美琴の名前が・・・。しかも自分の名前の下にハートマークが小さく幾つもあった。
「ふっ(笑) なにやってんだか・・・」
[こうして見ると美琴も可愛いものだな(当麻)]
美琴を驚かせようとしてそ~っと近づく。美琴のとこまであと20mまで近づいたとこで
雪に埋もれてた花壇のレンガに躓いて顔面から雪にダイブ。
その音で美琴が振り向く。 が当麻自身が雪にほとんど埋もれかけてるので美琴は当麻に気づかない。
10秒後、雪の中から当麻が出てきた。そこで美琴が帰ろうとちょうど振り向く。
「あっ(当麻)あっっ・・・(美琴)」(美琴は真っ赤に)
瞬間に目が合う。
「よっ・・・よぉ~っ元気か?」
当麻が少し戸惑いながら美琴に言った。
「あ・・・あああああ・・・あんた・・・いいいっいつから!?」
美琴は真っ赤になりながら当麻に言った。
[やっぱ可愛い(当麻)]美琴の焦りように可愛さがUPする。その可愛さからか美琴を少しからかおうと思い
「そりゃ~もう最初から最後まで堪能させて頂きました」
瞬時に美琴の頬がもっと真っ赤に変化する。
もっと言おうかと迷った時に美琴が当麻に向かって少しつづ近づいていた。
当麻の目の前に来たとたん美琴は当麻に寄りかかり(つまり抱き合う感じに)
「・・・・馬鹿・・・・・でも好き・・・」
と小さく呟いた。美琴は聞こえないように言ったつもりだが当麻にはしっかり聞こえてた。
だが聞こえないふりをした。
「それにしてもなんで学校にいるんだ?」
と当麻は話を変える。
「それは・・・・その・・・・あんたを待ってるだけじゃ暇だからあんたの高校に来ただけよ」
[ってか何でそんなこと聞くのよ!(美琴)]
美琴は真っ赤な頬を当麻の胸で隠しながら
「さぁ行くわよ」
「どこに???」
当麻は疑問を持ちながら美琴に聞いた。
美琴は当麻の手を引きながら、「そりゃーあんたのところでしょうがっ 何恥ずかしいこと言わせてんのよ!」
手を引く逆の手で軽く頭を叩いた。
校門を出たところで当麻が美琴に
「なんで俺ん家?美琴の家じゃなく?」
「あんたの家に行ったことがないからに決まってるでしょ」
即座に返事が帰ってきた。
[『行きたいから』それしか考えられないなんて言える訳ないよね(美琴)]
校門を出て二人で一緒に歩いた。