明日への道標〜砲撃は誰が為に〜   作:メビウス1提督

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いくら待てども人の気配なし。

 

いや、どうなのかとは思う。

 

この炎天下というか蒸し暑い中、日陰にも入らず、挙句着ている服は長袖…。

 

熱射病無いし脱水症状が起こりそうだ。

 

さすがにこれ以上は我慢できそうにない。

 

人が居ないのなら派遣してもらうしかあるまい。

 

とりあえず、どっか執務室(?)のようなところへ行くしかないだろう。

 

一番手前は…宿舎か?布団とかあるあたりはそうだと思うが。

 

次は…工廠かこれ?こんなお粗末なものがあるのか?工具しかない。

 

三つ目…窓がない。資材倉庫だろうな。じゃなきゃ入渠施設だろう。

 

四つ目…これも窓がない。どっちかだとは思うが…まあいい。

 

てことはこれが執務室ってことか?だがもう一つはなんなんだ?

 

さっぱりわからん。案内くらいは欲しいもんだが。

 

ーーコンコン

 

…まあ誰もいないよな。人の気配というか動きがない。

 

まるで廃墟だな。…廃墟?前線を支えるこの駐屯基地が?

 

戦死か辞職…。まさかと思うが、艦娘の所属なしってことはないよな。

 

なきゃそりゃ死ぬって。普通に。

 

やれやれ、一から揃えるしかないか。

 

 

結局最後のプレハブがその執務室だったわけだが…掃除はされてるし、インフラも整ってる。

 

「誰か」はいるってことなんだろうが、誰も居やしない。

 

大本営に連絡して状況確認としよう。

 

所属艦及びその行方…あれ、遠征書類?

 

遠征の必要性はなんだ?資源は問題ないはずなんだが。

 

特Ⅲ駆逐艦 暁、電、軽巡洋艦 天龍。所属はこれだけか?

 

で、その肝心の艦娘は何処行ったやら。

 

仕方ない、しばらく休もう。さすがに疲れた。

 

何をしていいのかもわからないんじゃどうにも出来ないしなぁ…。

 

 

 

「……さん…かんさん、起きて欲しいのです!」

 

「ん…誰だ…。」

 

「よぉ、随分と太い神経じゃねぇか。床で寝るなんてよ。」

 

「ああ、君たちがここの艦娘かな?」

 

正直寝ぼけてて頭がはっきりしない。が、仕事だ。

 

「俺の名は天龍だ。軽巡洋艦 天龍型一番艦だ。」

 

「よろしく。本日付けでここに着任した大渡だ。階級は中佐。」

 

「特Ⅲ型駆逐艦 一番艦 暁よ。」

 

「同じく特Ⅲ型駆逐艦 電です。よろしくお願いします。」

 

しかし、本当に艦娘は人と変わらないな。本当にAIで動いているのか疑問に思える。

 

「これで全員か?ならすまないがここの案内を頼みたい。」

 

「このレディに任せてよね!」

 

「案内はともかく、ここの旗艦を務める天龍様から一言言わせてもらうぜ。」

 

 

ーーようこそ、忘れられた部隊へ。すぐ帰れるように荷物はまとめたままにしておくんだな。

 

 




はい、今回もちょっと短いです。

忘れられた部隊「第124会場防衛部隊」通称OLDですが、この後どんな展開になるんでしょうか!

プロットなぞないのでどうなるかは作者次第ですが(笑)

今日の夜に更新できるかは不明ですが今日か明日にでも次回更新予定で。

ではまたお会いいたしましょう。

追記 夜のお休みが決まったので今夜更新します。
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