「んー、なるほど。君はルーサーにさらわれ、勝手に実験対象にさせられた。そして謎の力を手に入れ、ルーサーの部下になる予定だった、でも君は、反抗しルーサーと戦い勝ったけど、気絶したってことかな?」
シャオは、ジャックが言ったことをすぐに理解した。
「ああ、そういうことだ。」
ジャックが頷くと
「そうか、災難だったね。」
「全くだ。」
そしてジャックはシャオに聞いた
「これから、オレは、どうすればいいんだ、、、。」
すると困った顔でシャオは言った。
「君は、アークスだから、データベースに君の情報があるはずなんだけど、、ない、、。」
ジャックは、ハッとして
「まさか、ルーサーが、、、。」
シャオは推測したが、、
「かもしれないね、でもそのルーサー本人をもう探すことは、できないんだよ。」
と驚くべきこと言ったシャオにジャックは、あ然とする。
「それは、、、どういうことだ。」
するとシャオは深呼吸した後にこう言った
「いいかい、君は、おそらくルーサーにさらわれた後、ルーサーが君のアークスとしてのデータを消して、君をねむらせたのさ。」
「そうなのか。」
「うん、で、君が起きたとき、すでにルーサー本人は、ダークファルス(双子)にのみこまれてるんだ。で君があったのは、たまたまルーサーとしての意識をもったルーサーのコピーだと思うよ。それなら話のすじは合うはずだ。」
シャオは、推測としての考えを言った。
ジャックはシャオに問う。
「そのダークファルス(双子)に飲み込まれたってことは、どうしてわかるんだ。」
シャオは、すこし考え
「僕は、一応アークスの観測者だからね、なんでもわかるよ。」
ジャックは苦笑した。
「まあでも、服きたら?もしかして服ないの?」
とシャオはジャックに素朴な質問をしてきた
「え、ああ。クソッ、、しまった。」
ジャックは、初めて自分がパンツ一丁だったことに気が付いた。
するとシャオはハハハッと笑った。
ジャックは恥ずかしくなり
「は、早く、服くれ!」
「まあまあ、そうあせらないで、ちゃんと用意するよ。ちょっと待ってて。」
そういうとシャオは、出ていき、数分後また戻ってきた。
「ほら、君の服だ。」
シャオはジャックに上着が黒いパーカーになってる特殊なカイゼルハウトを与えた。
ジャックは素早くそれに着替える。
「うん、なかなか似合ね。」
といいシャオは鏡をジャックに向けた。
ジャックは、前髪以外逆立ってる髪型には、気にせず服を見た。
「そうだな。」
「ジャックまず僕に、君の実力をみせてほしい。」
「アークスの試験ってヤツか?」
シャオは首を振り
「ちがうちがう、どんな力を手にいれたのか僕に見せてほしい。」
ジャックは少しめんどくさそうに
「しょうがないな、、、」
シャオは笑顔で頷いた。