花をも恥らう白き花 コジマに愛されし黒き騎士   作:人類種の天敵

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ども人類種の天敵です(・ω・)
プロローグと一緒で文字数が少ないですが、まあ、フロム患者の皆さんでしたら誰が誰というのはわかるはずです。主人公以外


目覚め

「あぁー?目が覚めたら知らねえところに来てるし……俺車に轢かれたんじゃねえの?いや、直接見てはないけど気配というか……感覚というかで……」

 

「おい」

 

「はぁぁぁぁ、面倒くせえ……てかここどこだよ……?今日中に家に帰れるかなぁ?財布もないし……」

 

「おい!」

 

頭に手を置いて上を見上げる。黒スーツでキッチリ決めて、眉間にしわを寄せている女のひとが俺を睨んでいた

 

「えーと?なんでせう?」

 

あまりにも怖いんでとりあえず返事をする

 

「まず貴様の名前などを聞くのは後回しにしてだ……そ、それは……なんだ……???」

 

さっきまで穴が開くほど俺を睨んでいた女がこちらへ人差し指を向ける。が、その手はどこかプルプルと震えていた

 

「?」

 

その手の直線上、つまり俺が胡座をかいている足と足の間を見ると

 

「キュイー」

 

ーーーAMIDAがいたーーー

 

「うおっ!AMIDAじゃん!!ちっちぇけど!!」

 

「あ、アミダ……?」

 

俺の胡座の上でAMIDAは、もしゃもしゃと俺の服を齧っていた

 

「って、なんでやねーん!」

 

ぺこーん、と自分のおでこを叩く

 

「ちょ、ちょいちょいAMIDAちゃん?なんで俺の服を齧ってんの?止めて止めて」

 

「キュイ?」

 

AMIDAを両手で持って服から遠ざける。名残惜しそうに脚を動かすが、じきに抵抗を止めた

 

「ん?」

 

AMIDAを持った自分の手に違和感を感じたので目を凝らす。すると

 

「…………俺の手から……何か出てる?」

 

よく見ればそれは……緑色の粒子。その粒子を脚で絡みとるように掴み取って口に運ぶAMIDA

 

「………あのぉ………」

 

「…………なんだ」

 

「付かぬ事を申しますが……これ、もしかしてコジマ粒子?」

 

冷や汗ダラダラで問いかけると、同じように冷や汗ダラダラの女性が答える

 

「そうだ。そしてお前は………私の見た光景が幻覚でなければ……」

 

「え!?ナニソレ!?ちょ、まって!怖い!怖い!!」

 

この女!何か嫌なフラグ立てそうだァッ!!

 

「お前は確かにコジマから出てきた………ような……」

 

俺は人間をやめたぞ!ジョジ○ーーーーッ!!俺は人間を超越したッ!!コジマッ!!お前の粒子でだァーーーッ!!!

 

「うわぁぁぁ!!!まじかぁーー!!俺人間じゃねぇーじゃん!?コジマじゃん!」

 

「いや、お、落ち着け。私も何か立ち眩みというか……なにか勘違いというか……お前がコジマから現れたなんて……そんなありえない事象の確証があるわけではないし……」

 

「いやいや……もういいよ………現に俺の体からコジマが迸ってるし……AMIDAは嚙りに嚙りまくってるし……俺の就職先ってもうトーラスぐらいしかねえじゃん………いや、マジかよ………」

 

四つん這いになって両手で地面をダンダンと叩きつける

 

「まあ、お前の体から出てるのは微量のコジマ粒子だから汚染の心配はないはずだ」

 

「え?マジで?」

 

パッと顔を上げる

 

「あ、うん」

 

微妙なイントネーションで頷かれたために信用ができない

 

「いや、ちょ、本当の事言って?俺怒んないから」

 

「……微量のコジマが出ているが、汚染の心配はない……が、お前の体の中は高密度高濃度のコジマ粒子が詰まってるというか……コジマで出来ているというか」

 

「うわっほーーーい!!!コジマ汚染してんじゃねーの?俺(笑)」

 

「いや、コジマ汚染ってレベルのコジマ量では無いな………今喋れること自体が奇跡か何かとしか……」

 

「もうヤメテぇぇぇぇぇ!!!俺のライフは0よぉぉぉ!!??」

 

うぎゃぁぁぁぁああっと耳を塞いでゴロンゴロンと地面を転がる

 

「お前は…一体どうしたものかな……」

 

女性のため息とともに溢れた言葉、持って帰るか、捨て置くか。だろう

 

『おい、セレン。そっちに何かあったのか?何も問題なければ探索を続行するが』

 

………ん?セレン?

 

「いや、ベルリオーズ。目的のものかは知らんが、企業の連中に持って行かせるには惜しい奴は見つけた。連中ももう少しで嗅ぎつけるだろう。さっさと帰るぞ」

 

んんん!!?ベルリオーズズズズズ!!??

 

『分かった。車を準備しておく。ポイントαで集合だ。急げ、BFFの連中が近づいている』

 

「ああ、ではまた」

 

無線機を切った女性が、俺を見下ろす。俺も女性を見つめる

 

「立て、とっととここから立ち去るぞ」

 

「え、いや………何処に行くので…しょうかぁ?」

 

AMIDAを抱きしめて尋ねると、女性が……俺の考えが正しいなら、セレン・ヘイズ。本名を霞・スミカがこう言った

 

「私たち独立傭兵のアジトだ。さあ、動け!」

 

言うなりこの女は俺を本気蹴りして来やがった

 

「痛っ!蹴らないで!!ちゃんと立つから蹴らないで!!」

 

バシバシと背中を蹴られるので座った状態でぴょんぴょん跳ねるように距離を取りながら立ち上がる

 

「痛てて………」

 

パンパンとズボンを叩いてホコリやら土やらを落とす。逆に手から出てきたコジマ粒子がズボンに付着した。ぬぬぬ

 

「ああそうだ、その蟲もつれて来るんだぞ。連中に取られたくは無いからな」

 

「え?セレンさんにもAMIDAの魅力が分かってきたん?」

 

ヒョイっとAMIDAを持ち上げてセレンさんに向けてみる。脚をワシャワシャと動かしてアミーゴーと言ってる。まあ、挨拶だよね

 

「ふざけるなっ!!!そんな気色の悪い奴が可愛く思えるわけがないっ!」

 

酷っ!!?俺の手の中でAMIDAもショック受けてるよっ!?

 

「さっさと行くぞ、奴によればBFFがすぐ近くに来ているらしいからな…とっとと来い!」

 

懐から取り出した新聞を丸めたものでパコパコと頭を叩かれる

 

「痛い痛い!!分かった!分かったから!!すぐ叩かない!!」

 

「時間が無いと言ってるだろう!?」

 

「じゃあ叩くなよ!?はぁ、ったく」

 

ため息をついて頭上を見上げる。車に轢かて死んだ世界では分からなかったけど。この世界の太陽は、酷く眩しかった

 




ほい、て事で主人公は セレンと ベルリオーズの 仲間に なった
ですね。ベルリオーズはACキャラで屈指のお気に入りキャラです。リリウムルートと同様にAC4はリメイクされたら(まあ、もしもですが)レイレナードルートなんてものがあれば良いなぁと、思います
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