花をも恥らう白き花 コジマに愛されし黒き騎士   作:人類種の天敵

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どま、天敵です(・ω・)
今回はフラグ立て?かな?分かんね、それと主人公命名
ベルリオーズとセレンの口調がおかしくなってるかも。注意


白い巨人

「遅いぞ、セレン。BFFの連中がすぐそこまで来てる。直ぐに移動するぞ」

 

カモフラージュを施した車に寄りかかっていた男が、吸っていた煙草を地面に落とし、グリグリと靴底で踏み潰す………のではなく。爪先である程度穴を掘ってから底に入れ、丁寧に地ならしをしていく

 

「愚痴はこいつに言え。それよりさっさとここから離脱するぞ」

 

「まったくお前という奴は……まあいい。誰かは知らないが、お前も早く乗れ。ここを出る」

 

「りょーかい……」

 

渋々とオフロードカー?に乗り込む。ベルリオーズと呼ばれた男が上から車に被せていた迷彩柄のシートを取り外して後部座席に突っ込む

 

「ぶわっ!?」

 

体全体にシートが被さる

 

「少し埃臭いが我慢してくれ。行くぞ」

 

おらぁぁ!!っとシートを顔から引張剥がす頃には車は既に動いていた

 

「………セレン、それで、その少年は何者だ?」

 

ハンドルを握りながらベルリオーズがミラー越しに俺を見る。その眼はどこか値踏みしてるような気迫さえ感じられる

 

「聞いて驚くな?突然私の眼の前でコジマから出てきた。連中の手に渡れば…まあ、一発でトーラス送りだろう。変態共が喜びそうだ」

 

肩をすぼめてシートへ体を押し付けながらセレンが良い。それをベルリオーズがハッ、と笑った

 

「セレン、冗談が過ぎるぞ。仮にもし、その少年がコジマの化身などであれば、お前はもう生きていない。私は見事自由ということだ」

 

ベルリオーズが横眼でセレンを見つめ、嬉しそうに聞こえない声音。平坦な声でそう呟く

 

「ふ、それこそ冗談が過ぎるな、ベルリオーズ。ピースシティでアナトリアの傭兵に撃破され、元ネクストの残骸の中で死にかけだったお前達を助けてやったのは誰だ?お前達に安息はない。この私が手放す限りな」

 

ニヤリ、と嗜虐心というか、サディスティックな笑顔全開のセレン。うわぁぁぁ、もしかしてこれ俺も奴隷化のパターン?ちょ、まっ

 

「まてまてまてまてまて、あんた俺をどうするつもりだ?」

 

座席に身を乗り出して抗議すると、ああ?と言うような顔でこちらを見るセレン

 

「お前、私が連れ出さなければトーラス行きだったんだぞ?そうなればどうなっていただろうなぁ……」

 

「う、そ、それは……」

 

アームズフォートにコジマを搭載。6個のたこ焼きからコジマキャノンを撃ち出す変態アームズフォートを造るトーラスに、実験動物になってたかもなぁ……

 

「だろう?あの変態共のする事など私には到底理解も想像もつかんが。まあ、地獄だろうな……いや、逆にコジマの象徴として崇め奉られるかも知れんな」

 

「……トーラスよりはアスピナ行きじゃないか?あそこもあそこで地獄だがな」

 

 

あすぴな?

 

『え……AMSからから光が逆流する……!!ウ!?……ゥギャァァァァァアアアアアアアアアアアアアッッッ!!!!!!!!』

 

「ハッ…!…アスピナと聞いてあのセリフが浮かんだ………フルソブレロは……フラジールは……マズイ……う、頭が……」

 

前に一度フラジールでたこ焼き戦(ソルディオス・オービット)に行ったのを思い出した。いや、もうアレは地獄だわ

 

「何を言ってるんだお前は?…まあ、アスピナの方が地獄といえば地獄か……あそこならまず人として扱われないからな」

 

え、何そのブラック企業…というか腹黒企業

 

「なんだ、知らないのか?アスピナは、実験のために必要とあらば、適性のある子供を市場で売買したり、時には攫ったりすることもあるくらいだ」

 

クックック、と笑う年増ババryにゾクっと悪寒や鳥肌が立った頃。運転をしたまま、ベルリオーズが声をかけた

 

「セレン、驚かすのもそれぐらいにしておけ。来たぞ」

 

言うやいなや、セレンがほう、と感嘆の声を上げた

 

「もう来たのか、BFFは……おい、確かランチャーがあっただろう。何処だ」

 

「後部座席の中にある筈だ。少年……名前が無いのはやり辛いな」

 

「確かにな。ふむ、名前……か」

 

「ん?ん?ん?あれ?あらら?ちょ、ちょっ貴女もしかして拾った犬にペットの名前を付ける感覚でいんの!?いやいやいや!俺にはちゃんとした名前がry」

 

「よし!ストレイド!!あんな所で迷子になっていたからな!お前の名前は今からストレイドだ!」

 

ちょ……マジかよ!?

 

「ストレイド、座席の横にあるレバーを引いてくれ」

 

ベルリオさん!?アンタまで俺をそれで呼ぶん!?

 

「おい、さっさとしろ!ストレイド!」

 

かなりイラってるセレンが俺の頭を叩き出した!!!!

 

「痛っ!?ま、まてって!!今やるから!!」

 

グイッと思いっきりレバーを引くとシートがどっかいってでっかいケースが出てきた。何ぞこれ???

 

「ふんっ!!」

 

気合いとともにシートを後部座席側へ移動させたセレンが、でっかいケースからロケットランチャーを取り出して窓から身を乗り出した。その直後ヘリコプターのローター音が響き渡る。そして、まばらに銃声

 

「来たぞっ!!!」

 

轟くベルリオーズの怒号。それに応えるかのようにシュゴゥッッッ!!!!と弾頭がヘリコプターへと発射された

 

 

 

ドゴォォォォォォォォオオンッッッ!!!

 

弾頭をモロに喰らったヘリコプターは、装甲が脆かったか、当たりどころが悪かったのか。この世界のロケランの威力がずば抜けて高かったのか機体を真っ二つにしながら墜落する

 

「ヒット」

 

やけに弾んだ声で呟きながらトンっと人差し指でハンドルを叩くベルリオーズ。だがなぁ

 

「アクセルを思いっきりふんめええええええええええ!!!!へ、ヘリがっ!?ヘリが堕ちてくるううううううううう!!!!???」

 

機体中を紅蓮に包み。こちらへ向かって墜落するヘリコプター。しかしこの二人は潜ってきた修羅場の数がモノを言うのか、動じることなく会話をする

 

「チッ、セレン。もう一発ブチ込んで軌道を変えろ。これでは私達もアレと心中だ」

 

「…………そうしたいのは山々なのだが……弾頭が無いぞ、ベルリオーズ…む、天井に穴が空いてるな……」

 

「しまった、ちょうど切らしていたのか」

 

「あんたらどうしてそんなに平然としてられるんだよ………」

 

この二人の会話に毒気を削がれた俺は、不意にこう思う

 

ーーあれ、俺って。なんでこんなに興奮してんだ?

 

………と

 

「ええい、他に何か無いのか?……おい、ストレイド?」

 

「え?」

 

顔を上げると、俺を見ているセレンの顔が、とても呆れたようにため息をついていた

 

「お前……こんな状況で良く笑ってられるな……ある意味大物かもな」

 

口に手を当てると、なるほど、俺の頬はやけにニヤついていた

 

「っ!セレン!!」

 

ベルリオーズの声に焦りが混じる。それはつまりーーーーー

 

「っ!!ちっ!!ここまでか!?」

 

セレンが俺の頭をグイッと下ろす

 

「痛っ!?セレンッ!!」

 

「黙れ!!死にたくなければ祈れ!!」

 

ギュッと俺の頭を下げようとするセレンの手を握る

 

「そんなことしなくてもいいんだって!!」

 

「!?なにを言ってるんだお前はっ!!死にたいのかッ!!?」

 

ああもう。なんで分かんないんだ?

 

「分かんないかなぁ!?セレン!!」

 

ヒュンヒュンヒュンーーーと、オフロードカーの真上をヘリが堕ちて。上空で爆発した

 

「っ!……そういう事か…!」

 

異変に気付き窓から上を見上げたベルリオーズの声に、セレンも違和感を感じる

 

「!?どういうことだ……」

 

眉を顰めたセレンが窓から顔を出すと、上空には……そこには、白い巨人と、巨人の手の平の中へ押し潰されたヘリコプターの残骸が在った

 

「……………あれは……アンビエント………。BFFの、王小龍の秘蔵っ子。カラードランク2…リリウム・ウォルコットか………」

 

バラララララララとヘリコプターのローター音が聞こえる。装甲にBFFと描かれた新たなヘリコプターがこちらへ近づいてくるのが見える

 

「ベルリオーズ」

 

「無理だ。アンビエントに車体を掴まれている。諦めて、王小龍が来るのを待つしか無い」

 

チッ、と舌打ちをするセレンとは変わり、ベルリオーズは煙草を取り出し一服していた

 

「アンビエント……ねえ……」

 

俺はなにをしていたかというと。後部座席のシートにもたれかかり、窓から、こちらを見下ろす白い巨人。ネクストアンビエントを見つめていた

 

「もしかすれば………これから、面白くなるかもな………」

 

確信めいた自分の言葉に、俺はヘリコプターが着地する際に発生する風圧の中で、ずっとアンビエントを見上げていた




リリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウム可愛いリリウムry
リリウム可愛いすぎてちょっと壊れてしまった……………とりあえず主人公の名前がストレイド。機体名は……まあ、追々ね
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