花をも恥らう白き花 コジマに愛されし黒き騎士   作:人類種の天敵

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ども、お久しぶりです。天敵です(・ω・)ノ
なんか今回はやたらめったらな天敵の現レイレナードの独自設定が出ます。キヲツケテネ
というか今話は今日の昼ぐらいには出来たはずなんですけど、気分展開というか……ストーリーでどれやろうかな〜とストーリーミッション選ぶだけに4回くらい一周してはやり直し、一周してはやり直しを何回も続けてたら……あ!企業ルートとORCAルートと天敵ルートの主人公立ち位置のイレギュラーの三つ巴とか面白そう!
………みたいな感じで企業ルートイレギュラー機、天敵ルートイレギュラー機を作ってました。
因みに企業主は女、天敵も女。企業主人公に至っては百合属性で逝こうとか考えてたりしてry
企業主人公は次話で出せるかな?と思います。天敵はもう少し先ですかね……カブラカンら辺で出せると思います(予定だから別のミッションで出たりするかも)


セレンの思惑

 

 

ーーーヒュパパパパパパパパッッッ

 

幾つもの青白い粒が砂漠の地を滑っていく。それは、独特の音を走らせながら地面を抉っていく

 

「う、ぐっぅぅ!!」

 

巨大な影が砂漠の真ん中に建てられたビルへと派手に突っ込み、大きな音を立ててビルが崩壊していく

 

ドゴン、ドゴォォォン……ヒュウッ……フオォォォォォン

 

ビルを壊しながら地面へ着地した巨大な影は、背中から緑色の粒子を撒き散らせて、あっという間に地平線の彼方へと消えいった

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…………」

 

バチバチバチバチィィィ……ジジジジジ

 

「AP60%減少……PAは全部剥がれてる…ひとまず、ビルの裏に隠れて………」

 

先端が尖った足の裏を使って、滑るように砂漠地帯を滑っていく巨大な影……ネクストACであるアリーヤが、前方に見えるまだ崩壊してないビルの裏へと機体を滑り込ませた

 

「マーヴのマガジンを交換して………」

 

ドヒャアッドヒャアッドヒャアッ!!

 

「ーーっ!!来た!」

 

右手に持ったアサルトライフル、マーヴの銃口を、ビルの陰から少しだけ覗かせてトリガーを引く

 

ズドドドドドドドドドドッ!!!

 

マーヴの銃口からマズルフラッシュが幾重にも光り、弾丸が敵機へ奔っていく。

もともと当てるつもりはない牽制弾のために、それらはロックした敵機と100mほど手前へ着弾していった

 

「背部ウェオポン……垂直ミサイル、発射!!」

 

右背部に載せた垂直ミサイルのコンテナから、数十発のミサイルが射出していく。それらはビルを超えて上空まで昇り、折り返すように急激に下降していく

 

ズドトォン!!ドガァァァァン!!

 

「当たった!……2、3発程度か?……」

 

ミサイルの爆発によって敵機を中心に20mが黒煙に埋もれていった。

ビルから身を乗り出した俺は、右手のマーヴを無造作に構えて射撃を始めた

 

ドヒャアッドヒャアッドヒャアッ

 

「ちっ!!やっぱりかぁぁぁぁぁぁ!!」

 

マーヴの弾が黒煙へ突入する直前に、鮮やかな青を基調としたアリーヤフレームの敵機「アクアドルフィン」が黒煙から飛び出してきた

 

ヒュパパパパパパパパッッッ!!

 

アクアドルフィンは背部に2基装備したパルスキャノンを展開して俺の潜伏しているビルへ乱射し始めた。まだ距離が遠いこともあって射撃精度はあまり良くないが、ビルが倒壊するには十分な威力と弾数だ。俺は意を決して崩れそうなビルから飛び出した

 

ドヒャアッ!!ドヒャアッ!!

 

ズドドドドドドドドドドドドッ!!

 

ヒュパパパパパパパパッッッ!!

 

互いにQBを駆使しながらの高速戦、どちらも、手持ちの武器を撃ちまくるが、それらは掠ることなく全弾外れていく

 

「マーヴは……弾切れっ……な、らっ!!」

 

右手に持ったマーヴを捨てて軽量化を図る、そして左背部のグレネードキャノン「OGOTO」を展開して、アクアドルフィンの進路方向を撃つ

 

ドッッガァァァァァァン!!!

 

地面へ榴弾を当てて爆風によって敵の行動を抑制する。そして俺は左手に持ったレーザーブレード「ドラゴンスレイヤー」を展開して、もう1発OGOTOの榴弾をぶちかました

 

「決まれっ!!」

 

『………!!』

 

アクアドルフィンは両手に持った武器を盾のように自機のコアの前に翳した。左手に持ったマシンガン「ヒットマン」と右手に持った超凶悪拡散バズーカが粉々に砕け散った。

そして、榴弾による直撃を喰らって動きの硬直したアクアドルフィンへ、とどめのドラゴンスレイヤーを突き刺した

 

 

 

 

 

 

 

 

「ーーーっ、ふ、ふぅーー………あ゛ー……疲れた…………」

 

座り心地の良い椅子に座っている少年が、頭に被っている黒いヘルメットを脱ぎ捨てて椅子の背もたれに背中を沈めた

 

「お疲れ様ですっ、ストレイドさん」

 

「あ゛……うん、乙です、マリナさん」

 

椅子に座っている少年、ストレイドは、傍に立っている、鮮やかな青い髪の少女ーーー同じリンクスであるマリナに笑いかけた

 

「や……っと、勝てたぜ……ははは」

 

「はい、やっと、負けました。そろそろお昼ですし食堂に行きませんか?」

 

パン、と両手を合わせてにこやかに微笑んだマリナに、ストレイドは了解、と呟いて席を立った

 

「それにしても、たった数回でネクストを自由自在に動かせるなんて、驚きました。それに、時間も経験も先輩の私もすぐに倒しちゃいましたしね」

 

「よしてくれよ……照れる」

廊下を歩きながらマリナが人差し指を立てて先ほど行っていたシュミレーションの乾燥を話し出す。だが、俺は得意なアリーヤを使って9回目でやっと彼女に勝つことができたので、嬉しさよりも悔しさが勝ってる状態だ

 

「さっきのだって、OGOTOが当たってなきゃ至近距離からWパルスキャノンかマシンガンと散弾バズーカ喰らって死んでたよ」

 

「えへへ、それは結果論ですよ、現に負けちゃいましたし」

 

マリナの乗機であるアクアドルフィンは、背部にパルスキャノンを2基、手持ちにマシンガンと散弾バズーカと、肩にASミサイルを装備している近距離型だ。遠くからだとASミサイルだけのアプローチになるのであまりダメージは期待できないが、敵の懐に詰めることが出来れば、重量級でも数秒で溶かすことができる機体だ。

 

 

「そう言ってくれると助かる。セレンからは説教パーティーだからさ」

 

肩を竦めて溜息をこぼす。どうせあのバアさんはOGOTOがなんだ、レーザーブレードがなんだ、と駄目出ししてくる筈だ

 

「あ、マリナ少尉、此処にいましたか」

 

「ふぇ?ぁ、お、お疲れ様です」

 

マリナさんが慌てて敬礼したのを見て、相手の顔を見ると、その人物は青い戦闘服にイルカの意匠を象ったエンブレムを付けた部隊、リンクスであるマリナさんが率いるブルーシャーク隊の隊員だった

 

「これから昼食…で、ありますか?もし宜しければその前に数分程度、ノーマル部隊の連携について話したいのですが」

 

ブルーシャーク隊員の表情を伺うような顔を見て、マリナさんは俺を気弱な瞳でチラリと視線を合わせてきた。

邪魔することじゃない、と俺はこくり、と頷いた

 

「わ、分かりました。私も参加させていただきます」

 

「了解です、マリナ少尉。時間は無駄に出来ませんから、早く行きましょう」

 

ブルーシャーク隊員がマリナさんの手を取って通路を歩いていく、何故か去り際に俺を見てドヤ顔してきたが、あれは一体何だったのか?

 

「あはは、マリナはブルーシャーク隊のマスコットだから、残念だったなー?隊長」

 

今度は俺を隊長と呼ぶ、甲高い声。またも俺は肩を竦めて振り返った

 

「何が残念なのさ?」

 

「連れ合いが盗られちゃった、てとこかな」

 

ニヤニヤと含み笑いをしている女……黒をメインに、所々に青いラインを入れた戦闘服、胸に見える黒騎士のエンブレムを付けた標準的より低身長の女性。名前をベル・ベルリオーズと言う………名前の通り、ベルリオーズの娘だ

 

「それで?そんな可哀想な俺にお前は何の用だよ、ベル」

 

このベル・ベルリオーズ、俺がベルと呼んでる少女は、ネクストを動かすAMS適正こそないが、ACよりも性能の良いハイエンドノーマルACを巧みに扱い、罠や地形、戦略などを駆使し、時にネクスト戦力すらも撃破する強者である。かくいう俺もシュミレーションではこのベルに負け越している……無念

 

「うっわー普通自分の事を可哀想というものかね?隊長」

 

「うっせ」

 

ベルがにひひ、と笑いながら俺の肩に乗っかる。ついでに言うとこいつの容姿はとても可愛い。瞳はクリッとしていて、なおかつうるうると小動物のような印象を受けるが、性格はどちらかというと小悪魔的。

身体能力は高く、訓練を受けた男であろうと格闘戦では負ける事がしばしば、噂では現レイレナード1の格闘能力だとか……

そんなベルがなぜ俺を隊長と呼ぶのか、それは……………

 

亡霊と呼ばれるレイレナードが擁するリンクス直下のAC部隊、ガーディアン

 

リンクスが生身の際には襲撃者の撃退を主として、ネクストでの作戦後ではネクストの回収時、それを援護する事を目的としてセレンの案で編成された部隊

 

なんでも、レイレナードが極秘に地下を作り、勢力の立て直しを図っている時にセレンが合流した際

 

「貴様らはネクスト戦力しか持ち合わせていないから負けるんだろうが、このバカ共め!」

 

というありがたいお言葉を発したためにネクスト戦力+ノーマル部隊で行動する、というものに変わったらしい。

因みにノーマルAC戦力を手に入れるためにレイレナードの機動性重視を顕著に表したハイエンドノーマル「ファントム」が開発されている………とベルに聞いた。

 

(正直言ってセレンの無茶振りも凄いけどそれをすぐに行動に移すレイレナードの奴らも凄いよな……)

 

セレンから説教を喰らって、急遽設計図から作り始めて半年で初めてのノーマルを完成させ、その三カ月後に強化版ノーマルAC、ハイエンドノーマルを造ったらしい。

如何に変態企業つっても半年で0からノーマルを作るレイレナードの技術力にふざけてるの?と言いたかった。

………いや、トーラスやらアクアビットやら有澤などの本当の変態企業に言わせれば半年てでACなんてあんまりすごく無いことなのだろうか?なんかあいつらだったら一ヶ月でコジマ系のナニカとか……有澤に至っては企業一巨大なAFを創りそうな気がする。

 

「それでさー、いつ独立傭兵として活動するの?たーいちょーう。そろそろ地下は飽きたぜ!」

 

ぶらんぶらんと肩にぶら下がりながら問いかけてくるベルにデコピンを喰らわせる。が、それはすんでの所で避けられてしまった…くそっ……この高性能幼女め

 

「ネクストすら本格的に動かしてねーのに仕事なんて出来るわけないだろー?ったく。そんなの誰から聞いたんだよっ」

 

「………え」

 

「………え?なにその、お前知らないの?的な………え?」

 

…………………………え?なに?え?え?え?俺抜きでナニカ話が進んじゃってんの?え?嘘でしょ?

 

「お、おっととぉ!食堂に着いちゃったぜたちょー!早いとこご飯でも食べよーうよーぅ」

 

なんだこいつ、いきなり白々しく話題変えやがって………まあ、この話は後で根掘り葉掘り聞いてみるとして

 

「とりあえず俺は牛丼でも食うわ」

 

「食ーべるねぇ〜」

 

この世界では肉や野菜、魚などを思いっきり食べられる環境は少ない。

地上なら少しはあるだろうがーーー空、クレイドルでは朝から晩までクッソ不味いサプリメントやらゼリー状の栄養食やら食べさせられるらしく、天然物、というか人工の物でも食料は貴重なものとなってる。

 

しかし、レイレナードではファームと呼ばれる独自の農場で、所狭しと果物、野菜、魚や牛、豚などを育てているために食糧問題はあっけないほどに解消されている。

 

しかも、その食糧はあまりにも数が多すぎて、地下をいくら掘ってスペースを作っても足りないほどでセレンのツテを伝ってインテリオル・ユニオンに(多額の値で)卸しているそうだ。なので俺はこの世界では贅沢と言える牛丼などを思いっきり食っている

 

「この後、飯食いながら今の話をじっくり聞かせてもらうからなぁ?」

 

「えぇー?な、なんの事?」

 

「………残念だ、お前のために心優しい俺がプリンでも作ってやろうと思ったんだが……」

 

「え、ええええ!!?す、す、す、ストレイドのプリンーー!!?い、言う〜!!言うからプリン作ってーー!お願いぃ!!」

 

よし、こいつは俺のプリンで釣れるからちょろいんだよな。後はこいつから話を聞いてセレンに直訴だ…………ボコられる結末しか見えねえな………ハハ……

 

 

 

 

 

 

 

 

ーーーセレンババアの部屋

 

セレンババア(大事なことなので二回言いました)の部屋、其処にはセレンババア(大事なことなので三回言いました)を含む複数の男女が佇んでいた

 

「………セレン、本気なのか」

 

その中の一人、ベルリオーズが壁に寄りかかって腕を組み、顔を顰めながら部屋の主であるセレン・ヘイズへ問い掛けた

 

「当然だ、ベルリオーズ。私が冗談を言ってるように思えるのか」

 

そして、ベルリオーズの問い掛けに、憮然としたセレンが返す。

その答えを聞いたベルリオーズは、ある一人の少年を思い浮かべて重い溜息を吐いた

 

「………そうか、だが…」

 

「ベルリオーズ、このババアは耳が死に腐れてやがるから人の話を聞くわけねえに決まってんーーー」

 

ベルリオーズよりも少し程若い男の声が、威勢良く毒を吐き、続いてドゴ、バキッ、という誰かが殴打する音とグハッ、グフュ!?お、俺の所為かよ……と、誰かの吐血音と捨て台詞を残してドサッと倒れる音が部屋に響き、部屋が静かになる

 

「…………アンシールは、ただの自業自得として。本当にストレイドで行くのか、セレン」

 

平坦な声に僅かに女性らしさの残る高い声でソファに座っているP・ダムがセレンを見る。セレンの方も、アンシールをボコボコに足蹴して部屋の扉から蹴飛ばした後でP・ダムを振り向く

 

「不満か」

 

「いや、マリナじゃないのか…と思ったまでだ。気にするな」

 

気にするな、と言っておいて、P・ダムのセレンを見る目は彼女にしかないコジマの煌めきがある。元は水晶のように透き通った碧眼がコジマ粒子を体内に取り込み過ぎた影響で美しい碧い瞳の中に微量のコジマ粒子が漂っているのだ。

そして今、その瞳がセレンを咎めるようにゆっくりと細められた。

 

「………誰がなんと言おうと、私はストレイドを独立傭兵のリンクスにする」

 

その目から逃れるように顔を伏せたセレンが、凛とした声音で部屋にいる者達に告げた。

 

「ふぅ…お前が決めたのならそうしろ。セレン」

 

「疲れた、私は寝るぞ」

 

「お、オーイ…アンシール?お前生きってかァ?」

 

「く、くく、クソ……ババ……ア……(ガクッ)」

 

ベルリオーズが溜息と共に吐き出した言葉を合図にそれぞれがセレンの部屋から退出していく。

ベルリオーズはズボンのポケットから出したスケジュール表を眺め、P・ダムは自分の部屋に帰ることすら面倒くさいのか、セレンの部屋のソファに寝転び、オービエはピクピクと痙攣しているアンシールを片手で担ぎ、更にセレンの命令でP・ダムも背負い………ぶつくさと部屋を出る

 

 

 

 

そして、誰もいなくなった部屋の中に、主であるセレンが一人、ソファにどっかりと腰を下ろし、備え付けの冷蔵庫から缶ビールを2本をテーブルの上に置いて、シンプルイズベストの部屋に、唯一置いてある写真立てを眺めてこう言った。

 

「………ストレイド…これで私に必要なイレギュラーが揃った(・・・・・・・・・・・・・・・・・・)………。私は…必ず…企業の…奴らの創った秩序を破壊してみせるさ」

 

写真立てに写る、年若い二人の女性へ語りかけるように独り言を呟いたセレンは、次に缶ビールをグビグビと飲み干した。

そして、ほろ酔い加減のセレンが、写真の向こうで無愛想な顔の若かりし頃のセレンと並んでにっこりと微笑む、昔の後輩へ告げた。

 

「そして人は、揺籠で空を飛び続ける……か……。そんなもの、絶対に許しはしないさ……なあ、そうだろう?………“エイ”………」

 

飲み干した空き缶をバキバキと、片手の腕力だけで潰したセレンは、今は亡き嘗ての後輩へと(・・・・・・・・・・・)、プルタブを開けた缶ビールの中へ、地下レイレナードで農場ファームを経営する青年から貰った造花の桜の枝を、そっと沈めた

 

 

 

 

「……っ、バカ野郎が………」

 




どうでしたか?今回………
補足しますと、えいぷーは生きてます、劇中と同じようにカラードランク20で頑張ってます。
何故セレンが今回のセリフを吐いたのかは……今は皆さんのフロム脳で補っちゃってください。
あとベルリンの娘はストレイドと同じ年齢の幼女。AC乗ると初心者潰せる。生身でも格闘戦で潰せるといった
ぅゎょぅι゛ょっょぃ要員です。
そして今回出た主人公のアセンは使わないので覚えなくてもテストに出ません。結局はバランスブレイカーのグリントミサイル×2とアサルトライフルとレーザーブレードになりますので。
まあ、繋ぎとして初っ端からドン・カーネルおじさんの拡散バズーカ追い剥ぎしますが
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