ガンダムビルドファイターズIF~天空のスラッガー~ 作:五木春樹
「どうです。これも買います?」
説明を終えたセイだったが彼が見たのは眠っているナオエだった
「ってお客さん!なに寝てるんですか!?」
「っん?あ~ごめんごめん、なんだっけ?それ、アリオスの追加パーツのじーえぬぴーとかいうやつだっけ?」
「GNHW/Mです!」
「あ、じゃあそれも買うよ」
「ありがとうございます!」
「それとさ、ガンプラ作るのに必要な道具って何?」
「あっ・・お客さん、作るの始めてでしたね。始めてでしたらニッパー、デザインナイフ、やすり、接着剤があれば大丈夫ですよ」
「接着剤って、ボンドとか?」
「そういうのじゃなくて。プラモ専用のがあるんですよ」
そう言ってセイは接着剤を見せた。
「そういうのがあるのね」
「それと俺のガンプラ見てくれないか?あのショーケースのガンプラ君が作ったんだろ?趣味が通じる友達がいないからさ」
「いいですけど、なんで僕が作ったってわかったんですか?」
「ハハハ、ちょっとした勘だよ。あとあのトロフィーって何?ガンプラバトル選手権世界大会2回大会準優勝って書いてあるけど?」
「それは僕の父さんのです」
「なんじゃとて!?君のお父さんってすごいね!それって今年もやるの?」
「え・・ええ今年もやりますけど」
「面白そうじゃん!俺も参加しよっと!」
「え~!?ガンプラバトルのこと知らないのに参加する気ですか!?」
「いいよ、これは他人事なんだから」
ナオエはお金を払い銀色Horizonを口ずさみながら出て行った
(何なんだあの人・・・)
セイは急にガンプラバトル選手権世界大会に出場しようとすると言ったナオエに呆れていた
二時間後
シオミ家 ナオエの部屋
(宿題も済ましたし、ご飯も食べたから早速取り掛かろうか)
ナオエは袋からガンプラの箱と買ってきたガンプラ作成に必要な道具を取り出した
(まずは、パーツの少ないエアマスターから取り掛かろうか)
エアマスターの箱を開け、ナオエはまず説明書を取り出した
(ランナーの数はこれでいいみたいだ、おっと ニッパーを忘れてた)
シオミ家 リビング
そこではシオミの両親のイオナとユウサクがテレビを見ていた
そこにナオエが割って入りリモコン入れに入ってたニッパーを取り出した
「テレビ見てるのにごめんね、ちょっとニッパーを取りに来たんだ」
急ぎ足でナオエは部屋に戻った
「ナオったらまた何かに熱中してるな」
「ガンプラとか言ってたけど、長続きしないでしょうね」
そうなのだ。彼は趣味をコロコロ変えてはすぐやめていたのだ
「俺はそう思わないな」
「どうして?」
「あの目を見たか?あれは物事に熱中するような目だ、あんな目俺は見たことないぞ。きっと長続きするさ」
「あなたがそう言うなら、ナオのこと応援しようかしら」
「そうしよう」
一時間後
(これで脚部は完成か、今日はこれで終わろうか・・・いや、始めたからには中途半端では!俺はいつもそうだ。いつも中途半端に物を終わらせてた。そんでもって今回はファイターにもなってやるぞ)
と考えてた矢先に誰かがドアを叩いた
「はーい」
「どう?捗ってる?」
ナオエの母、イオナだ
「お母さんか、今足の部分が出来たんだ」
「へえ~すごいじゃない。ナオがこんなの作れるなんて。お母さん見直しちゃった」
ナオエは褒められながらもテキパキと上半身の部分の作成をしていた。
「すごいでしょう。それと、俺今度のガンプラバトル選手権世界大会に出場しようかと思って」
「世界大会!?それって世界中から強豪が来て難しいんじゃないの?そこまでやる気があるなら出させてもいいけど」
「ほんとに!?やったー!」
「あ、それとナオの好きなアイスまんじゅう持ってきたわよ」
「ありがとう」
「じゃ、出来上がるまで頑張ってね」
イオナはナオエの部屋を出た
一時間後
「よっしゃー!」
無事エアマスターが完成した
「俺がこんなの作れるなんて、ほんとに・・・ほんとに・・・」
あまりにも出来がいいエアマスターを見て泣いてしまったのであった