高司君はどうやってもモテない リメイク   作:ヘンリー発生

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第二章
ドラゴンペアレント 1


俺、高司 蒼一郎は今すごい悩んでいる。

 

「くそー、奴から貰ったこの卵・・・どうやって孵化させるんだよ。」

 

て言うか孵化させた所で、俺にドラゴンなんて育てられるのか?

 

「おい!エピロ!!どうにかできねーのかよ?」

 

ドラゴンのことなら、悪魔のエピロが詳しいと思い、今彼女にドラゴンについて調べてもらっている。エピロはカップラーメンをすすりながらひたすら図鑑とにらみ合いをしていた。

 

「ズゾーあのねゾーそのドラゴンはゾゾゾゾゾゾー私にもジュルジュルジュル・・・」

 

「うるせー!食ってから喋ろ!」

 

くっそ、俺も腹が減ってきた。

 

「相棒よ、豚骨と醤油のどっちにするか?」

 

「あー俺、豚骨で・・・て真面目に調べろぉぉおおお!」

 

そう言いつつ俺は豚骨拉麺の容器にお湯を注いだ。このカップラーメンは、作るのに5分かかるタイプの奴だからそれまでになぜこの状況になってしまったのか思い出してみよう。

 

昨日カリエルに勝利し、この卵と魔力を持って帰った・・・そこまでは良かったんだが、どうやらこの卵はボンノーが言うには、孵化直前らしくそれをエピロに見せた途端何を思ったのか、その卵をホビロンにして食べると言い出した。

 

ホビロンってのは孵化する前の卵を、茹でて作る東南アジア系の料理なんだがこれがまたグロテスクなんだ・・・。

 

俺は一生懸命ボンノーと共に彼女を阻止し、何とかその日は無事だった。翌朝エピロに、孵化のさせ方を聴いたが調理方法は知っていても孵化のさせ方は知らないと言うので今に至るってわけだ。状況を整理しているうちに、5分がたった。食べなければ!!

 

ズゾォォォ

 

俺がカップ麺を食べていると、エピロが突然

 

「うん、やっぱりホビロンにしましょう!」

 

とか言い出した・・・またか・・・。

 

「おい、それはもう昨日終わった事だろう。」

 

「そうだぞ、ホビロンはヤバイ。色々な意味で」

 

ボンノーも俺の意見に同意のようだ。

 

まあ、昨日あれだけ派手に止めたんだ。ここで寝返られたら正直この卵の未来はホビロン一択だろう・・・。

 

 

「えぇー、絶対ホビロンの方がいいのにー。外国の文化を知るのも大事なことよ。」

 

「それならもっと違う方法があるだろう・・・てか、マジで卵の孵化のさせ方知らないのかよ?」

 

俺がそう言うと、エピロは投げやりに

 

「だから本当に知らないてばー。てゆうか、そんなに孵化させたいなら自分で調べなさいよね。」

 

「それだ、相棒。最初から調べればよかったのだ。」

 

とボンノーが言うが

 

「そうは言ってもよ、どうやって調べろってんだよ。」

 

「街の図書館にでもあるんじゃないのそれ系の本。」

 

どうやらこのダメ悪魔、街の図書館にドラゴンの卵の孵化のさせ方が書いてある本があると思っているらしい。

 

「まあ、先ずは行動だ相棒よ。」

 

ボンノーが俺に促す。

 

「そうだな、おいエピロ、これ食ったら図書館行くぞ。」

 

「えー、私もー。めんどくさい〜。」

 

こいつ・・・マシで殴りてー

 

「まあいいわ、これと後もう一個食べたらね!」

 

こいつまだ食う気らしい・・・。

 

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