~数分後~
もう、鍵閉めは諦めたよ ・・・・
「てか、エピロ、ドラゴンを探すって言ってもどこに行ったかわかんないんじゃないのか?」
「チッチッチッ甘いわねこんなこともあろうかと発信機を・・・」
俺はエピロの言葉を断ち切るように続けた 。
「発信機をつけたのかドラゴンに!!」
しかしエピロが続けた言葉俺の言葉とは違っていた。
「つけてたらよかったのにね」
ジャッッリン!!!!!!
俺は思っきり家の鍵を地面に叩きつけた
「おい、発信機つけたんじゃねーのか!!?マジでドラゴンどうやって見つけるんだよ!!??」
「まぁ、落ち着くのだ相棒、周りをよく見てみろ。」
いつの間にか沢山の店が俺達を囲っていた。
「こ、ここは・・・商店街?」
そう、ドラゴンを追って走ってきた俺たちが辿り着いた場所とはこの街の商店街であった。しかも今は商店街の盛り上げとかで出店が沢山出されていた。すると横でエピロが突然騒ぎ出し
「キャー!ここ、沢山飲食店があるわ。ドラゴンを探す前に腹ごしらえをしましょう。」
「おい!さっきカップ麺食ったばっかりだろう!?まだ食う気か!?」
どうやら、こいつまた腹が減ったらしい。
「甘く見ないで。私、食べるだけならギネス並みよ!」
しかも、横でどうでもいいことをドヤ顔で叫んでいる。最近家計が圧迫されてるのは主にこのアホ大食い悪魔のせいだ。
トゴーン!
すると向こうの方から大きな音が聞こえた。
「おい、相棒。もしかしたらあのドラゴン向こうにいるのでは・・・?」
ボンノーがポケットから声をかけてくる。
・・・まあ十中八九そうだろう。
「よし行くぞ・・・おい行くぞ〜って・・・エピロ!」
俺が行こうと思っていた矢先、エピロは、飲食店のショーケースに涎を垂らしながら張り付いていた。
言っても聞く耳を持たなさそうなので無理やり連れていこうとすると
「嫌だ!嫌だ!嫌だ!ご飯食べたいー!」
人目も憚らず泣き叫び出した。
「あーもう!うるさい!ドラゴン捕まえた後にでも腹一杯食わせてやるから今は我慢しろ!」
俺が妥協案でそう言うと、エピロは即座に態度を変え・・・
「本当!?よし!そうと決まればすぐ行くわよ!ほら、何してんのよ?ドラゴンは待ってくれないわよ。」
・・・全く現金なやつである。
そうして、俺たちは大きな音がした方に走っていくのであった。音のした方にたどり着くと商店街の地面の至る所から植物が生えそれにびっくりして人がいなくなった店の商品をドラゴンがむしゃむしゃと食べていた。さっきの大きな音は硬いアスファルトをドラゴンが生やした植物が壊した音だったようだ。
「なあこれってやばくないか」
「…どういうこと?」
「アスファルトを植物を突き破るって普通あり得ないぞ。こんな状況誰かにネットにアップされたりしたら大騒ぎになるぞ」
しかしエピロは落ち着いた感じで、
「壊れたものは魔力なんかでなおすことができるし、それこそ女神とかなら死人も生き返らせることもできるわよ」
といいだした。
つまりエピロがいれば壊れた店なんかの心配は必要ないというわけか。
「ってことはあのドラゴンをさっさとつかまえて気付かれないうちにエピロが商店街を直して逃げればいいんだな」
そうつぶやいてドラゴンをつかまえる作戦を考えていると
「私が商店街を直すの!?結構疲れるからやりたくないんだけど…」
とエピロが文句を言ってきた。
「よし。ボンノー賢者タイムでいこう」
「だが相棒、あれは相棒の欲望が必要だぞ。そんなに簡単に必要な欲望をためられるのか?」
「そこの本屋でエロ本でも見てれば大丈夫だろ。エピロ、ドラゴンが逃げないように見張っといてくれ」
エピロはまったく話を聞いていない俺たちに何をいっても無駄だと思ったのかため息をつきながらも了承してくれた。