高司君はどうやってもモテない リメイク   作:ヘンリー発生

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ドラゴンペアレント 8

「これはどういうことだ?あんたの目的は魔力の回収だけじゃないのか?」

 

奴は空中に浮いたまま答えた。

 

「そうですわね、本当ならそうしたいところですけど貴女方は後々ワタクシ達の邪魔になりそうですので・・・ここで始末しときますわ!」

 

「あんた、誰だ?」

 

俺は、空中にいる女に率直な感想を述べると、

 

「まあ、先程御会いした相手の顔も忘れるなんて、どういう教育を受けているのかしら?」

 

「相棒よ、どうやらこ奴はさっきの天使らしいぞ。」

 

ボンノーがそう言うと、奴は笑いながら自己紹介をした。

 

「オーホッホッホッホッ!その通りワタクシの名はプリム。早速ですが貴方のお命貰い受けますわ。」

 

そう言うとプリムはこちらに向かって攻撃を仕掛けてきた。

 

「おい、相棒。我はもう賢者タイムは使えぬ。この状態で奴の相手をするのは少々骨が折れるぞ。」

 

奴の攻撃を弾きながら移動している俺に向かってボンノーが話しかけてきた。

 

「そんな事は分かってるよ。

だが、今日は戦えません。はい、そうですか。で帰してくれる様な相手じゃねーだろ。」

 

俺だってこのままでは、勝機が微塵も無い事ぐらいは分かってる。

だか、この状態でこれ以上の戦闘もできないだろう。

 

 

しょうがないあの手を使おう。

 

 

「おい、ボンノー。秘策がある、俺の動きをサポートできるか?」

 

俺は、ボンノーに俺の体内に魔力を送り動きを強化出来るか聞いた。

 

「うむ、できない事は無いが、精々ちょっと速度が上がる程度だぞ?」

 

「十分だ。やってくれ。」

 

俺はボンノーに頼み体内に魔力を送り身体能力を強化した。

 

「おい!プリムとか言ったな。これでもくらえ!」

 

俺はステップを踏みながらプリムへと突撃すると、奴に向かってその辺の砂をぶん投げた。

 

そう、あの手とは目潰しである!

 

我ながら天使とはいえ、女の子に手荒だとは思うが、こちとら命掛けだ甘い事は言ってられない。

 

「・・・相棒。流石に女相手にそれは卑劣過ぎぬか?」

 

ボンノーが聞いてくる。

 

「うるせぇ、この状況でなり振り構ってられるか!」

 

俺はボンノーに言う。

 

「聞け、ボンノーよ。「青春ウェーイwww」なんて馬鹿なリア充がはしゃぎ過ぎているような部活やサークルは、大抵しょーもない騒ぎをやらかして潰れていく。

その轍をここで踏むわけにはいかない。

つまり、調子に乗ってその場のテンションに身を任せると、とんでもない痛手を負うて事だ。

本当いいお手本になってくれるよ、リア充(笑)は。

まあ、詰まる所なにを言いたいかと言うと、下手な橋は渡らないて事だ。」

 

イノチダイジ、オレウソツカナイ。

 

そうして、プリムに目潰しを食らわせた俺は家への道を走った。

 

因みにプリムが張った結界は、奴が現れてすぐ逃げて行ったエピロとプロロさんが壊していた。

 

あいつら、天使が現れた瞬間、俺を置いて逃げるなんて悪魔かよ!

 

・・・いや、そういやあいつら悪魔だったわ・・・。

 

「俺を置いていくんじゃねえよ!」

 

「だって、相手は天使よ。あいつらに私は攻撃できないし、あっちの攻撃を受けたら死んじゃうかもしれないじゃない」

 

そういえばそうだったこいつは神に関わるものに攻撃できないんっだった。

 

「俺を置いて逃げたことに関してはもういいや。ところでプロロは?」

 

俺がそう聞くとエピロは滑り台の方を指さして

 

「あの子ならそこの影で震えながら隠れてるわよ」

 

そういわれて滑り台の方をみてみると確かにプロロがふるえているのがみえた。というより丸見えだった。

 

「隠れるの下手だな」

 

「あの子いつもかくれんぼで最初にみつかるタイプなのよ」

 

「連れて行ってやれよ!」

 

俺がそう言うと、エピロはしぶしぶプロロを持ち上げて直ぐ様その場を退散した。

「痛い!痛いですわ!」

 

結構目潰しが効いてるらしい。俺はだめ押しに砂ボコりを巻き上げながら走り、結界が閉じる前に退散した。

そして息が切れる頃には見覚えのある建物の前についていた。

俺はプロロさんによって散らかった玄関をなんとか乗り越えて、自分の部屋に向かい、部屋の真ん中にドラゴンを置いた。やっと一息つけるぜ。

 

「ふ~こいつ・・・名前どうするかな?」

「そうね~・・・」

 

「バタンキュー」

 

俺は鎖の首輪をドラゴンにつけ、檻から出した。

するとドラゴンは真っ直ぐとエピロの方へ向かい、甘えているような行動を取った。

 

「む?エピロよ、もしやそのドラゴンはお主になついたのではないか?」

 

「え?」

 

エピロは顔を赤らめ、素直に喜んでいるらしい。

 

「エピロになついたか~じゃあ名前もエピロにちなんでつけるとするか。」

 

 

「え~いいの?」

 

「あーそうだな~エピロとドラゴンだからエピゴンとか?」

 

そう言うとボンノーから間髪いれずに

「ダサい!」

 

と一瞥された。なぜだ!?

 

次に、このやり取りの最中に起き上がったプロロさんが名前を考えた。

 

「そうですねーエピロは終わりを司る悪魔だから・・・」

 

おお~~~?

 

「終わりを司るドラゴン!略してオワンとかどうですか?」

 

「「ダサい!」」

 

プロロさんの名前はボンノーとエピロから却下された。結構いい名前だったのに・・・。

 

「もう!ちゃんとした名前にし・・・」

 

「エンド・・・」

 

ボンノーがエピロの言葉を遮った。

 

「エンドだ。終わりを司るのだろう?」

 

お・・・おおおお!エピロも納得してる。流石ボンノー!

 

「よし!名前はエンドで決定だな!お~よしよし」

 

そう言って俺がエンドに手を差し出すとエンドはおもいっきり俺の手を噛みついた。その痛みで俺は思わず鎖を握っていた手を離してしまった。

 

「あ!」

 

ダダダダダ!

 

ドラゴンがまた逃げてしまった。

ヤバい!凄い皆こっち見てくるんだけど!

とりあえず追いかけるしかねぇ!

 

「まてぇーエンドー!」

 

こうして俺たちにドジッ子とハチャメチャな仲間が加わった。

 

 

余談だがプロロさんは俺の家に居候することになった。

 




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