「しっかしあいつはなんだったんだろうな」
俺たち、高士 蒼一郎たちは家に帰った後プロロやエピロたちと夕食を食べながら雲高とベルゼブブのことを話していた。
「雲高とやらは相棒にやたらと敵意を持っていたようだがあやつとなにがあったのだ」
「確かにベルゼブブほどの悪魔を呼び出してまで対決をしようとした訳ですし何か恨みを買うようなことをしたのではないですか?」
ボンノーとプロロにいわれて俺とあいつの間であったことを思い出してみた。そこで思い出した原因で最も信憑性の高いものは、
「あいつの尻にカレーをぶちまけたあげくそれをみた誰かがあいつをウンコマンと呼んだことが原因であだ名がウンコマンに固定されたことかなぁ」
「「「間違いなくそれだな(ね)(ですね) 」」」
三人一斉に断言した。
「相棒よ。
あだ名というのは生涯つきまとうものだ。
普段からあだ名で呼ばれていたものは、同窓会などで旧友と再会を果たしたときに旧友が名を覚えておらず、あだ名で呼ばれてしまうこともあるのだ。
そのときいい大人が“ウンコマン“などと呼ばれてみろ、自尊心が傷つくことは目に見えているではないか。
お前にとっては、只の事故に過ぎないだけかもしれんが受身の側からしたら重要なことなのだ。」
なにやらボンノーが熱弁を繰り広げだした。俺が後悔を僅かながら感じているとエピロとプロロも言葉を失っていた。
「まあ、あだ名で散々いじめられてきたのだから今更かもしれんがな!」
俺はボンノーをゴミ袋へと突っ込みながら叫んだ!
「俺たちの感動を返せー!」
「燃えるゴミの日はいつかしらねえ?」
「剣だから燃えないゴミじゃないですか?」
「燃えるゴミの中で一緒に燃やして殺った方がいいだろ」
「わ、悪かった!我が悪かったから勘弁してくれー!」
そうして雲高とベルゼブブのことは忘れられていった。
後日、エピロとプロロの提案で俺たちは映画を見に行くことになった。
「で、なんで映画?」
俺が尋ねると、
「まあ偶には良いじゃない。ここのところ天使もめっきり姿を現さなくなって暇なんだし。」
と、エピロが言い続けてプロロも
「そうですよぉ~。最近出たのもこの間二人が話してた可笑しなコンビぐらいですよ?」
と言った。
「良いんじゃないのか相棒。折角の休日だ。どうせ天使どもも現れないだろう。存分に楽しもうではないか。」
どうやら、ボンノーも映画に行くことに賛成のようだ。
「そうだな。んじゃ今日は1日、楽しむか。」
そんなこんなで俺たちは映画を観るため街へと向かった。