「ボーノ?」
「ボンノーではない!!ボーノだ!!、あれ違うな、間違えだ、ボンノーだ!!」
なんか、良く見たらこいつ男性を象徴する“ソレ”に見えないこともないな、そう思うと急に笑えてきた。
「プハハハ」
「何を笑っているのだね!」
「あ、ああ、すまない」
笑いを堪えるのに必死だ。
「一つ、いいか」
「なんだねニンゲン、我は今不機嫌だ手短に済ませたまえ」
「見た目は変えられたり出来るか?」
ブチッ
何かキレる音がした。
「あの笑いはそういう事か、ニンゲン」
「一度ならず二度まで我輩を侮辱するとは良い度胸ではないか」
「ぷ、ごめんて本当に。」
「貴様、本当に反省の色が見えないな、その笑いも、我が能力を聞けば止まるだろう、よく聞けニンゲン!!」
圧倒的威圧が場を支配した。俺は無意識に、気を付けをしていた。
「まず、我の能力は主の欲望の大きさによって硬くなる。」
「は、はぁー?」
「そして、伸び縮みする!!」
なんとなくそっち系な気がする、
「最後に熱くな・・・」
「ちょっと待て!それ以上は18禁的にも待て!」
「あの~そろそろいい?」
悪魔の呼び掛けに思わずはっとなった。
「その剣の説明は本人がしたから省くけど、突然ながら実はあの女神は私一人でも倒せるの。」
!!!?
イマナンテイッタ?タオセル?ジャアオレイラナクネ?そんなことを考えてると
「続けるわよ、でも今の私じゃ倒せない理由があるのよ。」
「ふむふむ」
「実は一度あの女神と戦ったことがあるのよ・・・。男を取り合ってね。」
理由下らねーななんて思いながら
「で、どーなったんだ?」
「負けたわ、その時お酒でべろんべろんに酔ってたから・・・。でその際にあいつに私の力をアクマノチカラスイトルクンで半分くらい持ってっちゃったのよ。」
何だそのネーミングセンスなさ・・・
「何だそのネーミングセンスのなさは。」
どうやらボンノーも同じことを考えていたらしい。
「うるさいわね、私に聞かないでよ。」
そして俺はふと疑問に思ったことを聞いた
「そのお前が奪われた力はどうなったんだ?」
悪魔は下を向いて
「その力は今あいつに利用されて、人工的に造り出した天使になってるわ。」
「「なーんじゃそりゃ」」
いや待てよ、じゃあその天使たちを倒していけば、エピロに力が戻るじゃん。それってつまりそういう事じゃん。なんて事を思い付いたも矢先。
「今、私の力が戻れば女神を倒せると思ったでしょ?」
あちゃーばれてたなー・・・
「でもそいつより強いんだろ?」
「そういう問題じゃなくてね、私もあなたと同様であいつに呪いをかけられたのよ、金輪際神に関わるものに攻撃できないという呪いをね。」
マジかよ、随分と用意周到だなおい。
「それって・・・つまり~…」
「倒せるのはあなただけね♪」
俺は思った、この世は理不尽だ。
「残念だったな、相棒」
落ち込んだ俺にボンノーが声をかけてきた、いつの間にか呼び名が、ニンゲンから相棒になっていた。
「よく分からない棒に相棒扱いされるとかもう、人生終わった気がするな・・・。」
若干の絶望を感じながら、俺は1つ重要なことを聞いてない事に気づいた。
「人工天使は女子ですか!!?」
「男も女もいた気がするわね、まっ気長に頑張りなさい。」
「アイアイサー」
・・・という経路を経て今に至るんだが・・・。
「そんなことよりまず一言言わせて下さい。畜生!天使全然現れねえええええええ!」
何なんだ!?本当に!!!?ええ!?ぜんっぜん天使と遭遇しないんだけど!?色ちがいのポ○モン並に遭遇しないんだけど!?何故だ!何故なんだ!!!?
「おい、エピロ!いつになったら天使が現れるんだ?」
「んー、わからないわね、でも貴方が通う学校に天使っぽい反応があるわ。」
「まじかよ!!毎日通ってますけど!!?」
驚きが隠せないままそう叫ぶ、
「それは、我も感じていた。」
はぁ?ふざけんなー俺が天使に会うためにどんだけ頑張ったと思ってるんだ!!
「早く言えよ!!」
「「いやーこれに必死過ぎて」」
そう言いながら、奴等は俺が先週渡したポ○モンを見せつけて来た。
「ポ○モンに?」
「「ポ○モンに」」
落ち着け!たかし、お前が今やることはそうではない。拳を握りながら必死に自分で自分をなだめた。
「・・・デーソノテンシハイッタイドンナトクチョウモッテルデスカー?」
「はっはっはー相棒、見ろ、今色ちがいのポ○モ・・・」
「今日の夕飯は魔剣の天ぷらかな?」
「すいませんでしたマイマスター」
「しょーがないわねーじゃあ一回だけよ。」
初めての戦いになるであろう天使・・・一帯どんな特徴が?
「男、天パ」
めっちゃ適当だったああああああああ!!!?
「他は?他は無いんですか!?」
「え~とね~まあモテルって言う子の隣の席だったような気がするわね。」
ビシッ!!・・・・・・俺の中で電撃が走る音がした。理由はその名を耳にしたからだ・・・。そう“モテル”と・・・。
「モテルだと!!?あの、さしてイケメンでも、性格が良いわけでもなく、運動もできない、頭もいい方でもないが、めちゃくちゃモテてるあのあのあのあのモテルか!!」
ぐぉぉぉ何か無性に怒りが湧いてくる、
「落ち着け相棒、我が大きくなってしまう」
若干の熱量を持ったボンノーがなだめて来る、
「そうよ落ち着きなさい、その子が女神と関係があるかはわからないんだから、無駄な力つかわないの」
そう言ってエピロ微笑んだ
「・・・ヵヮィィな畜生」
女の子耐性がない俺にはどストライクだった。
「何か言った?」
「何も言ってねーよ」
何がなんでも女神は倒さなければ少しそう思った。