高司君はどうやってもモテない リメイク   作:ヘンリー発生

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長らくお待たせいたしました。
少々リアルの方が忙しくなかなか投稿できていませんでした。
では、どうぞ。


センケツノキズナ 9

ドーン!

 

刹那、俺達のすぐ近くが爆発した。幸い直撃はしなかったが、これでは上から丸見えになってしまう。俺は直ぐ様近くの木に隠れて、奴の様子を確認した。

 

「何処だ、高司ィィ、殺してやるぞォォ」

 

なぜか、カリエルの片方の羽が黒くなっていた。

 

「おいボンノー、一体奴に何が起きてるんだ?」

 

「あれは間違いなく堕天化しているな。」

 

「堕天化?」

 

「相棒も聞いたことくらいはあるだろうが、昔ルシファー、又はルシフェルと呼ばれた天使がいた。こいつは元々天使をまとめる天使、つまり天使長であった。しかしこいつはある事件を起こしたのだ。」

 

「ある事件?」

 

「そうだ、奴は神に不服を申し立て、その申し立てに応じなかった神に自分を支持する天使等を従え戦を挑んだのだ。」

 

「それで、そいつは堕天使になったのか?」

 

「否、そうではない。」

 

「じゃあなんだよ?」

 

ガサガサガサ

 

ドカーン!

 

「高司ィィ!」

 

カリエルが近づいてくる、黒く染まっていなかった片翼も八割ほど黒く染まっている、ここもそろそろ危なそうだ。

 

「ボンノー今の続きは戦いながらでいいか?」

 

「そうだな、今はペラペラと話してる暇はなさそうだ。」

 

「行くぞボンノー!」

 

「うむ!」

 

俺達はカリエルにむかって飛出した

 

「高司ぃぃぃ!」

 

ギョロッと、不自然に顔を後ろに向けたカリエルが、斬りかかってきた、カリエルの顔はあまりにも虚ろで、どこか寂しそうであった。

 

ガギィィィィン!

 

剣と剣が交わる。

 

「ひゃひゃひゃ、殺してやるぞぉぉ」

 

そう言ってカリエルは、剣を何度も叩きつけてくる、

 

「ボンノー押されているぞ!! 」

 

「しょうがないだろう、相棒今の奴は剣術を知らない素人が振るう剣、故に玄人である、我とて敵の出方がまるで分からないのだ」

 

「魔法は使えないのか?」

 

切羽詰った状況を打開する策を求める、今は右手も自分のものではないのだ、こんな状況で勝てるわけが無い

 

「魔法は相手に一太刀入れるか大きな隙が無ければ使用は困難であるぞ」

 

切羽詰った状況は一緒に戦っているボンノーも同じである。

 

「畜生!!」

 

打つ手がない故に防戦一方になる。

 

「ひゃひゃひゃひゃ、ふは、ふははハハハ、死ねぇぇ、神なんて知るか、お前さえ殺せればなァァ」

 

そう言ってカリエルが、剣を振り下ろす瞬間だった。

 

目をくらませる白い閃光が放たれた、 

 

「グぁぁぁぉおぉぉ」

 

そして突然カリエルがその身から光を放ちながら苦しみ出した。

 

「何なんだよボンノーこれは!」

 

「もしかしたらだが、アイツは分離するかもしれないぞ」

 

「グぁぁぁ」

 

苦しむカリエルの他所に光は小さくなっていく、そこに現れたのは2人のカリエル(恐らく)である、

 

「ボンノーなんだあれは?」

 

本日何回目か分からないお決まりのセリフを投げかける

 

「なにと言われてもアレはカリエルではないのか?」

 

ボンノーのも反応カリエルがその場にはいた、俺達が知るカリエルとは大きく異なったカリエルが

 

片方は、白に近いグレーの翼持つカリエルで体格は大きい2mはあるだろうか、こちらを殺してやるという目でこちらを睨んでいる。

 

もう片方は、黒に近いグレーで、体格は中学2年ぐらいの大きさのロン毛である、

 

「ハハハ、高司君どうしたのかなその顔は、馬鹿みたいだなハハハ」

 

ロン毛が話しかけてきた、なんだ、このカリエルのウザイ部分固めたみたいのはしかも後ろのヤツはこちらをまだ睨んでいる

 

「どうなっている、さっきまでの殺意満々のカリエルはどこに行ったんだ?」

 

「相棒よ、何故だか分からないがカリエルのお主を憎む部分とそれ以外とで別れているようだ」

 

「ハハハ、そうだね、そこの魔剣の言うとおりだよ高司君、僕もイマイチ状況が読めていないんだけどね」

 

ロン毛カリエルが話しかけてくる俺はそれを無視しつつボンノーに訊ねた。

 

「戦闘を続行するか?」

 

「いや、やめておいた方がいいだろう、白いのは勿論、あの黒ロン毛からは我と似た嫌な気配がする」

 

白いデカ物が、明らかにヤバイのは見た目でも分かるがあのペラペラ喋っているチビがヤバイのか?常時前のカリエル方が強そうである。

 

「そこの魔剣君はやっぱりいい事を言うね、ちょっと欲しくなってきたな」

 

「お前に誰がやるか」

 

「我からも御断りだ」

 

「ハハハ、やっぱりそうだよね、で、僕がそこの魔剣、ボンノー君だっけ、彼が賢いって言ったのは、僕達は2つに別れたから力は元の半分だと思ってる君とは違うからだよ、」

 

「分離してるんだから半分になって当たり前だろ!!」

 

「ハハハ、やっぱり頭が悪いよね高司君は、僕達は天使じゃない違う生物にシフトチェンジしたんだ。前のカリエルとは根本的に違う生物なんだよね、今は」

 

少し離れたところから爆破音やらの怒号が聞こえるが気にしていないようにカリエル(ロン毛)は続けて話す。

 

「僕達、適当コイツをカリエ、僕をリエルとしておくが、僕達は天使カリエルから生まれた、2体分離した力は2分の一になるのが道理なのだろうが、そんなに上手く行かないのが堕天だ、カリエには、元のカリエルの能力のほぼ全てが、僕には魔力の殆どと能力の一部が持たされている」

 




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