高司君はどうやってもモテない リメイク   作:ヘンリー発生

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久しぶりです。
不定期の更新が続いていますが読んでくださる皆様には感謝の一念です。
では、どうぞ。


センケツノキズナ 10

「だから、どうしたんだ、」

 

俺は向こうの戦闘も気になり始め叫ぶように訊ねた。

 

「だから君や僕らが思うようには行かないってことだよ、一応僕達2人の合わせた攻撃力は前のカリエルと同じだ」

 

と言い残し黒い方リエルだったらが飛翔し、消えていった残る白い方はまだこちらを睨んでいる

 

「グァァァァア」

 

とカリエが叫び何か黒いスライムのような物を吐き出した。それらはこちらに多量に向かってきた。

 

「グォォォ」

 

その光景を見て満足したのか、カリエもリエルが飛んでいった方へ消えていった。

向かってきた黒いスライムは何故か動きを止めた、すると周りの草や木が枯れていった。

 

シュウシュウシュウ・・・

 

そしてそれらが枯れていくと同時にスライムはその大きさを増していた。

 

「どうすればいいんだ?」

 

「相棒よあの黒い物からは、奴の恨み、怒り等の感情を感じられる、そして」

「そして?」

 

「何よりも相棒への殺意と言う欲望が詰まっている」

 

会話をしてる間にもスライムはその大きさをを増し続けている。このメカニズムはわからないがそんなことより、

 

「ボンノー、今欲望って言ったか?」

 

「気づいたか、流石だな」

 

「俺が今からやろうとする事わかるよな」

 

「むしろこれから述べるつもりであったがな」

 

俺はボンノーを黒いスライムに向かって構えた。エピロから渡された俺の相棒ボンノー、その能力は、熱くなる、硬くなる、伸び縮みする、そして欲望を魔力に変える。つまり

 

ドス!

 

俺はボンノーをスライムに突き刺した。奴が欲望の塊なら絶好の餌だぜ!

 

ギュイイイイン

 

みるみるスライムは小さくなっていき、最後には何も残らなかった。

 

「相棒よ、ちゃあじ完了だ」

 

ぎこちない英語の発音でボンノーはそう言った。よし、そうと決まれば砂城さんの援護にまわらねば!俺はエンドを抱えて大きな音が聞こえる方へ駆けた。

 

「賢者タイム!」

 

 

 

 

砂城サイド

 

ドーーーン!

 

天馬の蹄を身に付けた敵にアスタロトくんが叩きつけられました。

 

「ガハァ、だど・・・」

 

しかし休む間もなくそいつはアスタロトくんに連続して攻撃を行います。

 

ドカドカドカ!

 

自分も砂上の防人で動きを止めに行きますが、圧倒的なパワーの前に成すすべがありません。

 

「うぐ、もう、頭に来たど!」

 

ドカー!

 

そう言うと、アスタロトくんは此方に吹っ飛ばされました。

 

ズザーーー

 

「オーホッホッホッ!!」

 

鶏女が口元に手をあてて高笑いをしています。自分は何もしてないくせに、

 

「もう私が出る必要もありませんわね、やってしまいなさい!」

 

鶏女が奴に指示を出しました。

 

「ブルルワアァァーー!」

 

ドドドドドド!

 

奴が突進してきます、アスタロトくんと言えどもこれを喰らうとひとたまりもないでしょう、なんとかしなくては。

 

「賢者タイム!」

 

その時、左の方から高司くんの声が聞こえました。

 

「エンドォォ!」

 

「ギュキィイイ!!!」

 

ズドドドドドドドドドドド!

 

彼が木でできた腕でドラゴンを掲げると、奴が突進してくるルートに大木が生まれました。

 

ズドーーーン!

 

そのまま奴は大木にぶつかりました。

 

「ギュキィイイイイ」

 

またドラゴンが叫ぶと、今度は植物のつるが奴に絡み付き、動きを止めました。

「今だど!!」

 

アスタロトくんがすかさず叫びます。

「そうはさせませんわ!」

 

ですが鶏女が棘を飛ばしてこちらの邪魔をしてきました。

 

「くっ」

 

「砂城さん俺とエンドがあの天使の相手をします!その隙にあいつを頼みます」

 

高司くんをそう自分に叫ぶと、ドラゴンが出した木で上に登り鶏女と戦闘を開始しました。

 

「さて、どうしましょうか?」

 

「ブルルルル!」

 

ツタやつるに絡まり奴は依然として抵抗を続けています。

 

「どうすれば奴を倒せるのでしょう?」

 

「リビングデッドの弱点は火だど、どうにかして火を起こせれば奴を丸焼きに出来るど、何か燃えやすい物があれば・・・」

 

ちょうど奴には大木とツタやつるが絡まって身動きがとれてません、つまりじっくりと燃やせるわけです。

 

周囲を見渡すと樹脂が豊富な松が生えてました。

 

「幸い辺りには松がいっぱい生えてます、が私の炎魔法では正直燃やすまでには至らないでしょう」

 

そうこうしているうちにツタやつるに絡まってたリビングデッドはそれらを引きちぎり此方に向かってきました。

 

「とりあえず流暢に長話している隙は無いみたいだど」

 

こちらへ向かってくるリビングデッドを見据え、拳を握り締めているアスタロトくん。

 

「そうですね」

 

自分は砂上の防人を操作してリビングデッドへと攻撃を仕掛けます。

 

しかし、先ほど同様圧倒的なパワーの前になす術が無いです。

 

「ツゥ!なら!」

 

すぐさま自分は砂上の防人を操作してアスタロトくんの方へとリビングデッドを誘導します。

 

自分がパワーで勝てないなら見込みがある方にしてもらえばいいのです。

 

アスタロトくんは動きが遅い分、一撃の重さは自分たの中では随一でしょう。

先ほど三体のリビングデッドを一撃で肉塊にしたのがその証拠です。

と言ってもこれでもあくまで今できる最善の策がコレだけなのであって倒せる確証はありませんが………。

 

自分は15体の防人たちを操り、また自分も攻撃の一部として切り込むことで拳を構えているアスタロトくんの目の前へとリビングデッドを誘導します。

 

「これでも喰らうど」

 

上手いこと目の前へと誘導されたリビングデッドへアスタロトくんは風を生み出しながら拳を突き出します。

 

決まった!

 

自分とアスタロトくんがそう思った次の瞬間、リビングデッドはどうやったか知りませんがアスタロトくんの側面へと回り込み見事なラリアットをアスタロトくんに叩き込みました。

 

ラリアットをまともに喰らったアスタロトくんは物凄い速さで自分と激突し、自分はアスタロトくん共々2、300メートル程吹き飛ばされました。

 

しかし、リビングデッドの攻撃はそれで終わりません。

 

追撃を掛けるようにこちらへと物凄い速さで走ってくるリビングデッドを尻目に自分は悟りました。

 

あぁ、ここまでか……と、

 

自分はせめてアスタロトくんだけでも助かるよう横で倒れているアスタロトくんを砂上の防人で遠くへと運びました。

リビングデッドへと向き直った自分は目を閉じました。こんな事ならもっと遊んでいれば良かったです。

 

「おいおい、諦めるのはまだ早いんじゃないのか、魔術師の嬢ちゃん?」

 

男性の声が聞こえ、目を開けた自分の隣を黒い影が通り過ぎた次の瞬間リビングデッドは真横から吹っ飛び砂埃が舞い上がりました。




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