高司君はどうやってもモテない リメイク   作:ヘンリー発生

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ハジメテノタタカイ 6

「グフゥ、このボクがこんな奴に・・・意味がわかんねぇよ。何でコイツはこんなに怒ってるんだ?」

 

「意味がわかんねぇ?なら教えてやるよ。まだ出会って少しだけどよ、俺の・・・」

 

俺は上から落ちてくるボンノーを華麗にキャッチした。

 

「相棒を・・・」

 

柄を強く握りしめた。俺の怒りに反応してボンノーが熱をおびはじめた。

 

「ま・・・まて!」

 

待てるかよ! 

「馬鹿にすんじゃねーよ!」

 

ズバアアアアーーー!!!

 

確に相手を斬った。その感触もした。しかしそこに天使は転がってはいなかった。

あったのは天使の翼であっただろう切れ端だけだった。

 

「っっ」

 

最初と同じように回り込まれた・・・そう思い急いで後ろを見るがそこには影1つない、

 

「どこに行きやがった!!?」

 

俺は周囲を見渡すも誰もいない。

 

「今回は僕の負けの様だね、高司君」

 

どこからともなく天使の声が響く。

 

「勝利した君にご褒美をあげよう、やられた僕の翼の切れ端とその近くに卵があるだろう」

 

俺は確認するために、天使の翼の切れ端をめくってみると本当に卵があり、また切れ端の裏には

 

ザンネン、後ちょっとだったね(笑)

 

と明らかにこちらをおちょくってる文が書かれていた。

 

「あったけど、何だよこれ?」

 

相手が、自分の攻撃をわざと当たったのだと察し、少し怒気を含んだ声で奴に尋ねた。

 

「それは、シルフドラゴンの卵、上手く懐けば君の力になるだろうね、君は女性に触れられないのだろう?」

 

「だからどうした!!俺にはボンノーがいる!」

 

そう言うと、今は姿が見えない天使が少し笑いながら問う。

 

「天使には女性もいるのだよ?更に僕よりも遥かに強い天使も、そしてその二つが合わさった者も、僕にすらトドメをさせなかった君がどうやって勝つのかな?」

 

言葉を失った。考えても無かった。そら初戦だもんこれよりはみんな強いよね・・・・

 

「そ、それは修行でもしてー」

 

「相棒、流石に修行は我がめんどくさいんだが。」

 

お前がめんどくさがってどうするんだよ。

「まぁいいや、君達が僕らに負けてくれれば、僕らの邪魔はいないってわけだし、君達と遊ぶことはいい暇つぶしになるしね」

 

完全にこちらを舐めてやがる。

 

コイツ・・・モテルの次ぐらいに嫌いかもしれん、だから思いっきりこう言ってやった。

 

「ヴァーーーーカ!!!!」

 

「小学生かい、まぁいい、せいぜい頑張ることだ。」

 

バサッ!

 

天使が羽ばたいたと同時に周りの結界が消えた。

俺は誰もいない屋上でバタリと寝転んだ。

緊張や感情の動きが激しくて疲れたのだ。

寝転んでしばらくたつとボンノーが話しかけて来た。

 

「天使はどこかに言ったようだな、相棒」

「・・・そうだな」

 

こうして俺達の【初めての戦い】が終わった・・・。

 

俺は金網の近くにあるベンチに腰掛けて、今回の反省をしていた。すると・・・。

 

ドカーーーーーーン!!!!

 

急に爆発音が遠くから聞こえた。見てみると空中が爆発していた。

 

「なんだ?あれ?」

 

俺がそう聞くとボンノーは、何でもないかのように答えた。

 

「ん、ああそういやさっき相棒が奴を切った時に、切り口が爆発する魔法をかけた事を言うのを忘れていた。すまんな相棒よ。」

 

衝撃で何も言えなかった・・・・・・なんだよそれ・・・アイツの無駄にまた出てくる感台無しじゃねーかよ。

 

奴が爆発した後の所に何か色つきの煙のようなものが、ひとまとわりに浮いていた。

 

「ん?おいなんか消えたアイツの体からなんか出てるぞ。」

 

「うむ、あれは奪われたエピロの魔力だな。そのうち地面に落ちてくるからビニール袋か何かに詰めて持ち帰るとするか。相棒?」

 

なんかもう笑うしかねーや。

 

「ハハハハ、そうするか。」

 

こうして俺たちはシルフドラゴンの卵とエピロの魔力を持って家に帰った。はじめての敵の最後については・・・まあ語らないようにしよう。

 

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