リリカルなのはサーガ   作:DFGNEXT

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時の庭園編。ちょっと後々のために無茶な展開もありますが・・・

それではどうぞ!!


・・・ユーノ・・・・・・

追記:パルキアなんて居なかった・・・残念、これが現実・・・
すみみせん。修正しました。




SAGA 19「時の庭園」

 

とてつもなく長い、長い集束砲撃が終わって、しかしフェイトはまだバインドに縛り付けられたままだった。

そのままの状態で攻撃を受け続けたフェイトの意識は朦朧としている。

 

もともと薄いソニックフォームのBJは、その大半が消し飛ばされていて、

かろうじて残りの切れ端が、女性として見えてはいけない所を死守していた。

 

なのははフェイトのバインドを解きつつ抱きかかえて、

海に浮かぶ、かつて建物だったものの残骸に着地した。

なのはもさすがに心配になって声をかける。

 

「フェイトちゃん、大丈夫?」

「う・・・ん、なん・・・」

 

フェイトは最後まで言い切れず、そこで気絶した。それも無理はなかった。

もともとフェイトのバリアジャケットはソニックフォーム。

はっきり言って生身と大して変わらない。そこにまともにスターライトブレイカーを食らったのだ。

 

今までかろうじてでも意識を保っていた事は、もはや奇跡に近い。

しかしなのはは自分で自分の砲撃を受けた事などないので、そんな事は分からなかった。

ただ、フェイトが意識を失った事に慌てた。

 

「あれ? フェ、フェイトちゃん?・・・フェイトちゃん!!えーっと、ヒーリング!」

 

なのははフェイトを少しゆすった後、治癒をかけ始めた。

自身も疲れてはいるが、3R作戦は功を奏しまだまだ戦える余裕はあった。

念のため集束能力を使い魔力を温存しつつ使用に成功する。

 

《Put out》

 

そのときバルディッシュから9つのジュエルシードが出された。

なのはは一応レイジングハートからジュエルシードを一個取り出し

本物か確認する。プレシアを信用していないのもあるが・・・本物だった。

 

「しかし・・・フェイトちゃんが気絶するなんて・・・人に向けて撃つものじゃないね。これ」

 

いろいろあったが勝負はなのはの勝利だ。

 

 

 

 

アースラではなのはの集束砲撃を見ていた誰もが、茫然とその威力に見入っていた。

ユーノもなのはの訓練で説明は受けていたとはいえ、現実にあるそれを見て完全に硬直していた。

やがてクロノが目を見開きながら、言った。正直言って完全な現実逃避だ。

 

「・・・なんつーバカ魔力だ。本当に結界内の建物を全壊とは・・・」

「宣言通りだね。でもフェイトちゃん生きてるかな?」

「そんなことが起きたら非殺傷設定の存在意義って一体・・・」

「でも・・・本当にすごいわ・・・」

 

リンディはクロノと同じく驚きながら言った。

 

「・・・才能もあって努力もちゃんとやるとここまでか・・・」

 

そこに突然、

 ウウゥゥゥン―――

とアラート音が響いた。それは件の攻撃を伝えるものだ。

 

「転移魔法と次元跳躍攻撃だ! エイミィ!」

「了解!ディストーションシールド展開!」

 

 

 

 

 

 

バルディッシュがジュエルシードを出し、なのはが回収しようとした途端、

そこに発動した転送魔法で10個のジュエルシード全てが吸い取られてしまった。

 

(あぁっ!!警戒してたのに!!しまった余分に一個取られちゃった。)

 

手際が以上に周到だった。転送魔法は発動され、

フェイトのジュエルシードは奪われてしまった。

ついでに自分が出したシリアル5のジュエルシードも回収されてしまった。

完全な自分のミスに愕然としながらも、次のエイミィの通信を聞いて立ち直る。

 

『なのはちゃん! 次元跳躍攻撃がそっちにいくよ! 気を付けて!!』

 

その言葉になのは『はい!』と答えつつ空を見上げると、大きく黒い穴が開いていた。

もうすぐ、そんなに時間を置かずに例の雷が落ちてくるだろう。

 

(とりあえずわたしにできるのはフェイトちゃんを連れて逃げるしかない!

 最悪・・・あれを使えば・・・・・・頭痛くなるけど・・・)

 

なのはは素早くそう判断すると、フェイトを抱えて飛んだ。

そして同時に雷が落とされる。

なのははそれを横目で見つつ必死に飛ぶが、当たることは確実に思えた。

 

(一か八かだけど・・・!)

 

そんな状況になり、なのはは覚悟を決めて使用する。

 

「御神流 奥義之飛行法 神速・・・!!」

 

それは御神流奥義の歩法・・・そしてそれを応用した飛行法。

原理としては人間は五感で周囲の状況を判断するが、

その一つである視覚が凄まじい集中力を発揮している場合には、

脳が他の感覚を遮断し、視覚にのみ全ての能力を注ぎ込む現象が起こる。

本来、そういった通常では発揮されない感覚を、

極度の集中状態にすることで強制的に発揮させるものであり、

肉体に非常に大きな負担をかけるのだ。

 

この力により周囲の動きが止まっているように見え、色彩がモノクロになる。

 

(こ・・・れな・・・でも・・・頭が・・・間に合え・・・間に合えぇえええ!!!)

 

何とか神速の奥義により強化された飛行魔法によってギリギリで避けるなのは。

神速の状態を解除し、疲れ果てた顔で肩で息をするなのは。

ズキンと痛む頭を抑えながらなのはは言う。

 

「がぁ・・・はっ・・・いつつつ・・・やっぱりこれわたしには無理か・・・」

 

この年で御神流のほとんどをマスターしているだけでも

なのはの才能、努力はすさまじいものがあったが、

神速だけはただでさえ限界まで思考速度を上げている脳に大幅な負担をかけるため

まったく使用できないでいた。今回は本当に奇跡的に成功したのだ。

 

『エイミィ!すぐに回収を!!』

『了解!』

 

そして、その場にいたなのはとフェイトはアースラへと転送された。

 

 

アースラでは攻撃をなのはが受けたとき、その攻撃の主が居る場所を突き止めていた。

 

「ビンゴ!尻尾を掴んだ!」

 

コンソールを高速で叩くエイミィ。続いて座標を割り出す。

 

「よし、座標を!」

「もう割り出して、送ってるよ!」

 

アースラブリッジでは

 

「武装局員!転送ポートから出動!任務は、プレシア・テスタロッサの身柄確保です!」

《ハッ!》

 

そういって、約30人ほどの局員が時の庭園内に転移する。

なのはが今回協力を面目上していないときにジュエルシードを回収していた人たちだ。

平均ランクはB。本局でも指折りのメンバーだ。

 

「第一部隊、転送完了!」

「第一小隊、侵入開始!」

 

ブリッジに、なのはと、ユーノ、アルフ、

そして白い病人服のような服を着て、手錠をかけられたフェイトが入ってきた。

 

「お疲れ様。・・・それからフェイトさん。初めまして」

 

フェイトは俯いたまま答えない。

待機状態のバルディッシュを握りしめ、自分の無力さをかみしめていた。

先ほど聴いたから自分がクローンだということはわかっている。

母さんに・・・本当に母さんと認めてもらえるのだろうか?などという気持ちが彼女を包んでいた。

そしてモニターから聞こえてきた声に、一同は目を向けた。

 

『総員、玉座の間に侵入、目標を発見!』

 

武装局員の一人が言う。

 

『プレシア・テスタロッサ!時空管理法違反、及び管理局艦船への攻撃容疑で貴女を逮捕します!』

『武装を解除して、こちらへ』

 

目の前にいるプレシアは動かない。

デバイスを構えたままプレシアを取り囲み、一部の武装局員は玉座の裏へ回る。

 

『なんだ?なにかあるぞ!』

 

そこにあったのは隠し扉のような物。

武装局員はデバイスを使って電子錠を解除する。

 

『こ、これは・・・』

「え・・・!?」

 

ブリッジでもユーノとアルフが声をあげる。

そこは、おそらくはなんらかの実験室だっただろう。

その見た目と雰囲気から、かなり古いものだとわかる。

そこにあったのは・・・

 

「フェイト・・・?」

 

一際大きなポッドに入った、液体内に漂う小さな少女であった。

生まれたときの姿をしたままで漂う少女。

金髪でツインテール・・・姿は小さかったが、フェイトと酷似していた。

 

『私のアリシアに近づかないで!』

 

プレシアが局員を雷弾で屠りながらアリシアに突き進んでいく。

そして残りの局員をサンダーレイジで気絶させた。たったそれだけで、武装局員は全滅してしまう。

その場に残ったのはアリシアの入ったポッドに寄り添うプレシアと倒れ伏す武装局員だ。

圧倒的・・・本局の精鋭といえどもSランクオーバーに勝つことは難しかった。

 

「すぐに局員たちの送還を!」

 

リンディが慌てて指示する。すぐにエイミィがそれを実行する。

なのはが何かを思っているとプレシアが口を開いた。

 

『もう駄目ね・・・時間が無いわ。たった十個のロストロギアでは、

 アルハザードに辿り着けるかどうかはわからないけど・・・』

 

自分を見ているであろう管理局と、フェイトに向けてプレシアは喋る。

 

『もういいわ。終わりにする。・・・この子を亡くしてからの暗鬱な時間を、

 この子の身代わりの人形を娘扱いするのも』

 

アースラにいるなのはとフェイトの目が見開かれる。

わかっていたこと・・・いや知らされたことだが、それでも・・・

あのときの優しい母親が・・・幻想だなんて信じたくはなかった。

 

『聞いていて?あなたの事よフェイト』

 

プレシアは喋る。その言葉にある種の狂気を滲ませながら。

 

『折角アリシアの記憶をあげたのに、そっくりなのは見た目だけ。役立たずでちっとも使えない、私のお人形』

 

フェイトはその言葉にうつむく。

フェイトは自分がクローンだということを先ほどなのはたちから聞かされたが、

母親であるプレシア本人からの宣告はやはり響いた。

 

そこにエイミィがプロジェクトF.A.T.E.のことを説明する。

フェイトは使い魔を超える人工生命でフェイトはアリシアの記憶を与えられたクローンなのだと。

この場でたった1人教えられなかったため知らないアルフは驚き、他の皆は暗い面持ちになった。

 

『よく調べたわねぇ。そうよ、その通り』

 

プレシアが少し笑いながら話を続ける。

 

『けれど駄目ね。ちっとも上手く行かなかった・・・。

 作り物の命は所詮作り物・・・失った物の代わりにはならないわ・・・』

 

愛でるようにアリシアの入ったポッドを撫でる。

 

『アリシアはもっと優しく笑ってくれたわ。

 アリシアは時々我が儘も言ったけど、私の言うことをとてもよく聞いてくれた・・・

 アリシアは・・・いつでも私に優しかった・・・』

 

周りから聞こえる声に全く耳を貸さずに続ける。

 

『フェイト・・・やっぱりあなたは、アリシアの偽者よ。

 折角あげたアリシアの記憶も、あなたじゃ駄目だった

 利き腕も違う。性格も違う・・・あなたは失敗作・・・』

 

その時、いい加減に話を聞いていてイライラしていたなのはは

自分が立っている床に勢い良く蹴りを入れて言った。

 

「フェイトちゃんはアリシアちゃんじゃない。

 いくら記憶をコピーしたってフェイトちゃんはフェイトちゃんだよ。

 アリシアちゃんの変わりになれるわけないじゃない!!」

 

『そうよ、だからこそ失敗作だったのよ』

 

「・・・そこは否定はしない。

 いくら世界にとって良いものを作ったとしても

 もともとの目的が違うのならばそれは開発者にとっては失敗作・・・。

 

 ・・・だけど・・・だけど!!

 

 それでも例えフェイトちゃんがアリシアちゃんじゃなくても・・・

 フェイトちゃんはあなたの娘でしょ。あなたが作ったんだから!!」

『・・・・・・・・・・・・・・・もう、戻れないのよ』

 

そして、時の庭園内に大量の傀儡兵が起動する。

 

「プレシア・テスタロッサ・・・一体何をするつもり!?」

『私の・・・邪魔されたくないのよ』

 

玉座の間へと出てきたプレシアは、ジュエルシード10個に魔力を流し強制発動させる。

その脈動は時の庭園全体を襲い、時限の海を揺らす。

 

『私たちは旅立つのよ!忘れられた都・・・アルハザードへ!』

 

画面に背を向け、顔は見えない。その時

 

『ぐふっ・・・』

 

プレシアはすべてを制御できず口から血を吐いた。

膝をつき、苦しげに咳き込み出した。

次に顔を上げた時には、その口元には紅い血が滲んでいた。

 

それを見たフェイトは叫ぶ。

 

「母さん!」

「止めなさい!プレシア!!

 暴走したロストロギアなど人の手に制御できるものではありません!

 あなた自身もただでは済みませんよ!!」

 

「黙りなさい!!・・・ぐふっ・・・私は・・・・・・取り戻すのよ・・・アリシアを!!」

 

リンディの忠告に耳を貸さずにプレシアは苦しそうに言った。

口もぬぐわないまま、再びロストロギアを制御し始める。

このままでは大型の次元震・・・いや、次元断層が起こってもおかしくはない。

リンディはクロノと一緒にプレシアの居る時の庭園にいくことを決めた。

 

「あっわたしも!でもその前にやることがありますけど」

「僕も行きます。世界が崩壊しかねないんです。見ているだけなんて無理です」

 

なのはとユーノがそれぞれ話す。

もともとここまで広がるとは思っていなかったなのはは

胡散臭い時空管理局と表面上協力しなかったが、ここまで来るのならば話は別だ。

親友のはやてを救うのだ。先に世界に崩壊されても困る。

 

そして、なのはの言うやることとはさまざまな真実を知った上で、

母親の血の吐くところを見てしまい呆然としているフェイトを医務室に連れて行くことだった。

そしてそれを見ていたアルフも言った。

 

「あたしも構わないだろ?」

 

味方をすればフェイトの罪を下げられるのだ。協力させてもらわなければ困る。

 

「わかりました、皆さん。

 クロノ執務官はプレシア・テスタロッサの逮捕を!

 あなたたちはその援護をよろしくお願いします」

「「了解!」」

「それじゃあ、わたしはフェイトちゃんを医務室に連れて行きます」

 

そういうとなのはを除くメンバーが転送ポートから時の庭園へ向かって行った。

 

 

アースラ医務室のベッドには、表情を暗くしたフェイトが横たわり、その横になのはがいる。

アルフは「また、元の優しいフェイトを見せてほしい」と言い残してクロノの援護に向かった。

二人しかいない部屋は沈黙している。

 

「ねぇ、フェイトちゃん」

 

ベッドに横たわるフェイトをなのはは抱き上げて

己の胸にギュッ抱きしめる。親の温もりがない状態は・・・なのはも理解していた。

 

「今なら、わたししかいないから。自分の中に溜め込むと、いつか爆発しちゃうよ

 そしたらフェイトちゃん壊れちゃうよ?そんなのは困るよ」

 

上から目線気味だが、それはなのはなりの照れ隠しだ。

そうなのはが言うとフェイトはポツリと、言葉を漏らす。

この子になら・・・言っても良いと思っていた。

 

「・・・私が生きていたいって思ったのも、母さんに認めてほしかったから。

 どんなに足りないと言われても、どんなに酷いことをされても。・・・だけど。笑ってほしかった。

 前に笑ってくれたときは、一緒にシュークリームを食べてくれたときは・・・本当に嬉しかった。

 あんなにはっきりと捨てられた今でも、私、まだ母さんにすがりついてる」

 

無意識に・・・温もりを求めるようになのはの服の袖を握るフェイト。

そんなフェイトを深く、だれど優しく抱きしめて背中をさするなのは。

 

「アルフには、ずっと我が儘を言ってきた。そんな私を、多分悲しんでた」

 

知らず知らずの内に、服を握る手に力が篭る。

 

「あなたは何度もぶつかった・・・ちゃんと私と向き合ってくれた・・・

 何度も出会って戦って・・・何度も私の名前を呼んでくれた。

 そして・・・私の為に・・・母さんに怒ってくれた」

「うん・・・きっとその通りだよ。間違ってない」

「生きていたいと思ったのは、母さんに認めてもらいたいからだった。

 ・・・それ以外に、生きる意味なんか無いと思ってた。

 それが出来なきゃ、生きていけないんだと思ってた」

 

いつの間にかフェイトの目からは涙がこぼれ落ち、なのはのバリアジャケットに染みを作っていた。

魔力を流せばすぐ消えてしまうものだが、なのははまだ消そうとはしなかった。

 

「逃げるだけじゃだめだよ。捨てればいいってことでもない。フェイトちゃんは何をしたいの?」

 

なのはのその言葉にフェイトが顔をあげる。前と変わらない、微笑み。

なのはが抱きしめていた腕を離す。

 

「わたしはユーノくんのため、町のために今日まで戦ってきた。

 そして・・・親友を助けるために・・・過去を塗り替えるために頑張っていたんだ・・・

 それがわたしのしてきたこと。そして今からはみんなの所へ行くよ。

 フェイトちゃん、どうする?」

 

フェイトはその言葉を聴き、横に置いてあったバルディッシュを手に取る

 

(わたしはまだ・・・何も始まってなかったのかなぁ・・・。

 でも・・・もしそうだとしたら、それはもう終わりにしなくちゃ。

 この子がわたしと向き合ってくれたように・・・私と母さんも、正面から向き合わないといけない。

 きっと、そこから始まるんだ・・・。本当の私が・・・)

 

バルディッシュをデバイスモードにする。

漆黒に輝く戦斧はただただ主のために輝く。

 

(だから、こんなところで逃げてなんかいられない!

 ここまで支えてくれた皆のためにも、ちゃんと最後までやり遂げよう)

 

「本当の私はまだ始まってもいない・・・。

 だから始めるんだ。本当の私を!!!

 だから私は・・・母さんに会いに行く!!

 伝えたいことが有るから!!」

 

それは決意のこもった言葉だった。

その顔を見たなのはは一瞬呆けた顔をしたあとクスリと笑っていった。

 

「ふふ、良かった。・・・レイジングハート、私たちも!」

《All right.》

 

二人がバリアジャケットを纏う。

一人は黒く輝く光の魔導服。一つは白く照らす(・・・)の魔導服

 

「さ、行こう?フェイトちゃん。本当のあなたを始めるために。

 今までのあなたを終わらせるために・・・」

 

なのはは掌をフェイトの拳に押し付ける。

ディバイドエナジーを使用し、フェイトに残っていた魔力の一部を与える。

フェイトが回復したのを確認するとフェイトは転送魔法を発動した。

そして二人の足元に、魔法陣が展開される。

 

「・・・うん」

 

決意の篭ったフェイトの言葉と同時。

部屋から二人が消えて行った。

 

 

後に飛び立ったなのはたちは合流する。

なのは、フェイト、クロノ、ユーノ、アルフ、リンディは時の庭園に降り立った。

次元の中を浮遊しているだけあって、辺りには混沌とした闇が広がっている。

そして目の前には無数の機械の兵士「傀儡兵」が時の庭園の建物内部への入り口を塞いでしまっている。

人型の二足歩行型が大半だが、足がない代わりに翼を羽ばたかせ飛行している傀儡兵もいる。

 

「君たちは魔力が少ないだろうから、ここは僕がやろう」

「いや、わたしはまだあるけど・・・」

 

クロノはなのはとフェイトに言った後、傀儡兵たちを睨みつけた。そして駆け出す。

 

「悪いが通らせてもらう!」

《スティンガースナイプ》

 

クロノの持つストレージデバイス「S2U」から出たのは、

多少大きめではあるがたった一発の魔力弾。

通常、こういう殲滅戦ならば砲撃魔法を使うのが一般的だ。

 

それは単純な威力の問題だし、一機に一発ずつ撃つなんて単に時間の無駄だからである。

なのはのような精密さを持たない限り、集中力を考えても非効率的だ。

正確な射撃を打ち込むなど、よほどのことがない限りそんなことはしない。

 

しかし・・・どこにでも必ず例外というものがある。

 

クロノが放った一発の魔力弾は迫る傀儡兵を尽く打ち砕き、

勢いを落とさないままに空中へと上がる。

 

「スナイプショットォ!」

 

驚くなのは達を尻目に、魔力弾は傀儡兵を一気に破壊していく。

とてつもなく繊細で、無駄が無い。

 

今回の相手は大魔導師プレシア・テスタロッサ。

しかも、まだまだ傀儡兵も大量に残っているはず。

 

出来る限り少ない魔力で、出来る限り多く倒す。

 

それが最良の作戦だった。

 

最後に控えた巨大な傀儡兵が魔法弾を耐えたのを見たクロノは跳躍。

 

《ブレイクインパルス》

 

振り下ろされた斧をかわし、振動破砕で打ち砕いた。

 

なのは達はクロノを先頭に一同は先に進んでいく。

リンディは途中の開けた部屋で止まった。リンディの目的は次元震の進行を抑えることだ。

そこまで奥にいかなくてもいいらしい。リンディは魔法を発動すると背中に翼を発現させる。

 

 

今は道がところどころ欠けている道を走っている。

下を見ると奇怪な黒い穴がところどころに点在している空間が広がっていた。

 

「下の黒い空間がある場所は気を付けるんだ。虚数空間といって、

 あらゆる魔法がデリートされるんだ。もし落ちたら重力で底まで落下する」

 

(魔法がデリートされる・・・、実際どういう空間なんだろう?)

 

なのははそんなことを思いながらクロノの言うことには適当に返事を返す。

 

 

そして大きな部屋に出た。

そこでもクロノが活躍し、次々と傀儡兵をなぎ倒していく。

だが――

 

「でかいな・・・」

 

なのはの隣のクロノが思わずそうつぶやいた。

それは、高さ20メートル程はあろうかという巨大な傀儡兵だった。

その両肩に乗っている、巨大な魔力砲が嫌というほど存在感を発している。

 

正直言って最近のロボットアニメなら出ていても違和感はないとなのはは思う。

かなりポーカーフェイスの得意ななのはですらその大きさに呆れ、現実逃避していたのだ。

 

「ど、どうするの・・・?」

 

なのははそう聴いた。フルパワーで戦えば倒せるだろうが、

そうするとこの後の戦いに支障が出る。

 

「ここは僕に任せて!!」

 

そんななかユーノがそういって傀儡兵の前に立った。

 

「大丈夫・・・?ユーノくん・・・」

「大丈夫だよ。なのは、そこで見てて・・・」

 

そういうとユーノの足元に緑色の魔方陣が作られる。

一般的な局員から見れば大きいもののなのはから見れば普通。

そんな魔力が圧縮されていった。

 

「アレスター・・・チェーン!!!」

 

すると緑色をした魔力でできたチェーンが

傀儡兵を絡めとリ、一切の動きを封じてしまう。

傀儡兵は破壊しようともがくが、全くもって破壊することはできない。

むしろ動くことによってさらにチェーンが体をきつく縛っていった。

 

「アサルト・・・チェーン!!!!」

 

もう一度緑色のチェーンが出現する。

今度は傀儡兵の体を手当たり次第に突き刺しまくった。

そして、その攻撃を受け続けた傀儡兵は大爆発を起こした。

 

「すごいな・・・」

「すごい・・・」

 

その場にいた全員が口をそろえて驚いていた。

ユーノの魔導師としての才能の高さは皆が理解してはいたが、

ここまでだとは皆が皆、予想外だった。

 

「攻撃魔法はないとか言ってなかったっけ・・・?」

「アサルトチェーンは攻撃に一番使えるけど一応攻撃魔法じゃないからね。

 それに使えないとは言ってないよ。不得手なだけ」

 

ユーノが現在まともに使える攻撃魔法は誘導射撃魔法の『シュートバレット』だけだ。

アサルトチェーンは本来は攻撃用ではなく、チェーンアンカーと同じ

魔力の鎖で拘束した相手に向かって一気に接近する魔法だが、

先端が鋭いため、多数当てれば先ほどのように攻撃に使えるのだ。

 

「さ、それはともかく、皆早く行こう!」

「あ、あぁ!!!」

 

そういってクロノが扉を蹴破る。

そこにいたのは、入口とは比べものにならない量の傀儡兵。

 

「ここから二手に別れる。君達は最上階にある駆動炉の封印を!」

「クロノくんは?」

「プレシアの元へ行く。それが僕の仕事だからね。・・・今道を作るから、そしたら!」

「うん!わかったよ」

「うん!アルフはなのはたちのほうへ」

「わかった!」

「よし!!」

 

クロノがデバイスを構る。

 

《ブレイズ・カノン》

 

クロノの砲撃が傀儡兵を吹き飛ばす。

 

「クロノくん!気をつけてね!」

 

その言葉に笑顔を浮かべるクロノ。

なのはとユーノとアルフはフェイト達とは別の道に飛んでいく。

時の庭園の中で一番高い位置にある部屋。

壁からなにから全てが金色一色の螺旋階段を昇りきった頂上。

駆動炉のある最上階へと。

 

なのは達は、駆動炉を目指し上へと向かう。

しかし・・・その途中にいる傀儡兵たちが道をふさぐ。

 

「くっ数が多い!」

 

アルフが吠える。

駆動炉はプレシアの目的の大事な歯車の一つ。

それだけに、途中に配置されている傀儡兵もかなりの数が揃えてあった。

 

「何とかしないと・・・」

 

チェーンバインドで四機の傀儡兵を押さえていたアルフだったが

抵抗に負けて鎖が引きちぎられ、四機がなのはの元へと殺到する。

 

なのはが気づいた時には斧や槍を振りかぶった傀儡兵がすぐそこまで迫っていた。

魔法の発動も間に合わず、これまでかと目をつぶるなのは。

 

「なのはっ!!」

 

そこへユーノがなのはへ飛び掛って突き飛ばした。

そして相手の攻撃をバリアで防ぐ。だが、その一部を受けて右腕を負傷する。

 

「くっ、ディバインバスター・エクステンド!!!!!」

 

なのはの放つ、拡散型の砲撃によりその場にいたすべての傀儡兵が破壊される。

そしてなのはは急いでユーノの元に近づいて、話しかける。

 

「ユーノくん!大丈夫!!?」

「う、うん、大丈夫・・・。この程度なら・・・」

 

そういってユーノは治癒魔法をかける。

見る見ると傷が塞がっていった。

それを見て安心したなのはは一呼吸置いて言った。

 

「ユーノくん・・・ありがとう・・・」

「うん、どういたしまして、さあ行こう!!」

「うん!」

 

三人は再び駆動炉のもとへと向かった。

 

最上階に入ると、先ほどまでの金色一色の風景から打って変わり、

多くの機械類が目立つどんよりとした部屋だ。

 

そして部屋の中心には大きな柱のような機械があった。

その機械の上の部分には赤い宝玉が光っている。

あれが駆動炉のコアに違いないと三人は思った。

 

傀儡兵も20体ほどが待ち構えて駆動炉を守護しているようだった。

 

なのはは飛行を止め、地面に降り立つ。

ユーノは素早く入ってきた出入り口に防御の結界魔法を張った。

追ってくる兵をこの部屋にこれ以上、入れないためだ。

 

20体ほどの傀儡兵がうじゃうじゃと蠢く姿を見ながらなのはは言った。

 

「さすがにここは全部倒さないと危なっかしくて封印できないね・・・」

「うん、サポートは任せて。・・・はぁあああ!」

 

ユーノは傀儡兵に次々とバインドをかけていく。

 

「じゃあ、さっさと片付けようか・・・。ディバインシューターフルパワー!」

 

魔力弾は魔力の節約のため1つだけ。代わりに、その一つにはかなりの魔力が込められていた。

性質は『音』 秒速340mの文字通り音速の魔力の弾丸はなのはによって発射される。

 

魔力弾が部屋を突き進む、それは身動きが取れない傀儡兵を無慈悲に貫通させていく。

そして傀儡兵を1分もかからずにすべて倒し、なのははディバインシューターを消した。

 

「妙なる響き、光となれ! 赦されざるものを、封印の輪に! 駆動炉コア、封印!」

 

封印作業はユーノにお願いした。封印には相当の魔力が必要だから

それになのはがやるよりもユーノがやったほうが効率が良かった。

 

「はい、なのは」

 

ユーノからなのはに駆動炉のロストロギアが手渡される。

 

「うん、ありがと。じゃ、レイジングハート」

 

レイジングハートの中にロストロギアは収納された。

そしてエイミィに連絡を取り、ここでやるべきことは完遂した。

 

「じゃあ、やることはやったし・・・・・・

 今度は、皆のところまで一直線で行こう。行くよ、レイジングハート」

《All right》

 

なのはは床にレイジングハートを向ける。そして狙いを定めた。

 

《Coordinates are specific. Distance calculated. Downward clearance confirmation》

 (座標特定、距離算出。下方の安全確認)

 

「ディバイィィィンンン、バスタァァァアアアアアアアアアアア」

 

桜色の砲撃は邪魔な床を、壁を問答無用で粉砕していった。

 

 

「終わりです。次元震は、私が押さえています。」

 

時の庭園上層部。

残骸になった傀儡兵の中心で魔法陣を作りだし、

背中から四枚の羽を模した魔力を放出しているリンディ。

提督の名に恥じぬ実力をもって、被害を押さえている。

 

「駆動炉もうじき封印。貴女の元へは、執務官が向かっています」

 

語りかけるのは、庭園深部にいるプレシアへ。

管理局員として・・・なによりも・・・一人の母親として

 

「忘れられし都アルハザード。そしてそこに眠る秘術は、存在するかどうかすら曖昧な、只の伝説です」

 

言い切るリンディ。

しかし、そんな言葉一つで止まるなら、

こんな事件は起きていない。実際にあるか、ないかの問題ではない。

そしてプレシアには存在していると・・・少なくとも存在していたという事実は真実と認識していた。

 

「違うわ、アルハザードは道は次元の狭間にある。

 時間と空間が現れた時、その狭間に存在する輝き・・・道は確かに、そこにある!」

「ずいぶんと分の悪い賭けだわ。・・・貴女はそこに行って、

 何をするの?失われた時間を、侵した過ちを取り戻すの?」

 

既に駆動炉の封印は完了し、庭園内の全員がプレシアの元へと向かっている。

 

「・・・そう。私は取り戻す。私とアリシアの、過去と未来を…!」

 

ふとリンディが違和感を感じた。

彼女が放つ言葉には、さきほどまでの狂気や悲壮感が無いような気がした。

あくまでも自分自身のただの勘ではあるが。

 

「取り戻すのよ・・・こんな筈じゃなかった・・・世界を」

 

突如爆音が起こる。

プレシアは目を向けずに、アリシアの入った生体ポッドへ寄り添う。

 

フェイトとクロノはプレシアのもとにたどり着いた。

そこにはプレシアと液体に浸かっているアリシアの姿があった。

プレシアは一瞬悲しそうな顔をして言った。

 

「来てしまったのね・・・フェイト」

 

そしてフェイトは思いをプレシアに伝えるために口を開く。

 

「はい、あなたに言いたいことがあって来ました」

 

プレシアはその言葉に聞く姿勢を見せる。

振り返り、フェイトを正面から見据えた。

 

「確かにわたしはあなたの望むような娘じゃないかもしれません。

 わたしはアリシア・テスタロッサではありません。

 あなたの作りだした・・・ただの人形なのかもしれません。

 だけど・・・私は・・・フェイト・テスタロッサは

 あなたに生み出してもらって育ててもらった、あなたの娘です」

 

フェイトはまっすぐに思いをぶつけた。

フェイトの言葉にプレシアは衝撃を受ける。

 

「あなたを今更娘だと思えと・・・?」

「あなたがそれを望むなら・・・私は世界中のだれからも・・・

 どんな出来事からも・・・あなたを守る。

 ・・・私があなたの娘だからじゃない。

 

 あなたが私の・・・母さんだから!」

 

「・・・ふふ、あははははは、やっぱり理不尽なことばかりだわ。

 時も、世界も、・・・・・・・・・・・・そして人の心も!」

 

プレシアは思い通りにいかない世の中に自棄になりながら言った。

そしてクロノが叫ぶ。

 

「そうだ、世界にはこんなはずじゃないことばかりだ!・・・ずっと昔からいつだって誰だってそうなんだ!

 でも、そのために他の誰かを巻き込んでいい権利なんてどこの誰にもありはしない!

 ・・・だから・・・もう止めるんだ・・・・・・」

 

だが、プレシアは止まらない。

止まるという選択肢など、もはやどこにもない。

 

「止められないのよ、どうしても!私はたった一つの願いを・・・貫き通すわ!!」

 

プレシアは言いながら、杖を床にゴン、と力強く叩きつける。

そうすると、前々から準備していた魔法が発動した。

 

「プレシア・テスタロッサ!!!!」

 

クロノがそう叫ぶがもう遅かった。

 

その部屋と、そして時の庭園が崩壊を始める。

プレシアの足場も壊れ始めた。しかし、プレシアはその崩壊に抵抗せず、身を任せ続ける。

そこに・・・天井を突き破って桜色の砲撃が突き抜けた。

 

「勝手に・・・逃げるなぁああ!!」

 

そこに降りてきたのは体のバリアジャケットの一部を焦がしつつもいまだ健在ななのはだった。

なのははディバインシューターを飛ばして、床の一部を飛ばしプレシアの体をこちら側に飛ばす。

母を見過ごす事などできないフェイトは、必死に駆け寄り、手を伸ばす。

その手は届き、プレシアを幼いその手が支える。

 

「逃げないでよ!フェイトちゃんは自分の思いを伝えたのに!勝手に逃げようとしないで!」

 

なのはにそう言われて、フェイトのほうを振り向くプレシア。

フェイトの顔は涙で顔がぐしゃぐしゃになっていた。

 

「ねぇ・・・一緒に生きよう?また一緒に・・・シュークリーム食べよう?母さん」

 

涙を拭いつつフェイトはプレシアに言った。

そんな二人を助けようとなのはたちも近づいていく。

プレシアはその言葉を聞いて、初めて涙を流す。

 

「・・・昔、アリシアが言っていたわね・・・」

「・・・私がほしい・・・いや、私じゃなくてもいい。ただ妹がほしいって言ってたよね」

 

フェイトは思い出したアリシアの記憶の中でアリシアが言っていたことを思い出した。

『妹がほしい』それがアリシアの願い。シングルマザーのプレシアはそれを聞いてちょっと困っていたが。

それを聴いたプレシアはハッとした顔をした後、何が足りなかったかを理解して言った。

 

「・・・やっぱり・・・遅すぎたわね」

「え・・・?・・・・・・つっ」

 

突然、フェイトを襲った激痛。それはプレシアが最後の力を振り絞ってはなった一撃だった。

その痛みにとっさに手を離してしまうフェイト。

プレシアは満足そうな顔を浮かべながら、魔法の使えない虚数空間へと落ちていく。

 

「あ、あぁ・・・母さぁあああああああああああああん!!!!!!」

 

フェイトはもう一度手を掴もうと自分も虚数空間へと行こうとする。

それを止めたのはなのはだった。彼女の手を引き、己へ引き寄せ言った。

 

「フェイトちゃん!行こう!フェイトちゃんまで死んじゃったらどうするの!!?」

「な、なのは・・・」

 

なのはの剣幕有る叫びにフェイトは何も言えなくなる。

 

「と、とりあえずここは危険だ!僕たちもアースラに戻るぞ!!!!」

 

クロノが二人にそう言うが、二人はほとんど聞いていなかった。

 

その時クロノは違和感を覚え、ふと周りを見てみた。

さきほどまでジュエルシードの暴走で崩れかかっていた庭園が一時的に静かになっていた。

そして上空にはシリアル5のジュエルシードを中心にして

9つのジュエルシードが均等に並び、一定のスピードで回転していた。

 

「なんだ・・・あれは・・・?」

 

やがて回転を始めたジュエルシードは輝き、

そのエネルギーはシリアル5へとそそがれる。

その輝きは一点に集まり、一つの光の球体となる。

 

 

パキンッパキンッ!!

 

 

そしてエネルギーを過剰に消耗したジュエルシード9個は甲高い音を上げて砕け散った。

そして残ったジュエルシードシリアル5は一瞬眩い閃光を放つとフェイトに向けて飛んでいった。

 

「危ないフェイトちゃん!!」

「フェイトォ!!」

 

なのはとアルフが叫ぶ。

とっさになのははフェイトを庇うために飛び込む。

フェイトに当たるはずだったジュエルシードはなのはの胸に直撃。

そしてその体内に吸収されてしまう。

 

「な、なのはぁあああああ!!」

 

ユーノが叫ぶ。がそれどころではなかった。

 

「ぐっ、が・・・がああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!」

 

この世のものとは思えない激痛に、なのはは胸を押さえ叫んだ。

かつて胸に受けた激痛とも今まで足に受け続けた激痛とも違う

・・・いや、全く比べ物にならないものだった。

 

「なのは!なのは!!」

 

ユーノが近づきなのはを揺するが、なのはに変化は見られない。

せいぜい抑えているのが胸から頭になっただけだ。

 

「とりあえず後だ!暴走するロストロギアを取り込んだ人間を送るのも危険かもしれないが、

 エイミィ!転送の準備を!あとは医療班を呼んでおいてくれ!!」

『了解!!』

 

その声とともにその場にいた全員とアリシアの入った生体ポッドがアースラへと転送された。

なのはは激痛が治まったのか、叫ぶことはしなくなったが、深い眠りについていた。

 

 

 

 




プレシアさんが改心した切欠はなのはの言葉でアリシアが言っていたことを思い出したのが理由ですが・・・劇中では説明できてませんね。これ・・・

別に改心させる必要性はなかったけれど。伏線入れるためにはそのほうが自然だったというか・・・

そしてなのはさんは無事なのか!? 次回無印編最終回
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