ヴィータ洞察力が高い・・・?シグナム短気
ザッフィーとシャマルン空気・・・?
ユーノisチート
それではどうぞ!!
リビングに戻ったなのはたち。そこで守護騎士たちが状況説明に入った。
曰く、自分達は闇の書の守護騎士であると。
闇の書の主を守り蒐集を行うためのプログラムであると。
主の願いを叶えるのが自分達の使命だと、そう言った。
しかし、はやては彼女達に優しく話しかけてあげたのだ。
たとえ・・・あらかじめ聞かされていなくても、きっと言っていただろう言葉を話す。
「人に迷惑を掛けたりするのはアカン事や。だから、私はなんも望まんよ。
ただ、分かった事は主として皆の衣食住きっちり面倒を見なアカンと言う事や」
その言葉になのはは微笑んだ。やっぱり親友はこういう人間だと再認識する。
守護騎士の方は今までの主とは全く違う考え方に驚きの様子を隠せない。
「とにかく、そんな恰好では外に出られないよね、朝には服を買いに行こうよ」
「そやね。服のサイズ測るからジッとしててなぁ・・・グヘヘ」
「はやてちゃ~ん、サイズを測るだけだからねぇ~?変な事をしたら・・・分かるよね?」
なのはは先ほどまでとは違う恐ろしい剣幕ではやてを見る。
斯く言う彼女もはやての被害者になりかけた女性だった。
ただし「わたしは空気抵抗がかかるからいいの」という言葉により
具体的な被害は胸に触られる程度で終了している。実は顔が怖かっただけだが・・・
それを聞いたはやては焦りながら弁解した。
「わ、分かってるよ。なんや、なのはちゃんは私がセクハラすると思ったんか?早とちりはアカンよ~」
ものすご~く視線を逸らしているが額から垂れる汗で嘘がバレバレである。
乳揉み魔は伊達じゃないのである。欲望は罪じゃないのだ。
「主はやて、先程から親しそうにしているそちらは一体?
あれだけの実力者・・・管理局のものでは・・・」
守護騎士全員が疑問に思っていた事を、代表してシグナムが聞く。
それを聴いてはやては微笑みながら答える。
「あぁ、紹介するわぁ。親友のなのはちゃん」
「初めまして高町なのはです。さっきはごめんね」
なのはが頭を下げて挨拶をする。謝罪の言葉も忘れない。
そしてシグナムの質問に答える。別に黙っている理由はない。
「管理局員かと言われればそうですね。民間協力者ですが・・・」
「なにっ!!?」
守護騎士たちはなのはがそういった瞬間に再び、警戒を高める。
「やはり管理局員だったのか!主をどうするつもりだ!?」
「どうもするつもりはわたしにはないけどね。ただ今回管理局は味方だよ?」
「味方だと・・・どういう意味だ・・・」
味方・・・という言葉にシグナムは反応する。
今まで敵対してきた管理局が急に味方になるとは思えないからだ。
「とりあえず話は聴いてもらえるかな?質問は最後に聞いてあげる」
「・・・・・・」
沈黙を肯定とみたなのはは話を始めた。
ある意味で・・・一番爆弾発言から・・・
「・・・簡単に言えば・・・このままだとあなたたちの主、はやてちゃんは死んじゃうの・・・」
ガキーンッ
「くっ!ちょっとまたぁ!?」
《Protection》
はやてが死ぬ・・・そう言った瞬間にシグナムはレヴァンティンでなのはに再びに切りかかる。
なのははあわてず騒がずに、プロテクションを発動。その攻撃を防いだ。
久々に役に立てたレイジングハートはとても嬉しそうだ。
「ちょ、喧嘩はアカンって言ったやろ」
「ですが、いきなり主はやてが死ぬなどと・・・世迷言を・・・」
シグナムのほうもいくらなんでも、主が死ぬと言うのはかなり悪い発言だと思っていた。
「ちょっとちょっと話しは最後まで聞いてってば!!
変なことしたらどんどんはやてちゃんの首を絞めるだけじゃない!!」
「せ、せやからまずは最後までなのはちゃんの話し聞いたって!」
「・・・・・・主はやてがそうおっしゃるのであれば・・・聴きましょう・・・」
シグナムはそう言うとしぶしぶレヴァンティンを待機状態にした。
他の守護騎士たちもとりあえずは黙って聞くことにした。
「とりあえず・・・はやてちゃんに説明したのと同じことを言うね」
そういうとなのはははやてに話したことと同じことを説明していった。
これはこの数日でユーノが無限書庫で見つけた情報だった。
厳密に言えば昨日通信で聞いた話であるが、彼が見つけたのだ
まず間違っている情報ではないだろう・・・となのはは考えていた。
「・・・われわれが壊れているだと?」
「そうなるね・・・」
「嘘言うなよ!あたしたちのどこが壊れているって言うんだ!!」
「そうですよ!」
「そうだ!私たちが壊れているなどと・・・世迷言を・・・!」
さすがに自らが壊れていると言われれば、
感情の希薄な彼らでも激怒するほかはない。
そんな反応はあらかじめ予想していたので、
なのははユーノたちと相談し、どうやって理解させるか考えた
23通りの質問のうちの7番目の問いを守護騎士たちに投げかけた。
「それじゃあ、まず第一に聞くけど・・・
皆さんは・・・今までの主の最後は覚えていますか?】
「なに言ってんだ。そんなの覚えてるに決まって・・・」
そういいながらも思い出そうとして、困惑、そして驚く。
「な、なんでだ!?なんで主の最後を覚えてねぇんだ!?」
「主と一緒に戦ったり、主から命令されたりしていたことは思い出せるのに!」
二人は困惑していた。シグナムとザフィーラも主の前なので落ち着いているようにしてはいたが、
内心では主の最後だけをまったく思い出せず、かなりあせっていた。
「予想以上に効果あったね・・・というわけで、
わたしたちが言っていることがあながち間違いではないことがわかったでしょ?
あんまり言いたくはないけど、あなたたちは壊れてるんだよ・・・」
「ぐっ、それは認めよう。だが我らが主はやてに害をなすというのか!」
「そ、そうですよ!私たちが主に・・・」
「そういうのなら・・・シャマル・・・さん?、実際にはやての足を調べてみてください。
さっきの自己紹介で『風の癒し手』って言ってたのならわかると思います」
そうなのはにいわれ、シャマルははやてに近づき足などを調べた。
そして真実に驚き顔の表情を歪める。
「ほ、本当に闇の書のせいで足が動かなくなってる・・・」
「「!!!」」
「で、でもこれって闇の書に蒐集していないからだろ!?
だったら蒐集すれば治るんじゃねぇか!!?」
ヴィータがそう叫ぶ。もっともそれで終わるならばこんなことは起きていない。
「さっきも言ったけど闇の書はバグってるんだよ?
一度、蒐集してない主に蒐集を強要するために体を蝕んだら、
蒐集し始めたからって治るとは限らないんだよ?
もしかしたら完成しなきゃ治らないかもしれない・・・
完成させちゃ駄目なのはさっき言ったとおりだよ」
「だ、だけどよぉ・・・」
「いい? 闇の書は現在、人間どころか世界に悪影響を与えているんだよ。
そして管理局はそれを追っているけど・・・毎回失敗して犠牲者も出ている。
そんな状況で蒐集でもしてみてよ。はやてちゃんは一発で犯罪者だよ!!?
わたしはそんなはやてちゃんを守るために戦おうとしている!!!
だからそれを邪魔するなら、あなたたちを倒すことすら厭わない!!」
なのははただ言葉で守護騎士たちを圧倒していく、
はやてを守りたいと言う気持ちは彼女達以上なのだ。
たとえ同じ目的の持ち主でも邪魔するのであれば敵だ。
「じゃあ・・・じゃあどうしろっていうんだよ!!」
「方法はあるよ・・・。こんなこともあろうかとね。というよりこれを話したかったんだけど・・・」
「ほ、本当か!」
ヴィータはそう言ってなのはにすがる様な目を見せた。
なのははここまで言ってやっと納得してもらえる守護騎士たちに多少落胆しつつも
とりあえず話は聴いてもらえるとわかり話し始める。
「はぁ・・・じゃあ説明するよ。まずやることは蒐集これは変わりない」
「それはさっき駄目だって・・・」
「さっきのはあなたたちが独断でやるから駄目なの。
今回は管理局と協力することができる。管理局の元でするなら問題はない」
「ほ、本当に管理局と協力できるのか・・・」
現実に驚くヴィータを尻目に、なのはは人差し指を頬に当てながら話を続けてく。
「えぇーと・・・次に400ページまで埋めて管制人格とコンタクトをとる。だっけな・・・」
「か、管制人格の存在さえ知っているんですか!」
「わたしの友達を舐めないでほしいの」
その友達とはユーノのことである。
ユーノの捜査能力は本当にとんでもないものなのだ。
「それじゃあ、続けるよ。管制人格さんとコンタクト・・・
そして666ページ溜めたら、封印開放。バグと夜天の魔導書、はやてちゃんを分離。
残ったバグである防衛プログラムをわたしたちで粉砕。できない場合は最悪
信用できる管理局員に協力してもらおう。アルカンシェルで止めを刺す」
「・・・バグである防衛プログラムを分離できなかった場合はどうするのだ・・・?」
ザフィーラの問いになのはは少しだけ躊躇し、はやての方を見る。
なのはの意図を理解したはやては静かに頷いた。
それを見たなのははザフィーラの質問に答える。
「・・・その場合は・・・はやてちゃんごと・・・闇の書を凍結封印する・・・」
「なっ・・・そんな・・・」
「しかたないもの・・・はやてちゃんを救えないって事は最低でもそう言うこと・・・
むしろ生きているだけましなのかもね・・・昔の主はアルカンシェルで消されてたから・・・
絶対にそんなことさせたくないけど・・・最悪の場合は・・・」
「お前には・・・その覚悟があるのか・・・」
「もちろん。だけど・・・そもそも分離を失敗する気はない。
ユーノくんが頑張って調べてくれてるんだ。絶対に分離はできる!!」
ユーノへの信頼、自分の作戦への絶対的自信・・・
そして、なによりもなのは自身の絶対にはやてを守り抜くという決意が
そんな強気な発言をすることをなのはが可能としている理由だった。
そして、それを聴いたシグナムは静かに目を閉じ、言った。
「・・・・・・主のためだ。協力しよう」
「良いのか、シグナム」
「あぁ、こいつが嘘をついているようにも見えん。
それにわれらでは主を助けることは無理だろうからな・・・
我らに気づかれずにあれだけの魔法の行使・・・力量は上だろう・・・」
「・・・あたしも癪だけどはやてのためだ」
「私もです!」
「・・・なら私も構わない」
ヴォルケンリッターはすべてを総合し、なのはの話に納得した。
それを聞いたなのははヴォルケンリッター全員のほうを向いてお辞儀をした。
「・・・良い返事を・・・ありがとうございます!」
「もっとも・・・一つ条件があるが・・・」
「条件・・・?」
なんだろう、となのはは思いながら聞いた。
その条件はなのは自身は了承できるものであった。
あとで管理局に了承を得られたら、ということでお互いに納得したのだった。
「ふぁ、ふぁあ~あ」
そのとき突然、はやてが大きなあくびを立てる。
それもそのはず。まだ彼女は寝ていないのだ。
わりと夜更かしには慣れてはいたが、それでも現在の時刻は二時だ。
さすがに9歳の体では耐え切れるものではなかった。
「ふふ、はやてちゃんまだちゃんと寝てなかったもんね」
「ははは、そうみたいや。それじゃ今日はまだ寝させてもらうわ
あっでもみんなの寝床どうしよう?お母さんの部屋に寝てもらおうか?」
「いえ、今日はせめて騎士らしく護衛のようなものをさせてもらえれば・・・」
シグナムはそう言った。この先管理局と協力することになれば
このようなことができるのは今回くらいだからだろう。と考えたからだった。
「う、う~ん・・・まぁ今日だけならええかぁ。でもヴィータは一緒に寝ようなぁ」
「えっ!?」
「あっそれいいね。ねっヴィータちゃん一緒に寝ようよ!」
そう言ってなのははヴィータを所謂お姫様抱っこした。
「なっ!なにすんだテメェ!!」
「ヴィータちゃん軽いんだね」
「あっこら、ちょ下ろせ!!」
「ふふふ、暴れちゃ駄目だよ?ヴィータちゃん、ふふふ」
そういいながらものすごく悪い顔をしながら笑うなのは。
相変わらずえげつない顔だ。この歳でよく作れると思う。
それを見てヴィータが一言・・・
「悪魔め・・・」
「悪魔でいいよ・・・。悪魔らしいやり方で、一緒に寝てもらうから!」」
そう言うとなのははヴィータを連れてはやての部屋へと向かった。
ヴィータは多少はもがくが、なのはの予想以上のパワーに抜け出せなかった。
仕方なくなのはに自身を任せることにする。
そして裏のまるでない、彼女の優しい横顔を見て思った。
(こいつ・・・なんか二面性があるような・・・?一体なんなんだ?
さっきみたいな悪魔みたいなことすると思ったら、今みたいな・・・
・・・あぁ、もうわけわかんねえ・・・!!)
ヴィータもまたフェイト同様なのはの二面性に気づく、
そしてその感覚にどこか懐かしいものも感じていたのだった。
はやてはそれを見届けた後、シグナムに連れられて部屋に戻った。
「うふふふ、ヴィータちゃん」グミュ
「えっあっちょ、やめ・・・」
なのはの過剰なスキンシップにアセアセするヴィータ。
そんな微笑ましい光景を見ながらはやてはこう言った。
「ふふ、私、こんな大家族ができてうれしいわ。今日の誕生日会は盛大やなぁ・・・」
やはり家族ができると言うのは嬉しい。はやてはもう一度痛感していた。
そこへなのはがはやてに言ってあげたのだ。去年は言えなかったことを・・・
「はやてちゃん」
「ん、なぁに? なのはちゃん?」
「・・・誕生日・・・おめでとう・・・」
「・・・ありがとうなぁ・・・」
ようやく言えた、感謝の言葉。なのはとはやて、二人の絆・・・
二人の少女の願いは雲の騎士団とともに・・・そして・・・時は進むのだった・・・
次に出会うは・・・運命の少女・・・・・・今こそ揃う『星光』『運命』『夜天』
そしてそれは、輪廻の呪いを解く鍵となるのだろうか・・・
・・・見つけた・・・
次回は本編ではなくちょっとした番外編です。
なのはとフェイトのデバイス強化しないと。ギラティナはいないし。
ちなみに、はやての誕生日はパル転とあんまり変わらないので書く予定は今のところないですね。