最近一人暮らしを始めたため、その準備や慣れるまでいざこざがありました。
そのせいで今回・・・何やら深夜のテンションの作ったらしく、
設定の記憶があいまいになっています。
たぶん、GOD編が終わったら前半は大幅な修正が入るかもです。
それでは!BoA編エピローグ・・・どうぞ!!
「・・・・・・」
「はやて・・・」
高町家からなのはの手紙のことを伝えるためにアースラへと戻ってきたはやて達。
なのはの手紙の内容、そして状況から判断しなのはは自らの意思でいなくなったと判断。
アースラメンバーは本部を経由して捜索願を出すだけに留まっていた。
情報もなにもないので、どうしてもこれ以上の行動が起こせなかったのだ。
はやてもそれはわかってはいたのだが、やはり心のどこかで納得できないものがあった。
今は、アースラに用意された部屋で一人ベッドに腰掛けていた。
今のはやてはリインフォースたちすら部屋から出ていくように言うくらいの重症で、
その様子を見ていられなくなったフェイトが隣で話し相手になっていたのだった。
「・・・なぁ、フェイトちゃん・・・なんでなのはちゃん・・・いなくなったんやろ・・・」
「・・・シュテルが言ってた通りなら・・・やっぱり心を取り戻しに行ったんだろうね・・・」
フェイトはシュテルから言われた『始まりの園』
その単語についてはリンディたちに報告はしてあった。
とは言っても、シュテルが話したのはなのはの行先・・・
いや、なのはの向かおうとしている場所
そして、その目的がなのはの望むものを探す。ということだとしか報告していない。
なのはが心を探そうとしているというのは、元々はフェイトの推測であり、
はやてが高町家で見た手紙の内容を見て、初めて確固たる答えとなったのだ。
そんなことかフェイトら推測したなのはの望む大切なもの・・・
それをフェイトの口から改めて伝えられたはやてはポツリとつぶやいた。
「なんでなん・・・なんでなのはちゃん・・・」
「はやて・・・!」
はやてが未だ魔法を使わなければ満足に動かせない足を
両手でギュッと握りしめながら言葉を吐く。
「もう・・・いやや・・・こんなんいやぁ・・・
なんで・・・なのはちゃんがこんな目にあわなあかんの・・・」
「はやてッ!!そんなこと・・・!」
フェイトははやてを言葉で止めようとするが、もう遅かった。
はやては感情のままに言葉を口から漏らしていった。
「なんで私は・・・もう嫌なんよ・・・こんなん・・・こんな悲しいなら、最初から!!」
「ッ!!!!」
刹那、部屋の中で鳴り響いた乾いた音。それはフェイトがはやての頬を叩いた音だった。
その音の後に、はやては自分の頬を抑え唖然として、フェイトは瞳を伏せる。
突然自らの身に起こった出来事にはやては思考が追いついていかない。
フェイトは一つ呼吸を置いた後、はやてに語りだしていく。
「痛い?でもね、大切なものをとられちゃった人の心は
もっと・・・もっと・・・痛いんだよ・・・・・・!」
「フェ、フェイト・・・ちゃん・・・」
そして、フェイトは声を荒げながら・・・泣きそうな顔をしていた。
大粒の涙を両目同時に一粒こぼし、それが合図であったかのようにやがて泣きだす。
鼻をひくひくとさせながら彼女はしゃくり上げ始める。
鼻の頭が紅潮し始め、大きな両目も半開きにして涙をたっぷり宿して・・・
そして、その眼にあるまつげの間から次から次へと涙の粒をあふれ出させていった。
「私だって・・・私だって・・・辛いんだよ・・・
なのはは私の・・・生まれて初めての友達なんだ・・・
約束もした。本当のなのはを作っていこうって・・・
でもなのはは先に行っちゃった・・・正直怒りすら感じてる。
私たちはそんなに役に立たない存在なのかって・・・」
流れ出る涙を拭いながらフェイトはそう言った。
そして言葉を区切った後、顔に少し笑みを浮かべながら呟いていく。
今の偽りのない、自分の思いを
「だけど・・・思い出したんだ。ナハトヴァールに言われたこと
二人はなのはを見守ってやっていてくれって・・・
よくよく考えたらそうだよ。友人はそれぞれ幸せに生きて欲しい。
なのはの幸せは生きていろいろなことをしたいこと・・・皆を守ること・・・
前にそう言ってたんだ。なのはは魔法にトラウマがあるみたいだから」
「あ・・・」
その言葉にはやては思い出す。なのはの魔法へのトラウマ。
それは実際にはすべては防衛プログラムが仕組んだことだったが、
なのははあれがあったから魔法を人助けのために使いたがっていたのだった。
「全部、防衛プログラムが仕組んでいたことでも、あれがなのはの願い。
そしてそれを叶えるにはなのはには彼女が必要なんだよ。
だから私は待つんだ。なのはが帰ってくる日をいつまでも!」
「・・・!・・・フェイトちゃん・・・ホンマに・・・強い子やなぁ・・・」
自分にはこんなこと絶対言えない。はやてはそんなことを思いながら、笑う。
まったく自分はどうしてここまで弱い存在なのだろうか・・・と・・・
自分の親友は自分のせいで友達が悲しんでいるなんてことは絶対に認めたくない。
嘘でも、本当でも・・・笑っていてほしい。それがなのはの思いだったはずだ。
皆の幸せのために、約束を守るために無茶をした少女。
その本当の気持ちははやてやフェイトにもわからない。
だが、それでもフェイトには言えることがあった。
「なのはのお蔭だよ・・・きっと
『言えばきっと変わる! でも言わないと、何も変わらないっ』
だから私は思いを言うよ。なのはのこと・・・待ってあげよう?はやて
今度こそ、皆で笑うんだ・・・」
「・・・うん・・・」
心からは納得はしてはいない。だけど、待っていてあげようと思った。
なのはが望んだのははやての幸せ、そしてはやての望んだ幸せは家族との平和な日々。
だから、なのはが帰ってくるまでは・・・楽しく・・・暮らそうと考えたのだ。
紫天の書のことなど、気になることもあるけれど・・・
それははやて一人でどうこうできる問題ではない。
だから、まずは・・・幸せな生活を、送っているということを示したくなっていた・・・。
魔法という・・・ちょっぴり夢のような力を使いながら・・・
なのはがはやてに望んでいた
「だから、今度の練習試合・・・負けないよ」
「・・・・・・こっちこそ・・・」
◆◆◆◆
あれからから数日が経ち、私はまだまだ本調子ではないものの平和な日々を送っていた。
そこに、高町なのはやテスタロッサ、
執務官や騎士達の働きがあった事は今更私が語る事でもない。
その後も事後処理への協力に終われる日々が続いていたが、
そんな中、私はひとつの朗報を聞き・・・事後処理の終了と同時に・・・
・・・若干、困った事態にもなってしまった。
その困った事態とは主はやてが原因不明の症状で寝込んでしまれた事。
高町がいなくなったと聞いた後、主はやては心ここに有らずといった様子であったが、
テスタロッサから何か聞いたのか普段の明るい主に戻り始めたと思っていたころだった。
どうやら無理な魔力消費が原因なので、
静かに寝ていればなんの問題もなく治るのだが・・・
「うー。あかんお料理できんとストレスやー」
「まあ、その・・・たまにはゆっくりされるのも、良いものです」
現在、動けない主は私の膝の上で体を横にされていた。
ベッドで寝ているのが御嫌だったらしく、風の癒し手の指示のもと
結局このような形になってしまっていた。・・・悪くはないとは思う。
「あー・・・そういえばリインフォース、マリーさんやエイミィさんたちに、
何か『いい話』って聞いてたみたいやけど」
主はやてがそう聞いてこられたので、私はお答えした。
「はい・・・・・・ごく限定的ですが・・・・・・融合能力が、戻るかもしれないと」
「ほんまか?」
私の答えを聞いて、主はやてはとても喜んでくださっているようだ。
「完全にとはいきませんが・・・それでもこの先、私と融合を行える事もあるかと」
「あー、それは嬉しいなー」
勿論・・・・・・私自身が仮に本調子に戻ったとしても、融合能力は限定的・・・
おそらく、かねてからの予定通りに・・・
私は主はやてとともに空を翔ることはできないだろう
だから・・・受け継ぐものは必要だ
「ですが・・・やはりその役目は、いつか、あなたとともに空を駆ける
『二代目』に・・・・・・受け取ってほしいと思います」
「もー、リインフォースは気が早いな・・・・・・それはまだ、もーちょい先の話や」
「はい・・・」
聡いこの方は・・・・・・全てを知って、笑っていて下さる。
例え、管制人格としての、融合騎としての役割を失ったとしても・・・
それでも私はこの方と・・・生きていこうと、そう思う。
◆◆◆◆
―――そして、闇の書の闇の残滓に関する事件・・・・・・
『の』が多くてめんどくさいので、まとめて『闇の欠片事件』と名づけられた
この事件は、無事終わりました・・・まぁ、まだ紫天の書の問題は残っとるんやけどな
事後処理も含めてみんなで手伝って、いろいろ勉強にもなりました。
管理局就職への道!(地上本部は無理ゆわれた。なんでやねん!!)
そして時を超えて3月になって、私は来月から
なのはちゃんやフェイトちゃんが通っている学校へと通うことになります。
制服も届いて、春から通学が楽しみな毎日です。
なのはちゃんは未だに帰ってけぇへんけど・・・
フェイトちゃんに言った通り、いつまでも待とうと思います。
え?フェイトちゃんとの練習試合はどうなったか?
・・・・・・
「あそこでソニックフォームになって連撃&突撃なんてありえへん!
しかも、容赦なく特に苦もせず普通にフルドライブ使ってくるし、
カートリッジ?何それおいしいの?とでも言いたげにバンバン使ってくるし、
さらに止めの如く、プラズマザンバーブレイカーからの
シューティング・スターダストブレイカーとか・・・・・・無茶苦茶や!!」
フェイトちゃんとは二度と戦いたくないと思いました。
てか、あれで3割の力とかぜえったいに勝てるわけがないやん!!
なのはちゃん、あんなのに一体どうやって勝ったんや!!!!
◆◆◆◆
とある世界・・・太陽が大地を照らすなか、
光の入らぬ、薄暗い森の中で・・・
鬱蒼と生い茂る木々の合間を、一人の少女が駆け抜ける。
その小さな手に、これまた小さな小太刀を持って・・・
そんな少女の左の頬にはななめに傷跡があった。
その傷がまた、人々が彼女の存在を恐れている理由でもあった。
彼女は走ることを止めない・・・
それはあるものを、ある場所を探していたからだ。
それが幻想だったとしても・・・探していた明日を見つけ出すために‥・
彼女は前へ突き進む・・・たとえそれが、終わりの見えぬ戦いの時だとしても・・・
大切な約束を、守り抜くために・・・
リリカルなのはサーガ THE BATTLE OF ACES編「探していた明日へ」Fin